A.T.カーニーは世界40ヶ国以上に拠点を有するグローバル経営コンサルティングファームです。
1926年の創業以来、世界の有力企業・組織の信頼されるアドバイザーとして多くのクライアントに価値を提供しています。
外資系コンサルティングファームの中でもトップクラスに分類され、ハイスキル人材も多数在籍しており、継続的に成長しているファームです。
さっそくA.T.カーニーのランク(役割)別年収や主な特徴を見ていきましょう。
A.T.カーニーの気になる年収は?
A.T.カーニーは米キャリア情報サイト「グラスドア」が2017年に発表した報告書の中で米国内高給企業1位を獲得しており、基本給の中央値は15万ドルとのことです。
日本ではA.T.カーニーで働く場合、大体どれくらいの年収が見込めるのでしょうか。ランク別にまとめてみました。
- ビジネスアナリスト:550~650万円程度
- シニア・ビジネスアナリスト:700~1000万円程度
- アソシエイト:830~1300万円程度
- マネージャー:1000~1800万円程度
- プリンシパル:1500~4000万円程度
- パートナー:4000~2億円程度
年俸制なので残業代が含まれた金額です。賞与は給与の10%~20%程度です。ランクが上がるにつれて年収の振れ幅も大きくなります。年齢は関係なく、本人のパフォーマンスや役職によって支給額は異なります。
結果を出せばその分高収入が期待できる分、昇給条件は厳しいです。年収額は外資系コンサルティングファームの中ではトップクラスと言えるでしょう。
なお、A.T.カーニーでは、一般的な外資系コンサルティングファームと異なりUp or Outの文化が薄く、最低限の基準をクリアすることでランクが上がらなくても給与を得られるので、結果を出すまで比較的寛容な会社と言えます。
A.T.カーニーの事業内容
日本においては、金融、通信、ハイテク、自動車、消費財、小売をはじめとするさまざまな分野でコンサルティングを行っています。
提供価値としては、トップマネジメントに向けての戦略立案に留まらず、それを現場で実行できるレベルのアクションプランにまで落とし込み、「目に見える成果(Tangible Result)」にこだわるコンサルティングサービスを行うところが特徴です。マッキンゼーに比べ、よりオペレーションまでを重視するファームです。
また、クライアントの多くは日本企業で構成され、顧客の目に見える成果を創出することを通して日本の産業全体の競争力を強化し、「日本の変革」を目標としているところも特徴です。
A.T.カーニーは激務でやばい?ワークライフバランスは?
成果主義の組織なので、成果を出すため長時間労働になることが予想されます。戦略を描くだけでなく実行できるアクションプランに落とし込むことを重視しているので、クライアント先への常駐プロジェクトが多くなります。
プロジェクトにもよりますが、必要に応じて深夜や朝までの残業や、休日での稼働が発生します。
ただ、近年では社内でワークライフバランスを含め働く環境を見直すための社内プロジェクトが実施されており、徐々にコンサルタントの定着率も高まってきています。
また、育児休暇制度等、働きやすい環境の整備に取り組んでいることもコンサルタントの定着率を高くしています。
A.T.カーニーに中途で転職するときのポイント
A.T.カーニーは中途採用には積極的ですが、外資系コンサルティングファームではトップクラスの組織であるため、採用基準は厳しく狭き門になっています。
中途採用時のランクはシニア・ビジネスアナリストまたはアソシエイトが原則です。
日本語と英語がビジネスレベルであることが最低条件になっていますが、英語については、教育研修補助制度や実務を通してブラッシュアップする社員も多いので、学習意欲があれば現時点での能力は大きく問われません。
コンサルタント経験は不問で、キャリアの中で直面した仕事上の様々な問題をどう捉え、解決してきたかという点が問われます。具体的には、コンサルティングファーム面接特有の「ケースインタビュー」を通して、ロジックや知識を最大限活用して問題の本質を見抜く力、明確な成果につながる解決策を考え抜く力があるかどうかが見られます。
A.T.カーニーへの転職に向いている人、向かない人
A.T.カーニーが求める人材像としては下記3点が挙げられます。
- 戦略を描くだけでなく実行まで落とし込めること
- プロフェッショナルとして経営課題を俯瞰できる視点と専門性を有すること
- 目に見える結果を出すに足る肉体的・精神的なタフさがあること
既存の枠組みに留まらず高い視座を持ち、クライアントの課題解決を通して日本の変革の実現のためにも自分の能力を発揮してみたい人には合うファームです。
ぜひ入念な準備のもとチャレンジしてください。
A.T.カーニーへの転職を検討している方は
ハイクラス求人を扱っている転職エージェントに登録してみるのもおすすめです。
その理由は下記3点です。
- Webには出てこないA.T.カーニーのリアルな情報が手に入る可能性がある
- A.T.カーニーおよびその他ファームの非公開求人を紹介してもらえる
- 面接対策や年収アップ交渉をしてもらえるため、効率的に転職活動ができる
A.T.カーニーへの転職を検討している方がすべき1つのこと
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A.T.カーニーの転職を目指す方へのおすすめエージェント
A.T.カーニーを目指す方にオススメな転職エージェントは以下です。
アクシスコンサルティング
運営会社 | アクシスコンサルティング株式会社 |
公式サイト | https://www.axc.ne.jp/ |
公開求人数 | 非公開(2024年6月7日現在) |
主な求人職種 | コンサルティング業界 |
アクシスコンサルティングは、特にコンサル業界に強みを持ち、約5,000名の現役コンサルを含む約20,000名もの転職志望者の支援をした実績があります。
その実績による信頼からコンサル業界と強いパイプがあり、下記の3つのメリットがあります。
- 業界を熟知した質の高いサポート
- 全体の77%が非公開求人
- 平均支援期間は3年 中長期に渡る支援が受けられる
信念として「生涯のキャリアパートナー」を掲げ、本人のキャリアプランから「今は転職する時期ではない」と判断すれば無理に転職を薦めないなど、視野の広いサポートが受けられるのも特徴です。
ランスタッド
運営会社 | ランスタッド株式会社 |
公式サイト | https://www.randstad.co.jp/ |
公開求人数 | 7,876件(2024年6月7日現在) |
非公開求人数 | 非公開 ※全求人の80% |
主な求人職種 | ITエンジニア(IT・Web・通信)、事務・管理部門、 技術系(機械・電気・電子・化学)、営業 他 |
ランスタッドは、オランダで1960年に創業された世界最大級の総合人材サービス企業。39の国と地域で活動し、日本には93の拠点があります。
年収1000万以上を目指すプロフェッショナル向けサービスを提供しています。
世界規模の企業であるため、外資系やグローバル企業への転職支援実績も多数あり、下記の3つのメリットがあります。
- 市場動向を把握した専任コンサルタントによるマンツーマンサポート
- 全体の約80%が非公開求人
- キャリアアップからワークライフバランス重視まで幅広い提案を受けられる
特にハイクラス企業を得意としており、戦略的なキャリア形成のサポートをしてくれます。転職に関する支援サービスはもちろん無料です。
Type転職エージェント
運営会社 | 株式会社キャリアデザインセンター |
公式サイト | https://type.career-agent.jp/ |
公開求人数 | 10,104件(2024年6月7日現在) |
非公開求人数 | 18,548件(2023年7月1日時点)※全求人の約60% |
主な求人職種 | システムエンジニア、管理・マーケティング・経営、 営業、専門職(コンサルタント・金融 ほか)、 Webエンジニア・クリエイター など |
Type転職エージェントは総合転職サイトで、年収400万から800万の転職支援を得意としています。
エンジニア転職などにも力を入れているため、開発経験がある方にもオススメしたいエージェントです。
A.T.カーニーを含むキャリアアップを目指す全ての方へ
転職はタイミングが重要です。そして、自分の市場価値を認識することがキャリアアップへの近道です。キャリアおよび年収を上げるなら、売り手市場である今がベストです。
ハイクラス転職に向けて、複数の転職エージェントに登録し比較しするのも転職可能性を高めるポイントです。自分の目的に合ったエージェントを確保し、しっかり活用していきましょう。
皆様の転職が成功することを願っています。