ドイツ銀行の年収はいくら?年代・職種別・新卒の給与も徹底解説

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ドイツ銀行は世界各国に支店を持つドイツ最大手の銀行で、商業銀行、投資銀行、資産運用、ウェルス・マネジメント等のサービスを提供する総合金融グループです。

最近は経営不振がささやかれており、直近では、2015年の純損益は68億ユーロの赤字となり、2020年までの約200支店を閉鎖することや、従業員2.6万人を削減することを方針に掲げていることもあり、特に投資家からの懸念が大きくなっているようです。

しかし、直近では3年連続で黒字を達成しており、ドイツ銀行内でも「改革プログラム」と称し、各事業の収益性改善のため様々な取り組みを行っています。

ドイツ最大手の銀行であることに変わりはなく、外資金融の中では入社が難しい企業の一つになっています。実力不足によるレイオフもよく行われます。

転職先としてドイツ銀行を検討中の方に向けて、業績推移と年収を比較し将来性をまとめてみました。年齢・職種別でもまとめているのでぜひ最後までご覧ください。

ドイツ銀行の年収
ドイツ銀行の平均年収1,226万円※1
ドイツ銀行の生涯年収約4.5億円
業界の平均年収656万円※2
日本の平均年収458万円※3
ドイツ銀行の新卒年収500~600万円

最終更新:202312

※1出典:キャリコネ-ドイツ銀行
※2出典:国税庁-民間給与実態統計調査
※3出典:国税庁-平均給与 

目次

ドイツ銀行の平均年収

ドイツ銀行の平均年収

ドイツ銀行の平均年収は、2022年度のcompensation reportによると1,337万円、企業の口コミサービス「キャリコネ」では1,226万円です。

日本の平均年収458万円とかなり高額です。

日系企業の多くは年功序列の社風で若手社員は年収が上がりづらい傾向がありますが、ドイツ銀行は20代にして年収1,000万円を超えるケースもあります。

一方で職種による年収の差は存在します。ドイツ銀行の年収の実態を詳しく解説していきます。

ドイツ銀行の業績と年収推移

ドイツ銀行 業績と年収推移
ドイツ銀行の年収と業績
2022年3月期売上高5,703億円平均年収:1,337万円
2021年3月期売上高5,961億円平均年収:1,487万円
2020年3月期売上高6,389億円平均年収:1,536万円

最終更新:202312

※出典:compensation report 2022

ここ数年、売上高は堅調に伸び続けています。

2023年の業績(第二四半期まで)は好調で、前年比で+10%前後で推移しています。特にコーポレート・バンクの純収益は前年同期比で35%増加しており、開始以来の最高額となる20億ユーロに到達。

マクロでみると厳しい状況もありましたが、3年連続で黒字を達成し比例するように年収も伸びています。

高収入で将来性もある会社と評価できますね。

ドイツ銀行のボーナス

キャリコネの口コミを参考にドイツ銀行のボーナスを紹介します。

職種、役職による違いが大きく、当然といえば当然ですが役職が高いほどボーナスが高い傾向があります。

非管理職の20代で金融系の部門で200万円~500万円、営業系の部門で200万円~300万円。管理系の部門で50万円~150万円となっています。

中には20代でありながら700万円もボーナスをもらっている方もいるようです。

役職の影響が大きいとはいえ高額のボーナスをもらえると年収もゆうに1,000万円を超えていきます。稼ぎたい20代にはうってつけです。

ドイツ銀行の職種別平均年収

ドイツ銀行の職種別平均年収
ドイツ銀行の職種別年収
金融専門職推定:1,134万円
総務人事/法務推定:1,760万円
事務職推定:795万円

最終更新:202312

※出典:キャリコネ-ドイツ銀行

金融専門職(主に投資銀行部門)は年収が高く20代若手でも年収1,000万円に到達することができる部門です。

人によっては1年目でボーナス含めて年収1,000万円を超えるとか。さらに3年目になるとボーナスが年間基本給を抜きます。

同年代と比べ物にならない給料をもらえるようです。その一方で金融専門職はかなりの激務で時給換算するとそれほどでもないとの口コミも見られます。

若干年収は下がりますが、トレーダーや事務職の方がワークライフバランスを保ちやすいようですね。

ドイツ銀行の年代別平均年収

ドイツ銀行の年代別平均年収
ドイツ銀行の年齢別年収
20代推定:500万円~1,000万円
30代推定:1,000万円~1,500万円
40~50代推定:1,500万円~

最終更新:2023年12月

※出典:キャリコネ-ドイツ銀行

キャリコネの口コミを参考にドイツ銀行の年齢別年収を紹介します。

新卒で入社したタイミングでは年収500万円ほどですが、その後20代にしてボーナス込みで年収1,000万円を狙うことができます。

ただし、事務職では少々難易度が高いようで、20代年収1,000万円を狙うのであれば金融専門職(投資銀行部門やトレーダー)がおすすめです。

また、キャリコネ内の情報にはなりますが、20代の口コミで最高年収は1,449万円。30代の最高年収は3,000万円となっています。※30代は1名のみ突出しておりましたので上記表の算出時には除外しています

20代はたくさん働いて高年収で一気に稼ぐんだ、という気概がある方には理想的な環境ですね。

ドイツ銀行の新卒の初任給・年収

ドイツ銀行の新卒の初任給・年収
ドイツ銀行の新卒の初任給・年収
大学院卒推定:600万円
大卒推定:500万円

最終更新:2023年12月

※出典:キャリコネ-ドイツ銀行

こちらもキャリコネの口コミを参考に新卒の初任給を紹介します。

母数となるデータ量が少ない前提ではありますが、年収500万円~600万円である場合が多いようです。

ボーナスの込みの年収額にはなりますが、一般的な新卒の初任給を考えると高い部類ではないかと思います。その分、業務量は多いようなのでワークライフバランスを重視したい場合は不向きですね。

一方で、特殊な部門(例:コーポレートファイナンス)の初任給は約1,490万円だった時代もあるようです。さすが外銀というだけありますね。

ドイツ銀行の同業界競合他社との年収比較

ドイツ銀行の同業界競合他社との年収比較
ドイツ銀行と競合の年収比較
ドイツ銀行1,226万円※1
モルガン・スタンレーMUFG1,409万円※2
JPモルガン1,494万円※3
ゴールドマン・サックス1,825万円※4

最終更新:2023年12月

※1出典:キャリコネ-ドイツ銀行
※2出典:OpenWork-モルガン・スタンレーMUFG
※3出典:OpenWork-JPモルガン
※4出典:OpenWork-ゴールドマン・サックス

全体的に高年収であることは間違いありませんが、競合と比べると少々安い傾向です。直近の業績は好調ですが、一時期業績不振の頃がありその影響を受けていそうです。

ただし、ドイツ銀行は参考となる口コミの絶対数が少なくデータとして偏りがある状態です。もっと回答数が増えてくると競合と同水準になるのではと推察しています。

後述しますが、年収面では競合と大きな差はないと思われますが、働く環境(激務度)は競合に負けないくらい高いようです。ハードワークを覚悟したうえで高年収を得たい方に向いている企業と言えます。

ドイツ銀行の残業時間と残業手当

ドイツ銀行の残業時間と残業手当

これだけ年収が高いドイツ銀行、激務度や残業時間・残業手当が気になりますよね。そこで様々な口コミサービス、SNSを調査してみました。

結論、ドイツ銀行は外資系金融機関と同様にかなり労働時間が長いようです。

1日3時間~4時間の残業をしている方もいるようで、トレーダーなどの金融職はかなりの激務とのこと。

以下にて詳しく紹介していきます。

ドイツ銀行の激務度は?

ドイツ銀行は多くの外資系金融機関と同様、かなり労働時間は長い企業になります。ドイツという国柄、丁寧さや几帳面さを持ち合わせて仕事をするタイプの社員が多く、結果だけでなくその過程にも誠実さが求められることが多いです。

労働時間という観点では、特にスタッフレベルでの転職をする場合は上位者の指示に基づいて大量の資料作成やその他の業務をこなすことが多く、長時間労働に耐えうる体力やストレス耐性が必要とされる場面が多々あります。

組織風土としては、グローバル企業なので国籍も含め様々なバックグラウンドの社員で構成され、わからないことを情報収集することが気軽にできる雰囲気があります。中途入社も多く、比較的すぐに雰囲気になじむことができるようです。

ハードな環境で果敢に成長しながらキャリアを積みたい方には合っている企業でしょう。

ドイツ銀行の残業時間と残業手当

こちらはキャリコネの口コミを参考に紹介します。

一部、残業代まで明記していない口コミもありますが、細かく記載してくれている口コミをみるに月給に対して約2割が残業手当となっているようです。

ドイツ銀行はみなし残業制度を採用しており、30時間分をみなし残業としています。多くの口コミで残業手当の割合が20%前後であることを考えると、みなし残業の範囲内で収まっているのかもしれません。

しかし、残業に関する口コミをみていると、1日3時間~4時間の残業をしている方も多くいらっしゃるようです。そのため、数字としては表れていませんが、残業が多いことは間違いなさそうです。

ドイツ銀行の主な事業内容

ドイツ銀行の主な事業内容

日本におけるドイツ銀行の主な事業内容は、コーポレート向けの金融サービス全般になります。

具体的には、外国為替やキャッシュマネジメント、貿易金融を含むコーポレート・バンキングサービス全般、不動産ファイナンス、社債や証券の管理サービスといった内容が挙げられます。

業務内容の多くは新聞の一面に載るようなディールやセンシティブかつ金額の大きい案件になるので、仕事を通じて達成感を味わう機会は多数あります。業界や大企業を動かすような案件をやりたい方には合っている企業でしょう。

なお、ドイツ本国においては、民間金融機関は公的金融機関よりも市場シェアを取れない構造になっているため、上位行としての寡占化は進んでおらず、本国での経営不振が日本法人に影響を及ぼすタイミングが時折存在します。

ここ数年はホールセール証券部門に注力してきましたが、金融危機以降の規制強化の煽りを受けて業務が縮小されている一方、代替収益源に乏しいため、グループ全体での業務の最適化による収益構造の改善が見込まれているようです。

ドイツ銀行の仕事で要求されるスキルやキャリアの積み方

ドイツ銀行の仕事で要求されるスキルやキャリアの積み方

ドイツ銀行では、金融サービスを提供するという性質上、マーケットの状況を冷静に分析し情報に基づいて論理的な判断を下す能力が求められます。金融系の知識や経験があることはもちろん、語学に長けることも必要です。

また、個人として成長するために努力を欠かさないだけでなく、チームとの連携を行えるコミュニケーション力が必要とされています。大型案件などは利害関係者も増えるため、円滑な人間関係を構築できることが必要です。

激務だとしても学べることは多いため、一つのキャリアステージとして割り切って入社する人が多いですが、長期間腰を据えて働こうとする場合はハイスキルはもちろん社内のパワーバランスをうまく見極められることも必要となるでしょう。

ドイツ銀行への転職に向いている人

ドイツ銀行への転職に向いている人

ドイツ銀行への転職に向いているのは、主に以下の三つの要素を持ち合わせている人材と言えます。

  • 金融機関で投資銀行業務などの専門業務に従事したことがあること
  • 成長意欲が高く主体的に吸収する姿勢があること
  • 激務に耐えうる体力と精神力があること

ドイツ銀行での経験やネームバリューは他社に今後転職する際も確実に役に立ちます。グローバル企業でしっかり自分を鍛えたい場合は合っているでしょう。

ドイツ銀行への転職を検討している方がすべき1つのこと

ドイツ銀行への転職を検討している方がすべき1つのこと

ハイクラス求人を扱っている転職エージェントに登録してみてください。
その理由は下記3点です。

  • Webには出てこないドイツ銀行のリアルな情報が手に入る可能性がある
  • ドイツ銀行およびその他企業の非公開求人を紹介してもらえる
  • 面接対策や年収アップ交渉をしてもらえるため、効率的に転職活動ができる

ドイツ銀行への転職を目指す方へのおすすめエージェント

ドイツ銀行への転職を目指す方へのおすすめエージェント

ドイツ銀行を目指す方にオススメな転職エージェントは以下です。

  • アクシスコンサルティング
  • リクルートダイレクトスカウト
  • アサイン

アクシスコンサルティング

アクシスコンサルティング
運営会社アクシスコンサルティング株式会社
公式サイトhttps://www.axc.ne.jp/
公開求人数非公開(2024年6月7日現在)
主な求人職種コンサルティング業界

アクシスコンサルティングは、特にコンサル業界に強みを持ち、約5,000名の現役コンサルを含む約20,000名もの転職志望者の支援をした実績があります。

その実績による信頼からコンサル業界と強いパイプがあり、下記の3つのメリットがあります。

  • 業界を熟知した質の高いサポート
  • 全体の77%が非公開求人
  • 平均支援期間は3年 中長期に渡る支援が受けられる

信念として「生涯のキャリアパートナー」を掲げ、本人のキャリアプランから「今は転職する時期ではない」と判断すれば無理に転職を薦めないなど、視野の広いサポートが受けられるのも特徴です。

関連記事:アクシスコンサルティングの評判・口コミを調査!【転職エージェント】

リクルートダイレクトスカウト

リクルートダイレクトスカウト
運営会社株式会社リクルート
公式サイトhttps://directscout.recruit.co.jp/
公開求人数298,652件(2024年6月7日現在)
主な求人職種全職種

リクルートダイレクトスカウトは、その名の通り転職情報サイト大手のリクルート社が運営している転職エージェントです。

高年収が期待されるハイクラス求人に特化していることが特徴であり、約2万件を超えるコンサルティング求人を保有しています。

リクルートダイレクトスカウトのメリット
  • 高年収かつ質の高い求人情報が豊富にある
    • 年収800万円〜2,000万円の高年収求人を多く扱っており、ハイクラス企業の厳選求人も豊富にある。
  • 質の高いヘッドハンターが多数登録しており、自分からアプローチもできる
    • 厳選された4,000人以上の優秀なヘッドハンターを揃え、転職者自らヘッドハンターにアプローチをかけることも出来る。
  • 無料で自分から求人を検索することができる
    • 有料プランに加入せずとも求人の検索・応募が可能。

リクルートというブランドと知名度を最大限に活かすことで、首都圏はもちろん全国各地から求人案件が集約されています。

ハイクラスに特化した求人が集まっているため、将来のライフプランを考えて年収を上げたい若手ビジネスマンにおすすめです。

地方で転職を目指している方にとってもおすすめのエージェントです。

アサイン

アサイン
運営会社株式会社アサイン
公式サイトhttps://assign-inc.com/
公開求人数非公開(2024年6月7日時点)
主な求人職種コンサルティング・IT業界

アサインは、20代から30代のハイエンド転職に特化したエージェントです。

特に若手のハイエンド転職強みを持ち、2021年JAPAN HEADHUNTER AWARDで最優秀賞を受賞しており、アプリ会員は3万人を超える実績があります。

また、実績による信頼からコンサル業界と強いパイプがあり、下記の3つのメリットがあります。

アサインのメリット
  • 若手のキャリアアップに最適なエージェント
    • 若くてもコンサル・IT業界にハイクラスな条件で転職できる。
  • 個人に応じたオーダーメイドなキャリア支援
    • 一人ひとりに合った長期的なキャリア形成のアドバイスを貰える。
  • 独自アプリ「VIEW」による転職サポート
    • アサインのノウハウとAIエンジンを融合させたキャリアシミュレーションでキャリア支援してくれる。

中長期を前提としてキャリアサポートを受けたいなら、アサインが最も良いでしょう。

創業5年と歴史は短いですが、徹底した求職者目線で人と向き合う姿勢が最大の特長です。しっかりとキャリアアップ、キャリア形成をプロと進めていきたい方におすすめです。

関連記事:アサイン(ASSIGN)転職エージェントの評判・口コミは?案件の特徴など徹底解説

ドイツ銀行を含むキャリアアップを目指す全ての方へ

転職はタイミングが重要です。そして、自分の市場価値を認識することがキャリアアップへの近道です。キャリアおよび年収を上げるなら、売り手市場である今がベストです。

ハイクラス転職に向けて、複数の転職エージェントに登録し比較しするのも転職可能性を高めるポイントです。自分の目的に合ったエージェントを確保し、しっかり活用していきましょう。

皆様の転職が成功することを願っています。

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