- プログラマーの需要が高い理由
- プログラミングの勉強方法
- 就職転職を有利にするプログラミングスキル
日に日にプログラミングに対する注目が高まっています。
2020年には小学校でプログラミングの授業が必修化され、もはや英語と同様の必修科目と言っても過言ではないかも知れません。
もちろん、実社会でもインターネットをベースとしたプログラミングスキルに対する知識やプログラマー自体の需要は益々高まっています。
当然の流れとして、プログラミングの知識がある人は就職や転職など採用面で有利になります。ただし、具体的にどうその知識を活用したら良いかという知識はまだまだ一般的でありません。
この記事ではプログラミングを学ぶことで就職・転職のキャリアを有利にする方法について述べていきます。
人材不足のIT業界の現状
現在IT業界のを取り巻く問題に、人材不足が挙げられます。
独立行政法人情報処理推進機構の調査では、IT業界関連の人材不足が深刻で90%以上の企業が不足していると回答しており、今後の人材確保が課題となっています。
これは逆に自らがIT人材になることができれば、就職・転職で有利なポジションを取ることができるということも示唆してます。
人材不足なのはなぜか? その理由
しかしこれだけ人が溢れ、高齢化が進んでいるとは言え現役世代の人数の多い日本で人材不足に陥るのはなぜなのでしょうか?
それは、プログラミング技術の知識がIT業界のみならず、どんな現場にも必要になるくらい自動化の波が早く押し寄せてきているからです。
例えば最近の銀行のニュースの例がわかりやすいでしょう。大手銀行が事務職員中心に大量のリストラを断行・予定しているニュースを頻繁に目にするようになりました。
銀行の業務は高度にシステム化、マニュアル化され、運営されています。そのため、単純作業は人間に任せるよりもAIに任せた方が将来的に人件費の削減になると言われています。
この現象は、銀行の限りではなく、他の職業(特に士業)をも脅かすと言われています。そのベースとなるのが、プログラミングの知識ですから、現代のニーズの高さも理解できます。
プログラミングの知識はどの分野でも求められる
銀行の例でもわかる通り、すでにプログラミングの知識というのは製造業や商社、金融、土木建設など特にBtoBの企業ではどの業界においても求められるものとなっています。
パソコンを使わない会社はほぼありませんし、パソコンを使うということはプログラミングの知識が何かしら使われています。ですから仮にIT業界への就職を希望しなかったとしても、プログラミングの知識は有利に働くのです。
独学で知識を身に着けることは可能か?
プログラミングの知識は専門的なものです。
初めて目にするコードは、英語と記号の羅列でちんぷんかんぷんに感じることでしょう。ましてやそのコードを自分で書いていくことを想像するのは難しいかと思います。そんなプログラミングですが、独学で学ぶことはできるのでしょうか?
結論から述べると独学は可能です。そして独学のみでエンジニアの求人に通った方も多くいます。では、独学を始めるにはどうしたらいいか、いくつか具体的な方法について紹介します。
入り口はこのサイトがベスト〜progate
progateというサービスを聞いたことがあるでしょうか?
まず、初心者がプログラミングを独学で学ぼうと思った時に最も重宝するサービスの1つです。基礎的な知識をこのサイト1つで身に付けることが可能です。
どんな特徴があるのか、以下簡単に見てきましょう。
progateの特徴1.無料で学べる
progateの教材は、全ての言語を無料でスタートすることができます。
これは初心者にとって大きなメリットです。自分の肌に合うか合わないかを無料でためせる環境が無料で揃っているのですから。
無料で学んだ後、中級に上がると有料になりますが、月額980円を課金するのみ。スタート〜基礎的な部分を学ぶのに最適なサービスと言えます。
progateの特徴2.多くの言語を学べる
progateの目次には、全部で12種類の言語、47コースの教材が用意されています。
HTML&CSS、JavaScript、JQuery、Ruby、Ruby on Rails5、PHP、Java、Python、Command Line、Git、SQL、Saas、Go、Reactと、現在プログラミングで使われているほとんど全ての言語が網羅さています。
1つ1つの言語は奥が深く一朝一夕でマスターすることは難しいですが、これだけの種類が用意されているのは嬉しい限りです。
progateの特徴3.ゲーム感覚で進める
progateの講義はゲーム感覚で進みます。
はじめに、このコードを入力するとこうなりますという解説画面が表示されます。それを見終わった後、実際にコードを入力するわけですが、間違えるとクリアできず、コードを見直すことになります。
その後正解するとクリアし、レベルが上がるという設定になっています。ですのでゲーム感覚で進めることができ、いつの間にか時間が過ぎていたなんてことも起こります。
Dotinstallは動画で学べる教材として最適
続いておすすめなのがDotinstallというサービスです。
progateと同等の認知度があるDotinstallですが、最大の魅力は動画で実際にコードを書く講師の手順を見ながら進められるという点。
この点については、ProgateよりもむしろDotinstallを推薦する人もいるくらいです。静止画で学ぶよりも動画で学ぶことでより実体験に近い学習効果を得られると評判です。
そしてprogateと同様、HTML&CSS、JavaScript、JQuery、Ruby、Ruby on Rails5、PHP、Java、Python、Command Line、Git、SQL、Saas、Go、Reactと、ほとんど全ての言語が用意されており、progateと同様無料で初級編まで利用できます。
有料課金になっても980円で学べることを考えると非常にコストパフォーマンスの高いサービスです。
未経験でもエンジニアになれるのか?
progateやDotinstallで訓練を積みながらエンジニアを目指し、未経験でもエンジニアとして就職・転職はできるのでしょうか?
先程もでも述べた通り、未経験でもエンジニアとしてIT企業に就職している人は多くいます。しかし、「ただ勉強しただけ」で就職できるほど簡単ではありません。
どこまで修練を積んだら就職や転職にありつけるのか、解説してきます。
成果物の提出は絶対の武器
転職するのであればもちろんですが、新卒でも就職を有利にするのは成果物を提出することです。成果物とは、自分で製作したwebページやアプリなどのことです。
プログラミングにおいて、アウトプットすることほど重要なことはありません。なぜなら、プログラミングの目的は、プログラミング言語を用いて自動で動くシステムを作ることに他ならないからです。
いくら何百時間勉強しましたと言ったところで、それで何を作ったか、何をアプトプットしたかが全ての世界。ですから、成果物を持っていきそれが一定のレベルに達していれば就職活動は間違いなくうまくいくでしょう。
成果物を作るためにはどうすべき?
では、その成果物を作るためにはどうしたら良いのでしょうか?
実際に物を作るためには、仕事を請け負ってしまうことが最も成長の早い方法だと言えます。具体的にはランサーズやクラウドワークスなどのクラウドソーシングサービスを利用して、LP(ランディングページ)の製作をするのが良いでしょう。
LPとはサプリメントなどを紹介するような縦にスクロールしていく形式のwebページのことで、誰もが目にしたことがあるでしょう。
プログラミングスクールには通うべきか?
しかし、とは言えいきなり仕事を請け負うのは不安。自分の知識量が確かなのを確認したい。と言う方も多いでしょう。その場合におすすめなのはプログラミングスクールに通うことです。
プログラミングスクールに通うにはメリットが多くありますので紹介していきます。
プログラミングスクールに通うメリット
スクールで新しい知識を教えてもらうというのは当たり前のことかと思うかもしれません。
ですが、プログラミングを続ける上で重要なのは「自走」すること。自走というのは言い換えると、問題やエラーを自分で調べながら解決するということです。
このスタンスを持たず、「何を教えてもらえるのだろう?」という態度では使える知識を身に着けることは難しいと言えるでしょう。
学んだことを活かしてこんなものを作りたいのだが、やり方が合っているか講師に聞くくらいで利用しないと失敗する可能性が高く危険です。
因みデメリットはもちろん学費が高くつくことです。本格的な教育を受けるとなると、数十万円は確保しなければなりません。
スクールの中には就職サポートがついていることも
スクールに通う上で確かめておきたいことは、就職サポートが付いているか否かです。
これは、スクールで一定レベルと認められてばIT企業への就職をサポートしてもらえるサービスで、就職活動におけるインタビューや面接内容のサポートはもちろん、中には就職が決まらなかった場合、授業料が返還されるスクールも存在します。
どんな企業なのか予め知っておくことは重要ですが、魅力的なサポートと言えるでしょう。
プログラミングは時代に必須のテーマ
プログラミングを学んで就職・転職を有利にする方法について確認してきました。
以下まとめます。
・IT業界は人材不足で悩んでいる
・IT業界が人材不足で悩んでいるのは、プログラミングがどの分野でも必須の知識となっているから
・プログラミングは独学でも学ぶことができる
・独学でまな日始めるのにおすすめなのはprogateとDotinstall。
・未経験でもエンジニアになれる
・就職活動に重要なのは成果物
・自分の位置を確かめるためにプログラミングスクールを利用する
・プログラミングスクールでは就職をサポートしてくれるところもある
繰り返しになりますが、プログラミングの知識は今後どの領域でも必須になります。
ですから、仮にプログラマーにならなかったとしても、知識を持っているだけで役に立つことがあります。英語同様、プログラミングも時代に必須のテーマです。
こちらの記事では、エンジニアの転職について詳細をご説明しています。参考にしていただき、是非とも身につけて就職・転職にお役立てください。