エグゼクティブ転職を成功させる方法とは?おすすめ転職エージェント一覧

本記事は転職をお考えのエグゼクティブクラスの方向けに、グゼクティブの転職に強いエージェントの一覧、転職を成功させるポイント、注意点について解説します。

  • 現職より好条件の企業、成長企業で働きたい
  • ハイクラス・管理職に強い転職サービスを知りたい
  • 掲載されている求人以外にも非公開求人の情報が欲しい

グローバル化に伴い、日本でも海外の外資系企業で働く機会が増えたことや成長力のあるスタートアップ企業が増えてきており、日本でも企業の企業の上級管理職、役員であるエグゼクティブクラスの方が転職されるケースは珍しくなくなりました。

しかし、経営にも携わるエグゼクティブクラスの転職は、現職をはじめ各ステークホルダーへの影響が大きく、慎重に進める必要があります

また、エグゼクティブクラスの方々は日々の業務により転職活動に多くの時間を割くことは難しいかと思います。

そこで、活用すべきなのが転職エージェントの存在です。

今回の記事をご一読頂ければ、国内で利用できる転職エージェントの一覧、具体的なサポート内容、活用の仕方などが網羅的に分かる記事となっておりますので、ぜひご参照ください。

エグゼクティブ転職で知っておきたいポイント

エグゼクティブ転職 ポイント

エグゼクティブの転職は通常の転職と異なる点が多くあます

エグゼクティブならではのポイントは以下の3つです。

求人数が少ない・一般公開されない

組織の構造上、上級管理職にいくほどポジションが少なくなります。

また、社内から昇格させるケースもありますので、ポジションが空いても必ずしも外部から募集するわけでもありません。

そのため、通常の管理職ポジションや一般職に比べ、求人数は少なくなります

また、エグゼクティブクラスの求人は、事業戦略に直結するようなポジションであることが多いため、一般公開はされず、非公開求人として扱われるケースが多いです。

採用する企業側としても、多くの求職者からの募集を集めたいというよりは、ピンポイントで経験のある方を探すことの方が重要です。

そのため、求人サイトよりは転職エージェントなどを通して採用することが多いです。

募集対象の年齢が高い

募集対象年齢 高い

特に外部からエグゼクティブクラスを採用する場合、求めていることはスキルだけでなく、業界や市場に対する深い知識や経験です。

そのため、自ずと募集対象の年齢が高くなります。

中には20代の募集もありますが、多くは30〜50代ぐらいの経験豊富な方を募集するケースが多いです。

例外的に特殊な職種や専門性の高い知識、スキルが求められる研究職など、そもそも母集団が極端に少ない場合は年齢に関係なく、募集していることもあります。

ヘッドハンティングによる転職も多い

先述した通り、エグゼクティブクラスの採用はポジションに対しスキルや経験の要求レベルが高いため、マッチングする人材は少なく、ターゲットを絞って募集することが多いです。

また、非公開で募集することが多いため、ヘッドハンティングの活用が盛んになります

ヘッドハンティングでは、すでに登録されている方からご紹介する登録型と、ポジションにマッチする人材にヘッドハンターからアプローチを行うサーチ型の2つがあります。

最近の主流は登録型で、実際に多くのエグゼクティブクラスが登録されています。

エグゼクティブに転職を成功させるには

エグゼクティブ 転職 成功させるには

次に、エグゼクティブの転職を成功させるポイントについて2つ解説します。

転職エージェント担当者と関係性を築く

繰り返しになりますが、エグゼクティブクラスの求人は一般公開されておらず、普通に検索しても情報が出てきません。

それでは、どこに情報が集まるかというと、転職エージェントに情報が集まります

しかし、エージェントもエグゼクティブ求人は機密情報にも関わるため、簡単には開示できないこともあり、情報の扱いには慎重です。

そのため、まずは転職エージェントの担当者と関係性を築き、エージェントが安心して情報を出せるようにすることが重要です。

転職の背景や思いなどの自己開示や日々の連絡のレスポンスなどが信頼関係を築くポイントです。

ヘッドハンティング型転職エージェントを使う

ヘッドハンティング型 転職 エージェント

エグゼクティブクラスの募集では、情報の機密性の高さから、採用側も通常の採用と異なり、お願いするエージェント企業を絞っていることがあります。

その場合、過去に実績があり、信頼のあるエージェントにお願いするケースがほとんどです。

そうすると、希望会社のエグゼクティブ求人は一部のエージェントしか情報を握っていないことも多々あります。

つまり、希望した会社に転職するためには多くのエージェントに自身の実績をアピールする必要があります。

そこで、おすすめなのが「ヘッドハンティング型転職エージェント」です。

ヘッドハンティング型では、事前に自身の経歴等を登録しておきます。

その実績を見たエージェントからスカウトが届き、マッチする求人を紹介頂けるような流れになります。

登録時は身バレするような情報は伏せることもでき、実際に面談を行う際に、エージェントにだけ詳細を話せばいいので、現職在職中でも登録している方が増えています。

エージェントから思わぬ求人の提案などもあり、新しいキャリアを発見することもできるため、転職を考えていない方も利用することをおすすめします。

エグゼクティブ転職におすすめのエージェント

ここからは国内で利用できるエグゼクティブ転職に強い転職エージェント5社を具体的に解説します。

転職エージェントごとに、強みのある領域やサービスの特徴などがございますので、それぞれおすすめする理由なども踏まえてご紹介します。

ランスタッド・グローバルで実績を持つ世界最大の総合人材サービス
・外資系や海外展開企業を中心に多数のエグゼクティブ求人を保有
・非公開案件含め独自の案件を多数保有
レバテックキャリア・IT業界に特化したハイクラス転職エージェント
・専任アドバイザーによる制度の高いマッチングで初回提案での内定率90%
・転職成功者の60%以上が年収アップを実現
ビズリーチ・日本で最も知名度の高いヘッドハンティング型転職エージェント
・4,700名のエージェントが登録。独自の非公開求人を保有するエージェントも多数利用
・エージェントだけでなく、企業からの直接オファーも多数
JACリクルートメント・外資系・国内企業のグローバルポジションにおいて国内実績トップクラス
・長年、人材紹介業に専業してきたノウハウや取引企業基盤
・経験、実績を兼ね備えたコンサルタントが多く在籍
type転職エージェント・アクセス数トップクラスの転職サイト「type」によるエージェントサービス
・面談から面接対策、条件提示後の難しい交渉までサポート
・転職後の年収アップ率に高い実績
doda・国内最大手の実績と知名度による圧倒的求人保有数
・国内大手企業を中心に非公開のエグゼクティブ求人を多数保有
・転職者満足度トップクラスの安心サービス品質

ランスタッド

randstad

ランスタッドは、人材派遣、人材紹介、人材コンサルティング事業などを行う総合人材サービス会社です。

グループは人材サービスとして世界第1位の売上です。

ランスタッドの一番の特徴は、外資系企業や海外関連の企業などグローバル展開している企業の求人を多数保有している点です。

外資系の企業は日本に比べてエグゼクティブを外部から積極的に採用する傾向があります。

また、海外展開を考える企業が外部から知見を得るためにエグゼクティブを採用するケースもあるため、グローバルに活躍されたい方はぜひ活用したいサービスです。

年収レンジは高く、800万円以上が約半数を占め、中には2000万円以上の求人もあります。

グローバル志向、年収を上げたい方におすすめのサービスです。

ランスタッド公式サイト:
https://www.randstad.co.jp/tenshoku/

レバテックキャリア

レバテックキャリア

レバテックキャリアは、 IT業界に特化し特にIT関連業界で転職を検討している方にお勧めしたいエージェントです。

IT専門だけあって業界の技術や市場を熟知し、現場のリアルな最新情報を把握している専任アドバイザーが転職希望者の意向や特性にマッチした企業を紹介してくれます。

レバテックキャリアを使うメリットは下記3つです。

  • 保有求人のうち約6割が年収700万円以上のハイクラス求人
  • 初回提案での内定率90%を誇るズレのないマッチング精度
  • 転職成功者の60%以上が年収アップを実現

IT関連企業の求人を常時5,000件以上保有し、大手IT系・WEB系企業からITコンサルタントやスタートアップまでの幅広く網羅しており、IT業界経験者でキャリアUPを狙う方には最適なエージェントといえます。

オンラインや電話カウンセリングなど、平日夜や土曜日でも対応しているなど、多忙なエグゼクティブクラスの方に柔軟対応してくれるのもレバテックキャリアの強みです。

レバテックキャリア公式サイト:
https://career.levtech.jp/

ビズリーチ

bizreach

株式会社ビズリーチは、日本初の「求職者課金型」転職サイトである「ビズリーチ」を運営するインターネットサービス企業です。

ビズリーチの一番の特徴は、ヘッドハンティング型転職エージェントサービスである点です。

ビズリーチはいわゆるプラットフォーム型の転職サイトを運営しているため、さまざまなエージェントがビズリーチを利用して、スカウト活動を行っています。

そのため、独自の非公開求人を持つエージェントとの遭遇確率も高くなります

無料で利用できますが、有料のプレミアムプランを利用すると、エージェントのプロフィールを見ることもできるので、希望業界に強いエージェントを見つけることもできます。

年収帯も、登録求人の3分の1が1000万円以上の求人で、ハイクラスの求人が多数です。

多くのエージェントの中から信頼できるエージェントを見つけたい方におすすめのサービスです。

ビズリーチ公式サイト:
https://www.bizreach.jp

JACリクルートメント

JACリクルートメント

JACリクルートメント(ジェイエイシーリクルートメント)は、外資系、海外転職に特に強みをもった総合転職エージェントです。

人材紹介業に専業している企業では国内一の売上高です。

JACリクルートメントの一番の特徴は、ランスタッドと同じく、外資系企業もしくは海外に拠点を持つ国内企業のグローバルポジションへの転職に強い点です。

長年、国内においてマネジメント層のハイクラス人材の転職を支援しており、質、量ともに国内トップレベルです。

また、JACリクルートメントでは人材紹介業に専任しており、経験や実績のあるコンサルタントが多く在籍しています。

エグゼクティブ求人は過去の実績や信頼からエージェントを絞って依頼される傾向があるため、実績の有無が重要になります。

JACリクルートメントでは業界や職種にも深く精通した多数の実績あるプロフェッショナルが多数在籍しているため、非公開求人の保有数も多いです。

過去の実績のあるエージェントから質の高い支援を受けたいと考える方におすすめのサービスです。

JACリクルートメント公式サイト:
https://www.jac-recruitment.jp
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JACリクルートメント 評判 口コミ

type転職エージェント

type転職エージェント

type転職エージェント(タイプ転職エージェント)は、株式会社キャリアデザインセンターが運営するエージェントサービスです。

キャリアデザインセンターはCMなどでもお馴染みの転職サイト「type」を運営していることで有名ですが、エージェントサービスも展開しています。

type転職エージェントの一番の特徴は、転職成功をフルサポートしてくれる点です。

エグゼクティブの転職活動は現職の業務と並行して進めるケースがほとんどです。

多忙を極める中、転職活動を進めていくためには、エージェントをうまく活用し、転職活動を効率的に進めていくことがポイントです。

type転職エージェントでは、転職活動におけるあらゆるフェーズできめ細やかなサポートをしてくれます

求人の保有数はやや劣る部分がありますが、他エージェントサービスと組み合わせて利用すれば、全体的に効率よく転職活動が進められると思います。

丁寧なサポートを受けたい、転職活動を効率的に進めたい方におすすめのサービスです。

type転職エージェント公式サイト:
https://type.career-agent.jp
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type 転職 エージェント 口コミ 評判

doda

doda

doda(デューダ)は、パーソルキャリア株式会社が運営する「転職サイト」及び「転職エージェントサービス」です。

dodaの一番の特徴は、積み上げてきた実績と知名度による圧倒的な求人数です。

国内最大手の一つで、長年dodaを活用して採用を進めてきた企業が多く、信頼と実績からエグゼクティブ求人もdodaにお願いする企業も多くあります。

特に国内大手企業とはほぼほぼ取引があるため、国内大手企業への転職を考えている方は選択肢の一つとして検討すべきでしょう。

国内大手企業への転職を希望されている方、他のエージェントでは希望した求人が見つからない方などにおすすめのサービスです。

doda公式サイト:
https://doda.jp
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転職エージェントの使い方が重要

転職エージェント 使い方
エグゼクティブの転職では、エージェントの使い方が重要です。

なぜなら、エグゼクティブクラスの求人のほとんどはエージェントが非公開求人として保有しており、転職する目的を明確にし希望条件をしっかり提示しないと、望み通りの求人を提案されなくなってしまうためです。

また、エグゼクティブクラスの採用では、高度なマッチングが必要となるため、転職者側、企業側の双方向に深い理解が求められます

その際、エージェントという客観的な立場を介することで、齟齬なくコミュニケーションを進めることができます。

うまく活用することで成功確率を上げることができる転職エージェントですが、ご利用の際に気をつけるべきポイントを以下で説明します。

転職目的を明確化する

エグゼクティブクラスの求人は非公開求人でエージェントが情報を保有しています。

また、エージェントによって求人の保有数や得意な領域が異なります

業種特化型や外資系専門のエージェントもあるので、エグゼクティブの転職では予め自身の目的を明確化し、目的にあったエージェントを選びましょう。

業種特化型のエージェントでは、「IT」「金融」など業界に特化しているパターンと、「企画職」「エンジニア職」「コンサルタント職」など職種に特化したパターンがあります。

特化型エージェントは担当も業界や職種に精通しており、業界動向や仕事の内容などを細かくアドバイス可能ですが、特化型のため、求人の幅や数は限られてきます。

外資系専門のエージェントは、外資系企業や海外法人の転職に強いエージェントです。

外資系への転職は、英語での書類作成が必要になり、面接のポイントも日本企業と異なります。

外資系のエグゼクティブクラス求人は日本企業に比べても報酬が高額であり、目指される方も多いですが、要求されるレベルも高くなります。

希望条件の提示

エージェント利用時には希望条件を初めから明確に提示しておきましょう

初回の面談では必ず希望条件をヒアリングされますが、この時に明確に条件を伝えていないと、内定が出てから条件面で折り合わないこともあります

特にスタートアップへの転職などは通常の報酬に加えて、ストックオプションなどの報酬もあります。

トータルで報酬額はいくらになるのか、明確に確認しておく必要があるでしょう。

転職時に必ず決まっていない場合も、最低の金額等は伝えて、途中で変わった場合はすぐにエージェントに伝えておくことが大切です。

エージェント利用時の注意点

エージェント利用には以下の点にも注意が必要です。

エージェントの並行利用による工数の増加

自身の希望する求人を見つけるためには、多くのエージェントに会うことが重要なのも事実ですが、その分連絡頻度が増え、結果的に転職の工数が増えてしまうことがあります。

最初は幅広くコンタクトを取るのも良いと思いますが、ある程度求人やエージェントが見えてきたら、選択と集中を行うべきでしょう。

エージェントの情報により自身の転職の軸がブレる

エージェントサービスは紹介した方が入社して初めて紹介料という形で売上になります。

つまり、転職エージェントはあなたが転職をしないことには売上になりません。

もちろん、そのことをあからさまに表に出してくるエージェントは論外だと思いますが、あくまでエージェントは推薦した求人に転職してもらうことを目的に、あなたに転職のアドバイスを行います。

知らず知らずのうちに当初の目的からブレてしまうこともあるため、自身の軸を確かめながら、同じ方向に向いているエージェントを選ぶべきです。

どんなサービスにも言えることですが、結局は使い方が重要になりますので、転職エージェントをご利用する際も、メリットと注意点を理解し、最適な利用法にて活用しましょう