フリーランスエンジニア向けの案件マッチングサービス「レバテックフリーランス」 のオフィスに伺い、取材をさせて頂きました。
エンジニアのフリーランス事情を知りたい、レバテックフリーランスの利用を検討している方は、ぜひご覧ください。
インタビュイー:レバテックフリーランス 光井様
レバテックフリーランスのキャリアアドバイザー。
JavaなどのWeb領域を専門とするエンジニアを年間約200名サポートしている。
レバテックが考えるフリーランス市場と課題
ーーフリーランスエンジニアの事業に参入した理由や思いを教えてください。
元々、レバテックの代表(岩槻)がIT企業のインターンで働いていた時代に立ち上げた会社です。
代表自身がエンジニアとしてブラックな下請け会社で働いたことをきっかけに、「関係者全員の幸福を実現したい」と考えてレバレシーズを創業し、エンジニアのフリーランス事業を開始しました。(2017年8月にレバレジーズ株式会社から新設分割によりレバテック株式会社を設立)
ーーレバテックフリーランスが考えるITフリーランス市場の課題があれば教えてください。
転職市場と同様、フリーランスにおいてもIT人材は不足しています。
2020年以降はさらに減少すると言われています。人材を最適に配置することが重要な課題であり、行政もフリーランスという働き方に注目しているため、その一助となるべく事業を行なっています。
ーーフリーランスのエンジニアが必要とされている理由を教えてください。
スピード感を持ってプロジェクトにマッチした即戦力人材をアサインしたいという企業からのご意向が多いです。
特定のプロジェクトにスポットで対応可能なエンジニアを探している場合もあります。
ーーフリーランス案件のクライアントはどんな企業で、どのくらいの期間アサインされることが多いですか。
ベンチャー企業から大企業まで、フリーランスエンジニア向けの案件があります。
アサインされる期間ですが、長い方ですと3年以上同じクライアントと仕事をされています。平均すると、半年〜1年程度継続する案件が多いです。
レバテックフリーランスのサービス内容・評判
ーー改めてレバテックフリーランスのサービスモデルを教えてください。
フリーランスで活動しているエンジニアと企業をマッチングするサービスです。
私たちの役割としては、登録エンジニアへの案件紹介と、案件参画後のサポートがあります。そのほか、単価交渉なども私たちが行います。
プロジェクトが終了する際には、早急に次の案件を紹介させて頂きます。
ーーアサイン後のサポートとは、例えばどういったものでしょうか。
中には、参画前にイメージしていた現場環境と若干の乖離が生じるケースや、例えば急遽の事情で契約を全うできなくなってしまうようなケースが発生することがあります。
そのような際にも、エンジニアへのフォローや、クライアントとの調整をレバテックが行うこともあります。
ーー既存サービスや競合他社との差別化、レバテックフリーランスの強みを教えてください。
レバテックフリーランスの強みは、案件数の多さです。
あとは、エンジニア側と企業側の担当者を分業にしているため、レスポンスが早く、細かいアドバイスや手厚いサポートが出来る体制を用意しています。
競合他社と差別化できる内容としては、単価の高さですね。エンド直請けの案件が多いので、不要なマージンをカットして高単価を実現しています。
ーーレバテックフリーランスのユーザー属性を教えてください。デザイナー、Javaエンジニアなど職種や専門性、年齢なども教えてください。
ざっくりにはなりますが、エンジニア8割・デザイナー2割です。
年齢は30代が多いですが、20-50代まで幅広い年代の方にご登録いただいております。
ーーユーザや企業からのフィードバックなど、レバテックフリーランスの評判、口コミを教えてください。
参画の提案スピードや量もエンジニアの方にご満足頂いています。
支払いサイト(締め日から支払日までの日数)が15日なのも助かるとお声を頂きます。
レバテックフリーランスの案件と年収
ーー他社と比べて報酬面・手数料(マージン)面での強みがあれば教えてください。
単価に関しては、平均年収862万円となっています。
※2018年7月実績 週5稼働の場合
エンド直請け案件が多いため、単価を高くすることが出来ています。
ーーレバテックフリーランスの仕事とその月収例を教えてください。
技術力や経験によって変動しますが、
JavaのPGであれば月収50-70万円、
SEですと月収70-80万円、
アプリ開発で経験が豊富だと月収80万円辺りが相場になります。
もちろん、それ以上の単価が出ている方もいます。
ーー案件は常駐が多いでしょうか。在宅や副業でアサインされる方もいますか。
基本的には常駐案件のご紹介になります。
実績・技術力次第で調整可能な案件も増やしていきたいと思っています。
ーー正社員からフリーランスになって年収がこれだけ上がったなどの例を教えてください。
年収ベースであれば、ほとんどの方が年収100万円以上上がる方が多いです。
雇用されている労働者とは違い個人事業主である以上 、スキルに対する対価、という観点で報酬は得られやすい環境にあります。
もちろん、正社員時代はあまり意識する機会がない社会保険料などはすべて自身で対応いただく必要はありますが、それを差し引いても年収を押し上げる要因にはなります。
また、価格交渉力の観点からも、一個人として契約するより、弊社のようなエージェントを通して契約するほうが発注額が高くなる可能性が非常に高いです。
適正単価や、市況感をベースにクライアントと交渉をすることもあります。
中でもレバテックフリーランスでは、IT・Web業界での長年のマッチング実績により、多数の企業からエンド直請け・高額で案件・求人を受注できております。
当然、参画後の単価交渉次第でそれ以上の方もいます。
フリーランスエンジニアのキャリア
ーーフリーランスのエンジニアは、今後どのようにキャリアを積んでいくべきだと思いますか。IT人材に対する思いなどを教えてください。
キャリアの積み方は、
- 自分でやりたいこと(技術や工程)を決めて追求する
- 単価を上げるためにその時代毎に需要が高い技術を習得する
の2種類だと思います。
後者の単価を上げる場合、需要の高い技術(今ならRuby・Scala・Python・Go言語・アプリ開発など)を習得していく必要があると思います。
フリーランスに必要なスキルと経験年数
ーーどの程度の経験があれば、フリーランスのエンジニアとして活躍できますか。経験例や案件例を教えてください。
各案件で求められている言語で3-4年の経験があると良いと思います。
未経験で新しい言語の案件にチャレンジする場合ですと、Githubに成果物を準備したり、アピール出来るものがあれば参画に至ることはあります。
ーーエンジニアのスキルは、スキルシートをベースに判断しているのでしょうか。
基本的にはスキルシートをベースに、カンセリング時に具体的なご経歴を伺っています
フリーランスエンジニアのメリット・デメリット
ーーエンジニアがフリーランスになるメリット、デメリットを教えてください。
メリットは自立して仕事が出来ることだと思います。後輩に何かを教えることに時間を使う必要はないですし、案件の間に休みを取る自由度も高いです。
また、案件も自分のやりたいことを軸に案件を探すことが可能です。例えば、「有名サービスの開発に携わりたい」「機械学習の経験を積める現場に行きたい」など、会社の方針に左右されず、自分が経験してみたいサービスや磨きたいスキルを基準に案件を選ぶことができます。
デメリットとしては、雇用関係を結んでないので、もし万が一病気になるなど稼働できなくなってしまった場合には無収入になる可能性があります。
レバテックフリーランスをおすすめしたいエンジニア
ーー最後にどんな方にサービスを登録してほしいかを教えてください。
「新しい技術・領域に関心が高い方」、「toC経験・アプリ開発経験がある方」、「フリーランスになることを迷っている方」など様々な方にご利用頂きたいです。
まずは気軽にご相談ください。