モルガン・スタンレーは、ニューヨークに本社を置く名門投資銀行の一つです。
日本国内ではモルガン・スタンレーMUFG証券株式会社を通じて、投資銀行業務や証券業務、資産運用業務を中心とした金融サービスを提供しています。また、2008年からは三菱UFJフィナンシャル・グループと資本提携し、金融商品取引サービスを提供しています。
同社と名前の似ている三菱UFJモルガン・スタンレー証券は、両方ともモルガン・スタンレーと三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)による合弁会社であり、それぞれ異なる目的と業務内容を持っている企業です。
当記事では、「モルガン・スタンレーMUFG証券」を対象とし、年収や激務度などについて情報をお届けします。
モルガン・スタンレーMUFG証券の求人情報をいち早くキャッチアップしたい人は、モルガン・スタンレーの転職を目指す方へのおすすめエージェント3社をご覧ください。
モルガン・スタンレーMUFG証券の年収 | |
---|---|
モルガン・スタンレーの平均年収 | 約2,646万円※1 |
モルガン・スタンレーの生涯年収 | 約10億548万円※2 |
金融業界の平均年収 | 約668万円※3 |
日本の平均年収 | 458万円※4 |
モルガン・スタンレーの新卒年収 | 700万円 |
※1:有価証券報告書
※2:22歳〜60歳までの生涯年収
※3:厚生労働省|令和3年度賃金構造基本統計
※4:国税庁-平均給与
モルガン・スタンレーの平均年収
※2023年12月6日時点の情報
複数の情報源からモルガン・スタンレーMUFG証券の平均年収を引用しました。
OpenWorkやライトハウスは実際に同社に勤めたことのある人の口コミからデータを取っており、回答者の多いOpenWorkでは1,402万円となっています。
決算データに基づく有価証券報告書が最も信憑性の高い情報源であり、過去5年の平均は「2,646万円」でした。その他複数のサイトも有価証券報告書を元にしているため、概ね2,690万円が相場になります。
一般的な企業の平均年収は430万円〜450万円程度と言われているため、約6倍もの差がある圧倒的な高年収だと言えます。
年収範囲としては、口コミサイトの情報が役立つでしょう。OpenWorkによれば最高年収は4,400万円であり、一般企業水準の10倍ほどです。
また、年俸制かつ完全実力主義の世界なので、成果を出した分だけ給与に反映されます。
平均年収動向:過去5年の推移
有価証券報告書から過去5年間(2018〜2022年)の年収データを参照し、平均年収の推移をグラフ化しました。年収範囲は、2,576万円〜2,735万円です。
グラフで見れば一目瞭然ですが、年収は右肩上がりになっています。特に直近の2022年では最高水準を記録しており、今後の伸びにも期待できそうです。
年収と業績の相関
平均年収の推移に業績データ(純利益)を加えたグラフです。
業績は2020年まで上がり調でしたが、2021年に7,000万円ほど落とし、翌年には8,000万円ほど上げてV字回復を果たしています。
年収と業績は見事に相関性を保っており、業績が回復した2022年に年収も過去5年の最高水準をマークしています。
今後も業績が上がるならば、年収の伸び率にも大いに期待できるでしょう。
年度 | 平均年収 | 純利益 |
---|---|---|
2022年 | 2,735万円 | 2億3,028万円 |
2021年 | 2,599万円 | 1億5,432万円 |
2020年 | 2,680万円 | 2億2,428万円 |
2019年 | 2,576万円 | 2億1,295万円 |
2018年 | 2,636万円 | 1億9,677万円 |
引用:有価証券報告書
モルガン・スタンレーの将来性・今後の業績予測
モルガン・スタンレーMUFG証券の将来性は明るいと言えます。なぜなら、平均年収と業績が右肩上がりになっているためです。
最近のデータによると、平均年収は約2,700万円以上と、一般企業の約6倍にも及ぶ圧倒的な水準を示しています。この高年収は、同社の高い業績と密接に関連していることが明らかです。
具体的には、2022年のデータでは、モルガン・スタンレーMUFG証券の平均年収は2,735万円に達し、純利益は23億円超となりました。この数字は、過去5年間で最も高い水準です。この右肩上がりの年収の推移は、同社が安定して高い業績を維持していることを物語っています。特に2021年の業績の一時的な低下後、翌年には8,000万円近くの増加を遂げるなど、V字回復を見せています。
このような業績の変動は、年収との相関関係にも反映されており、業績が好調な年には年収も上昇する傾向が見られます。この点は、金融業界において一般的な傾向であり、業績が良ければ良いほど従業員の報酬に反映されることが多いです。モルガン・スタンレーMUFG証券においても、この傾向は明確に現れています。
特に、金融市場が安定し、経済全体が成長を続ける中で、同社の業績も引き続き好調を維持する可能性が高いです。これは、従業員の年収のさらなる向上につながり、金融業界における同社の魅力を高めることでしょう。また、新たな金融商品の開発や市場の多様化に対応することで、更なる業績の向上が期待されます。
結論として、モルガン・スタンレーMUFG証券は、今後も高い業績を維持し、従業員に対して高い報酬を提供し続けることが予想されるでしょう。
モルガン・スタンレーの年代別平均年収
情報源 | 年齢 | 平均年収 | 最高年収 |
---|---|---|---|
ライトハウス | 25〜29歳 | 900万円 | 1,200万円 |
データが乏しいですが、モルガン・スタンレーMUFG証券における若手社員の年収水準は、他業界と比較しても群を抜いています。
20代で平均年収が900万円、最高年収が1,200万円に達するという点は、若手でも実力と成果に応じた高い評価がなされていることを物語っています。
モルガン・スタンレーMUFG証券は若手社員に対しても、その才能と貢献度を正当に評価し、それに見合った報酬を提供しています。同社が優秀な人材を惹きつけ、育成するための重要な戦略であり、企業の将来性を担保する基盤とも言えるでしょう。
モルガン・スタンレーの新卒の初任給・年収
モルガン・スタンレーMUFG証券の新卒の初任給や年収は、対外的には非公開になっています。
そこで、口コミを参照してみました。複数の口コミを参照した結果、新卒年収は「700万円以上」とのことです。
日本の平均年収が458万円なので、高待遇と言えます。新卒で700万円は破格の待遇でしょう。
ただし、口コミのデータが少ないため、あくまで参考程度に留めておいてください。
新卒採用情報
公式サイトにて、2025年の採用情報が出ています。待遇などは明記されておらず、募集職業のみの掲載です。
中途採用情報
中途採用情報は、履歴書をアップロードして求人を検索する仕組みになっています。
モルガン・スタンレーは激務でやばい?
モルガン・スタンレーMUFG証券は、外資系金融らしく多くの部署が激務です。
特にクライアントと直接コミュニケーションをとる必要のある投資銀行業務の場合は、業務量も多く調整事項も多数発生するため夜も遅く休日出勤も発生します。トレーディング業務など常に市場をウォッチする必要のある性質の業務では、各国の市場の時間にも左右されるので、激務にならざるを得ません。
一方、証券業務やテクノロジー関連の業務では比較的業務量が調整できるため、長く働く人も多いようです。とはいえ、激務であることには変わらないので、体力と精神力がともにタフでないと働くのは厳しいでしょう。
そのため、プライベートを重視したい方には全くおすすめできません。徹底された実力主義の中、競争しながら自身のスキルや地位を上げることや、大量の仕事をこなすことに楽しさを覚えるくらいの方には合っている企業と言えます。
なお、最近はワークライフバランスの向上がなされてきており、リモートワークや在宅勤務の導入も進んできています。健康を維持しながら、社員がキャリアを構築できるように配慮しようという動きはあるようです。
モルガン・スタンレーの会社概要
会社名 | モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社(Morgan Stanley MUFG Securities Co., Ltd.) |
---|---|
所在地 | 東京都千代田区大手町1-9-7 大手町フィナンシャルシティサウスタワー代表TEL:03-6836-5000 |
代表取締役社長 | 田村 浩四郎 (アルベルト) |
設立 | 1996年5月1日に有限会社として設立され、2005年10月24日に株式会社に組織変更 |
資本金 | 62,149 百万円(2023年3月時点) |
事業 | 株式業務、債権業務、経済リサーチ業務、資本市場業務 |
株式上場 | 非上場 |
勤務時間 | ※公式情報なし |
従業員数 | 740人(2022年時点) |
平均勤続年数 | 8.31年(2022年時点) |
平均年齢 | 40.70歳(2022年時点) |
モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社は、1996年の設立以来、株式、債権、リサーチ、資本市場業務といった幅広い金融サービスを提供し続けています。
非上場ながらも資本金は621億円超にのぼり、従業員数740人が平均40.7歳の年齢構成、さらには平均勤続年数が8.31年と安定した職場環境を築いています。
モルガン・スタンレーの同業界競合他社との年収比較
会社名 | 平均年収 | ||
---|---|---|---|
OpenWork | ライトハウス | 有価証券報告書 | |
モルガン・スタンレーMUFG証券 | 1,402万円 | 840万円 | 2,646万円 |
ゴールドマン・サックス証券 | 1,811万円 | 1,519万円 | 非公開 |
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 | 761万円 | 662万円 | 非公開 |
野村證券 | 860万円 | 766万円 | 1,087万円 |
JPモルガン証券 | 1,980万円 | 1,147万円 | 非公開 |
競合5社の中では、モルガン・スタンレーMUFG証券のランキングは3番目となっています。
同社と名前の似ている三菱UFJモルガン・スタンレー証券は、両方ともモルガン・スタンレーと三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)による合弁会社ですが、それぞれ異なる目的と業務内容を持っている企業です。前者は機関投資家や大企業を顧客にし、後者は個人投資家や中小企業を顧客にしています。
三菱UFJモルガン・スタンレー証券は、どちらかと言うと三菱の色が濃いため、モルガン・スタンレーMUFG証券とは間接的な競合になります。
三菱UFJフィナンシャル・グループ全体として、大規模な法人顧客にサービスを提供するMUFGは、平均年収において三菱UFJモルガン・スタンレー証券を上回っています。この差は、MUFGが取り扱うビジネスの規模とその収益性の高さが、従業員の給与に反映されると考察できるでしょう。
ちなみに「JPモルガン証券」も名前が似ていますが、こちらは完全な別企業です。それぞれが独立した法人であるため、直接的な競合関係になります。
モルガン・スタンレーの給与・評価制度
給与情報は非公開です。
評価制度に至っては、口コミによると「360度評価システム」を採用しているようです。5〜6人に自らの評価をお願いし、それを上司に提出するシステムです。
また、昇給・昇格・賞与(インセンティブ)の支給は年一回です。
モルガン・スタンレーの残業時間と残業手当
情報源 | 残業時間/月 |
---|---|
OpenWork | 43.6時間 |
ライトハウス | 42時間 |
OpenWorkの調べによると、証券会社の月間残業時間は57.47時間です。それに比べると、モルガン・スタンレーMUFG証券の残業時間は業界水準以下となっています。
先述した、リモートワークや在宅勤務の導入によるワークライフバランス向上の結果が現れていると言えそうです。
残業代に関しては、みなし残業として給与に含まれています。月何時間までをみなし残業としているかは情報がないため、不明です。
口コミによると、残業代が支給されたというケースがなく、みなし残業代のみ支給されるという情報も上がっています。
モルガン・スタンレーのボーナス・賞与
情報源 | ボーナス平均 | ボーナス範囲 |
---|---|---|
OpenWork | 1,000万円 | 100〜2,000万円 |
ライトハウス | 396万円 | 10〜375万円 |
OpenWorkの方が情報が多いため、こちらを参考にすると良いでしょう。
とはいえ、OpenWorkでも十分なデータ量はありませんでした。あくまで参考程度としてください。
モルガン・スタンレーの福利厚生
各種保険 | 健康保険、生命保険、入院保険、長期障害所得補償保険 |
---|---|
子育て支援プログラム | 産前産後休暇、配偶者出産(父親)休暇、養子縁組休暇、不妊治療を受ける社員とそのマネジャー向けガイド、育児休業(要件を満たす男性・女性社員対象)、フレキシブル・ワーク・アレンジメント、育児のための調整措置、エマージェンシー・チャイルドケア休暇、ベビーシッターサービス割引制度、提携託児所、病時保育およびバックアップ・チャイルドケア助成プログラム、常駐子育てコンシェルジュ、マザーズルーム(授乳・搾乳室)、子育てハンドブック |
介護支援プログラム | 介護休暇、介護休業、フレキシブル・ワーク・アレンジメント、介護のための調整措置、介護用品・介護サービス補助金制度、常駐介護コンシェルジュなど |
その他 | 退職金制度、従業員借上社宅制度、福利厚生サービス |
参考:福利厚生プログラム
健康保険や生命保険などの基本的な保険制度に加え、入院保険や長期障害所得補償保険など各種保険が充実しています。
家族を持つ社員には、産前産後休暇、父親休暇、養子縁組休暇、フレキシブル・ワーク・アレンジメントなどを通じて、家庭と仕事の両立を全面的にサポート。さらには不妊治療支援や子育て関連の福利厚生も充実しているなど、抜かりがありません。
また、介護を必要とする家族がいる社員に対しても、介護休暇や介護休業の制度が整備されています。仕事と介護の両立を実現できる環境にあると言えるでしょう。
これらの福利厚生は、社員が仕事に集中し、キャリアを充実させるための基盤を形成しています。モルガン・スタンレーMUFG証券は、これらの支援を通じて社員の満足度を高め、企業全体の生産性向上に貢献しています。
休日・休暇
年間休日 | 土曜日、日曜日、国民の祝日・休日および会社により休日と指定される日 |
---|---|
特別休暇 | 産前産後休暇、父親休暇、エマージェンシー・チャイルドケア休暇、養子縁組休暇、介護休暇、結婚休暇、忌引き |
年次有給休暇 | 20日間から(役職と勤続年数に応じ30日を上限に増加) |
モルガン・スタンレーMUFG証券の年間休日は120日以上あり、一般企業と比較して充実した水準です。週末と国民の祝日を含め、特別休暇も豊富にあり、年次有給休暇は最大30日です。
これにより、社員はプライベートの時間を大切にしながら、仕事に集中するバランスの取れた環境で働けます。
教育制度
参考:多様な人材の採用と育成に関する取り組み
- 女性の採用に積極的に取り組み、キャリア形成に役立つネットワーキングやコーチングの研修機会を提供。
- 女性ロールモデルやシニア・マネジメントとの交流の場を提供。
- 女性社員の育成や上位の役職への昇進を積極的にサポート。
- リーダー層におけるオフィサーに占める女性の割合を増やすグローバルな目標を設定し、日本においても行動計画を遂行。
- 新卒採用者に占める女性比率を50%以上とする目標。
- 中途採用では、採用ポジションの候補者に必ず1名以上の女性を含むこと、面接官にも必ず1名以上の女性が含まれる制度を運用。
- 部署別および全社的レビュープロセスにて、女性社員のコミットメントや取り組みを評価、確認。
- 女性社員の割合、採用、昇格、退職等のデータを定期的に見直し、戦略の見直しや進捗状況を明らかにする。
- 個人にあわせたキャリア開発やスポンサーシップを含めた多様な人材育成プログラムを提供。
上記の通り、モルガン・スタンレーMUFG証券は、女性の採用・育成に特に力を入れている企業です。
2023年と10年前の口コミを見ても、女性が働きやすいというコメントが投稿されています。
モルガン・スタンレーの主な事業内容
- 株式業務
- トレーディング:多様な株式商品の取引と執行
- ディストリビューション:カスタマイズされた投資サービス提供
- インスティテューショナル・コーポレート・マーケティング(ICM):効果的なIR戦略サポート
- ストラクチャード・プロダクト:顧客ニーズ対応の運用ソリューション提供
- エクイティ・ファイナンシング & プライム・ブローカレッジ:包括的な株式金融サービス提供
- 債権業務
- クレジット商品:多様な債券商品取引とクレジットリスク管理
- 金利商品:国内外金利商品のトレーディングサービス提供
- 外国為替:グローバルな外国為替サービス提供
- 外国為替:グローバルな外国為替サービス提供
- リサーチ業務
- 株式リサーチ:企業や産業セクターの分析情報提供
- 債券リサーチ:債券・為替市場の投資情報発信
- 資本市場業務
- 株式資本市場業務:株式関連の新規公開および発行支援
- 債券資本市場業務:多岐にわたる債券商品の公募および私募支援
参考:What We Do
モルガン・スタンレーMUFG証券は大きく分けて「株式業務」「債権業務」「リサーチ業務」「資本市場業務」の4つで事業展開しており、政府や法人、機関投資家、富裕層向けにサービスを提供しています。
革新的な金融ソリューションと商品の提供を通してグローバル資本市場への架け橋となるべく事業に取り組んでいます。
日本法人においては、顧客とのリレーション構築をベースに長期的なコミットメントを行うことで、顧客満足度を高めています。
積極的にグローバル業務への展開を推進しており、常に新しい事業機会を追求しながら高水準の金融サービスを提供しています。
近年は伸びが著しいウェルスマネジメント業務の更なる成長が見込まれており、リテール業務の強化がなされています。
モルガン・スタンレーの選考フロー
引用:国内採用
- STEP1.会社説明会
- モルガン・スタンレーについてより良く知って頂くために、プログラムや採用募集開始前に複数の会社説明会およびイベントをご用意しています。
- STEP2.ビジネスエリア検討
- モルガン・スタンレーでは、ビジネスエリア別採用を行っています。
- STEP3.応募
- 1と2はオンラインで行って頂き、3のテスト受検はテストセンターにて受検頂きます。
- 1. 初期登録
- 2. エントリーシート提出・志望ビジネスエリア選択
- 3. テスト受検
- STEP4.面接(録画形式)
- 書類選考の結果、ビジネスエリア別の面接選考に進む方のみ、次のプロセスのご案内を差し上げます。
新卒採用の応募は、コチラのPDFに流れが載っています。応募フォームリンクを経由し、メールアドレスで会員登録する形式です。
また、応募の条件は「国内大学・大学院を卒業・修了予定の新卒者(学部・学科不問)」となっています。
モルガン・スタンレーで必要とされるスキル
モルガン・スタンレーで必要とされるスキルには、金融サービスや商品に関する知見はもちろん、社内外のチームと連携しながら意思決定を行えるリーダーシップ、コミュニケーション能力が求められます。
なお、当然のごとく英語ができるのは必須要件となっています。特徴としては、個人として努力し成果をあげることはもちろんのこと、自ら考え新しい付加価値を生み出せる創造力があることが必要とされています。
新しい金融サービスや商品を生み出していく必要があるため、特に上位者から指示されなくても自己研鑽に勤しむことができる方が歓迎されます。また、マーケットや数字を冷静に分析できる洞察力も必要です。
金融業界出身者や外資系コンサルティングファーム出身の方、MBA取得者などは中途採用では歓迎されるでしょう。
>>【外資コンサルが解説】MBA・経営学で学べる事と取得メリット
モルガン・スタンレーへの転職に向いている人
モルガン・スタンレーへの転職に向いているのは、主に以下の三つの要素を持ち合わせている人材と言えます。
- 個人として努力し成果をあげることに貪欲なこと
- 新しい価値を生み出すために常にアンテナを張れること
- 激務に耐えうる体力や精神力が備わっていること
金融業界の名門、モルガン・スタンレーへの転職は、競争が激しく、高い報酬が期待できる一方で、それに見合った努力と成果が要求されます。そのため、この企業に適した人物像は、自己の目標に向かってコミットして結果を出すことに情熱を持っている人々です。
常に市場の動向を掴み、革新的なアイデアを生み出す能力が必要であり、絶えず変化する金融の世界で一歩先を行くためのアンテナを張り巡らせている必要があります。また、モルガン・スタンレーの社員は、長時間労働や厳しいプロジェクトのプレッシャーに耐えうるだけの体力と精神力を備えていることが求められます。
単なる体力だけでなく、ストレスマネジメントや時間管理など、プロフェッショナルな働き方をするためのスキルも含まれます。さらに、チーム内での協働やリーダーシップを発揮することができ、多様なバックグラウンドを持つ同僚と共に成長し、会社の成長を支えることができる柔軟性も必要です。
モルガン・スタンレーでのキャリアは、挑戦と機会が常に交差する環境であり、そこで働くことは自己実現のための格好の舞台となります。ここで成功するためには、自己研鑽を怠らず、常に業界の最前線で活躍するための情熱と献身が不可欠です。
モルガン・スタンレーの転職を目指す方へのおすすめエージェント3社
モルガン・スタンレーMUFG証券は、証券・投資銀行業務を強みとする大手金融企業です。同業他社の中でも年収が高く、若手でも2,000万円越えを狙えるなど、業界屈指の高待遇企業でもあります。
その特徴を考慮すると、モルガン・スタンレーMUFG証券の転職におすすめのエージェントは以下の3社です。
これらの転職エージェントについて、それぞれ特徴を詳しく見ていきましょう。
アサイン
運営会社 | 株式会社アサイン |
---|---|
公式サイト | https://assign-inc.com/ |
公開求人数 | 非公開(2024年6月7日時点) |
主な求人職種 | コンサルティング・IT業界 |
アサインは、20代から30代のハイエンド転職に特化したエージェントです。
コンサルティングや大手IT業界に強く、エージェントのサポートが手厚いことで人気があります。
- 若手のキャリアアップに最適なエージェント
- 若くてもコンサル・IT業界にハイクラスな条件で転職できる。
- 個人に応じたオーダーメイドなキャリア支援
- 一人ひとりに合った長期的なキャリア形成のアドバイスを貰える。
- 独自アプリ「VIEW」による転職サポート
- アサインのノウハウとAIエンジンを融合させたキャリアシミュレーションでキャリア支援してくれる。
中長期を前提としてキャリアサポートを受けたいなら、アサインが最も良いでしょう。
若手向けの高待遇求人が多いため、モルガン・スタンレーMUFG証券への転職にピッタリなエージェントです。
ランスタッド
運営会社 | ランスタッド株式会社 |
---|---|
公式サイト | https://www.randstad.co.jp/ |
公開求人数 | 7,876件(2024年6月7日現在) |
非公開求人数 | 約32,000件(2023年12月07日時点)※全求人の約80% |
主な求人職種 | ITエンジニア(IT・Web・通信)、事務・管理部門、技術系(機械・電気・電子・化学)、営業 他 |
ランスタッドは、オランダで1960年に創業された世界最大級の総合人材サービス企業です。
年収1000万以上を目指すプロフェッショナル向けサービスを提供しています。
世界規模の企業であるため、外資系やグローバル企業への転職支援実績も多数あり、下記の3つのメリットがあります。
- 市場動向を把握した専任コンサルタントによるマンツーマンサポート
- ランスタッドの専任コンサルタントは、市場の動向を熟知しており、それぞれの個人に合わせたマンツーマンでのサポートを提供。転職活動を的確に進めることができます。
- 全体の約80%が非公開求人
- ランスタッドでは、一般には公開されていない非公開求人が全体の約80%。これにより、他では知り得ない貴重な求人情報に出会うことができます。
- キャリアアップからワークライフバランス重視まで幅広い提案を受けられる
- ランスタッドは、キャリアアップはもちろん、ワークライフバランスを重視した求人も豊富に取り揃えており、多様なニーズに応える提案が期待できます。
特にハイクラス企業を得意としており、戦略的なキャリア形成のサポートをしてくれます。転職に関する支援サービスはもちろん無料です。
大多数が非公開求人のため、表には出てこないモルガン・スタンレーMUFG証券の高待遇求人を保有している可能性に期待できるでしょう。
Type転職エージェント
運営会社 | 株式会社キャリアデザインセンター |
---|---|
公式サイト | https://type.career-agent.jp/ |
公開求人数 | 10,104件(2024年6月7日現在) |
非公開求人数 | 約18,000件(2023年12月07日時点)※全求人の約60% |
主な求人職種 | システムエンジニア、管理・マーケティング・経営、営業、専門職(コンサルタント・金融 ほか)、Webエンジニア・クリエイター など |
Type転職エージェントは、特に年収400万から800万円の転職支援を得意としています。またエンジニア転職にも力を入れており、開発経験がある方にもおすすめのエージェントです。
Type転職エージェントを利用するメリットは以下の3つです。
- 専任コンサルタントによるマンツーマンサポート
- Type転職エージェントの専任コンサルタントは、市場動向を把握しており、個々の転職活動に対してきめ細かなサポートを提供します。
- 非公開求人が豊富
- 全体の約60%が非公開求人であり、一般には公開されていない求人情報にアクセスするチャンスがあります。
- 幅広い提案が受けられる
- キャリアアップからワークライフバランス重視まで、多様なニーズに応じた提案が受けられます。
Type転職エージェントは、専門性と多様性を兼ね備えたサービスです。市場の動きを理解した専任コンサルタントが、個々の転職活動を的確にサポートします。また非公開求人へのアクセスや多角的なキャリア提案も魅力でしょう。
証券カテゴリーで約500件の求人が出ています。公開求人にモルガン・スタンレーはありませんが、非公開求人として保有している可能性も高いです。ぜひ登録してエージェントに打診してみましょう。
モルガン・スタンレーの年収に関するQ&A
モルガン・スタンレーMUFG証券の年収や副業に関する質問・疑問に回答しました。
モルガン・スタンレーの30歳の年収は?
30歳で1,000万円は超える見込みであり、課長クラスで2,000〜2,500万円あたりを狙えるようです。
実力次第で収入も上がっていく企業なので、若手から年収2,000万円超えするのも夢ではないでしょう。
モルガン・スタンレーの年収ランキングは?
金融業界の年収ランキングでは、大手競合5社のうちモルガン・スタンレーMUFG証券は3位の座に君臨しています。
同社は、平均年収が1,400万円超という結果で、競合他社と比較しても高い報酬を誇ります。
モルガン・スタンレーの年収は高いですか?
厚生労働省の令和3年度賃金構造基本統計によると、金融商品取引業界の平均年収は約668万円で、証券業界ではこれが標準的な水準です。しかし、モルガン・スタンレーMUFG証券の場合、2022年の平均年収は約2,735万円と、業界平均を大きく上回る水準にあります。
一般的な証券業界の中でも特に高い報酬体系を示しており、同社の業績が反映された結果と言えます。そのため、同社の年収は証券業界においても特に高いカテゴリに属しており、金融業界全体を見渡しても顕著な高水準と言えるでしょう。
モルガン・スタンレーは副業OKですか?
最近の動向として、モルガン・スタンレーMUFG証券では副業が可能になったようです。
金融業界において副業の解禁は、柔軟な働き方の推進と従業員のキャリア開発の支援を意味しており、モルガン・スタンレーMUFG証券はこの流れに乗っていることがうかがえます。
この方針は、従業員がさまざまな分野での経験を積み、専門知識を深めることを奨励し、それが結果的に企業の成長と多様性に寄与すると考えられます。
モルガン・スタンレーの離職率は高い?
モルガン・スタンレーMUFG証券の平均勤続年数は8.31年で、一般企業の平均である12.7年より短いことが有価証券報告書で示されています。
離職率の高さを指摘する声もありますが、外資系企業特有のキャリアアップ志向の転職が影響している可能性があります。また、「Up or Out(成果主義)」な社風も見受けられるため、成果を残せない社員は転職していくことも考慮すると良いです。
勤続年数の短さは必ずしも否定的な要素ではなく、キャリアの多様性と発展を促す企業文化の一環と言えるでしょう。
モルガン・スタンレーの年収まとめ
転職はタイミングが重要です。
そして、自分の市場価値を認識することがキャリアアップへの近道です。
キャリアおよび年収を上げるなら、売り手市場である今がベストです。ハイクラス転職に向けて、複数の転職エージェントに登録し比較しするのも転職可能性を高めるポイントです。
自分の目的に合ったエージェントを確保し、しっかり活用していきましょう。