在宅勤務で浮いた時間の有効活用や、将来的なパラレルキャリアを模索して、副業に関心がある人は増え続けています。
しかし気になるのは、本業への影響。
そこで土日だけでも可能な副業を紹介します。
- 本当に土日だけで可能?
- どんな風にはじめるの?
- 具体的なマッチングサービスは?
数年以上キャリアを積んだ層にじわじわと広がりつつある、フリーコンサルの働き方について解説します!
副業でコンサルを行うのは可能
副業に興味はあるけど、本業に影響が出るのは嫌だし、そもそも数千円しか稼げないならする意味がない・・・
そんな風に考えてはいませんか?
今や働き方がどんどん多様化し、プロジェクト単位でパフォーマンスを出すことが求められる時代。
自分では特別ではないと思っている特技やスキルも、特定のプロジェクトでは貴重なナレッジとして活かせる機会が世界中に増えてきています。
コンサルタントとしての副業の魅力は、なんといっても自分の本業とのシナジー効果があるところ。
本業で身につけたことをコンサルとしてナレッジ提供することで換金でき、またそこで第三者に分かりやすく説明する能力がついたり自分の強みや弱みがわかって勉強するモチベーションが上がったりるので、結果として本業にも良い循環が生まれます。
そんな中昨今では、たった数時間から気軽に副業としてコンサルタントの仕事をする動きが広がっています。
土日のみならスポットコンサル
最近サラリーマンの副業として話題なのが、拘束時間が1時間単位ときわめて短い「スポットコンサル」という働き方。
平日のスケジュールがびっちりと埋まっている、あるいは平日は本業や家庭のこと以外考えられないという人でも「土日のみ」と割り切って副業をすることが十分に可能です。
具体的な働き方は、ナレッジシェアというサービスに登録し、仕事を受注します。
発注先とは電話やオンラインで打合せを行い、ナレッジを提供することでワンショットで仕事が完了します。
初期投資も必要なく、スキマ時間でちょこちょこと副業をすることが出来ます。
準備時間を含めても数時間ごとに対価が得られるので、モチベーションが続きやすいのもおすすめの理由です。
筆者も長年にわたり土日のみ働く副業を続けてきましたが、途中で結婚や留学といったイベントがあってもやりくりでき、また一定の副収入を持てることは大きな心理的安全性にもなります。
平日は本業に集中し、土日に少し頭を切り替えたり、あるいは本業が忙しくない時期にはその分の時間を有効活用するなど本業にもむしろ有益な点も多くありました。
副業コンサルの始め方
副業コンサルを始める方法について、案件のマッチングサービスに登録し案件に応募していく手順を紹介します。
初めてでも仕事を取れるようになるコツもあるので、ぜひ取り組んでみてください。
案件のマッチングサービスに登録する
まずマッチングサービスに登録するのが、フリーコンサルとして副業するための第一歩です。
個人情報のほか、職務経歴書を書き込んでいく要領で、今までのビジネス経験を登録しましょう。
その際のポイントは、決して謙遜しすぎないで自分の売りどころをアピールすることです。
自分では凡庸な実務経験だと思っていても、他の人にとっては特別なスキルになる場面があります。
ナレッジシェアサービスでは意外なスキルに指名が入ることも多々あるので、自分の経験を効果的にアピールしましょう。
その際、同じサービス上で企業側のニーズを検索してみて案件の多い分野を厚めに記載するなど、需要から逆算して魅力的に映る言葉を使うのもテクニックのひとつです。
また週末のみの副業と決めているなら、プロフィール欄の稼働時間に「土日のみ」と明記するのもおすすめです。
急ぎ案件などが入るチャンスは減りますが、自分のペースを主張することで発注先とのトラブルを未然に防ぐことが出来、タイムマネジメントができる人だとプラスに見える効果もあります。
スポットコンサル案件に応募する熟練のコンサルタントならマッチングサービスに登録しているだけで指名が舞い込むこともありますが、初心者であればコンサル案件にいくつか応募して実績を積むことも必要です。
駆け出しから実績を積み上げていくための基本的な手順は以下の通りです。
- やりたい仕事を選び公募提案をする
- 受注できた仕事を終える
- 発注者からレビューがついたり継続案件の声が掛かる
- 実績を積むと指名案件を受けやすくなる
- 単価を上げるなど契約交渉にも強くなる
スポットコンサルとして仕事を得るために大切なのは、需要と供給のバランスです。
例えば経営企画や人事などの管理部門、システム構築などのIT部門は案件数が多数ありますが、逆に応募者もたくさんいるので倍率が高いことも常です。
一般的に実績豊富だと受注しやすいように見えますが、発注者にも予算があるので控えめな価格設定をした若手にポロッと仕事が入ることもめずらしくありません。
公募提案は仕事がやりたいことを自分で選び取ることができる一方、必ず受注できるとは限りません。
ダメだった時はすぐに切り替えて、他の案件に挑戦したりプロフィールを更新したり試行錯誤してみましょう。
慣れてきたら実際に貢献したプロジェクトを集めた「ポートフォリオ」を作成すると、さらにフリーコンサルとしての箔が付き、さらに効果的に自分の専門性や課題解決能力をアピールできるようになります。
おすすめの副業コンサルサービス
それでは実際にどんなサービスから着手すべきか、おすすめのナレッジシェアサービスをご紹介します。
ビザスク
フリーコンサルのマッチングサイトといえば、日本でまず有名なのが株式会社ビザスクが運営するビザスクです。
月間案件数2,000件という最大級のプラットフォームで、2020年には早くも会員数が10万人を超えました。
在宅でも取り掛かりやすい業界研究などのニーズ調査に加え、マーケティングやITなど500に渡るスキルを取り扱うので、どんな経歴の人にも自分なりのスキル貢献の機会が眠っています。
実際にコンサルタントが受け取る単価は、案件あたり2万円からと業界内でも高めの設定。
何からはじめたらいいのかわからないという人は、まずビザスクに実際に会員登録して、イメージを掴んでみてください。
QEEE
INTLOOP株式会社が2020年にリリースしたQEEE(キウイ)も、最近人気を集めています。
担当者の「ちょっと困った」を解決するために、日々の業務で役立つ読み物コンテンツを掲載する「QEEEマガジン」や資料作成に役立つテンプレートを集めた「QEEE Docs」。
そして「社外取締役マッチングサービス」など役立つサービスを総合的に提供しているため、ナレッジシェアサービスと
しては後発ながらじわじわと支持が広がっています。
ビザスク以外にも登録して様子を見たい人の他、これからフリーコンサルの活動をはじめるなら後発サービスでライバルの少ないところから始めたいという人にも特におすすめできます。
副業のフリーコンサルタントも増えている
急速に広がりつつあるスポットコンサルの市場ですが、その多くは大手企業のサラリーマンとして働きながらフリーランスとして自分の強みを磨きながら貢献しています。
自分には時間がない、あるいはスキルがないと思っている人にもチャンスは広がっており、本業とのシナジーが出来るなど実際に動き出してみると新たな発見があるものです。
ぜひサービスに登録し、週末副業からはじめて自分の収入の多角化、そしてキャリアのスキルアップへ向け一歩を踏み出してみてください。