CISCOは米国カリフォルニア州に本社を置く世界最大のネットワーク機器製造・販売企業です。ルーターやスイッチなどの機器で世界の6割以上のシェアを誇ります。ネットワーク機器業界のガリバーとも呼ばれており、インターネット関連企業として世界に名を馳せている企業です。
日本においてはシスコシステムズ合同会社として1992年に創設され事業を展開しています。2017年時点で従業員数は1100名程度で、事業内容としてはネットワークシステム、ソリューション販売ならびに関連するサービス事業とされています。
ここで、日本におけるシスコシステムズの中途採用における年収事情や、転職で採用されるための条件について整理してみます。
シスコシステムズの年収は1000万円越えも?
シスコシステムズでは募集職種にエンジニアやデータアナリストなど多くの職種がありますが、ここでは大体の推定年収について独自に調査した結果を記載します。
年代 | 年収 |
---|---|
20代 | 500~700万円程度 |
30代前半 | 600~850万円程度 |
30代後半 | 700~950万円程度 |
40代前半 | 800~1200万円程度 |
40代後半 | 1500万-2500万 |
パートナー | 1000~1400万円程度 |
実際の支給額は職種によって異なりますし、経験値や能力によっても左右されます。大体転職時の平均年収は600万円から800万円と言われています。
セールスなど職種によってはインセンティブがつくものもあり、実力次第では年収1000万円以上になることもあります。シスコシステムズは外資系ということもあり給与は高いと言えるでしょう。
ただし、基本給はあまり頻繁には変動せず賞与や目標達成度合いでの変動になるので、日系企業のように年次を重ねただけでは給与が上がることはありません。転職の際はエージェント等を通じで納得のいくように交渉することが必要です。
シスコシステムズの主な事業内容
シスコシステムズの主な事業内容は、ルーターやスイッチをはじめとしたネットワーク機器の製造や販売、及び付随するサービス提供全般になります。対象となるクライアントは民間法人や公共機関になります。実績とブランドがしっかりしているため圧倒的なシェアを確立しています。
近年では、更なる強化が求められているセキュリティ対策や街作り、道路の安全走行などのインフラへの応用も行っており、従来型の大企業向けサービス中心の姿勢から、IT専任者のいない中小企業向けとしてより低価格なサービスを開発しています。また、ハード製品の提供に留まらず、根本にある問題解決を見据えたビジネスを展開しています。多くの国内企業がシスコの製品を利用していることから、単体で大きなプロジェクトを受注したりサービスを提供したりできる強みを持っています。
外資系企業ではありますが、基本的に国内向けのサービスが中心になります。社内公募制で全世界ポジションに応募することは可能なので、中長期的な視点でグローバルな仕事をしたい方には合っています。一方、すぐにでも海外と関係のある仕事をしたい場合は必ずしも希望が通るわけではないので注意が必要です。
シスコシステムズは激務でやばい?社風や福利厚生の内容
シスコシステムズは外資系らしくドライでオープンな環境と言えます。完全実力主義の裁量労働制なので、残業という概念がありません。成果を出せば早く帰れますし、出せなければ出せるように労働時間が長くなる傾向にあります。ただ、コンサルティングファームのような過度な競争社会はなく、協調性がある社員が多い中でナレッジを積極的に共有する仕組みも整っています。
働き方はフレックス制度が導入されているので、比較的自分の裁量で働き方を決めることができます。また在宅勤務も可能になっています。
福利厚生は他の多くの外資系企業と同様、住宅補助はありませんがカフェテリアプラン制度に類似したポイント利用のサービス、外国語習得補助金制度、社員持株制度などが用意されています。
シスコシステムズで求められる人材は
シスコシステムズでは多種多様な職種で人材を募集しています。シスコシステムズの人事メッセージからは、求める人材像として「変化を楽しめるフレキシビリティーさ」が重要としています。テクノロジーの著しい発達に伴い求められるサービスも日々変化するため、変化に適応しながら事業を拡大していけるような人材が求められます。
募集職種の種類としては、営業系と技術系に大きく分かれます。営業系は営業先によって部門が分かれており、民間か公的機関かで多少の違いがありますが、ハードウェア製品や付帯サービスについての知見がある、及びIT系の製品の営業経験がある方には適していると言えるでしょう。
技術系部門については、アドバンスサービスとテクニカルサポートに大きく分かれますが、いずれも技術的な知見や経験があることが必須と言えます。未経験者は難しいでしょう。アドバンスサービスについては細分化されて募集がされているので、詳細は一度募集要項を確認してください。
シスコシステムズへの転職に向いている人
以上の内容を踏まえると、シスコシステムズへの転職に向いているのは以下の3点の要素を持ち合わせている人と言えます。
- 過去にネットワーク機器や付随するサービスに関する業界の経験をしていること
- 完全実力主義の環境でセルフマネジメントをしながら働けること
- 変化を厭わずに事業の拡大を目指せること
シスコシステムズはシェアが大きいため業績に大きく変動しない分、給与変動の心配も大きくありません。外資系企業の雰囲気の中で自由に働きたい方に合っています。
シスコシステムズに転職を検討している方は
シスコシステムズの中途採用で募集している職種は主に以下の通りです。
*時期によって募集状況は変化する場合があります。
【営業系部門】
- エンタープライズ営業
- コマーシャル営業
- サービスプロバイダー営業
- 公共営業
- サービス営業
【技術系部門】
- アドバンスドサービス(AS)
- テクニカルアシスタンスセンター(TAC)
- ジャパンチャネルズ
シスコシステムズへの転職を検討している方がすべき1つのこと
ハイクラス求人を扱っている転職エージェントに登録してみてください。
その理由は下記3点です。
- Webには出てこないシスコシステムズのリアルな情報が手に入る可能性がある
- シスコシステムズおよびその他企業の非公開求人を紹介してもらえる
- 面接対策や年収アップ交渉をしてもらえるため、効率的に転職活動ができる
シスコシステムズへの転職を目指す方へのおすすめエージェント
シスコシステムズを目指す方にオススメな転職エージェントは以下です。
アクシスコンサルティング
運営会社 | アクシスコンサルティング株式会社 |
公式サイト | https://www.axc.ne.jp/ |
公開求人数 | 非公開(2024年6月7日現在) |
主な求人職種 | コンサルティング業界 |
アクシスコンサルティングは、特にコンサル業界に強みを持ち、約5,000名の現役コンサルを含む約20,000名もの転職志望者の支援をした実績があります。
その実績による信頼からコンサル業界と強いパイプがあり、下記の3つのメリットがあります。
- 業界を熟知した質の高いサポート
- 全体の77%が非公開求人
- 平均支援期間は3年 中長期に渡る支援が受けられる
信念として「生涯のキャリアパートナー」を掲げ、本人のキャリアプランから「今は転職する時期ではない」と判断すれば無理に転職を薦めないなど、視野の広いサポートが受けられるのも特徴です。
ランスタッド
運営会社 | ランスタッド株式会社 |
公式サイト | https://www.randstad.co.jp/ |
公開求人数 | 7,876件(2024年6月7日現在) |
非公開求人数 | 非公開 ※全求人の80% |
主な求人職種 | ITエンジニア(IT・Web・通信)、事務・管理部門、 技術系(機械・電気・電子・化学)、営業 他 |
ランスタッドは、オランダで1960年に創業された世界最大級の総合人材サービス企業。39の国と地域で活動し、日本には93の拠点があります。
年収1000万以上を目指すプロフェッショナル向けサービスを提供しています。
世界規模の企業であるため、外資系やグローバル企業への転職支援実績も多数あり、下記の3つのメリットがあります。
- 市場動向を把握した専任コンサルタントによるマンツーマンサポート
- 全体の約80%が非公開求人
- キャリアアップからワークライフバランス重視まで幅広い提案を受けられる
特にハイクラス企業を得意としており、戦略的なキャリア形成のサポートをしてくれます。転職に関する支援サービスはもちろん無料です。
Type転職エージェント
運営会社 | 株式会社キャリアデザインセンター |
公式サイト | https://type.career-agent.jp/ |
公開求人数 | 10,104件(2024年6月7日現在) |
非公開求人数 | 18,548件(2023年7月1日時点)※全求人の約60% |
主な求人職種 | システムエンジニア、管理・マーケティング・経営、 営業、専門職(コンサルタント・金融 ほか)、 Webエンジニア・クリエイター など |
Type転職エージェントは総合転職サイトで、年収400万から800万の転職支援を得意としています。
エンジニア転職などにも力を入れているため、開発経験がある方にもオススメしたいエージェントです。
シスコシステムズを含むキャリアアップを目指す全ての方へ
転職はタイミングが重要です。そして、自分の市場価値を認識することがキャリアアップへの近道です。キャリアおよび年収を上げるなら、売り手市場である今がベストです。
ハイクラス転職に向けて、複数の転職エージェントに登録し比較しするのも転職可能性を高めるポイントです。自分の目的に合ったエージェントを確保し、しっかり活用していきましょう。
皆様の転職が成功することを願っています。