あずさ監査法人は、世界的に展開する4つの大規模会計事務所BIG4の一つであるKPMGグループに属する大手監査法人の一つです。金融、情報・通信・メディア、製造、官公庁など、様々な業界に特有のニーズに対応した専門性の高いサービスを提供しています。KPMGインターナショナルのメンバーファームとして、グローバルな視野でクライアントを支援しています。
現在は3000人超の公認会計士が在籍しており、その他の資格保有者等を含めて6000人ほどの従業員が在籍しています。監査証明業務を提供するクライアント数は3000社を超えている状況です。
今回はあずさ監査法人の年収や中途採用での主な条件を整理しました。
あずさ監査法人の平均年収は760万程度
あずさ監査法人の年収を独自に調査した結果、ランク別に見ると以下のような推移になります。
- スタッフ:500~700万円程度
- シニアスタッフ:700~900万円程度
- マネージャー:800~1100万円程度
- シニアマネージャー:1000~1200万円程度
- パートナー:1200万円以上
上記は目安の金額で、実際の支給金額は各個人の評価結果や採用時の経験や能力によって異なるので、あくまで参考程度と捉えてください。
あずさ監査法人は比較的給与が高い企業になります。ただし労働時間が長いので、時給換算すると低い社員もいます。給与制度の特徴としては、スタッフまでは残業代が別途支給されますが、管理職以上は年俸制になります。残業時間は申告ベースですが、多すぎると非効率な業務を行っていると評価されてしまうので、残業代で稼ごうという意識はあまりおすすめしません。
管理職以上に昇進できた場合は一人で数千万稼ぐ社員もいるので、一概には言えませんがかなりの高給を得られる可能性のある企業と言えるでしょう。
あずさ監査法人の主な事業内容
あずさ監査法人は、監査・保証業務、税務、アドバイザリーを軸に多くのクライアントにサービスを提供しています。監査品質の向上への取組として「AZSA Quality 2017」を発行しており、監査品質を支える組織基盤や基本理念を掲げています。
監査法人自体は有資格者によるライセンス業務が中心になるので、新規参入が多くなく業務もある程度定型化されてきます。そのため、あずさ監査法人として今後も生き残るための施策として、アドバイザリー業務など非定型業務に力を入れているのが現状です。監査法人であっても、組織の中にコンサルティングを強みにするチームがあり、有資格者でなくてもパフォーマンスを発揮してサービスを開発、あるいは発展させている社員もいます。公認会計士などの資格を持っていなくても、過去にコンサルティング会社での勤務経験がある場合は採用可能性が上がります。求人情報をよくチェックしてみてください。
あずさ監査法人はやばい?激務度や社風について
あずさ監査法人は比較的激務な職場環境です。案件の内容によりますが、残業時間は80時間~100時間程度です。閑散期にはまとまった休みが取れますが、優秀なほどアサインが増えて激務度が増します。
あずさ監査法人では、人材不足が顕著で社員の早期流出を防ぐために雇用の安定を目指していますが、クライアントの増加や長時間労働などの理由により、あまり施策としてうまくいっていません。リモートワークや時短勤務も制度上は許されていますが、実際に取得すると評価が下がることがあります。長時間労働を受け入れながら仕事中心で働けない方は難しいでしょう。育休で復帰した後はバックオフィスに移る方が多いです。
社風としては、個人事業主の集まりのような雰囲気なので、比較的ドライな環境です。質問すれば上位者は答えてくれますが、基本的には自分で動いて仕事をする姿勢が求められます。自分で手を挙げれば任せてくれる環境にはなっています。
その他研修制度や福利厚生も整っていますが、業務が忙しく活用できる社員とそうでない社員で差があります。
あずさ監査法人で必要とされるスキル
あずさ監査法人は監査法人なので、当然ですが監査業務や税務、アドバイザリーといった内容を多く取り扱います。そのため、数字から状況を読み取るスキルやクライアントとの対話をしながら業務を進めるスキルが必要になります。
冷静な洞察力や分析力、提案力や問題解決力が必要です。会計や監査に必要な知識は社内研修でも身につけることはできますが、いつクライアントからプロフェッショナル扱いされても問題ないように、絶えず自己研鑽できる向上心も必要です。
あずさ監査法人への転職に向いている人
以上の内容を踏まえると、あずさ監査法人への転職に向いているのは以下の3点の要素を持ち合わせている人と言えます。
- 会計や税務の有資格者あるいはコンサルティング業界出身者
- 安定した環境で高給を得たい人
- 体力的にも精神的にもタフな人
あずさ監査法人はKPMGメンバーファームとして社会的信用もかなり厚い企業です。ビッグクライアントも多いので、若手のうちから経験を積みたい方には特に合っているでしょう。ぜひ検討してみてください。
あずさ監査法人への転職を検討している方がすべき1つのこと
ハイクラス求人を扱っている転職エージェントに登録してみてください。
その理由は下記3点です。
- Webには出てこないあずさ監査法人のリアルな情報が手に入る可能性がある
- あずさ監査法人およびその他企業の非公開求人を紹介してもらえる
- 面接対策や年収アップ交渉をしてもらえるため、効率的に転職活動ができる
あずさ監査法人への転職を目指す方へのおすすめエージェント
あずさ監査法人を目指す方にオススメな転職エージェントは以下です。
アクシスコンサルティング
運営会社 | アクシスコンサルティング株式会社 |
公式サイト | https://www.axc.ne.jp/ |
公開求人数 | 非公開(2024年6月7日現在) |
主な求人職種 | コンサルティング業界 |
アクシスコンサルティングは、特にコンサル業界に強みを持ち、約5,000名の現役コンサルを含む約20,000名もの転職志望者の支援をした実績があります。
その実績による信頼からコンサル業界と強いパイプがあり、下記の3つのメリットがあります。
- 業界を熟知した質の高いサポート
- 全体の77%が非公開求人
- 平均支援期間は3年 中長期に渡る支援が受けられる
信念として「生涯のキャリアパートナー」を掲げ、本人のキャリアプランから「今は転職する時期ではない」と判断すれば無理に転職を薦めないなど、視野の広いサポートが受けられるのも特徴です。
ランスタッド
運営会社 | ランスタッド株式会社 |
公式サイト | https://www.randstad.co.jp/ |
公開求人数 | 7,876件(2024年6月7日現在) |
非公開求人数 | 非公開 ※全求人の80% |
主な求人職種 | ITエンジニア(IT・Web・通信)、事務・管理部門、 技術系(機械・電気・電子・化学)、営業 他 |
ランスタッドは、オランダで1960年に創業された世界最大級の総合人材サービス企業。39の国と地域で活動し、日本には93の拠点があります。
年収1000万以上を目指すプロフェッショナル向けサービスを提供しています。
世界規模の企業であるため、外資系やグローバル企業への転職支援実績も多数あり、下記の3つのメリットがあります。
- 市場動向を把握した専任コンサルタントによるマンツーマンサポート
- 全体の約80%が非公開求人
- キャリアアップからワークライフバランス重視まで幅広い提案を受けられる
特にハイクラス企業を得意としており、戦略的なキャリア形成のサポートをしてくれます。転職に関する支援サービスはもちろん無料です。
Type転職エージェント
運営会社 | 株式会社キャリアデザインセンター |
公式サイト | https://type.career-agent.jp/ |
公開求人数 | 10,104件(2024年6月7日現在) |
非公開求人数 | 18,548件(2023年7月1日時点)※全求人の約60% |
主な求人職種 | システムエンジニア、管理・マーケティング・経営、 営業、専門職(コンサルタント・金融 ほか)、 Webエンジニア・クリエイター など |
Type転職エージェントは総合転職サイトで、年収400万から800万の転職支援を得意としています。
エンジニア転職などにも力を入れているため、開発経験がある方にもオススメしたいエージェントです。
あずさ監査法人を含むキャリアアップを目指す全ての方へ
転職はタイミングが重要です。そして、自分の市場価値を認識することがキャリアアップへの近道です。キャリアおよび年収を上げるなら、売り手市場である今がベストです。
ハイクラス転職に向けて、複数の転職エージェントに登録し比較しするのも転職可能性を高めるポイントです。自分の目的に合ったエージェントを確保し、しっかり活用していきましょう。
皆様の転職が成功することを願っています。