- ゲームやWeb業界でクリエイティブ職になりたい
- クリエイティブ職に憧れはあるけど実際どんな仕事か知りたい
- クリエイティブ職に強い転職エージェントを知りたい
このようなクリエイティブ職への転職をお考えの方向けに、クリエイティブ職の主な職種の詳細や、それらの転職に特化したおすすめの転職エージェント、未経験からの転職方法などを解説していきます。
クリエイティブ職とは、紙媒体からテレビ、Webサイトやゲームなどといったあらゆる媒体や制作物に関わる仕事で、職種はデザイナーや編集者、クリエイターなど多岐に渡ります。
自身の創造性を活かすことができる、実際に自身が製作したものが目に見える形となって世間に届くなど、人気があり憧れを持つ方も多い職業です。
しかし、クリエイティブ職は専門的な職業であり未経験だと転職をするのにどうすればいいのか分かりにくい職種でもあります。
そこで、今回はそんなクリエティブ職の転職をプロの視点からサポートしてくれるエージェントサービスをご紹介します。
特にゲームやWeb業界に強いエージェントをメインにピックアップしていきます。
今回の記事をご一読頂ければ、どの転職エージェントを使えばいいか、その特徴や活用方法などが網羅的に分かる記事となっておりますので、ぜひご活用ください。
クリエイティブ職に強い転職エージェント5選比較表
エージェント | 特 徴 |
---|---|
シリコンスタジオ エージェント | ゲーム・映像業界に特化。ゲーム・映像制作業界での長年の実績と信頼のあるエージェント |
レバテックキャリア | IT・Web業界に特化。IT業界への深い理解と優良な非公開求人が多数持つエージェント |
マイナビエージェント | 業界大手の総合系転職サービス。特に20代の転職に強みのあるエージェント |
Geekly | IT・Web・ゲーム業界に特化。スタートアップなどにも強く非公開求人10,000件以上のエージェント |
G-JOBエージェント | ゲーム業界に特化。ゲーム業界求人トップクラスの保有数とゲーム業界出身者のエージェントが多数在籍 |
シリコンスタジオエージェント
シリコンスタジオエージェントは、ゲーム・映像業界に特化したエージェントサービスです。
設立は1999年とこの業界では歴史が長く、元々は3Dグラフィックスやネットワークなど先端技術を提供する会社でした。
シリコンスタジオエージェントの強みは、長年ゲーム・映像制作業界で培った実績と信頼性の高さです。
シリコンスタジオエージェントでは技術の提供や人材供給などをワンストップに行える会社として、多角的に業界内で実績を積んでいます。
そのため、業界内にも豊富な人脈を有しており、大手から新しい企業まで、多くの取引先とパイプがあります。
また、豊富な人脈や業界知識を活かした情報の精度は高く、面談などの質が高いのも特徴の一つです。
ゲーム・映像業界で、しっかりと現場の状況を理解しながら転職を進めたい方にはおすすめのサービスです。
今回の記事では、数ある転職エージェントの中でもゲーム開発や映像制作の分野に特化したシリコンスタジオエージェントについて、ユーザーの口コミや評判を詳しく解説していきます。ゲーム開発や映像制作といった分野はクリエイティブ性が求められ、多[…]
レバテックキャリア
レバテックキャリアは、IT・Webに特化したエージェントサービスです。
IT分野で業界トップクラスのレバレジーズの子会社であるレバテック株式会社が運営しており、特にエンジニアとクリエイターの転職に強いエージェントとして知られています。
レバテックキャリアの特徴は、IT業界への理解が深く、エンジニアやクリエイターに専門特化した転職支援サポートが可能な点と、優良な非公開求人を保有している点です。
クリエイターの転職では、これまでの経験やスキルをどのように伝えるかや、実際に提出するポートフォリオなどが選考合否に大きく関わりますが、レバテックキャリアではその点を細かくサポートしてくれます。
また求人数は常時5,000件以上あり、優良な非公開求人を幅広く保有しているのも多くのエンジニア、クリエイター達に選ばれている理由です。
IT・Web系を希望していて、専門特化したプロから支援を受けたい、豊富な求人から選びたい、という方には特におすすめのサービスです。
https://career.levtech.jp
マイナビエージェント
マイナビエージェントは、株式会社マイナビが運営する総合系のエージェントサービスです。
マイナビエージェントの特徴は、大手ならではの求人の幅と丁寧なサポートです。
日本の人材業界の中でも最大手の一つで、特に20代から支持されています。
マイナビエージェントは幅広い職種を取り扱っていますが、「マイナビクリエイター」というクリエイティブ系に特化したサービスも包括しています。
IT・Web業界に特化した「マイナビITエージェント」では常時1万件以上の案件数があり、「マイナビクリエイター」では、Web、ゲーム系で3000件以上案件を保有しています。
マイナビ独自の案件もあるため、通常の転職活動では見つけることができない案件なども保有していますし、他のエージェントサービスが首都圏など都市部を中心としているのに対し、マイナビは地方でもご紹介ができる点が特徴です。
また、IT業界に専任したチーム制をとっており、業界に精通した担当者が個別に面談から面接対策まで対応しています。
「マイナビクリエイター」では簡単にポートフォリオを作成できる「MATCH BOX」というサービスを提供しており、クリエイティブ系の転職では必須となるポートフォリオの作成を無料で作成することができます。
そのことが特に転職1回目の20代から支持されている理由となっており、利用後の満足度が高いのも特徴です。
転職1回目でしっかりとしたサポートを受けたい、大手のサービスを使いたい方におすすめのサービスです。
記事監修者キャリアアドバイザー鈴木 友也 本記事では、転職エージェント大手のマイナビエージェントについて、実際に利用した人の評判や口コミを交え、詳しくご紹介します。転職エージェントとは[…]
https://mynavi-agent.jp
Geekly
Geekly(ギークリー)は、IT・Web・ゲーム業界に特化したエージェントサービスです。
設立は2011年と10年ほどになりますが、すでにIT・Web・ゲーム業界では実績トップクラスのポジションを確立したサービスです。
Geeklyの特徴は、スタートアップ企業も含む豊富な求人数です。
非公開求人数は1万件以上(2021年6月現在)を保有し、業界特化型としてはトップクラスの案件数です。
内容も大手IT企業はもちろん、急成長中のスタートアップ企業まで、幅広く取り扱っています。
また、内定までのスピードが早いのも特徴で、業界平均が2ヶ月程度の中、Geeklyでは平均約1ヶ月程です。
特にマッチングまでのスピードが早く、そこからの選考過程でも確かな情報から無駄のない支援が可能で、効率的に転職活動を進めることができます。
スタートアップ含め幅広い求人を見たい、スピード感を持って転職したい方にはおすすめのサービスです。
Geekly(ギークリー)は、IT・Web・ゲーム業界に特化した転職支援サービスを行っている転職エージェントです。IT/ゲーム業界への就職や転職を目指すのであれば、その業界に特化したエージェントがおすすめです。転職市場におい[…]
https://www.geekly.co.jp
G-JOBエージェント
G-JOBエージェント(ジージョブエージェント)は、株式会社リンクトブレインが運営するゲーム業界に特化したエージェントサービスです。
株式会社リンクトブレインではエージェントサービスの他に、「G-JOB転職」という登録型のヘッドハンティングサービスも展開しております。
G-JOBエージェントの特徴は、ゲーム業界に完全に特化している点で、業界最多の求人数と、業界出身者で構成されたコンサルタントが支持されている理由です。
求人数はゲーム業界だけで2,300件ほどの案件を保有しております。
人事以外にも直接プロジェクトマネージャーやプロデューサーとのパイプもあり、企業から他のエージェントに依頼する前に、まず「G-JOBエージェント」に問い合わせる、といった声もしばしば聞かれます。
また、面談を担当するコンサルタントは以下3つのいずれかの経験を有しています。
- ゲーム会社人事経験3年以上
- ゲーム開発現場のマネジメント経験
- 国家資格キャリアコンサルタント
そのため、非常に精度の高い支援がうけられるのも特徴の一つです。
ゲーム業界での転職を考えている、実際にゲーム業界にいたプロに相談して転職したい、という方におすすめのエージェントです。
https://game-creators.jp
人気のクリエイティブ職
ここからは求職者に人気の高いクリエイティブ職を職種ごとに、実際にどんな業務なのか、どんなスキルや経験が必要なのかを解説していきます。
Webデザイナー
Webデザイナーとは、主にWebサイトのデザインなどを担当する職業です。
今や多くの企業がWebサイトを持つ時代となっており、その需要は増加傾向にあります。
Webデザイナーは主に3つの働き方があります。
- Web制作会社:Webサイト制作の依頼を受ける制作会社で活動する働き方
- インハウスデザイナー:企業の社内で自社サイトのデザインを行う働き方
- フリーランス:独立してフリーランスとして活動する働き方
それぞれ一長一短がありますが、人気があるのは②インハウスデザイナーです。
①と③がお客様からの依頼ありきなのに対し、②は自身のアイデアなどを発揮しやすいためです。
ただ、インハウスデザイナーは自社のサービスにしか関われないため、様々な種類のWebサイトを製作したい人は①や③の働き方を選ぶ方も多いです。
また、キャリアパスとしては①→②→③の順番で経験されていく方が多いです。
中にはインターンやアルバイトなどでインハウスデザイナーのアシスタントとして入社し、そのまま正社員登用されるパターンもありますが、いきなり正社員としてインハウスデザイナーで就職するのは難易度が高いです。
フリーランスも実績や経験がものをいう職種なので、ある程度会社で経験を積まれた方が独立するパターンがほとんどです。
Webデザイナーの業務内容は多岐に渡ります。
依頼主であるクライアント、もしくは自社のマーケティング部隊などと協議しながらどのようなサイトを構築するのか要件定義から始まり、サイトの骨組みとなるワイヤーフレームの作成、UI/UXを考慮したWebデザイン、HTMLやCSSを使ったコーディングなどです。
そのため、転職時にはただデザインができるだけでなく、要望を汲み取るコミュニケーション能力やビジネス理解、プログラミングスキルが必要となります。
ゲームクリエイター
ゲームクリエイターとは、ゲームの制作・開発に携わる職業です。
広義ではゲーム制作に関わるあらゆる職種を指す言葉になりますが、ここではゲーム内容の企画に携わる「ゲームプランニング」の業務に関わる職種として紹介します。
ゲームには大きく分けると、以下の2種類があります。
- 家庭用ゲーム機でプレイする「コンシューマゲーム」
- スマートフォンなどでプレイする「ソーシャルゲーム」
どちらも最初はどのようなターゲット向けなのか、どのようなジャンルのゲームなのかという企画から始まりますが、その企画に携わるのがゲームクリエイターの仕事になります。
クリエイターが企画した内容をもとに後のゲーム制作も決まっていくため、ゲーム制作において非常に重要な役割となっています。
どんなものが世の中で流行っているのかやどんな内容であればお客様は喜んでくれるのかなど、ゲーム周辺の知識はもちろん、世の中に対してアンテナを張っておく必要があります。
また、企画はアイデア一本だけでなく、そこからビジネスとして成立させることや制作とのやりとりなども発生するため、コミュニケーション能力が必要になります。
CGデザイナー
CGデザイナーとは、コンピュータグラフィック(CG)を使ってデザインする職業です。
CG技術は映像制作やゲーム業界での映像制作のほか、モノづくりの現場で使われていたり、最近ではVR(仮想現実)などでも利用されており、使用用途が増加しているため、需要も高い職種の一つです。
CGデザイナーの業務内容は、業界や使用用途のよって多種多様です。
最終的なアウトプットも複数あり、映画で映像制作として利用するのか、ゲームの中で動く3Dポリゴンのキャラクターを作るのか、3Dプリンターで実際の商品を作るのかなどによって内容は大きく変わってきます。
ただ、共通して言えるのは、CGでデザインするだけでなく、最終的なアウトプットに合わせて制作全体に関わっていくことが求められている点です。
作成するアウトプットに合わせて、CG制作に関わるツール操作が必要になります。
最低限Adobeの「Illustrator(イラストレーター)」や「Photoshop(フォトショップ)」の操作は難なくこなす必要があります。
また、前述の通り、制作のあらゆる工程に関わるため、他の担当者と関わりながら仕事を進めていくコミュニケーション能力が必要です。
サウンドクリエイター
サウンドクリエイターとは、映像制作やゲームなどで使用されるテーマ曲やBGM、効果音などのサウンドを制作する職業です。
広義には音楽制作なども含みますが、今回はゲーム業界に絞って紹介していきます。
サウンドはゲーム全体の雰囲気などにも大きく影響してくるため、ゲーム制作には欠かせない役割です。
サウンドクリエイターの業務内容は大きく分けると、2つです。
- ゲームサウンドの制作
- 音響コントロール
ゲームサウンドの制作は、ゲームに関わるあらゆるサウンドを制作する業務です。
ゲームの内容や演出などに合わせて制作を進めていくため、先ほど紹介したゲームクリエイターやディレクターと協議しながらイメージに合うサウンド制作する必要があります。
音響コントロールは、ゲーム内であらゆる音がクリアになるように音響の微調整を行う業務です。
せっかくのサウンドも音が打ち消しあったりすると狙った演出や効果を得ることができません。
ゲームをプレイする人が違和感なく、プレイできるように音響の全体的な調整を行うのもサウンドクリエイターの仕事の一つです。
必要なスキルとしては、楽譜や楽器など音楽に対する知識はもちろん、DAW(Pro Tools等)、波形編集ソフトのツール操作スキル、制作陣の意図を理解しながらサウンドとして表現する能力が求められます。
フォトグラファー
フォトグラファーとは、カメラを使って写真を撮る職業です。
パッと思いつくのは、結婚式や成人式などで写真を撮ってくれる人や、芸能人やスポーツ選手の写真を撮る仕事がイメージできると思います。
しかし、実際には様々なタイプのフォトグラファーがおり、被写体が人物ではなく、Webサイトや広告などで利用される写真を撮影するタイプもいれば、ゲームなどで使用される背景のイメージ映像などを撮影するフォトグラファーなどもおります。
フォトグラファーの業務内容は、被写体の撮影はもちろん、撮影当日までの打ち合わせや段取り、撮影場所の調整なども含めた業務を担当することが多くあります。
また、実際に撮影した画像を編集するような業務も含まれることが多いです。
必要なスキルとしては、写真撮影のスキルや画像編集ソフトの操作スキル、撮影場所やクライアントとの調整業務などを行うコミュニケーション能力が必要です。
未経験からクリエイティブ職に転職する方法
クリエイティブ職は専門職であるため、未経験だと転職が難しいイメージがある人も多いかもしれません。
実際、専門的なスキルや経験が必要な職種であることは間違いないので、いきなり正社員で採用されるケースは稀です。
専門学校や美術大学を経て、新卒で入社をするケースが王道になりますが、未経験からでも転職することは可能です。
いくつか方法を紹介します。
デザイン専門学校やオンラインスクールに通う
仕事をしながらクリエイティブ職を目指すなら、夜間のデザイン専門学校やオンラインスクールなどで専門的な知識を学ぶ方法があります。
入学金などのお金はかかりますが、講師は現場経験があり、スキルの高い方が勤めており、しっかりと知識やスキルを身につけることができます。
また、専門学校やオンラインスクール側で案件を紹介してくれるパターンもあります。
ハローワークの職業訓練校に通う
ハローワークが行う「求職者支援訓練」に通う方法は、民間の専門学校やスクールに通うより安価で受講することができます。
しかし、民間のスクールに比べると、実践経験などを身につけることが難しかったり、講義内容が浅い部分があり、職業訓練校に通ったからといって即戦力としてすぐに活躍するのは難しいこともあります。
パラレルワークでインターンやアルバイトなどで経験を積む
副業解禁に伴い、社会人インターンの受け入れやアルバイト募集をする企業も増えてきており、現場で経験を積んでいく方法もあります。
メリットは、現場感覚が身につくことと、副業なので収入が入ってくることです。
しかし、時間的な制約もあるため、アシスタント業務だけで、なかなか本来やりたい業務の経験が積めない可能性などもあるため、注意が必要です。
SNSなどで自身の制作物を発信する
最近ではSNSなどで自身の制作物を発信することが転職に繋がるパターンもあります。
中にはそのまま発信していた制作物が採用されるケースもあれば、フォロワー数などが多いクリエイターは未経験でも発信力やクリエイターとしてのスキルが認められる場合もあります。
また、クリエイティブ職の転職ではポートフォリオが必要になりますが、最近ではSNSのアカウントをそのままポートフォリオとして受理する企業もあるようです。
いずれの方法にしても、企業への就職を目指す場合は、企業が求めるクリエイティブの方針などもあるため、エージェントなどから情報を入手したり、客観的にポートフォリオにフィードバックをもらう機会は設けておく必要があるでしょう。
今回、ご紹介したエージェントの中から自身の進みたい業界に強いエージェントなどを選び、まずは相談することから始めてみてください。
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