マネジメントコンサルタントとは?具体的な仕事内容や必要な資格を解説

コンサルタントとしてのキャリアを歩んできたけれど、より大きなインパクトを残せる仕事に携わりたい。

あるいは、人とは違う付加価値を提供できるコンサルタントになりたいと思ったことはありませんか?

そんな人におすすめなのがマネジメントコンサルタントという役割です。

この記事では、より裁量が大きく高収入を目指せるマネジメントコンサルタントの仕事内容や、そのために有利な資格を解説していきます。

マネジメントコンサルタントの仕事内容

一般のコンサルタントとマネジメントコンサルタントの違いは、自分の業務をこなすだけでなく、部下の仕事を管理したりクライアントの要望を整理してプロジェクト全体を管理するなど裁量が増えることです。

その分高収入も期待できますが、企業のコアの部分を任され責任も伴う役割です。

その仕事内容として、特に需要や難易度が高い組織改善と経営課題の解決という2点を紹介します。

会社組織の見直し・改善提案

コンサルティングワークには様々なレイヤーや領域がありますが、マネジメントコンサルタントが担うのは主に組織改革などの経営課題の解決です。

特に昨今需要が大きいのは会社組織の見直しとその改善提案

以下のような仕事の流れで行っていきます。

  1. クライアントの要望や問題意識をヒアリング
  2. 課題の原因を突き止めるための調査や仮説検証
  3. 課題を解消する会社組織の見直し
  4. 課題が起こりにくい組織の改善提案

ポイントは目の前の課題を解決するだけではなく、そもそも課題が起こりにくい組織を提案していく長期的な視座に立った経営的観点です。

クライアントの目標が「意思決定スピードの向上」だったとして、その原因は組織間のシステムやルールの違いから単なるコミュニケーションミスまで様々です。

そして解決策も、統一ルールの策定から責任範囲の再設計まで幅広く、組織再編の提案内容も組織ごとにカスタマイズしなければなりません。

ひと口に「組織改革」といっても飲食業界と病院経営では形が全く異なりますし、コンサルティングをするには経営幹部やその候補生から、現場の責任者やアルバイトまで多くの視点をカバーする必要があります。

マネジメントコンサルタントとして評価を得るには、より深いビジネスの洞察力や高度なマネジメント知識が求められるのです。

経営上のリスク診断・原因の解明

組織改革と並んで需要と共にコンサルタントの希少性が高いのは、経営リスクの診断や課題解決といった戦略領域の仕事です。

基本的な仕事の流れは組織改革と同じですが、経営全体をカバーするためより広い視点とアプローチで課題を解決しなければなりません

たとえばクライアントの課題が「売上ダウン」だったとして、その原因は小売店の減少なのか、季節や消費者の好みの変化によるものか、競合他社の台頭なのか。

あるいはこれらが複合的に起きているケースも多く実に様々です。

またその解決策も、商品やサービスの改善からブランディングや広告の課題解決、はたまた原材料や人件費などコストサイドの見直しまで、ありとあらゆる角度で検討しなければなりません。

そして対象範囲が広ければ、業務は一人では遂行できません。

人材を獲得し、誰をどの担当にするか検討し、リーダーシップを発揮してチームをまとめ上げる必要があります。

満足いく結果を残すためには、マネジメントの知識に加え実践スキルも必要と言えます。

マネジメントコンサルタントに有利な資格

マネジメントコンサルタントになるためには、実績を一つずつ積んでいく以外にも有利な資格を取ってレジュメに箔を付ける方法もあります

そんな時に役立つ資格を3つ紹介します。

  • MBA:2年間大学院に通って得られる経営学修士号
  • 中小企業診断士:中小企業経営のプロとして独立開業も可能
  • ビジネスマネージャー検定試験:入口に最適の民間資格

どれもマネジメントに必要な経営や実務の理論や、チームメンバーや顧客とのコミュニケーションなどの対人スキルを効率的かつ実践的に身につけることができます。

MBA

MBA(Master of Business Administration)とは、日本語では経営学修士号と呼ばれます。

企業経営にまつわる財務や人事、法務、そしてあらゆる問題解決能力を幅広く網羅的に学ぶことができる、経営学の大学院レベルの学位です。

実践的なカリキュラムが多くリーダーシップやマーケティングなど会社員としても役立つ知識が習得できるのが魅力です。

またMBAには多くの経営幹部候補が集まりディスカッションやグループワークなどの授業も多いので、ビジネスを行っていくための人脈づくりにも有益で、マネジメントコンサルタントとして必要な資質を効率的に学ぶことができます

ただし、多くの場合2年間の修学が必要なので多額の学費と入試から修了までそれなりの時間と労力をかける必要があります。

社会人大学院として夜間と土曜日だけで卒業できることも多いので、しっかりと覚悟を持って挑みましょう。

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中小企業診断士

MBAは少し気が重いという人には、中小企業診断士の資格取得もおすすめです。

新卒では大手企業に就職しその後も上場企業との付き合いが多い人もいると思いますが、実は日本企業の9割以上は中小企業です。

またどんな大企業であっても必ず子会社や出資先、取引先には中小企業がいるので、中小企業について学ぶことは必ず役に立ちます

その名の通り、中小企業の経営課題に対応するための診断や助言を行うための専門的な資格で、専門職として登録後は戦略策定やその実行のためのアドバイスを行うことができます

日常的に目にすることは少ないですが、中小企業にとっては行政や金融機関、商工会議所との協議においても専門知識を活かしてパイプ役になることも多いです。

個人で開業することもでき、ビジネスのプロフェッショナルとして活躍の場は無限大です。

独学での取得も可能ですが、一次試験は2日間かけて7科目を受験し、二次試験は筆記試験の他さらに面接試験もあり、合格者は毎年数千人の狭き門です。

専門学校に通う人も多いですが、MBAに通うよりも柔軟性が高く勉強することが可能です。

ビジネスマネジャー検定

まずは入口として民間資格から目指したいという人には、ビジネスマネジャー検定試験がおすすめです。

2015年に東京商工会議所が開設した「あらゆるマネジャーが共通して身につけておくべき重要な基礎知識」を効率的に習得することができ、管理職としてのキャリア開拓の礎になる資格です。

試験内容は「マネージャーの役割と心構え」「人と組織のマネジメント」「業務のマネジメント」「リスクのマネジメント」と実践的なマネジメント知識が出題されます。

PCに向かって問題を解くIBTタイプの試験で、受験料も1万円以下と最初のチャレンジにはぴったりです。

コンサルタント業務の幅が広がっている

業務のプロジェクト化が進み、コンサルタントの活躍の場が増えた昨今。

コンサルタントの需要が増えると共に、求められる業務やスキルもIT・経営・人事など多岐に渡ることが増えています。

コンサルタントとしてのチャレンジを続け、自分の裁量やカバー領域を広げてより責任のある仕事に挑むことはキャリアアップの一歩です。

クライアントの需要に応え続けるためには、マネジメントコンサルタントとしての役割を果たせるように常にスキルを磨いていくことが重要です。

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