【体験談】エンエージェントを実際に使ってみて評判・口コミをまとめる

この記事を読むと分かる事
  • エンエージェントの特徴・評判・口コミ
  • エンエージェントを活用するメリット
  • 転職エージェントの賢い活用法

2013年からスタートした人材紹介サービス「エンエージェント」は、人材採用の大手企業であるエン・ジャパン株式会社(en-japan inc.)が運営会社の転職エージェントです。

大手エージェントの中では比較的後発でリリースしたサービスなので、「とりあえず登録」というよりも、少し転職活動をはじめてから、「登録してみようかな」と考える方が多いのではないでしょうか。

他のエージェントとの違いや、口コミや評判が気になるところだと思います。

  • すべて無料で、アプリでも気軽に利用できるって本当?
  • 面談は緊張するから、まずは電話で相談したい!
  • 大手というけれど、どれくらいの求人数があるの?

自称・転職マニアの私が実際に使ってみて、口コミや評判はどうか、どんな方が、どんな使い方をするのがオススメなのかをまとめました。

大手人材企業のエン・ジャパンが運営

エンエージェントを運営するエン・ジャパン株式会社は、転職に関心がある人なら一度は聞いたことがある企業かと思います。

代表的なサービスである総合転職サービス「エン転職」は、女優の松岡茉優さんとバカリズムさんが出演するCM広告が評判ですし、最近では、2017年にリリースされた20代のハイキャリア向けスカウト型転職サイト「Ambi」が会員数を順調に伸ばしています。

その他にも、派遣のお仕事探し「エン派遣」や、正社員志望女性向けの「ウィメンズワーク」などを利用されたことがある方もいらっしゃるかもしれません。

アルバイト探しの「エンバイト」から、30~40代以上のミドル層向け「ミドルの転職」まで、人材業界で参入していないターゲットはないのではないかというくらい、幅広い年齢層や悩みの多様なサポートを展開する大手企業です。

また最近では、オーストラリア、ベトナム、タイ、インドなどにも子会社を所有するなど、多国籍な経営に乗り出しています。

そもそも人材エージェントとは?

転職エージェント

では、CM広告もしている「エン転職」と「エンエージェント」の違いはなんでしょうか。

「転職サイト」は、求人情報の紹介が中心なので、職種や勤務地、年齢などの条件に応じて自分に合った仕事を探すことが出来るので、1人でもマイペースに関心のある仕事を探していくことが出来ます。

対して「エージェント」は、転職を希望する人と企業側をつなぐ架け橋です。

時間をつくって実際にエージェントと電話や対面で面談するのは骨が折れるかもしれませんが、それによって求職者の希望だけでなく、人柄や嗜好性を加味したアドバイスをくれたり、選考の対策や年収交渉、そして昨今の転職市場の動向なども聞くことができます。

さらには面接対策や、給与交渉まで面倒をみてくれるのです。

しかも、新たに勤める会社からの入社時の成功報酬によりビジネスが成り立っているので、多くのエージェントと同様に、エンエージェントも無料で利用できます。

「転職したいな」「今の仕事よりもいい条件があるのでは?」と思い立ったら連絡してみると、転職のプロとの対話の中で、思いの他いいご縁をサポートしてもらえたり、自分では想像もつかなかった仕事に出会える可能性があるのが、エージェントを活用する醍醐味です。

エンエージェント活用に向いている人

エンエージェントの利用者を分析すると、業種別には、一番多い製造業(15%)を皮切りに、IT・WEB(14%)、サービス(12%)、建設・不動産(10%)が上位を占めます。

これ以外にも、医療・福祉・介護・教育(8%)、放送・広告・出版・印刷(7%)、商社(6%)など、実に多様な業界を網羅しています。

経営コンサルタント専門の転職エージェントなどもありますが、エンエージェントならば、自分が経験があったり、興味のある業界がどこであろうと、一度話を聞いてみる価値があると思います。

年齢別には、20代後半(33%)と30代前半(29%)で6割以上を占めます。

過去の転職回数をランキングにすると、1回(32%)と0回(30%)で6割以上を占めるので、新卒から数えて1社目もしくは2社目から動こうと考えている方が多く活用しているようです。

2018年現在、公開されている求人件数は1,500件ほどですが、年収600万円以上の求人からは徐々に件数が少なくなります。

つまり、30代後半以上など既に実務経験が豊富な方は、同じエン・ジャパン株式会社が運営する30~40代以上向けの「ミドルの転職」、そして20~30代でも年収600万円以上をねらうハイキャリア層には、スカウト型転職サイト「Ambi」の方が、適切なノウハウをより蓄積しているといえます。

「Ambi」は当サイト内で詳しく紹介しておりますのでよろしければご覧ください。

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アンビつかってみた

実際にエンエージェントに登録すると、電話やメールでのやり取りの後、実際に担当エージェントと面談することになります。

場所は、新宿、横浜、名古屋、大阪、福岡と全国に拠点展開しているので、お近くの会場を選べますし、求人自体は全国にあるのでUターン就職の相談もでき、逆に地方都市から上京して転職したいと考えている人にも向いています。

近くに面談場所がないという方には、もちろん電話での面談も受け付けてくれます。

エンエージェントの特徴

エンエージェント

顔の見えるキャリアパートナー

まず最初に、エンエージェントの評判としてあがるのは、「キャリアパートナー」と呼ばれるエージェントの顔がよく見えるというところです。

文系なら「営業・マーケティング系」「経営・経営企画・事業企画系」「不動産系専門職」、理系なら「金融」「クリエイティブ」、そして「技術系」は「IT・Web・通信系」「機械・メカトロ・自動車」など、実に細かい得意分野別にキャリアパートナーが配置されています。

そして、そのひとりひとりの顔とメッセージをウェブサイト上で一覧にして見ることができるのです。

たとえば自分とキャリアパートナーの面談が設定されたとして、事前に担当エージェントの顔とプロフィール、転職支援に関する経歴やポリシーを見てから、相談する内容を考えることができます。

女性ならば同じ女性のエージェントがいい、なんて希望もあるかもしれません。

過去の実績や人となりがわかると、実際に会うイメージを膨らませ、安心して足を運べますよね。

エンエージェントは、人材エージェント大手のリクルートエージェントやdodaに求人件数や知名度ランキングでは劣りますが、この徹底したケアの手厚さこそ、大規模なエージェントを抱える大手の手の届かない魅力です。

「3E-pテスト」による性格診断

転職活動へ向け、職務経歴書や志望動機をつくっていると、「これまで目の前の仕事に向き合ってきたけど、結局何が向いているの?」と自己分析にぶち当たることはないでしょうか。

それを解決してくれる一助になるのが、エンエージェントが独自に開発した適性診断「3E-pテスト」です。

たった15分間、簡単な質問に本能的に答えていくだけで、職歴やスキルなどでは分からない自分の能力や性格特性を分かりやすく分析してくれます。

診断結果が出るのは大きく2つ。

「性格特性」「創造的思考性」「コミュニケーション力」「エネルギー量」の4点については偏差値で、求職者の中での相対的な位置づけが分かり、「職務適性」では10項目の職務について適性が分かります。

どれもSPIのように対策とテストを要するものではなく、心理テストの要領で本能的に答えていく診断なので、自分ではなかなか知りえなかった自分の深層心理や、意外と得意なことをが分かり、転職活動の参考になること間違いありません。

たとえば、創造的思考性で「論理性」の偏差値が高く、職務適正で「新しいアイデアを生み出す」の適性が一番高いと評価されたら、これまで未経験だったとしても、コンサルティング業が向いているのかもしれないと検討をはじめられるなど、客観的な指標になります。

また、転職活動に照準をあてた診断結果なので、導き出された職務適正からこれまでの希望以外の業種や求人を切り開くチャンスになります。

3E-pテスト

ウェブページの見やすさ

さらに、エンエージェントを使ってみてよかったと評価が高いのは、基本的すぎて見落としがちな「ウェブページの見やすさ」です。

歴史のあるエージェントには求人情報や関連記事が多いという強みがあるかもしれませんが、リリース時点から同じデザインを使い続けているせいで、ウェブページが見にくいと感じることはないでしょうか。

2013年にリリースされた比較的新しいサービスであるエンエージェントは、配色やコマンドの位置、画面の誘導など、2018年現在も見劣りしないデザインでスムーズに使うことが出来ます。

現在お使いのエージェントについて、致命的ではないのだけど、何かと使いにくいなと感じている方は、ぜひ一度、エンエージェントも試してみてください。

ストレスなく閲覧できるので、キャリアパートナーの一覧を見たり、利用者の声を眺めているだけでも、転職活動の参考になったり、これなら使ってみようかなという気持ちになる人も多いと思います。

アプリの使い方

他方で評判が悪いのが、エンエージェントの会員向けアプリです。

ログイン後の「マイページ」がアプリ画面で見られるもので、キャリアパートナーとのメールの連絡や面接日程の調整がチャット機能でスピーディにできるというものですが、使い勝手が悪く、Apple StoreやGoogle Playのレビューも芳しくありません。

キャリアパートナーがしっかりと面倒を見てくれるのが強みのエンエージェントなので、アプリの評判がよくないのはもったいない気がします。

とはいえ、サービスの質や選考には全く影響がないので、インストールしようか迷っていたという人は、インストールせずに、そのままブラウザでご利用いただければ問題ないと思います。

エンエージェントのおすすめポイント3つ

サポート

キャリアパートナーの手厚いケア

大手と比較されることが多いエンエージェントですが、求人数の少なさや歴史の浅さを逆手に取り、活用するのがおすすめです。

後発エージェントであるからこそ、1エージェントあたりの求職者が比較的少なく、1人ずつ丁寧にケアしてくれ、非公開求人など、期待以上の案件を紹介してもらえる確率もあがります。

キャリアカウンセリングを通じ、求職者の強みや特性を引き出してくれるので、応募にあたって志望理由や職務経歴書の添削や、選考が進んでからの面接相談などの対応も、手厚く行ってくれることが期待できます。

他社では、担当エージェントを「人材コンサルタント」ということも多いですが、エンエージェントの場合は「キャリアパートナー」、そして転職そのもののことを「フィッティング」と呼び、求職者と紹介企業の双方の利益に寄り添う徹底したユーザー目線が伝わってきます。

さらに、いかにエンエージェントが、求職者と二人三脚で転職を成功へ導いているかというのは、利用者のインタビューから分かります。

転職時の年齢が23歳~39歳まで、業種も様々な利用者が紹介されていますが、たとえば3E-pテストでこれまで全く経験のなかった「営業向き」と評価され、試しに受けてみると面接通過率が高く、実際に販売業から営業へ、自分でも驚くほど華麗な転進を遂げた人。

また、転職先へ入社後しばらく経ってからも、会社の雰囲気や働き方についてキャリアパートナーに相談し、前向きなアドバイスをモチベーションに変えて昇進を叶えた人など、単なるエージェントとユーザー以上の関係が紹介されています。

1人のエージェントが多数の案件を抱える大手では、エージェントとはよりビジネスライクな付き合いに終始することが多いため、この手厚いケアはエンエージェント最大の強みといえます。

後発だからこそ、大手のネガティブを取り除ける

転職活動をされている方の中には、まずは「大手が安心」という気持ちから、掲載求人数の多い大手エージェントに登録したことがある人も多いのではないでしょうか。

ただし、内容や特徴を見極めないと、登録した途端に求人紹介のメールで受信ボックスがいっぱいになったり、まだ気持ちが固まっていない中で電話で希望を話さなければならなかったり、強い営業に疲弊してしまうことがあります。

大手になればなるほど求人数も多いですが、その分、求職者もエージェントの数も増え、中での競争が生まれます。

エージェントとのやり取りの中で、

求職者=お客さんを転職させようと必死なのかな?

エージェント同士で、新たな登録者を取り合っているのかな?

と感じている方は多いものです。

エンエージェントでは、実際の登録からまずは数日掛けてキャリアパートナーを選定し、電話やメールで連絡を取り始めてからも、無理にせかすことなく歩み寄り、丁寧に話を聞いてくれる雰囲気があります。

「失敗しない転職を。」がポリシーなので、無理な転職を勧めるよりも、キャリアパートナーが伴走者としての役割を全うしてくれるのです。

多くの求職者の中で埋もれたくない、あるいは、エージェントからの強い営業は得意ではないという方に、特に向いているサービスだと思います。

エンエージェントを実際に使うにあたって

転職エージェント

いくつかの人材エージェントを併用すること

エンエージェントのおすすめポイントと矛盾するようですが、まずは『マイナビエージェント』 『リクルートエージェント』 『doda』といった大手人材エージェントとの併用をおすすめします。

なぜならエージェントとの出会いは運次第の場合が多々あるからです。

どんな人材企業にも様々なタイプのエージェントが所属しており、自分が面談を申し込んだタイミングでどの人が担当になるかは自分では決められません。

私のとある友人で大手メーカーから広告代理店への転職を叶えた人は、4社のエージェントを渡り歩き、ついに4社目でずっと憧れていたけれど諦めていた広告代理店の求人を紹介され、思わず飛びつき、そのエージェントと二人三脚で転職活動を行い、無事に内定にまでたどり着きました。

面接対策や年収交渉も実にスムーズで、3社目までのエージェントとなんとなく転職活動を始めていたら、今とは全く違う人生だったとよく話しています。

他のエージェントと比べることで、面談の進め方やヒアリング力など、その人のよさが見えてくることもありますし、自分のやりたいことを上手く説明できるようにもなります。

さらに人生のターニングポイントに寄り添ってもらうエージェントとは密な関係になるので、性別や年齢、考え方が近しいかなど相性も重要です。

そういう点では、別のエージェントに登録してしまったというのは、エンエージェントを使わない理由にはなりません。

1つ目のエージェントで好印象を持ったとしても、複数社のサービスを試してみるのが有効で、その候補としてエンエージェントは強くおすすめできる選択肢です。

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公式HP:https://doda.jp/

自分の気持ちに向き合うこと

次に、エージェントの意見に流されすぎないことが重要です。

たとえば営業力が高いエージェントは、それだけ企業へのプッシュや年収交渉でも有利に働く可能性が高いです。

一方で、自分のやりたいことよりも年収が上がりやすい企業ばかりを勧められ、「結婚を見据えワークライフバランス重視の転職がしたかったのに、結局激務の会社ばかり受けてしまった」など、本来の目的を見失っては本末転倒です。

対して、温厚なエージェントの方が素直に話が出来たけれど与太話が盛り上がってしまい、結局何がやりたいのか結論が出なかったというケースもあります。

そんなとき、大手人材企業のエン・ジャパン株式会社の信頼性がありながら、キャリアパートナーが、3E-p診断が客観指標を使いながら伴走してくれるエンジャパンなら自分の気持ちを見失うことが少ないと思います。

エンエージェントの特徴・メリット まとめ

エンエージェントは、20代~30代のはじめての転職者を中心に、オールマイティな業界に対応してくれる転職エージェントです。

転職サポートのために独自開発された3E-pテストによる適性診断と、求職者に寄り添ってくれるキャリアパートナーの手厚さが強みなので、これらのキーワードにピンときた方はぜひ登録してみてください。

そうでない方も、最大手ではないからこその強みがあるので、いくつかのエージェントの話を聞くときに候補に入れるのがおすすめです。

記事の中で紹介していない他の転職エージェントについては下記も参考にしてみてください。

JAC Recruitment:https://www.jac-recruitment.jp/lp/f04/

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Type転職エージェント:https://type.career-agent.jp/landing/002/

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