三井物産は日本の5大商社の一つであり、三井グループの一員です。創業以来、資源ビジネスを主軸としながら多角的なビジネス創出や展開を行ってきた伝統のある商社です。「自由闊達」を組織風土としており、「組織の三菱」とは対極的に「人の三井」と言われることがあります。

現在は単体で5900名ほどの社員が在籍しており、事業所数は国内12拠点のほかに海外127拠点があるグローバル企業です。

三井物産は従来中途採用よりは新卒採用を通して長期の人材育成をメインに行ってきましたが、近年は社会の変化に応じてビジネス動向も急激に変化するため、即戦力となれる中途人材を積極的に採用するようになってきました。

今回は三井物産の年収や中途採用時に必要となる条件について整理しました。

三井物産の年収は高水準

三井物産の有価証券報告書によると、従業員の平均年収は1213万円となっています。平均年収が1000万円を超える数少ない企業です。

■新卒~6年目:380~800万円程度
■7年目~10年目:700~1100万円程度
■11年目~15年目:1000~1400万円程度
■16年目~20年目:1200~1600万円程度
■21年目~25年目:1500~2100万円程度
■26年目以降:2000万円以上

上記は残業代が入らない目安の金額ですが、基本的には年功序列の給与になっています。新卒から数年はあまり給与が高くありませんが、中途で入社する場合は即戦力として経験やスキルがあることを前提としているため、交渉次第ではありますが高い給与が見込めるでしょう。

三井物産は事業構造上資源ビジネスに収益が偏っているので、資源ビジネスで業績が悪くなると企業全体の業績が悪くなります。その点を踏まえたとしても、年収は高水準と言えるでしょう。

三井物産の主な事業内容

三井物産は資源ビジネスをはじめとしたさまざまな分野で国内外における多角的なビジネスを展開しています。社内では事業分野が6つに分かれており、その内訳は金属分野、機械・インフラ分野、化学品分野、エネルギー分野、生活産業分野、次世代・機能推進分野です。この分野の中でも細かい区分が多数存在しており、多くの連結子会社や持分法適用会社と事業を進めています。

これら事業分野について、商品と地域を軸とした16の営業本部が横連携しながら事業活動を推進しています。新興国との取組みもここ数年加速しており、意思決定を迅速化できる仕組みができています。

商社では事業そのものを企画立ち上げして軌道に乗せるプロジェクトも多数あるので、積極的にビジネスを創って推進することに興味がある場合はとても合っている環境でしょう。

三井物産の激務度や福利厚生

三井物産はそこまで激務ではありません。残業は30~40時間程度のようです。ただし業後の付き合いなどは多いようで、拘束時間は実質長くなることがあります。オンオフを切り替えた働き方をしたい場合はよく考えてから応募したほうが良いでしょう。

各種休暇制度については日系企業らしく整っており、特に閑散期であれば有給は問題なく取得することができます。育児休業や介護休業のほか、時短勤務や時差出勤制度があります。

女性でもキャリアを積んで家庭と両立しながら働いている人もいますが、家事の外注、ベビーシッター制度などを活用した両立や、家族の協力を得ながらの両立が多いようです。または管理部門など一線からは退く場合もあります。女性だけでなく男性でも、家庭との両立に制度を活用している人はいるようで、仕事の成果を出し続けることで働きやすさを確保している状況もあります。

企業風土や自身のキャリアプランに合うかも踏まえてから転職の検討をすると良いでしょう。

三井物産で必要とされるスキル

三井物産の中途採用では当然のごとく即戦力が求められています。採用は基本的に国内外問わず転勤のある総合職の募集がメインになります。

グローバル企業なので英語をはじめとした外国語ができることは必須になりますが、その他前職の経験や知見を活かして特定の事業分野で活躍できることが前提になります。事業会社やコンサルティングファームでの経験を活かす人、事業企画や経営管理、マーケティングやプロジェクト管理スキルなどの経験を活かす人などさまざまなケースがあります。

三井物産は個性を比較的重んじる組織です。リーダーシップや責任感だけでなく、これからの新時代に合った新規ビジネスを創造し実際に事業化するまでの目利きや行動力も求められます。

三井物産への転職に向いている人

以上の内容を踏まえると、三井物産への転職に向いているのは以下の3点の要素を持ち合わせている人と言えます。

  • 国内外を問わず世界を股にかけてスケールの大きい仕事をしたい人
  • 人との社内外でのコミュニケーションや付き合いが好きな人
  • 個性を持ちつつチームワークによる事業創出や展開の推進をリーディングできる人

三井物産は中途採用の人数が多くなく狭き門ですが、入社すればさまざまな経験ができることは間違いありません。

コネがない中で転職を目指すなら、ビズリーチなどを使って商社への転職に強いヘッドハンターにコンタクトを取るのが良いでしょう。

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