【最悪?】ワークポートの評判・口コミをIT業界関係者が解説

この記事を読むと分かる事
  • ワークポートの評判・口コミ
  • 無料スクール「みんスク」とは
  • ワークポートの利用に向いている人

IT企業厚めの総合転職サービス

昨今、ますます細分化が進む転職サービス。

いざ転職活動を進めようと思っても、エージェントごとに世代や業界の強みがあるため、まずはどの転職サービスを使うべきか見極めるだけでもひと苦労です。

今回ご紹介する「ワークポート」は、20代限定の無料エンジニアスクール「みんスク」のリリースで一躍話題になりました。

特にIT業界に強いと評判ですが、ネット上ではよくない評判も散見されます。

  • IT業界を目指すなら登録するべき?
  • エンジニア以外の求人もあるの?
  • 勧誘がしつこいというけど実態は?

IT業界出身で、これまで10以上の転職サービスを実体験してきた筆者が、実際の使い心地とどんな人におすすめかを解説します。

「転職決定人数」3年連続1位の実力派

 

みんスク

実はワークポートは、「転職決定人数」が3年連続1位の超実力派エージェント

リクナビNEXTが集計する『GOOD AGENT RANKING 転職決定人数部門 第1位』を11回も受賞。

doda『DODA Valuable Award 転職決定人数部門 第1位』、マイナビ転職エージェントサーチ『The Best Matching Of The Year 2020-2021』など、実際に多くの専門メディアでも評価されています。

ワークポートは人材の流動性の高いIT業界をメインにしながら、派遣社員など多様な雇用形態の求人もカバー

リクナビマイナビ、あるいはパソナといった誰もが聞いたことがある大手人材企業と比べるとTVCMなどの露出は少ないですが、知る人ぞ知る有力派です。

転職コンシェルジュとは?

ワークポートの実力の秘訣は、まず第一に「転職コンシェルジュ」と呼ばれるエージェントたち。

ラグジュアリーホテルを思わせる名前には「ホテルコンシェルジュのように丁寧で行き届いたサービスと、関わる人たちへ歓びや感動を与えたい」という想いが込められています。

従業員総数は 744名(2022年4月1日現在)で、東京の他、名古屋、大阪、福岡、そして韓国やタイにも広く拠点を展開。

たとえば東京から地方へのUターンやIターン就職や、日本から海外へ飛び出したい人のサポートにも大手人材企業と遜色ない強みがあります。

一方、転職コンシェルジュたちの姿勢が「積極的すぎる」「ムラがある」というのがワークポートの悪い評判のひとつ。

実際に「質より量」をポリシーとする姿勢で多くの求人を紹介してくれるため、求職者側で内容を振り分ける必要があるのも事実です。

転職コンシェルジュのサービスの評判は、次の項目で詳しく紹介していきます。

未経験エンジニア向けの無料スクール「みんスク」

ワークポート

未経験からエンジニアを目指す若手求職者向けに、完全無料のプログラミングスクール「みんスク」を提供しているのもワークポートの強みです。

ワークポートの紹介可能求人数の約半数はIT・ゲーム業界といわれ、その数なんと約15,000件

転職エージェント最大手のマイナビやdoda、パソナを引き離し、日本で最もIT・ゲーム業界に強い転職エージェントなのです。

IT・ゲーム業界は人材流動性が高いですが、中でもさらに採用数・年収共にが安定しているのがエンジニア職。

「20代の未経験」「受講後にワークポートを利用就職する意思がある」など一定の利用条件はありますが、巷のエンジニアスクールはウン十万円という受講料を設定するのが一般的な中、みんスクの内容は完全無料とは思えない充実ぶりです。

全国5拠点への通学制で、代表的な「開発エンジニアコース」のサポート内容には、わずか1ヶ月間で代表的なプログラミング言語のPHPでアプリを2つ制作するまでカバーされています。

営業時間は(月)~(土)の19時までなので、土曜日が混み合いそうです。

学べること・PHP言語でサンプルアプリを2つ制作
・受講期間は1ヶ月間で、最長3ヶ月まで延長可
学習環境・東京校、埼玉校、名古屋校、大阪校、福岡校への通学
・毎週(月)~(土)10~19時まで ※祝日除く
利用対象者・20代、ITエンジニアの経験がない未経験者
・受講後に、IT企業に就職する意思がある人

これだけの充実した学習環境が無料なのは、もちろん受講後にワークポートを利用して転職することを見込んでいるから。

それでも途中で休会したり、転職に至らなくても罰金などは発生しません。

実力をつけるには自分のペースで勉強することが求められますが、他業種・他業界からエンジニアになることに少しでも関心がある人にとっては、十分に試してみる価値のあるサービスです。

その他業界や形態の求人もあり

ワークポートの紹介可能求人には、派遣社員の採用も多数含まれているのが特徴です。

雇用形態に関わらず転職活動をしたい人にとっては、複数エージェントに登録せずとも様々な求人を紹介してもらるのがよいポイントです。

ただし、正職員のみにエントリーするつもりだったのに、派遣社員の求人が混ざっていたという口コミもあり注意が必要です。

応募してから雇用形態がニーズとあわないことに気付くと、企業にとっても求職者にとっても手間が生じてしまいます。

次の項目では、こういったワークポートの悪い評判について掘り下げてみましょう。

2chでの悪い口コミ

世代や業界の細分化が進みたくさんの転職サービスが溢れる昨今ですが「ワークポート」と検索画面に入力すると、悪い口コミがたくさん上位に現れます。

おまけに「しつこい」「最悪」など実に辛辣なものばかり

私はこれまで10以上の転職サービスを利用してきましたが、ここまでネガティブな関連用語が並ぶのは初めてです。

「転職決定人数」で他を突き放すワークポートなのに、どうして悪い口コミばかりが並ぶのか検証してみましょう。

求人紹介が「質より量」

ワークポートの悪い口コミは、具体的に「エージェントの実力にムラがある」そして「求人が多数送られてくる」というものが大多数です。

転職コンシェルジュの「質より量」というポリシーは、採用決定人数で圧倒的な成果を出す一方で、慎重な方や求人の質を求める方にとってはわずらわしく感じさせてしまっているのです。

昨今の転職エージェントは業界や世代で細分化が進み、求職者をなるべく成功確度の高い求人にあてて転職活動を効率的に進めるというトレンドですが、ワークポートの数を打つ戦略はその逆をいきます。

そのため「良い縁があれば」と効率的に転職活動を進めたい人にとっては、転職コンシェルジュの紹介が無鉄砲で「なぜこんな求人を?」「エージェントのバリューは?」と感じてしまい、悪い口コミが目立ってしまうのです。

IT企業以外ならば使う価値が低い?

次に多い評判は、IT業界以外を志望する人にとっては使う意味がないというものです。

ワークポートの強みはIT・ゲーム業界における求人。

その多さは他の大手エージェントを凌ぎますが、逆にいえばその他業界の転職であれば、他の大手エージェントを使うほうがよいという意見です。

現在他業界にいて、少しでもIT業界に就職・転職する意欲がある人にとっては求人数が多く、エンジニアスクールの提供など新規参入者への支援も手厚いワークポートは使う価値があると思います。

しかしそれ以外の人にとっては、口コミのとおり総合系エージェントの方が複数の業界にまたがるプロフェッショナルがいるので、効率的に情報収集が出来るというのは一理あります。

ワークポートの利用をおすすめしたい人

IT・ゲーム業界に強く、そして数を多く打つスタイルのワークポート。

エージェントとの出会いは運に左右されるところも大きいですが、最後におすすめの人を分析します。

ワークポート 利用 おすすめしたい人

IT・ゲーム業界に関心のある20代

まずは言わずもがな、IT・ゲーム業界を志望する人です。

特に他業界からのキャリアチェンジや、ITといっても大手だけではなくベンチャーまですそ野を広げたい方にとっては、ワークポートには圧倒的な求人数に下支えされた実績があり、他のサービスより優位に転職活動を進められる可能性が高いです。

大手や業界特化型のエージェントは効率的に転職活動を支援する一方で、数を打つワークポートだからこそ取り込める企業群や雇用形態まで視野を広げることができます。

特に未経験からエンジニアを目指す人にとっては完全無料の「みんスク」でスキルを付けることができる利点が大きいです。

ただし、みんスクは20代であることがひとつの受講条件なので、検討している人はぜひお早めに門戸を叩いてみてください。

まずは広く転職情報を集めたい人

そして、まだ転職活動を本格化していなかったり、まずは自分にどんな仕事や働き方が合うのか知りたい人にもおすすめです。

他社と比べエージェントの恣意性が低いワークポートでは、たくさんの求人を自分の目で確かめることが出来るからです。

たとえば、派遣という響きだけで就職・転職の可能性から除外していたけれど、高時給でスキルを活かせて自分に合った働き方と気付くことができたり、IT企業とひと口に言っても大手エージェントでは見落としがちなベンチャーまでカバーしてくれるなど、ワークポートを上手く使えば人生の可能性を広げることができます。

現時点でワークポートの強みであるIT・ゲーム業界にあまりピンとこない方も、他にやりたいことが明確でないなら、まだポテンシャルを評価してもらえる20代の転職で業界を狭める必要はありません。

そして、人材流動性が高く年収も上がりやすいIT・ゲーム業界は検討の余地があります。

ワークポートは数を多く打つ戦略だからこそ、一般的には紹介されなかったり、自分には少しチャレンジングな求人も受けさせてもらえる、そんなエージェントです。

ワークポートをうまく活用する

ゲームエンジニア

IT・ゲーム業界を軸に採用決定数における圧倒的な実績があるのに、 口コミが炎上しがちなワークポート。

その理由を探ると、他社とは異なる「数を打つ」転職コンシェルジュの戦略性が見えてきました。

求職者にとって大切なことは、極端な言い方をすると「人材エージェントを上手く使うこと」です。

ワークポートの「質より量」の方針を意識しつつ、これまで自分が検討してこなかった働き方や業界、職種まで視野を広げるイメージで使ってみることをおすすめします。

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ITゲーム業界の転職を目指す方はこちらの記事も参考にしてみてください。

>>ギークリー(Geekly)の評判は?IT/ゲーム業界出身者が分かりやすく解説