【4週間で完結】「英語でビジネス」に必要な最短の勉強方法

この記事を読むと分かること
  • 4週間完結のビジネス英語勉強法
  • メール・電話・資料・打合せ・プレゼンでのケーススタディ
  • ストレスなく最短経路で勉強するには?

たった4週間で「一目置かれるビジネス英語」を習得し、もう1週間で「英語での思考」の能力を鍛える勉強法

  • 受験英語は得意だったのにいざ英語環境になるとパフォーマンスが落ちる
  • ネイティブを前にすると途端に自信がなくなりいい所が見せられない

そんな悩みを抱えるビジネスパーソンは少なくないと思います。

  • まずは即効性のある勉強法で成果を出したい!
  • 将来的には海外駐在やインターナショナルチームをマネジメントを経験したい!

そんな夢を実現するために、今回はメール・電話・資料作成・打合せ・プレゼンとビジネス英語の5大シーンをケーススタディに、それぞれを効果的に伸ばす勉強方法をご紹介します。

忙しいビジネスマンの勉強は何よりも効率、そして実践に移す即効性が大事。

1日の勉強時間は人間の集中力が最も持つ40分間とし、4週間完結型の勉強法を解説します。

さらに、最後にプラス1週間で応用編として、英語で思考するトレーニング法もご紹介します。
平日には休みもはさみ、無理なく効率的な定着をはかりましょう。

メール
メール休み電話
英語CV休み打合せ
打合せ休みレセプションプレゼン
プレゼン休みプレゼン
思考

ステップ1:【5日間】英語でビジネスメールを書く

5日間英語でビジネスメールを書く

まず最初に、最も仕事で使う機会が多くかつ初歩的なビジネスメールを習得しましょう。

なぜメールから取り組むべきかというと、アポ取りや資料のやり取りなど基本的なことを卒なくこなせることがより高度な仕事のチャンスに繋がるからです。

またメールは自分のペースで読み書きできるので、最も精神的なプレッシャーが少ない入門的な英語実践の場です。

まずは【5日間】200分でビジネスメールを着実に習得しましょう。

2日間で解説本を読み、3日間で実践練習をする

最初は通勤などの隙間時間で構わないので、英語メールの解説本をざっくりと読むのに2日間(80分間)掛けましょう。

そして後半3日間は実践練習です。

客先と関わる機会が多いコンサルと、流通業者や生産拠点とのやり取りが多いメーカーでは、同じ英語メールでも相手との距離感や起きうるコミュニケーションが異なります。

実際の業務で起きているシチュエーションで演習し、最も自分の状況に応じ実戦に近い形式で行うことが大事です。

【2日間】おすすめ本を流し読みする

今回は少し高度な英語メールの教本として、『相手を「必ず動かす」英文メールの書き方』をご紹介します。

カナダ人の著者が相手との力関係や緊急度などのケースに応じて「トラブル対処のための書き方の戦略」を144紹介した、いわばビジネスパーソンの「英文メールデータベース」になる一冊です。

さらに状況ごとに「ソフトな書き方」と「キツイ書き方」の双方を掲載し、巻末には「依頼表現100」や「交渉に役立つ文例120」が含まれる充実ぶり。

ひとつひとつの表現を暗記しようとせず、まずは2日間で144の戦略をざっくりと把握しましょう。

最初の80分間は「この表現は明日使える!」「この間違いはやりがちだな」という文例に付箋を貼り、データベースのどこに自分にとって有用な情報があるのか整理していきます。

ただし、この本はある程度外国人とのやり取りを経験してきたTOEIC800点以上の方をターゲットにしているため、もう少し基礎的な内容から進めたいという方には『英文ビジネスEメール 実例・表現1200』がおすすめです。

この場合もまずは2日間で位置確認のためのざっくり読みをし、3日間の実践練習へ進みましょう。

【3日間】実際にデータベースを使いながらメールを打つ

続いての3日間はご紹介した本を利用して英作文を書くことに集中します。

もし実際に英語メールを打つ機会がある人はぜひその時間を40分間にカウントしてOKです。

ちょうど実践の機会がない方もは今まさに関わっているプロジェクトの状況から想像を膨らませ、実践に近い形で作成することが重要です。

重要なメールを打とうと思うと40分間で1通を作成するのが限界だと思いますが、たとえば
(1)アポ依頼 (2)依頼事項の督促 (3)プロジェクトの進捗確認
をマスターするだけでも十分に力がついたことを実感できます。

ステップ2:【2日間】英語で電話に出る(オンライン英会話活用)

英語で電話に出る

次にメールよりも少し応用度の高い電話の出方を習得しましょう。

顔が見えない状況で相手のアクセントを聞き取るのは難しいですが、ほんのいくつかの定型文を覚えればハードルはぐんと下がります。

状況が複雑化してきたら

”The situation sounds a bit complicated. I’d like to share it with my colleagues and writing message is much provable.
May I trouble you to mail it briefly? ”
(申し訳ないですが社内検討のため形に残したく、簡単にメールでいただけますか?)

なんて逃げ切るのもビジネススキルのひとつ。

メールよりもさらに短い2日間でバリバリ電話を取って、フロア中に英会話OKの印象を与えましょう。

2日間でフレーズを口元で暗記する

会話は瞬発力が命です。

英語メールの項ではまず解説本の読解2日間を費やしましたが、会話の場合は便利表現を口元に定着させることに注力します。
ぶつぶつと実際に発音するのはもちろん、受話器を持つアクションもつけてイメトレすればさらに効果的。

目的は反射的に英語が出てくるようになることで、ジムで走っている時間や歯磨きの間、髪を乾かしている時などの「ながら勉強」でもOKです。

スカイプ英会話で徹底演習

実は電話対応に必要な英単語はごくごく限られるため、本を買うまでもありません。
【保存版】英語での電話対応にもう悩まないためのフレーズ集
勉強法もシンプルで、フレーズ一覧に出てくる表現を繰り返しイメトレするだけです。

それでも多くの人が電話対応が苦手と感じるのは、学校教育でその場面が扱われず、そしてTOEICのリスニング問題のようにクリアな音で聞こえてこないから。

そこで、実際にネイティブスピーカーと会話を試してみたいという方におすすめなのはスカイプ英会話です。
大手レアジョブなどでは、25分のレッスンを2回も無料体験できるのでぜひ試してみてください。

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ビジネス オンライン 英会話 比較

ワンポイントレッスン「聞き取れない時のかわし方」

私も以前は英語の電話が大の苦手で、理由は雑音やきついアクセント、あるいは突然話題を切り出されて相手が何を言っているのか分からない状況になるのがとても怖かったからです。

対面ならば表情や間合いで察してもらえることも、電話では何を言えばいいか考えている間に無音が続くと相手方を不安にさせてしまい、その空気でまた言葉に詰まってしまう悪循環。

そんな時はまず

”Sorry, sir/madam?”  “Excuse me?”

と聞き返し、それでも分からなければ

“The line seems a bit noisy, could you please repeat it again?”
(回線が悪く繰り返して頂けますか?)

と言えば華麗なビジネスレベルです。
その上で、内容が自分では受けられないと判断したら

“I think the matter is managed by other department, so may I get your number and shall we call you back later?”
(担当者を確認して折り返すので番号をお教え頂けますか?)

と伝えてスマートに会話を終えましょう。

ステップ3:【5日間】英語で資料作成をする

英語で資料作成する

事務的なメールや電話で自信をつけたら、内容面に切り込むべく英語の資料作成をしましょう。

打合せやプレゼンといったインタラクティブ(双方向)のコミュニケーションに入る前に、精神的なプレッシャーが少ない資料作成で力を磨き、その工程で専門的な単語を覚えてしまうと効率的です。

今回はスキルの第一歩として「自分の英文履歴書(CV)を作る」ことを事例に、5日間を前半の3日間(120分)、そして後半2日間(80分)に分けて勉強しましょう。

3日間かけて「日本語版」をつくる

まずは“CV+Format+Free”とGoogle検索し、自分の好きなCV様式を日本語で穴埋めしていきましょう。

回り道に聞えるかもしれませんが、いきなり限られた語彙で英作文を進めると表現の幅は限られるので、得意な日本語で何を言いたいのかを整理することが、結果的に時間短縮や質の向上に繋がります。

ただし、英語と日本語では資料の見せ方や表記マナーが異なるので、「書式は英語」「中身は日本語」が鉄則
ぱっと見渡すだけでも”For freshers(新卒向け)” “For engineer(エンジニア向け)”など種別があるので、ご自身の職業を検索ワードに追加するのもおすすめです。

また後に英語にしやすいように、主語・述語・目的語を省略せず明瞭な構文にすることを意識してください。
日本語で省略されがちな主語や述語を明記していくのも英語脳の訓練です。

最後に、個人のCVであればGoogle Translateに掛けて問題ない内容だと思うので、翻訳にかけその内容を一文ずつ書式内の同じ文章の直前にコピペしてください。

同じ内容が2度、英語→日本語の順で記載されていれば準備完了です。

2日間で「英語資料」に仕上げる

じっくりと3日間掛けてコンテンツを推敲したら、あとは英語として内容をブラッシュアップするだけです。

英語→日本語と2回繰り返している同じ文章をまずは英語で読み、その内容がよく分からなかったら下の日本語を読むという作業を繰り返し、不自然な単語や内容が入ってこない文章があったら日本語に立ち返って英語の文章を見直します。

文章の切れの悪さは元の文章に起因することも多いので、日本語の文章を推敲し再度自動翻訳サービスに掛けるとよくなることも多々あります。

おすすめ英文法チェッカー「Grammarly」

また英語資料を作成する際には、ぜひ最初に英文法チェッカー『Grammarly』をプラグインしてみてください。

昨今は無料ソフトウェアでも、たとえば前置詞の“To”“Of”の使い方や単数/複数の見分けに冠詞など、本当に細かいところまで正確に指摘してくれるとネイティブにも定評があり、使わない手はありません。

固有名詞は画像検索でウラを取る

英作文で最も困るのは、固有名詞や専門用語など普段使わない言葉が「本当にあっているの?」という正確性ではないでしょうか。

そんな時に役立つのはGoogle画像検索で、英単語を画像検索すればそれが本当にネイティブにとって視覚的にピンとくるものかを確認することができます。

逆に固有名詞が分からないものは、画像→名詞の検索もできるのでとっても便利です。

ステップ4:【5日間】英語で打ち合わせを仕切る

英語で打合せを仕切る

この先はMBAの授業などでも取り扱われる高度なコミュニケーションです。

これまでの2週間で確実に英語の論理構成や語彙、瞬発力は上がっていますから自信を持ってナマモノの英語を扱っていきましょう。

日本語でもむずかしい会議の仕切りを英語でするなんてと怖がらずに。
私はむしろ日本語で出来ることは英語でも出来る、失敗した時には英語で出来ないことは日本語でも出来なかったのだ、という気持ちで今も取り組んでいます。

2日間で専門用語をマスターする

リアルタイムに英語が飛び交う場で最も厄介なのは、重要ワードを聞き取れなかったり発音出来なかったりすることです。

何度も同じ言葉が繰り返されたり、前の人の発言を引用する形で会話が飛び交うので、一度わからない単語に出くわすと途端に思考回路が停止しかねません。

またその発音に突っ掛かると、ビジネスパーソンとしての信頼にも関わります。

逆に言えば打ち合わせはアジェンダからそこで使われるであろう単語を推測できるので、それを英語で調べて挑めばリスクと不安を随分軽減できます。

最初の80分で自分が関わる打ち合わせについて自分専用の単語リストを作り、頭と口元に叩き込みましょう。

3日間で徹底的にイメトレをする

次の120分間で打ち合わせ中の自分の台詞を頭の中で台本にしていきます。

たとえばアイスブレーキングはどうするか、仕事の会話の切り出し方、相手企業と擦り合せるべき点、どんな質問が出てくるか、それに対する答え…。

実際の問答パターンは数え上げると切りがないので、専門用語のようにひとつずつ書き出す必要はありません。

電話の演習で受話器を取る動作をおすすめしたように、こう来たらこう返すというイメトレを、とことん英語ですることで当日の成功確率を高めるのです。

ワンポイントレッスン「他の人の意見を引き出す」

「ビジネスの世界において、インド人を黙らせることと、日本人を喋らせるのは同じくらい難しい」
という英語ジョークがあります。

これは英語力の問題ではなく、脳ある鷹は爪隠すといった文化的な静穏さに起因するので、自分が進行役を任されたら日本人出席者の意見を仰ぐようなフレーズがあると重宝します。

たとえば適切なタイミングで

“Could I have your reaction to…?”
(…についての反応はありますか?)
“Can I interrupt you to check if others would like to add any opinions or comments? Since we haven’t heard from XX and YY.”
(すみませんが他の出席者の意見をここで確認してもいいですか?たとえばXXさんやYYさんはどうでしょう?)

といえれば華麗なファシリテーターです。

便宜的に“How about you?”と言ってしまいがちな場面で様々な言い換えが出来ると、ぐっと腕前が上がります。

ステップ4.5:【1日間】英語でレセプションに出る

英語でレセプションに出る

口元が英語に慣れてきたタイミングで、少しだけ外国人とのパーティでのノウハウをご紹介します。

何を隠そう、私が海外駐在でもっとも打ちひしがれたのがソーシャルの場での英語力でした。

顔を出したものの仕事と違って何を話したらいいのか分からず会場で一人ぼっちになったり、周囲が気を遣って話しかけてくれることにさらに気持ちが塞いだり…。

気分転換がてら、ほんの1日間だけ仕事以外のスキルを伸ばしましょう。

着席形式のレセプション

日本人がパーティを苦手な理由はシャイな性格に加え、孤立した文化にもあると考えます。

たとえば英語圏では同じニュースやエンタテイメントが流行り、陸続きに中南米やヨーロッパの国々へも拡大します。
他方で日本語バリアの中にいる私たちは、どれくらい外国の情報に触れてきたでしょう。

着席形式の食事会では両隣の特定の2人を中心に話が運ぶため、相手の国や会社の情報を事前に調べ自分なりの感想を英語で言えるように準備すると効果的です。

“By the way, I read an article about…is it really common in your country?”
(そういえば…に関する記事を読んだのですが、あなたの国では本当に一般的なんですか?)
“I was so surprised on it because usually in Japan…”
(日本では普通こうなので…と違いについて述べる)

といったように、相手の言葉を引き出しながら話を積み上げましょう。

立席形式のレセプション

さらに難易度が高いのが、自在に輪に解けこまなければならないスタンディングパーティです。

これも基本的には参加者をイメージして事前に関連情報を調べておくと気持ちが楽ですが、さらに次々と人が現れるので名前を聞くときは

“How do you spell it?”
(どういうつづりですか?)

“How would do you know and come here?”
(今日はどういったお知り合いでいらっしゃったのですか?)

と切り出すとスムーズに会話に移れます。

またその輪を離れる時は“Excuse me.”と話題を中断しないように失礼するのも大人の対応です。

ステップ5:【7日間】英語でプレゼンする

7日間英語でプレゼンする

ビジネス英語の集大成として、最後にプレゼンの練習に1週間をささげましょう。

これまで鍛えてきた専門語彙、瞬発力、そしてイメトレ力…その全てを動員する総合格闘技ですが、最後に「アティチュード(振る舞い)」という要素も重要になります。

言語にはそれぞれ性格があり、英語は日本語に比べより堂々と自信を持って話すことがよいとされ、またアイコンタクトやボディランゲージも伴うのが一般的です。

英検等の英語試験においても面接試験の採点要素となっているほど、言語学習においては内容と表情の一致が重要なので、7日間を通して「自信を持つこと」を意識してください。

2日間で専門用語をマスターする

まず「英語で打ち合わせを仕切る」の項と同じ要領で、当日重要となる単語をきちんとリスト化して自分のものにしましょう。

特にプレゼンでは打ち合わせと異なり多くの聴衆がいることが想定されるので、少し大きめの音量やゆっくりめのスピードで発音すると記憶に定着しやすいです。

3日間で想定問答を英語でつくる

次の120分間も「英語で打ち合わせを仕切る」の項と同様に、自分のプレゼンを頭の中で台本にしていきます。

たとえば登壇時の自己紹介はフレンドリーにするかビジネスライクにするか、どのスライドに注力して話すか、質疑応答はどれくらいとるか等…。

聴衆は基本的には自分に友好的なので、打ち合わせのように利害関係者の意見を収束させる必要はなく、この作業の目的はプレゼン全体を通して自分が自信に満ちた「アティチュード」で振る舞えるようになることです。

ポイントは以下の2点です。

  • ページの切り替わりで頭が真っ白になるのを防ぐためスライド端などにそのページで話し初めの一文を書いておく
  • 過度な緊張を防ぐために机に鏡を置いて自分の姿を見ながら実践練習をする

恥ずかしいかもしれませんが「アティチュード」は1日にしてならずなので、せめて1日40分を鏡の前で自信満々に過ごすことで英語人格を形成していきましょう。

2日間でジョブス流に振舞う

最後の最後の2日間は、まず勉強机を離れることから始めましょう。

そして洗面台や姿見の前など、上半身全体が映る鏡の前で英語のプレゼン内容を声に出して演習します。

ご家族に怪しまれるほど大きな声を出す必要はなく、下記の事を確認するのが目的です。

  • 鏡の中の自分と目をあわせながら話す【アイコンタクト】
  • 猫背にならないようにする【自信に満ちた立ち姿】
  • 適度な抑揚で話す【よどみない話し方】

これまでの英語学習の集大成として最後の2日間は羞恥心をかなぐり捨て、自分の中の英語人格を完成させてください。

どうしても行き詰った時には気分転換とモチベーションアップのため、英語の有名スピーチ動画を見るのも効果的です。

男性ならスティーブ・ジョブス、女性ならJ・K・ローリングの名門大学の卒業式でのスピーチが著名で、またそれぞれアメリカとイギリスの発音なので違いを聞き分けるのも勉強になります。

ワンポイントレッスン「言葉に詰まった時の切り返し」

プレゼン中に言葉に詰まってしまった時こそ冷静に対応することで、むしろ「アティチュード」を演出することができます。

たとえばページを見失ってしまった時は

”Excuse me, let me find out the page again…”
(失礼します、元のページに戻ります)

と間をつないだり
質疑応答で想定していなかったポイントがあげられた時も

”Well, that is a good question. This is my first time to be pointed out it.”
(いい質問ですね、その指摘は初めてです)

と言いながら自分が考える時間をつくりましょう。

誰だって初めてのことに臨機応変には振る舞えないので、ひとつずつ「使える表現」を実践に移すことで可動域を広げていきましょう。

ステップ6:【7日間】英語で思考する

7日間英語で試行する

最後に超応用編として、長期的に英語で思考できるようになるトレーニング方法をご紹介します。

普段私たちは英語で読み聞きしたものを頭の中で日本語に変え、逆に英語で話したり書いたりするときは日本語で思いついたことを英訳しています。

これを英語完結脳でストレートに出来るようになると、時間とエネルギーの節約になるだけではなくよりネイティブに近い自然なコミュニケーションが可能になります。

たとえば少し英語環境にいたことがある方なら、ふとした瞬間に英語が口をついて出てきた経験があるはずです。結構感動するもので、これが英語完結脳です。

まずは生活の1サイクルとして1週間継続することをおすすめしますが、少し余裕のある週や出張直前などにもぜひ試してみてください。すぐに効果を実感できるはずです。

隙間時間に考えることを全部英語で行う

私は海外ドラマを日本語音声+英語字幕で見て、字幕を口元でリピートするようにしています。

耳で日本語を聞き同じ内容を目と口で追うので、効率的に英語をインプット及びアウトプットでき、その後スムーズに英語が口を突いて出るようになります。

最初から英語音声+英語字幕だと内容がちんぷんかんぷんでストレスを感じるので、自信がつくまでは日本語音声がおすすめです。

また通勤中や運動中の考えごとや、身の回りの会話を全て英語にしてみるのも一手。

集中力が要りますが「これって何ていうんだろう?」と足りない語彙力がついたり「英語なら結論を先に持ってきたほうがいいな」など英語でモノを考える絶好の訓練です。

たとえば評判のレストランや身近で起きた事件など友人と他愛なく話すようなテーマでも、英語だと意外とむずかしいことが分かります。

壁打ち相手が欲しい方には、講師陣が日本語を解さないスカイプ英会話がおすすめです。
文法用語の語彙力を鍛えられたり、質問も英語でしなければならないので「英語を話さざるを得ない環境」に身を置けます。

最短経路の学習法でストレスなく英語を習得!

最短経路の学習法でストレスなく英語を習得!

私の英語学習のモットーは、ノーストレスかつ最短経路で行うことです。

今回は多忙なビジネスマンが5週間で行える短期集中型の勉強メニューを組みました。

最後の「英語で思考する」はすべての工程が終わった後も継続的に行うことで、長期的に英語力が伸びることを実感できると思います。

国際ビジネスへの苦手意識をなくし効率的に英語力をアップしましょう!

こちらの記事では、英語学習コンサルや実践的なおすすめ英語本についてもご紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。