こんにちは!フリーコンサル.comの木田です。
今回は、第二新卒向けの転職サービスを提供する株式会社UZUZの水野峻さんにインタビューをさせて頂きました。
UZUZの創業経緯やサービスへの思い、これからの事業戦略などについてお話を伺いました。
代表取締役社長:岡本 啓毅
本社所在地: 〒160-0023 東京都新宿区西新宿3丁目11-20オフィススクエアビル新宿3階
設立年月:2012年2月
UZUZ創業の背景
――UZUZを創業したきっかけを教えてください。
「第二新卒は転職しづらい」という世の中を変えるべく、7年前に設立しました。
「若者がウズウズした気持ちで働いていける世の中を作る」というビジョンの元、第二新卒に特化した人材紹介業を行っています。
たまたま一社目がフィットしなかっただけで、自分に合う会社に行っていればもっと伸びる人材は多くいるということを確信していたことや、当時まだ誰も第二新卒の転職市場に手を付けていなかったことから、第二新卒に特化した転職支援サービスを開始しました。
実は「第二新卒ナビ」という前身の会社がありまして、当時はたった一人で運営していたんです。
一人ではありましたが、大手も第二新卒市場に手を付けてなかったし、売上は伸びている状態でした。
しかし、そこに少しづつ競合が入ってくるようになりまして、法人化して会社として大きく広げていこうと、UZUZを設立しました。
UZUZの事業領域 ‐ 第二新卒向けサービスについて
――第二新卒向け転職サービスについて詳しく教えてください。
会員登録をしてもらった方に対して、面接対策をしたりマインドを身につけてもらった上で最適な企業をご紹介する転職サポートサービスです。
20代の方であれば、どなたでも転職支援をさせていただいてます。
――強みや特徴があれば教えてください。
弊社の特徴は、他社と比べてサポートに当てる時間がかなり長いという点です。
転職市場では、利益を優先して求職者本人のレベルより下の「受かりやすい会社」を紹介するというケースが少なくありません。
しかし、弊社ではそういったことは一切行わず、サポート時間をしっかり取り、仕事に対するマインドを付けてもらった上で本来のレベルにあった企業の紹介をしています。
――マインドを付けるとはどういうことでしょうか。
「仕事への取り組み方」や「人生の中で仕事をどういった立ち位置に置くか」について、自分でもわかっていない方って、実はたくさんいるんです。
そういった方に対し、何度も対話を重ねて、本人にとって最もベストであると考えられる道に進める状態にすることが、弊社の言う「マインドを付ける」という部分です。
例えば、「飲み物が好きだから飲料業界に入社したい」という人がいたら「なぜ飲み物が好きなのか」をどんどん深掘りしていきます。
その結果、本当は「人を幸せにすることが好きだった」という「本当に自分が求めていたこと」に気づくことができるんです。
そういった機会を提供することで、自分の価値が最大限発揮される場所を見極め、やりたいことに対する解像度を高くした状態で仕事に望めるようサポートしています。
――画一的なマインドを押し付けるのではなく、その人にあった道を探してあげるんですね。
そうですね。
私たちは、本来は優秀で活躍できる場所があるにも関わらず、たまたま一社目が合わずに辞めてしまった方が評価されない世の中はおかしいと考えています。
そういう世間を覆すためにも、その人の本質を見極め、社会で活躍できる世の中を作りたい、
そんな思いを強く持って日々転職サポートをしています。
――抱えている課題などあれば教えてください。
最近は、大手も第二新卒市場に入ってきています。
今後、人口減少や不景気の到来により第二新卒の層は増えていきますが、既卒の層(学校を卒業してから就職しない方の層)が減っていくことが予想されているので、大手があまりターゲットとしていない部分を狙っていく必要があると考えています。
ですので、弊社では他社のエージェントさんではサポートが難しいと言われるような層のサポートに力をいれており、そういった方たちを上場企業などにご紹介するということを目標に取り組んでいます。
UZUZの事業領域 ‐ 退職支援事業について
――退職支援事業も行われているそうですが、はじめたきっかけを教えてください。
以前、イグジット(EXIT株式会社)さんという会社が最初に退職代行事業について発信していて、それをみて「うちもできるのでは」と思いはじめました。
通常、退職代行は1件あたり3〜5万円が相場なのですが、弊社の場合「退職支援」という形で面談にきてもらうことを条件に、無料で提供していく予定です。
――退職代行1本でやってる会社からすると、かなり驚異的な存在になりそうですね。
そうですね(笑)
そこで儲けるというよりも、無料で提供することで、より幅広い層の方の転職をサポートすることが目的です。
事業戦略や差別化について
――大手が参入してきているとのことでしたが、他社との差別化や今後の事業戦略についてお聞かせください。
弊社には3つの強みがありまして、その強みを活かして他社との差別化を図っています。
1つ目の強みは、社員の9割以上が元既卒・第二新卒 の社員で構成されているという点です。
社員みんなが最初の会社で苦い思いをしているので、求職者の方の気持ちに対して理解が深く、寄り添いながらサポートが行えます。
2つ目は、ブラック企業を排除しホワイト企業をご紹介をしている点です。
ここの選別にはかなり力を入れていまして、求職者の方を企業に紹介したあとも、継続的に連絡を取り合い状況確認を行っています。
もし仮に、企業側に問題があるために早期退社することになってしまった場合は、その会社の紹介をすぐにストップします。
この部分は売上が大きく下がる要因にもなってきてしまいますが、ここを徹底することによって、「UZUZであればホワイト企業に就職できる」というブランディングをしています。
3つ目は、最初にお伝えしましたとおり、サポート時間の長さが強みです。
平均20時間以上に及ぶ個別面談に加え、UZUZカレッジという集団面談も用意しています。
また、後ほど詳しくお話させていただきますが、オンライン化にも注力していて、全国各地の方々にも弊社のサービスを利用していただける環境を作っていく予定です。
――UZUZカレッジとはどんなものなのでしょうか?
学校の授業のように、1コマ1時間半の授業を1日に5つ取るといった形でサポートしています。
実は、弊社が紹介しているのは7〜8割くらいがインフラエンジニアのお仕事なんです。
「CCNA」というインフラエンジニアという職種の資格がありまして、UZUZカレッジではその資格を取るための授業や実機体験、面接対策やマインド研修などを行っています。
時間割については、どういう考え方で仕事に取り組むかについて学ぶマインド研修を週に3コマ、入社後に行う業務を一部体験する実機研修を週に2コマ、CCNAの講座は残りの時間の8割程度を使い、その他の時間で状況に応じた面接対策をするといった時間割構成です。
現状、UZUZカレッジは認可された学校ではないので、今後きちんとした学校として申請するか検討中です。
インフラエンジニアの登竜門的資格。世界最大手のネットワーク機器メーカーCisco Systems社による技術者認定資格の一つ。
中小規模のネットワークの構築・管理・運営や、同社製のルーターや機器を利用した単純なネットワークの導入・設定・トラブルシューティングができる能力を認定する。同社の資格の中では最も初歩的なものの一つ。近年のネットワーク機器の需要の爆発的な増加により、取得者も増えている。より上位の資格にCCNPとCCIEがある。
転職の成功とUZUZの評判について
――実際、求職者の方は転職に成功しているのでしょうか?
エージェントなどを使わなければフリーターやニートになってしまうような方を正社員に導くだけでなく、かなり高い確率で定着させることができていますね。
弊社に相談にいらっしゃる方はフリーターの方が多いのですが、正社員として年収を2倍近く上げてインフラエンジニアの企業に入社した例もありました。
ニートだったり収入が0といった方でも、正社員として企業に就職できています。
転職成功の背景として、インフラエンジニアの有効求人倍率が7倍近くあり、ものすごく受かりやすいという現状もありますね。
――7倍も。とてもチャンスのある職種なんですね。
はい。もちろんインフラエンジニアは仕事内容的にも合う合わないはある
求職者の方と話していると、安定した企業で働きたいという思いを持った方がとても多いんです。
インフラエンジニアの会社は安定していてほぼ潰れる心配がないので、その点はアピールポイントですね。
――「ウズウズする世の中を作る」というビジョンに対して「元々インフラエンジニアを希望していない人がその職に就く」という認識は矛盾が生じているようにも感じますが、いかが思われますでしょうか?
確かに、芸術家や俳優を目指すためにフリーターとして働いているといった方に対しては、ウズウズさせることはできません。
弊社を使っていい方向に導けるとしたら、一度挫折してしまったために現状の社会的地位は低いけど、正社員として安定した収入を得て、社会人としてステップアップしていきたいと考えている方です。
正社員になることで給料も上がっていきますし、実際に家庭を持てるようになった方もいます。
弊社のサービスは、そういった方に対して価値提供ができると思っています。
今後の事業展開について
――今後はどういったところを目指しているのですか?
それこそ来年で言うと、退職支援サービスから集客して登録者数を増やし、弊社のサポートで社会に進出していく方を増やすということが1つ、あとはウズカレオンラインを本格始動させることに注力していく予定です。
ウズカレオンラインについては、月額1000円くらいで使える塾のサービスなんかをイメージしてもらうとわかりやすいかと思います。
求職者の方には知識をインプットしてもらうことから始めているので、学習用の動画も100本ほど用意しています。
オンライン化することで、ゆくゆくは弊社の転職支援サービスを全国の方に利用していただきたいと考えています。
――ウズカレオンラインはどういったことができるサービスなのでしょうか?
面接に関するサポート全てオンライン上で行なえるサービスです。
すでに福岡と名古屋ではオンライン上での企業紹介が始まっています。
企業と転職希望の方は実地で面談するパターンが多いですが、オンラインでの面談も可能です。
割合的には15%くらいが応募から最終面談までオンラインで完結していますね。
注力の度合いでいうと、学習用の動画数を増やすことがメインではありますが、オンライン上での面接サポートや企業紹介は求職者の方からも企業側からもかなり好評なので、こちらも力を入れていく予定です。
――最後に、フリーコンサル.comを読んでくださった方へ特典があれば教えてください。
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こちらの記事を読んでくださった方へ、UZUZ様からプレゼントキャンペーンをいただきました。
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