記事を読むと分かること
  • 最新のFintech市場の動向・案件が分かる
  • Fintech求人で求められるスキル・転職のコツが分かる
  • Fintech企業への転職サポートに強いサービスが分かる

ここ数年で注目を浴びているFintech(フィンテック)。ファイナンス(Finance)とテクノロジー(Technology)の2つを併せた造語で「金融テクノロジー」とも称されます。

今回は、Fintech系への転職を検討している方へFintechに関する市場の動向や、効率的な求人の探し方、また転職活動におけるコツを紹介します。

Fintech市場の最新動向

新しくできたFinTechという領域での転職を検討する場合、市場の動向はもちろん注目したいところです。
ここではFintech転職で抑えておきたい最新動向として、国内市場の動き、転職市場の動き、新たに必要な技術環境の整備について触れたいと思います。

Fintech転職で抑えておきたい最新動向3つ

国内FinTech市場は更に拡大化

世界に遅れをとっていると言われている日本のFintech市場。
しかし国内での伸び率は右肩上がりで、矢野経済研究所が2018年に発表した調査によると、「2017年度の国内FinTech市場規模は前年度比12.5%増の1兆184億円、2021年度には1兆8,590億円まで拡大すると予測」としています。

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出所:https://www.yano.co.jp/press-release/show/press_id/1922

また、米ガートナー(Gartner)社が毎年出している先進テクノロジーのハイプサイクル(ビジネス戦略の担当者や研究開発のリーダーなどが先進テクノロジーのポートフォリオを策定する際に考慮すべきテクノロジーとトレンドとして、同社が業種横断的な視点から分析を行い作成したグラフ)も参考になるので、2018年度版の最新のグラフが掲載されいている記事をご紹介しておきます。

出所:IT Leaders ガートナー、先進テクノロジーのハイプサイクル2018年版を発表、AIの民主化が進む

ガートナー社の分析から、先進テクノロジートレンドにブロックチェーンも紹介されている事からも、今後も業界内での活発な動きが期待できます。

2018年下半期のFintech採用は活発化

また、気になるFintech関連の転職市場ですが、DODA(デューダ)が発表した最新の2018年下半期 IT関連の予測として、Fintechの採用は活発化すると報告しています。
理由として述べているのは、企業内内製化の流れが大きく影響している点、つまりFintechに関する企業内での開発プロジェクト立ち上げが本格的に増えてきている背景から求人が豊富な状態が続くとしています。

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最近の事例で言うと、メルカリ100%母体の子会社 金融インフラを事業とするメルペイを立ち上げ人材を募集している等、大手から中小企業、またはスタートアップやベンチャーまで、Fintech関連の人材需要は高い見込みであると言えます。

出所:転職・求人DODA(デューダ)トップ転職情報・成功ガイド転職市場予測 2018下半期IT・通信

2018年下半期内に転職を成功させたいと考えている方であれば、この流れを利用して是非以下で紹介するエージェントに登録し、どのような案件があるか調査してみてください。

銀行業界もオープンな業界へ~APIの公開方針が重要に

Fintech領域の動きで抑えておきたい最新動向のキーワードとして、銀行法改正によるAPIの公開(オープンAPI)があります。

先に紹介した矢野経済研究所が2018年に発表した調査によると、国が「API(Application Programming Interface)の公開方針を打ち出したことで、今後2020年度にかけて各金融機関がAPIの接続にあたっての体制整備や接続基準などを決めていくこととなる。」としています。

APIとは、簡単に言えば複数のシステムとの間で機能を追加する際に、それぞれにプログラミングコードをゼロから作らなくても、簡易的に追加できるプログラムの仕様の事。

近年、銀行業界と他企業との連携が多く報告されていますが、大きな事例で言えば、みずほ銀行が、口座情報の照会や決済サービスなどのAPIをLINEに提供、その他、住信SBI銀行とマネーフォワードの連携等。
こうした連携をスムーズに実現しているのが「オープンAPI」なのです。

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IT技術の歴史を見ても「オープンイノベーション」が成功要因の一つとなっているのは明らかな通り、そうした流れが銀行業界にも起こっています。

つまり、金融機関がAPIを公開する事によってFintechの普及を加速させる=技術の開放性が重要である、との流れからAPIの公開が求められているのです。

Fintech企業が求める職種・スキルは?

Fintech業界への転職に必要なスキル・人材

こうした市場や法改正の流れから、銀行業界、またはFintechへ新規参入するスタートアップやベンチャー企業にてFintech導入の基盤整理、環境整備ができる人材の需要が高まりが期待できます。

そうした見解からFintech企業の正社員として求められる経験やスキル・専門性は下記のような方だと考えられます。

技術サイド
  • 金融・証券系SE(例:決済・送金サービス、オープンAPI・ビッグデータの知見)
  • Fintechの開発を経験したPG(例:仮想通貨やクラウドファンディング・ロボットアドバイザー開発)

 

経営サイド
  • Web事業立ち上げ・金融サービス立ち上げ経験者
  • 経営企画・コンサルタント経験者

 

エンジニア全般で言えば、上記2種に限らずとも全体的に需要は高く各企業から歓迎されるはずです。

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なぜなら、企業でFintech関連のシステムを導入する場合、インフラエンジニア、セキュリティエンジニア、ネットワークエンジニア、またはクラウド技術に知見あるサーバエンジニア、アプリケーションエンジニア等、新システムを企業内で新たに立ち上げるにあたる各フェーズのエンジニアは全般的に需要が高いのでは、と考えられるからです。

実際、大手企業のFintech系子会社への転職事例として「新規で作った社内システム・ツールの〇〇が弱いので、是非ウチに来てほしい」と転職したエンジニアの事例もあります。

スタートアップ経験者やコンサル経験者で言えば、ゼロからプロダクトを立ち上げる、PDCAを高速で回してスピード感をもって物事を進めていく、マーケティング手法・戦略に長けている等、組織の立ち上げフェーズでの活躍が期待できるスキル・経験があれば、スタートアップの多いFintech企業からの需要や評価は高いでしょう。

Fintech企業へ転職するコツ

視野を狭めず「自身の経験が生かせる幅は広いのでは」という視点で転職活動を行う

今、転職市場で注目されている流れの1つに、業界の枠を超えた転職事例が発生しているケースが挙げられます。

Fintechの事例で言えば、IT業界から金融業界へ(SIerにいたSEが金融系のコンサルティングとして転職)、
またはその逆(銀行員がスタートアップへ転職)もあり、これまでは業界内だけで移動していた人材が、業界の垣根を越えて移動している。そうした転職が成功している事例がたくさん出てきているのです。

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Fintechの領域は大変広範囲に渡る事から求められるスキルや人材領域も幅広い為、あなた自身が思っている以上のニーズが存在します。ただし、東京に本社機能を持つ企業が多いため、田舎で仕事を探すのは難易度が上がります。

既成概念に捕らわれず転職活動を行う事で、あなたがこれまで培った経験がこんなところで生かせるのか、という職種や求人に出会えるケースもきっとあるはずです。

既存と新規のエージェント/求人サービスを使い分ける

冒頭で触れたエージェントには、大手で知名度が高いものから新しいサービスまでをご紹介しましたが、新興業界であるFintechへの転職活動を行う場合はそうした既存と新規のサービスを使い分ける事がお勧めです。

知名度の高いエージェントは、様々な転職事例を請け負ってきたからこそできるアドバイスや、企業登録数が多いからこそ可能な、豊富な求人を紹介してもらえるのが強みです。

一方、新規に注目したい点はそのサービスを始めた経緯。
「既存の媒体ではなかった、こういった転職サービスを顧客に提供したい」という思いから始めたケースが多いはずです。
既存のエージェントとは競合しない、何かしらの情報が得られたりするかもしれません。
複数のエージェントを利用しつつ、両者を使い分けながら情報の取捨選択を行っていく事が、理想の職場に出会える効率的な転職活動のコツかもしれません。

Fintech求人に強いお勧めのサイト&エージェント

Fintech関連の転職は新しい分野の為、まだ転職事例が少ない事から既存の情報では「どうやったら転職を成功させる事ができるか?」と不安に思う方がいるかもしれません。まずは、Fintech求人に強いお勧めのサイト&エージェントについて紹介します。

Fintechと言っても、携わる分野や企業が求めている人材像は幅広いため、職種毎に強い求人サイト&エージェントで分けて紹介します。

まずは大手の紹介です。大手の強みはその知名度と求人件数の多さです。

企業側の立場に立つと「Fintech関連の求人を出してみたいが初めてでどこに掲載しようか迷っている」といった場合は、確率として採用率が高いと見込める、求職者の登録母数が多い媒体、つまり大手のエージェントに掲載するケースが多いと考えられます。

JACリクルートメント

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おすすめの理由
  • 金融業界専任コンサルタントがサポートする点
  • 企業との強い信頼関係における非公開求人も多数取り扱いあり
JACリクルートメントは、ハイクラス転職に特化したエージェントの中でも銀行系にも強いエージェントです。ジャンルごとに詳しい専任のコンサルが在籍している為、今自身がいる業界を理解した上で相談可能な点が安心のポイントです。

DODA

DODA

おすすめの理由
  • 転職サポート経験知高×業界の最新動向を知っているコンサルタントが在籍
  • 各主要都市で転職フェアを多く開催するため、ネット以外での実情を知る機会を得られる
DODAは、ハイクラス転職に特化したエージェントの中でも銀行系にも強いエージェントです。パーソルキャリア株式会社が運営しており、ジャンルごとに詳しい専任のコンサルが在籍している為、今自身がいる業界を理解した上で相談可能な点が安心のポイントです。

アクシスコンサルティング

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おすすめの理由
  • コンサルタントの転職に強い
  • 前職→転職先の希望から多角的な視点で求人を紹介
アクシスコンサルティングは、コンサル転職に特化したエージェントです。ジャンルごとに詳しい専任のコンサルが在籍している為、今自身がいる業界を理解した上で相談可能な点が安心のポイントです。
近年サービスを開始している転職サイト&エージェントFintechが新しい分野の為これまで特化した求人サイトがありませんでしたが、近年新たに開始し始めている転職サービスも。

人口知能開発転職ナビ

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おすすめの理由
  • AIに関する金融機関の求人も多数
  • AI分野特有の事情を加味したアドバイスが受けられる
SEとしてFintech系の転職を検討している場合は技術分野に特化した転職サイトである人口知能開発ナビを使ってみるのもお勧めです。

BLOCKCHAIN JOBS

BLOCKCHAINJOBS

おすすめの理由
  • 国内初ブロックチェーン業界特化求人サイト
BLOCKCHAIN JOBSは、2018年にサービスを開始した求人サイトです。求人件数は少ないではありますが、数少ない技術分野に特化した求人サイトとして注目です。
こうした比較的新しいサイト、エージェントと既存のものとをチェック・比較しながら、自身の遂げたい転職イメージに合わせて使い分けしていく事であなたが探しているFintech関連求人に出会えるかもしれません。

Fintech業界でキャリアを積んでいく

Fintechは、まだ新しい業界でその分チャレンジのし甲斐も大きい分野です。新卒、中途問わず採用が活発化している領域でもあるため、Fintech関連に携わってみたいと思っている方には非常に好機と言えます。

経営サイドであればアクシスコンサルティングJAC。エンジニアサイドであれば、DODA等の転職エージェントを利用してFintech案件の募集状況を調査してみる事をおすすめします。

使えるリソースをうまく利用して、皆様がキャリアアップに成功することを祈っています。

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