ドリームインキュベータ(DI)は、「日本経済を元気にする」をモットーに設立された日本発のグローバルコンサルティングファームです。設立は2000年です。
戦略コンサルティングを通じて、日本企業とともに社会のあり方を変えるビジネスプロデュースを行っており、顧客企業へのコンサルティングサービスだけでなく自社の投資や事業経営にまで展開することで社会のあり方を変えようとしています。
当記事では、転職情報プラットフォームの「OpenWork」や「ライトハウス」の口コミデータ等を基に、ドリームインキュベータの年収や激務度に関する信憑性の高い情報をお届けします。同社に就職や転職を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
また、ドリームインキュベータの求人情報をいち早くキャッチアップしたい転職者の方は、ドリームインキュベータへの転職におすすめ転職エージェント3社をご覧ください。
ドリームインキュベータ(DI)の年収 | |
---|---|
DIの平均年収 | 約1,776万円※1 |
DIの生涯年収 | 約6億7,488万円※2 |
大手コンサルティング業界の平均年収 | 約1,173万円※3 |
日本の平均年収 | 458万円※4 |
DIの新卒年収 | 500万円 |
※1:有価証券報告書 -第23期
※2:22歳〜60歳までの生涯年収
※3:競合関係7社の平均年収
※4:国税庁-平均給与
ドリームインキュベータの平均年収
ドリームインキュベータの平均年収は、OpenWorkでは1,045万円、有価証券報告書では1,776万円(2023年)と報告がされています。有価証券報告書にて報告される平均年収は、ボーナスや各種手当を含めた総額の数値になっています。
ボーナスなしの給与で1,000万円を超えていることを考慮すると、同業他社と比べても高い数値です。本記事で紹介する競合関係7社の平均は1,173万円なので、平均には少し届かない数値であるものの、それでも高水準であることは変わりありません。
この高い平均年収は、DIが重視する「スキルセットの高度化」と「社員の自己成長」に起因していると考えられます。DIは、従業員に対して高度なビジネススキルと専門知識の習得を奨励しており、そのための教育制度や研修プログラムにも力を入れています。また、社員が持つ能力と実績を正当に評価し、給与に反映させる体系が確立されている点も、高い年収につながっている要因です。
しかしながら、高い年収にはその分、社員に求められる責任とプレッシャーも大きいという側面があります。コンサルティング業務の性質上、クライアントの要望に応えるための高い専門性と迅速な対応が求められるため、長時間労働が常態化していることが指摘されています。高い年収と残業時間はどうしても比例してしまう性質があります。
平均年収動向:過去5年の推移
有価証券報告書の平均年間給与を参照し、過去5年間の平均年収の推移をグラフ化しました。
2019年には1,150.7万円であった年収は、2020年に1,034.7万円へと下降し、続いて2021年には976.3万円まで減少しました。この期間の減少は、経済環境の変化や社内の給与体系の見直し等、様々な要因が関連している可能性があります。
しかし、2022年には1,086.5万円へと回復し、2023年には1,776万円と大幅に増加しました。この急激な上昇は、DIの業績回復や市場環境の改善、さらには組織内の成長や効率化の成果が反映されていることを示唆しています。
この5年間の平均年収の動きは、DIが市場の変化や内部の戦略調整に柔軟に対応していることを示しています。特に、2023年の顕著な年収の上昇は、DIがコンサルティング市場において安定した地位を築きつつあることの証と言えるでしょう。
業績と年収の相関
有価証券報告書の平均年間給与と純利益を参照し、過去5年間の業績と年収の相関をグラフ化しました。
DIの業績と年収の相関を見ると、2019年の平均年収は1,150.7万円で、純利益は2億1,300万円でした。しかし、2020年には平均年収が1,034.7万円に減少し、純利益は-1億9,400万円となりました。さらに、2021年には平均年収が976.3万円にまで下がり、純利益は-10億2,580万円という大幅な赤字を記録しました。
これらのデータから、DIの業績と年収は見事に相関していることが読み取れます。業績が良ければ年収が高くなる傾向にあり、反対に業績が悪化すると年収も下がっています。特に、2022年以降の年収回復と業績の大幅改善が顕著です。
つまり、DIは業績が上がればちゃんと社員にも還元する企業だということです。基礎給与が上がるというよりは、ボーナスの支給が多くなることによって、総額の年間給与が上がっていると読み取りましょう。
年度 | 平均年収 | 純利益 |
---|---|---|
2019年 | 1,150.7万円 | 2億1,300万円 |
2020年 | 1,034.7万円 | -1億9,400万円 |
2021年 | 976.3万円 | -10億2,580万円 |
2022年 | 1,086.5万円 | -7,800万円 |
2023年 | 1,776万円 | 12億50万円 |
ドリームインキュベータの将来性・今後の業績予測
ドリームインキュベータ(DI)は、戦略コンサルティングとインキュベーションを軸にビジネスプロデュースを行う企業として、その将来性は非常に高いと評価されています。
特に注目すべきは、「DIが提供する独自のコンサルティング手法」と「国内外のベンチャー企業への投資・支援」です。これらのサービスは、市場のニーズに応じて進化を続けており、新興市場への参入やデジタルトランスフォーメーション(DX)の加速などにより、DIの事業範囲はさらに広がっていくと予想されます。
また、DIの業績は、これまでの純利益の推移からも明らかなように、経済環境や市場の動向に左右される傾向があります。しかし、DIはそのような変動に対して柔軟に対応する能力を持っており、特に2022年以降の顕著な業績回復がその証明です。今後も、DIは戦略的な事業拡大と効率的な経営を進めることで、持続的な成長を遂げることが期待されます。
さらに、DIとボストン・コンサルティング・グループとの戦略的パートナーシップは、DIにとって大きな強みです。この連携により、コンサルティングのノウハウや人材交流など、さらなるビジネスチャンスの創出が期待されます。このような外部との連携を通じて、DIは継続的な事業拡大と業績向上を図ることができるでしょう。
ドリームインキュベータの職種別平均年収
職種 | 平均年収/年収範囲 | |
---|---|---|
OpenWork | ライトハウス | |
コンサルタント | 1,167万円/870〜1,600万円 | データなし(※2023年12月時点) |
ビジネスプロデューサ | 1,000万円/800〜1,300万円 |
ドリームインキュベータ(DI)の主要な職種であるコンサルタントとビジネスプロデューサーの平均年収は、それぞれ約1,167万円、約1,000万円となっています。これら2つの職種はそれぞれ業務内容が異なるため、別々の採用枠です。
コンサルタント職では、新卒からキャリアをスタートした場合、初年度の年収は約500万円から始まります。ちなみにコンサルタント職は「ジュニアコンサルタント→ミドルコンサルタント→シニアコンサルタント→アソシエイトマネージャー」の順で昇格していきます。
そして口コミによると、ジュニアコンサルタントは最大で700万円、ミドルコンサルタントは最大で1,000万円、シニアコンサルタントは最大で1,200万円、アソシエイトマネージャーは最大で1,400万円程度の年収が期待できるとのことです。
ビジネスプロデューサーの場合、初任給はおよそ800万円からスタートし、役職に応じて昇給していきます。マネージャークラスでは年収が1,200万円程度になることが一般的です。
以上のことから、DIの職種別平均年収は同社が提供する高いサービス品質と専門性を反映したものであり、従業員のキャリアパスに応じて適切に設定されていると言えます。DIの社員は、経験と能力に応じた成長に伴って報酬も増加するため、キャリアアップには大きなインセンティブがあります。
ドリームインキュベータの年代別平均年収
ドリームインキュベータ(DI)の年代別平均年収を見ると、年代別のデータは具体的には公表されていませんが、業界標準とDIの職種別データを基に推定することが可能です。また、OpenWorkの口コミ情報も参考にしています。
20代の初期キャリアにおいては、新卒の初任給が約500万円からスタートし、ジュニアコンサルタントとしての経験を積むにつれて年収は700万円程度まで増加すると予想されます。この段階では、ビジネスの基礎を学び、コンサルティングのスキルを磨く期間となります。
30代に入ると、ミドルコンサルタントやシニアコンサルタントとしての役割が増え、これに伴い年収は1,000万円から1,200万円程度まで上昇すると見込まれます。この時期は、より複雑なプロジェクトの管理や、チームリーダーとしての責任を担うことで、キャリアと収入の両面で成長が見込まれます。
40代になると、更に上位の役職に就く可能性が高まり、年収は1,400万円を超えることも珍しくないでしょう。この段階では、DIの戦略的意思決定に関わる機会が増え、組織の方向性を左右する重要な役割を果たします。
ちなみに、一般的にコンサルファームでは「Up or Out」の制度がよく採用されており、これは規定年数以内に昇格が見込めなければ退職を促される制度です。口コミによるとDIのUp or Outは外資系コンサルファームよりも緩いようですが、採用はされているとのことです。大体3年以内に昇格を求められるので、これを考慮すると「職位ごとの年収=年齢ごとの年収」と捉えることもできます。
上記をまとめると、年代別平均年収は以下の表の通りです。
年代別 | 平均年収の期待目安 |
---|---|
20代 | 500万円〜 |
30代 | 1,000万円〜 |
40代 | 1,400万円〜 |
ドリームインキュベータの新卒の初任給・年収
ドリームインキュベータ(DI)の新卒採用者に対する初任給は、日本の平均年収である458万円よりも高い水準となっています。具体的には、新卒入社1年目の年収は約500万円から550万円の範囲で、10年目には約1,500万円に達するという口コミデータがあります。
DIでのキャリア開始は、高い初任給により魅力的なものとなっています。新卒者は、入社初年度から戦略コンサルティングの基礎を学び、実践的なプロジェクトに参加することで迅速にキャリアを築き上げることができます。また、DIは新卒者に対しても、成果に応じて報酬を見直す柔軟な給与体系を持っているため、成長と共に給与が上昇することが期待できます。
さらに、10年目の年収が1,500万円程度という点は、DIにおけるキャリアアップの速さと、成熟したプロフェッショナルへの高い評価を反映しています。これは、DIが長期的なキャリア形成と従業員のスキル向上に力を入れていることを示しており、新卒者にとっては将来のキャリアパスを見据えた上での良い選択肢となるでしょう。
このように、DIは新卒採用者に対して競争力のある初任給を提供し、キャリアの初期段階から高いポテンシャルを持つ人材を育成することに注力しています。その結果、新卒者はDIでのキャリアを通じて、専門知識とスキルを身に付けて将来的には業界のリーダーとして活躍する可能性を持っています。
新卒採用情報
新卒採用エントリーから募集要項を確認できます。
DIの新卒採用はJob(インターン)を通じて行っているとのことなので、興味のある方は積極的にインターンへ参加しましょう。インターンへの参加は同ページで確認できますが、25新卒の募集は締め切ったようです。
中途採用情報
中途採用エントリーから募集要項を確認できます。
エントリーする際は、ページ下部にある応募ボタンから行い、「弊社への志望動機」「履歴書」「職務経歴書」をアップロードする形式となっているようです。
ドリームインキュベータの激務度
ドリームインキュベータ(DI)の激務度は、業界標準と比較しても特筆すべき点がいくつかあります。DIは裁量労働制を導入しており、出社や退社の時間は自由に決められますが、長時間労働になることが一般的です。特に、入社初期ではキャッチアップのために学ぶ時間が必要となり、これが長時間労働につながることがあります。
DIにおける激務度の理解には、その働き方の特性を把握することが重要です。裁量労働制の導入により、従業員は自分の時間を管理し、効率的に業務を進める自由があります。しかし、これは同時に、高い成果を求められる環境であることも意味しています。プロジェクトによっては、特に納期に近づくにつれて作業量が増加し、残業が必要になる場合もあります。
一方で、DIでは従業員のスキルアップを支援するための制度が整っています。具体的には以下に挙げる制度です。これらの制度により、従業員は個々の成長課題に合わせた仕事を割り当てられ、スキルと経験を効率的に積むことが可能です。
- メンター制
- 先輩社員が下位スタッフをフォローする
- アセスメントミーティング
- 全ビジネスプロデューサーのパフォーマンスを共有し、育成方針を決定する
- アサインメントポリシー
- キャリア面談の内容や直近の成長課題を踏まえて、PJTのアサインが決定される
DIの激務度は、外資系コンサルティングファームと同等の働き方となる可能性がありますが、少数精鋭ならではの制度がコンサルタントのパフォーマンスを支えています。入社初期はキャッチアップのため、ある程度割り切って仕事をする必要がありますが、経験を積むにつれて、より効率的で成果に結びつく働き方が可能になるでしょう。
ドリームインキュベータの会社概要
会社名 | 株式会社 ドリームインキュベータ(Dream Incubator Inc.) |
---|---|
所在地 | 東京本社:東京都港区虎ノ門1-17-1 虎ノ門ヒルズ ビジネスタワー 14F 大阪オフィス:大阪府大阪市北区梅田3-2-8 梅田阪急ビルオフィスタワーA 15F 名古屋オフィス:愛知県名古屋市中区栄1-16-23 名古屋丸の内ビルディング 22F 福岡オフィス:福岡県福岡市中央区天神1-12-1 福岡アイマークプレイス 17F |
代表 | 三宅 孝之 |
設立 | 2000年6月1日 ※活動開始 |
連結純資産 | 219億円 ※2023年3月末現在 |
事業内容 | 戦略コンサルティング・インキュベーション |
株式上場 | 東京証券取引所 プライム市場 制度信用銘柄、貸借銘柄 |
勤務時間 | 裁量労働制(出社退社時間は自由に決められる) |
従業員数 | 143名(連結職員数) ※2023年3月末現在 |
引用:会社概要
ドリームインキュベータ(DI)は、2000年にボストン・コンサルティング・グループ(BCG)の日本法人の社長であった堀紘一氏が、シニア・パートナー2人と共に設立した、日本発のグローバル戦略コンサルティングファームです。
東京都港区虎ノ門に本社を構えるほか、大阪、名古屋、福岡にもオフィスを持っています。代表は三宅孝之氏で、2023年3月末現在の連結純資産は219億円にのぼります。
DIの主な事業内容は、「戦略コンサルティング」と「インキュベーション」です。詳しくはドリームインキュベータの主な事業内容にて解説しています。
また、東京証券取引所プライム市場に上場しており、制度信用銘柄、貸借銘柄としても位置づけられています。全従業員数は143名と少数精鋭であり、これだけの規模間で上場しているのは目を見張るものがあります。
ドリームインキュベータの同業界競合他社との年収比較
競合関係 | 平均年収 | |
---|---|---|
OpenWork | ライトハウス | |
ボストン・コンサルティング・グループ(BCG) | 1,483万円 | 1,298万円 |
ローランド・ベルガー(RB) | 1,283万円 | データなし |
マッキンゼー・アンド・カンパニー(McKinsey & Company) | 1,254万円 | データなし |
ベイン・アンド・カンパニー(Bain & Company) | 1,254万円 | データなし |
ドリームインキュベータ(Dream Incubator) | 1,045万円 | データなし |
PwC(プライスウォーターハウスクーパース) | 951万円 | 933万円 |
デロイト トーマツ コンサルティング(Deloitte Consulting) | 942万円 | 971万円 |
ドリームインキュベータ(DI)の平均年収は、OpenWorkによると1,045万円であり、競合関係7社の中では中堅の位置にあたります。
この中で最も高いのはボストン・コンサルティング・グループ(BCG)の1,483万円です。その後にマッキンゼー・アンド・カンパニーとベイン・アンド・カンパニーの1,254万円が続き、そしてドリームインキュベータの1,045万円と、ここまでが平均年収1,000万円越えの錚々たるカンパニーです。
とはいえ、DIは大手平均の1,173万円を下回っているため、高い水準とは言い難い評価です。ただしボーナス等を含むと1,700万円を超えることから、成果を上げてインセンティブを獲得することが非常に重要となります。
また、DIの平均年収が他の大手ファームよりも低い理由の一つとして、DIの規模や事業の特性が考えられます。DIは比較的小規模なファームであり、特定のニッチな領域に特化しているため、全体としての年収が大手ファームと比べて低くなる傾向にあります。
ドリームインキュベータの給与・評価制度
ドリームインキュベータ(DI)の給与制度は、基本年棒に加えて業績賞与や株式賞与が給与の一部を構成しています。例えば、中途入社3年目の20代後半であれば、約800万円前後の年収が一般的で、これに業績賞与が加わります。
DIの評価制度は、外資系コンサルティングファームほどUp or Outは厳格なものではなく、むしろ柔軟性があります。従業員の評価は、プロジェクトごとの成果や年に数回の評価会議で決定されると口コミで報告があります。また、マネージャー以上の役職では、役員による推薦が昇格議論の起点となるため、内部ネットワークの構築も重要な要素となります。
また、職位によるレンジ制を採用しており、ボーナスは業績に左右されます。特にシニアマネージャー以上の役職では、年棒の一部が株式として与えられます。ただし退職まで交付はされないようです。
ドリームインキュベータの残業時間と残業手当
ドリームインキュベータ(DI)における残業時間は、同社の働き方やプロジェクトの性質によって異なります。DIは裁量労働制を採用しており、従業員は自身の判断で勤務時間を管理します。このため、残業時間は個々の業務の進捗やプロジェクトの状況によって変動する可能性があります。
また、OpenWorkによると、DIの平均的な残業時間は74時間となっています。これはコンサルティング業界全体の平均残業時間83.5時間と比較して少なめです。
DIにおける残業手当の支給に関しては、具体的な情報は限られていますが、裁量労働制の下では残業手当の支給は一般的ではない可能性があります。なぜなら、従業員は所定の労働時間に拘束されず、成果に基づいて評価されるため、残業時間が直接給与に反映されることは少ないからです。現に口コミには、残業手当が別途支給されたなどという書き込みは見られませんでした。
しかしながら、DIは従業員のワークライフバランスに配慮しており、プロジェクトの要求や個人の状況に応じて柔軟な勤務体制を取ることが推奨されています。長時間労働が発生する場合でも、効率的な時間管理や適切な業務配分を通じて、過度な残業を避ける努力がされています。
ドリームインキュベータのボーナス・賞与
ドリームインキュベータ(DI)では基本的に年棒制を採用しており、ボーナスは業績賞与として給与に組み込まれることが一般的です。これは、会社全体の業績や個々の従業員の成果に応じて、年間の給与に反映される方式です。
ライトハウスにはボーナス支給額のデータがいくつか上がっており、これを見ると数十万円から数百万円の範囲で変動すると見られます。有価証券報告書の平均年間給与から算定すると、ボーナスはおおよそで最大600万円台あたりまで支給されるのかもしれません。ただし、DIのボーナス支給は業績に大きく依存し、毎年一定の額が保証されないとは理解しておきましょう。
また、DIではシニアマネージャー以上の役職に対して、年棒の一部が株式として与えられる制度があります。この株式賞与は退職時まで交付されない場合が多いですが、これは従業員の長期的なキャリア形成と会社への貢献を促すためです。
ドリームインキュベータの福利厚生
福利厚生プログラム | |
---|---|
福利厚生 | 健康管理 |
|
|
引用:社内制度
ドリームインキュベータ(DI)の福利厚生プログラムは、「福利厚生」と「健康管理」の二つの大きなカテゴリーに分けられます。
「福利厚生」の面では、DIは借上社宅制度、慶弔見舞金制度、入社準備金前借制度、選択制退職金制度などを設けています。また、従業員持株会や自社株交付制度(ESOP)、語学研修支援制度など、キャリアの成長と資産形成を目的としたプログラムも充実しています。
「健康管理」に関しては、DIは生活習慣病予防検診補助(35歳未満)、人間ドック補助(満35歳以上)、PET検査補助(満40歳以上)など、年齢に応じた健康支援を実施しています。また、インフルエンザ予防接種や会社常備薬の提供、産業医によるカウンセリング制度、外部専門家によるEAP(Employee Assistance Program)など、従業員の健康維持とメンタルヘルスのサポートに力を入れています。
休日・休暇
DIでは、従業員のワークライフバランスを重視した休日・休暇制度を設けています。
基本的には、土日は稼働しないことが一般的で、これにより従業員は週末をリフレッシュの時間として利用できます。また、プロジェクトの進行状況に応じて柔軟に休暇を取得できるシステムがあり、仕事が中心の生活であっても、個々の状況に合わせて休暇を利用することが可能です。
特に、DIは従業員が仕事をしっかりとこなすことを前提に、休暇取得を奨励しています。勤務時間が比較的自由であることも、この柔軟性を支える要素の一つです。これにより、従業員は自分のライフスタイルに合わせて、休日や休暇を有意義に過ごすことができるのです。
教育制度
DIの教育制度は、従業員の成長とキャリア形成を重視した研修プログラムが提供されます。
具体的には、入社後の新卒や新入社員に対して実施されるビジネスの基礎知識やコンサルティングスキルを身につけるための研修プログラムです。これにより、従業員は業務に必要なスキルを効率的に習得し、迅速に実務に参加することができます。
さらに、中堅社員や上級社員に対しても、継続的なスキルアップと専門性の強化を支援する教育制度を整えています。これには、社内外の研修やワークショップ、さらには海外研修や語学学習の支援も含まれます。特に戦略コンサルティングにおける最新の知識や手法の習得に重点を置いており、従業員が常に業界の最前線で活躍できるようにサポートしています。
ドリームインキュベータの主な事業内容
ドリームインキュベータ(DI)は、多岐にわたる事業を通じて、「社会を変える、事業を創る。」というミッションを追求しています。DIの事業内容は大きく二つの軸、戦略コンサルティングとインキュベーションに分けられます。
- 戦略コンサルティング
- 戦略コンサルティング分野では、大企業向けに成長戦略の策定、事業立案、新規事業開発、M&A支援、デジタルトランスフォーメーションなどのサービスを提供しています。特に社会課題からのビジネス構想、異なる業界のプレイヤーや政府との融合、事業全体のエコシステムにおけるアーキテクチャ設計に重点を置いています。これにより、クライアントの持続可能な成長とイノベーションの推進をサポートしています。
- インキュベーション
- インキュベーションでは、ベンチャー企業への投資や出資・支援を行い、新しいビジネスの育成と成長を目指しています。この分野では、創業者や起業家と緊密に協力し、資金提供だけでなく、事業戦略の策定、ネットワークの構築、経営ノウハウの提供など、包括的なサポートを行っています。
主力は戦略コンサルティングであり、DIでは「ビジネスプロデュース」という位置付けで事業を行っています。その一環として、ベンチャー企業への投資や出資・支援も行うなど、ベンチャーキャピタリストとしての顔も持つ珍しいコンサルティングファームだと言えます。
事業概要にて詳しい支援事例が紹介されているため、一度覗いてみてください。
ドリームインキュベータの選考フロー
ドリームインキュベータ(DI)の選考フローについては、分かりやすい形で紹介されていませんが、Q&Aページを見ると情報が載っています。
「志望動機」「履歴書」「職務経歴書」をメールにてお送り下さい。書類選考を通過された方は、弊社シニアメンバーとの面談に臨んで頂きます。原則、1回1時間程度の面談を数回行い、採用の合否を判断させていただいております。 面談の過程で、必要に応じ、ケース面接も随時実施いたします。
引用:中途採用の選考プロセスについて教えてください
ドリームインキュベータへの転職に向いている人
ドリームインキュベータ(DI)への転職を考える際、特定のスキルセットや資質を持つ人物が特に適しています。具体的には以下の通りです。
- 戦略的思考能力を持つ人
- 複雑なビジネス問題を分析し、実行可能な解決策を創出する能力が必要です。また、市場のトレンドを理解し、クライアントの長期的な成功に貢献できる戦略を策定できることが求められます。
- イノベーティブなアプローチができる人
- DIはBCGの「未来のソニーやホンダを100社育てよう」のカルチャーを継承しています。そのため、既存の枠にとらわれず、新しい視点から問題にアプローチできる創造性が求められます。これには、新たなビジネスモデルの提案や、異業種間の協業を促進するアイデアなどが含まれます。
- コミュニケーション能力を持つ人
- DIでは、クライアントやチームメンバーとの効果的なコミュニケーションが重要です。そのため、明確で説得力のあるコミュニケーション能力を持ち、チーム内外の人々と協力してプロジェクトを進められる能力が必要です。
- 適応性と学習意欲がある人
- DIの環境は常に変化しています。そのため、変化に柔軟に対応し、継続的に学習し成長する意欲がある人が適しています。特に、新しい知識やスキルを迅速に習得し、実務に適用できる能力は、DIでの成功には不可欠です。
これらの特性を持つ人々は、DIでのキャリアを通じて自身の専門性を高め、多大な影響を与えることができるでしょう。
ドリームインキュベータへの転職におすすめ転職エージェント3社
ドリームインキュベータは戦略コンサルティングを主力とする日本初のグローバルコンサルティングファームです。また、DX/IT領域の戦略も事業として抱えています。
その特徴を考慮すると、ドリームインキュベータの転職におすすめのエージェントは以下の3社です。
これらの転職エージェントについて、それぞれ特徴を詳しく見ていきましょう。
アクシスコンサルティング
運営会社 | アクシスコンサルティング株式会社 |
---|---|
公式サイト | https://www.axc.ne.jp/ |
公開求人数 | 非公開(2024年6月7日時点) |
主な求人職種 | コンサルティング業界 |
アクシスコンサルティングは、特にコンサル業界に強みを持ち、約5,000名の現役コンサルを含む約20,000名もの転職志望者の支援をした実績があります。
その実績による信頼からコンサル業界と強いパイプがあり、コンサルティングファームの求人を豊富に取り揃えています。
- 業界を熟知した質の高いサポート
- コンサルティング業界に精通したプロフェッショナルが、転職希望者に対して具体的で質の高いサポートを提供。個々のスキルや経験を活かす最適なポジションの提案が期待できます。
- 全体の77%が非公開求人
- 非公開求人が全体の77%を占めており、他では見られない貴重な求人情報にアクセス可能。独自のネットワークを活用して、幅広い選択肢から希望に合った求人を見つけることができます。
- 平均支援期間3年の中長期に渡る支援が受けられる
- 転職だけでなく、キャリア形成全般をサポート。平均3年間のフォローがあり、転職後のキャリアも安心して築いていけるサポート体制が整っています。
信念として「生涯のキャリアパートナー」を掲げ、本人のキャリアプランから「今は転職する時期ではない」と判断すれば無理に転職を薦めないなど、視野の広いサポートが受けられるのも特徴です。
ドリームインキュベータのコラム記事も掲載しているため、求人を保有している可能性は極めて高いです。ぜひ無料登録をして、エージェントに相談してみましょう。
ランスタッド
運営会社 | ランスタッド株式会社 |
---|---|
公式サイト | https://www.randstad.co.jp/ |
公開求人数 | 7,876件(2024年6月7日現在) |
非公開求人数 | 約32,000件(2023年12月14日時点)※全求人の約80% |
主な求人職種 | ITエンジニア(IT・Web・通信)、事務・管理部門、技術系(機械・電気・電子・化学)、営業 他 |
ランスタッドは、オランダで1960年に創業された世界最大級の総合人材サービス企業です。
年収1000万以上を目指すプロフェッショナル向けサービスを提供しています。
世界規模の企業であるため、外資系やグローバル企業への転職支援実績も多数あり、下記の3つのメリットがあります。
- 市場動向を把握した専任コンサルタントによるマンツーマンサポート
- ランスタッドの専任コンサルタントは、市場の動向を熟知しており、それぞれの個人に合わせたマンツーマンでのサポートを提供。転職活動を的確に進めることができます。
- 全体の約80%が非公開求人
- ランスタッドでは、一般には公開されていない非公開求人が全体の約80%。これにより、他では知り得ない貴重な求人情報に出会うことができます。
- キャリアアップからワークライフバランス重視まで幅広い提案を受けられる
- ランスタッドは、キャリアアップはもちろん、ワークライフバランスを重視した求人も豊富に取り揃えており、多様なニーズに応える提案が期待できます。
特にハイクラス企業を得意としており、戦略的なキャリア形成のサポートをしてくれます。転職に関する支援サービスはもちろん無料です。
大多数が非公開求人のため、表には出てこないドリームインキュベータの高待遇求人を保有している可能性に期待できるでしょう。
アサイン
運営会社 | 株式会社アサイン |
---|---|
公式サイト | https://assign-inc.com/ |
公開求人数 | 非公開(2024年6月7日時点) |
主な求人職種 | コンサルティング・IT業界 |
アサインは、20代から30代のハイエンド転職に特化したエージェントです。
コンサルティングや大手IT業界に強く、エージェントのサポートが手厚いことで人気があります。
- 若手のキャリアアップに最適なエージェント
- 若くてもコンサル・IT業界にハイクラスな条件で転職できる。
- 個人に応じたオーダーメイドなキャリア支援
- 一人ひとりに合った長期的なキャリア形成のアドバイスを貰える。
- 独自アプリ「VIEW」による転職サポート
- アサインのノウハウとAIエンジンを融合させたキャリアシミュレーションでキャリア支援してくれる。
中長期を前提としてキャリアサポートを受けたいなら、アサインが最も良いでしょう。
若手向けの高待遇求人が多いため、ドリームインキュベータへの転職にピッタリなエージェントです。
ドリームインキュベータの年収に関するQ&A
ドリームインキュベータの年収や就職難易度に関する質問に回答しました。
ドリームインキュベータの30歳の年収は?
OpenWorkの口コミによると、中途入社3年目20代後半あたりで800万円前後、30歳コンサルティング未経験で900万円くらいからスタートとのことです。また、30歳あたりでミドルコンサルタントにまで昇格しているのが目安であり、そうすると最大で1,000万円は超えるようです。
従って、おおよそ1,000万円くらいだと認識すると良いかもしれません。
ドリームインキュベータの採用大学は?
新卒採用エントリーのページを見ると、「過去21年間累計74名(東京大学38名、京都大学9名、慶應義塾大学8名、東京工業大学4名、早稲田大学7名、一橋大学4名、その他4名)」と記載があります。
採用大学を見て分かる通り、DIの社員には有名大学の出身者が多いようです。
ドリームインキュベータの就職難易度は?
人気企業の就職難易度を調査した「入社が難しい有名企業」ランキング200社では、ドリームインキュベータはランキングに入っていません。
DIはBCG日本法人の社長であった堀紘一氏とパートナーによって創業されており、BCGとは関係が深く、カルチャーも継承しています。そのBCGはランキング2位であるため、カルチャーを受け継ぐDIも人気が高いことは推測できます。
参考までに、外資系コンサルファームのランキング順位を以下に記載します。
順位 | 企業 | 就職難易度 |
---|---|---|
1位 | マッキンゼー・アンド・カンパニー | 69.4 |
2位 | ボストン・コンサルティング・グループ | 65.8 |
11位 | PwCコンサルティング | 63.9 |
22位 | アビームコンサルティング | 62.9 |
44位 | アクセンチュア | 61.6 |
参考:「入社が難しい有名企業」ランキング200社
ドリームインキュベータの年収まとめ
転職はタイミングが重要です。
そして、自分の市場価値を認識することがキャリアアップへの近道です。キャリアおよび年収を上げるなら、売り手市場である今がベストです。
ハイクラス転職に向けて、複数の転職エージェントに登録し比較しするのも転職可能性を高めるポイントです。
自分の目的に合ったエージェントを確保し、しっかり活用していきましょう。