【未経験でも使える】広告代理店への転職ノウハウと年収

この記事を読むと分かること

・広告代理店の職種

・広告代理店企業の特色と年収

・広告代理店への転職法とコツ

どの業界でも仕事をしていく上でさまざまな悩みや課題に直面します。もし現在の職場で以下のような悩みに直面しているのであれば、すぐに転職を検討すべきです。

  • 給料・休みが少ない
  • 職場の人間関係に悩んでいる
  • 他の仕事でキャリアアップしたい

また、転職を検討している人のなかには広告代理店を希望している人も少なくありません。とは言っても、未経験で広告代理店への転職はできるのかと考えているのではないでしょうか。

そこで本記事では、未経験でも使える広告代理店の転職ノウハウと年収を解説していきます。これまでの経験を活かしてもっと良い環境・良い条件で働くためにも、ぜひ参考にしてみてください。

広告代理店の職種

広告代理店

あなたは広告代理店に転職してどのような仕事をしてみたいと考えていますか。ひと口に広告代理店と言っても、大手の総合代理店から専門の分野に特化したところまでさまざまです。

どの企業も大きく3つの部門に分かれています。それぞれ職種について確認していきましょう。

営業

広告代理店の花形といえば営業職です。主にクライアントとの窓口となり、打ち合わせからヒアリングやスケジュール管理、全体の進行をしていきます。

過去に何かしらの営業実績を持っていることはもちろんのこと、業界未経験でもコミュニケーション力や体力、アイディア力といった広告の営業に必要不可欠な要素を持ち合わせていれば採用につながるかもしれません。

マーケティング

市場分析やリサーチから、どのような広告が売上アップにつながるのかを戦略を立てていくのがマーケティングの仕事です。

近年、国内企業でもマーケティングの重要性が認知され始めていることからも、非常に重要なポジションとなってきています。業界は未経験でも、これまでにマーケティングの経験があれば積極的に採用する企業も少なくありません。

クリエイティブ(コピーライター・デザイナー)

広告代理店の仕事といえば、クリエイティブとイメージしている人も少なくないでしょう。ゼロからモノを生み出していく仕事は魅力的ですが、基本的には過去の実務経験が必須です。

未経験からいきなり採用されることはあり得ないと考えてください。
未経験からクリエイティブ職に就きたい場合は、専門学校などに通ってアシスタントとして応募してみることをおすすめします。

転職を成功に導くために必要なポイント

転職

広告代理店に転職して何を成し遂げたいのかイメージがついてきたのではないでしょうか。しかし、転職活動をしても失敗に終わってしまう人も少なくありません。

では、満足した結果を得るためにはどうすれば良いのでしょうか。転職を成功に導くために必要なポイントをご紹介します。

キャリアの棚卸をする

「キャリアの棚卸」とは、これまでの経験からどのようなスキルを身に付けてきたのかを明確にすることです。そのためにも自分自身を客観的に見ることが大切です。

普段から自分の人生を振り返ることはありませんが、転職を機に見つめ直してみましょう。具体的には、自分の「経験・スキル」を仕事内容とともに書き出してみてください。

志望動機を明確にする

なぜ、広告代理店に転職したいのかを明確にしてください。そのためにも自分の将来像を描き、それにマッチする企業を探すことが大切です。
これらのことを面接で話すことによって、あなたを採用するメリットを企業に理解してもらうことができるでしょう。

具体的なスキルや経験に基づいた志望動機が、企業が求めている人材にマッチさせる近道となります。

未経験でも広告代理店へ転職する方法

転職とは、これまでの職場よりも「良い環境・良い条件」を求めることです。しかし、本当に未経験で広告代理店へ転職できるのかと不安を抱いている人もいるのではないでしょうか。

自分に合った転職方法を探すためにも、未経験でも広告代理店へ転職する方法をご紹介します。

転職エージェントを活用する

近年、転職市場が拡大するとともに台頭してきたのが転職エージェントです。登録者の経歴やスキル、求める条件をもとに求人情報を紹介してくれるサービスで、企業と転職者をエージェントが仲介してくれます。

転職が初めてで不安を抱いている人も少なくありませんが、最初から最後までサポートしてくれることからも、安心して活用することができるでしょう。

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スカウトサービスを利用する

ここ数年で有名になったのが、スカウトサービスです。サービスに登録した転職者に対して、企業側がスカウトを送ってマッチングします。代表的なものとして、ビズリーチDODAなどが人気です。

転職エージェントのように仲介してくれる人はいませんが、他の方法よりも良い条件で転職しやすくなるのが特徴です。確実な転職をしたいという人におすすめと言えるでしょう。

広告代理店の年収

広告代理店への転職を希望する理由には、給料が良さそうと考えている人もいるのではないでしょうか。とは言っても、あくまでもイメージに過ぎません。

実際の広告代理店では平均年収がどうなっているのか、大手総合代理店を参考にしながら広告代理店の年収についてご紹介します。

電通

広告代理店と聞くとほとんどの人が「電通」と思い浮かべるのではないでしょうか。業界1位の売上高を誇る電通は、TVで放映されている人気CMのほとんどを手掛けています。

2017年12月の有価証券報告書によると、電通の平均年収は1272.5万円です。また、数年前の事故を境にして労働環境が改善しつつあることからも、大きなやりがいを感じられるかもしれません。

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博報堂

電通に次いで業界に2位の売上高を誇る博報堂は、博報堂DYホールディングスの子会社です。OBにはアートディレクターの佐藤可士和さんや作家の中谷彰宏など、業界内外で活躍する人材を送り出しています。

2018年3月の有価証券報告書によると、博報堂の平均年収は1088.5万円となっています。

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ADK

年間売上高で国内3位を誇るアサツーディ・ケイ(ADK)は、世界3大広告代理店グループのひとつです。中国企業とも業務提携を結んでおり、アメリカやイギリス、フランスといった海外の市場でも広く業務展開を行っているのが特徴です。

2017年9月の有価証券報告書によると、ADKの平均年収は766万円となっています。

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リクルート

人材や住宅などの生活に欠かせないサービスを数多く展開しているのがリクルートです。飲食店情報のホットペッパー、住宅情報のスーモ、結婚情報のゼクシィなど、今では知らない人はいない企業に成長したのではないでしょうか。2017年3月の有価証券報告書によると、リクルートの平均年収は872万円となっています。

 

サイバーエージェント

近年、さまざまなIT企業が世間をにぎわせていますが、そのなかでも代表格と言われるのがサイバーエージェントです。
国内最大規模のブログサービス「アメブロ」をはじめ、「Abema TV」といったメディア広告、スマホアプリなど数多くのサービスを展開しています。

2017年3月の有価証券報告書によると、サイバーエージェントの平均年収は780万円となっています。

最後に

広告代理店と言っても、数人規模からグローバル展開している大手までさまざまです。
また、将来的に注目されるようなベンチャー企業もあるでしょう。

まずは自分が何をしたいのかを考えてみてください。しっかりと自分の経験やスキルを活かして、広告代理店への転職を成功させましょう。

上記にもご紹介しましたように転職エージェントに相談してみるのも有効です。

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