- タナベ経営ってどんな会社なの?
- 転職するためにはどうしたらいい?
タナベ経営へ転職を検討している人のなかには、このような疑問を感じていることもあるでしょう。
転職活動をするうえで、表面的な情報だけではなく、実際に働いている人からの口コミや評判は、非常に有益な判断材料となります。
ここでは、タナベ経営の特徴や強み・弱み、平均年収や将来性について解説していきます。
コンサル転職に役立つエージェント紹介もしていくため、転職を検討している人はぜひ参考にしてみてください。
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タナベ経営はどんな会社?
タナベ経営のコンサルティングは、2022年にホールディングス経営体制へ移行するのに伴い設立されたタナベコンサルティングによって行われています。
その事業は多岐に渡り、以下6つの領域で展開されています。
- ストラテジーコンサルティング
- ファイナンス・M&Aコンサルティング
- HRコンサルティング
- DXコンサルティング
- ブランディングコンサルティング
- 政府・公共・サービスコンサルティング
その特徴には、高度な専門性を発揮できるチームコンサルティング体制を敷いていることが挙げられ、クライアントが抱える課題に対し総合的なアプローチが可能です。
経営者視点かつ顧客利益主義を掲げており、逆算思考から短期的的な利益追求だけではなく、持続可能な経営を可能なサポートを提供しています。
タナベ経営の会社概要
タナベ経営の会社概要は次の通りです。
会社名 |
株式会社タナベコンサルティンググループ |
設立 |
1963年4月1日 |
所在地 |
【本社】 東京都千代田区丸の内1-8-2 鉃鋼ビルディング 9F 【支社】 大阪府大阪市淀川区宮原3丁目3番41号 |
資本金 |
17億72百万円 |
事業内容 |
・ストラテジーコンサルティング ・ファイナンス・M&Aコンサルティング ・HRコンサルティング ・DXコンサルティング ・ブランディングコンサルティング ・政府・公共・サービスコンサルティング |
スタッフ数 |
660名(グループ全体) ※2023年4月1日時点 |
公式サイト |
https://www.tanabeconsulting.co.jp/ |
タナベ経営の事業内容
タナベ経営は、主に経営コンサルティングを得意としたコンサルティングファームです。
経営コンサルティングを手掛けるファームは多数ありますが、ここではタナベ経営の強み・弱みをそれぞれ解説していきます。
タナベ経営の強み
タナベ経営は自社のコンサルタントを「ビジネスドクター」と称しているように、課題を抱えた企業の命を救う存在として事業を展開しています。
創業から半世紀以上に渡る豊富な実績があり、その経験やノウハウからクライアント企業自身が気づいていない問題点を見つけることに優れており、文字通り企業の命を救う医者のような存在です。
また、他社ではコンサルタントが単独で課題解決に向けサポートするところも多いなか、タナベ経営ではチームコンサルティングに定評があり、総合的なアプローチをすることに強みを持っています。
そのため、コンサルタントはクライアントに対して一人でトータルサポートをせずとも専門領域で活躍で活躍することができるのです。
タナベ経営の弱み
タナベ経営は、経営コンサルティングという、企業活動を続けていくうえで重要な領域を得意としているコンサルティングファームです。
ITコンサルタントや医療コンサルタントのように、業界や分野に特化したファームと比較すると見劣りする可能性があります。
これまでの経歴で専門領域・分野で活躍してきた人や、経営コンサルティング以外のコンサル業務を行いたい人は、他社への転職も候補に入れてみると良いでしょう。
タナベ経営の平均年収
タナベ経営の有価証券報告書によると、2022年度タナベ経営の平均年収は711.3万円とされています。
国税庁の『令和3年分 民間給与実態統計調査』によると会社員の平均年収は443万円であることから、非常に高い水準にあることがわかります。
以降では、タナベ経営の業種別年収や新卒での年収について確認していきましょう。
タナベ経営での業種別年収
残念ながら、タナベ経営の採用情報には業種別年収は公開されていません。
職種は経営コンサルタントでの募集となっており、想定年収は440万〜660万円とされています。こちらは月収換算すると37万〜55万円ほどです。
求人サイトであるdodaに掲載されている求人情報では、M&Aコンサルタントのマネージャー採用で、想定年収800万円〜1,300万円のものもあることから、給与レンジは幅広いものとなっています。
業績による賞与支給や、個人やチームの成果によってインセンティブの支給もあるとされていることから、参画するプロジェクトに対してもやりがいを持って臨みやすいといえるでしょう。
タナベ経営の新卒での年収
タナベ経営の新卒での想定年収は、公式サイトに掲載されている採用情報によると大卒で420万円、修士了で434万円とされています。
一般的な新卒の平均年収200万〜250万といわれており、倍以上の収入が得られることがわかります。
月30時間のみなし残業代も含む額ですが、それらを鑑みても高い水準にあるため、新卒からしっかり稼ぎたいと考えている人は、採用選考を受ける価値があるといえるでしょう。
タナベ経営はやばい?その激務度とは
コンサルタントという職種に対して、激務のイメージを持っている人は少なくありません。
実際、外資系企業をはじめ海外拠点やクライアントとミーティングを行うにあたり、時差の関係から深夜帯にも仕事を行うこともあれば、トラブル発生時には休日に対応を行うこともあります。
激務度を測るうえで月の残業時間がひとつの指標になりますが、採用情報を見ても具体的な時間は公表されていません。
ただし、みなし残業が月30時間であることから、30〜45時間程度の残業は覚悟しておく必要があるといえます。
また、タナベ経営に限らず、コンサルタントは参画するプロジェクトによって激務度も大きく変わるため、転職する際には自身がどのような案件にアサインされる予定なのか確認するようにしましょう。
タナベ経営の将来性
タナベ経営の有価証券報告書をもとに確認すると、タナベ経営の業績は2020年から2021年にかけてやや下降していましたが、その期間を除けば上昇傾向にあります。
得意としている領域も、企業が活動を続けていくうえで重要な経営コンサルティングであり、今後も需要がなくならないことが見込まれます。
これらから、タナベ経営の将来性は高いものであるといえるでしょう。
タナベ経営の評判・口コミまとめ
ここでは、口コミサイトであるOpenWorkに投稿されている口コミをもとに解説していきます。
良い口コミ
まずは、タナベ経営に寄せられる良い評判や口コミから確認していきましょう。
育成体制がある
コンサルティング未経験者でも業務に従事できる育成体制・制度がある。
引用:OpenWork
コンサル転職では、基本的に経験者採用を前提としているため、即戦力となることを求められ得るのが一般的です。
タナベ経営のキャリア採用の募集要項を見ても社会人経験が3年以上を求められていますが、こちらの口コミにあるような育成制度や体制があるため安心して働き始められます。
制度が設けられていることから、人材を育成していく方針であると受け取れるため、キャリアアップや実績を積みたい人に向いているといえるでしょう。
各領域にスペシャリストを擁している
高度な専門性を人材に求めており、各領域にスペシャリストを擁している。
引用:OpenWork
タナベ経営は、チームコンサルティングで総合的なアプローチを得意としています。
そのため、こちらの口コミのように各領域にスペシャリストを擁しているため、専門性の高い働き方が可能です。
見方を変えれば、Web・通販業界や食品業界などの出身者を歓迎しているため、専門性が高い強みがあればコンサルタント経験が浅くとも転職するチャンスがあるといえるでしょう。
悪い口コミ
育成体制があり、専門性の高い働き方ができると評判がある一方で、タナベ経営には悪い評判や口コミも寄せられています。
ここでは、タナベ経営に寄せられるネガティブな意見を確認していきましょう。
拠点間で差が出やすい
全国に10拠点あり、拠点により体制や風土が大きく異なる印象がある。具体的には、大阪や東京などの大きい拠点では、コンサルティング業務に専念できるよう、雑務を担当する組織が整備されている反面、小規模拠点では、営業〜コンサルティング業務まで全てコンサルタントが行っており、コンサルティング品質の担保が難しくなっている。
引用:OpenWork
全国に10拠点あることは居住地にかかわらず就職・転職しやすいともいえますが、こちらの口コミのように体制や風土が異なる場合があります。
特に、コンサルティング業務に専念できる環境か否かは働くうえでも重要なポイントであるため、採用選考を受ける際には自身がどの拠点に配属される予定なのか必ず確認が必要です。
逆に、営業からコンサルティング業務までワンストップで経験を積みたい人は、小規模拠点を狙うのも方法であるといえるでしょう。
女性の働きやすさは整備が行き届いていない
女性にとって、コンサルで働く環境は整備されていない。会社としては女性コンサル活躍を押し出しているが、実際には働き方がライフプランに適しておらず、退職者が多い。
引用:OpenWork
タナベ経営に限らず、女性が働きやすい環境作りの重要性を理解していながら、整備が追いついていない企業が多く見られるのも事実です。
今後、改善されていく見込みがあっても、現状の環境が整っていなかったり、周囲の理解が得られなかったりすれば働きにくさを感じるでしょう。
具体的なライフプランを持っている人は、自身の計画とマッチしているかの確認は必須です。
タナベ経営へ転職を目指す方へのおすすめエージェント
転職活動をする際、企業の採用情報や求人サイトから自身で応募することもできますが、転職エージェントを活用することで、より効率的に転職の成功率を高めることが可能です。
ここでは、タナベ経営への転職に役立つおすすめのエージェントを紹介していきます。
アクシスコンサルティング
アクシスコンサルティングは、20年以上の運営と約20,000名の転職支援者を支援してきた実績があるエージェントです。
コンサル業界への転職支援に特化しており、国内のコンサルティングファームを網羅的に取り扱っていることもポイントです。
コンサル転職では、業界特有の選考対策が必要となりますが、企業別の書類・面談対策をしてくれるため、転職の成功率を高める効果が期待できます。
また、取り扱い求人のうち約77%が非公開求人となっているため、他では見ることができない優良求人を紹介してもらうえる可能性が高いことも魅力的です。
コンサル転職のエージェント選びで悩んだらぜひ候補に入れてみましょう。
リクルートダイレクトスカウト
リクルートダイレクトスカウトは、国内大手人材会社であるリクルートグループが運営するエージェントです。
その名の通り、企業と直接コンタクトを取ることができるほか、登録後はスカウトを待つだけで転職活動を進めることができます。
在職中に転職活動を行う人は多いですが、リクルートダイレクトスカウトであれば時間を確保することが難しい人であっても効率的に転職先を探すことが可能です。
ハイクラス転職できるか不安な人は、まず登録を行い、どのようなスカウトを受けられるのか確認することで、自信をつけることにも繋がります。
リクルートグループのネットワークを活かしたハイクラス求人を中心に取り扱っているため、キャリア・年収アップを狙いたい人は要チェックなエージェントといえるでしょう。
JACリクルートメント
JACリクルートメントは、外資系やグローバル企業のハイクラス求人に強いエージェントです。
一般的に転職の敷居が高くなるといわれる30代~50代のミドル層の求人も豊富に取り扱っており、管理職・専門職でキャリアや年収アップを狙えることが特徴的です。
また、各業界や職種の動向や相談、問い合わせに対するレスポンスが速いため、スムーズに転職活動を進められます。
転職希望者への対応も柔軟で、利用においてもWeb面談と対面を選べるため、遠方に住んでいる人でも活用しやすいエージェントであるといえるでしょう。
タナベ経営に関する質問・疑問
タナベ経営への転職を検討するにあたり、よくある疑問とその回答を紹介しましょう。
コンサル未経験者でもエントリー可能?
一般的に、コンサル転職では経験者採用を前提としていますが、タナベ経営では社会人経験3年以上という条件であるため、未経験者であっても採用選考にエントリーすることが可能です。
歓迎される業界経験について、採用情報に掲載されているため、自身の職歴と照らし合わせながら選考対策を行うようにしましょう。
タナベ経営の就職難易度は高い?
老舗コンサルティングファームであり、収入面などにおいても高水準であるため人気は高いですが、未経験者でも選考対象であるほか、学歴も問われないためハードルは低いといえます。
語学力においても、業務のなかで活かす機会はありますが、就職・転職するにあたって必須ではないため応募しやすいといえるでしょう。
テレワークはできる?
テレワークをはじめ、オフィスワークや時差出勤などハイブリッド勤務が採用されているため、フレキシブルな働き方がしやすいです。
もちろんアサインされるプロジェクトによって働き方は変化しますが、働きやすい環境であるといえるでしょう。
タナベ経営まとめ
タナベ経営は、経営コンサルティングに強いコンサルティングファームです。
半世紀以上の実績とノウハウを活かしたコンサルティングで、タナベ経営のコンサルタントはビジネスドクターと称されています。
また、チームコンサルティングを得意としており、ぞれぞれの領域に専門性の高い人材を擁しているのも特徴的です。
学歴不問でコンサル未経験者でもエントリー可能ですが、転職の成功率を高めたい人は本記事で紹介したエージェントもぜひ活用してみてください。
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