ドイツ銀行は世界各国に支店を持つドイツ最大手の銀行で、商業銀行、投資銀行、資産運用、ウェルス・マネジメント等のサービスを提供する総合金融グループです。
最近は経営不振がささやかれており、直近では、2015年の純損益は68億ユーロの赤字となり、2020年までの約200支店を閉鎖することや、従業員2.6万人を削減することを方針に掲げていることもあり、特に投資家からの懸念が大きくなっているようです。
ドイツ最大手の銀行であることに変わりはなく、外資金融の中では入社が難しい企業の一つになっています。実力不足によるレイオフもよく行われます。
ドイツ銀行の年収や採用条件を以下整理しました。
ドイツ銀行の年収はやはり高め
ドイツ銀行の年収は公には公開されていませんが、独自に調査した結果以下のような金額が想定されます。正確な金額は個人の能力によって左右されるので、ご参考程度の情報としてください。
タイトル | 年収 |
アナリスト | 800~1000万円程度 |
アソシエイト | 1000~1400万円程度 |
アシスタントヴァイスプレジデント | 1200~1600万円程度 |
ヴァイスプレジデント | 1500~1800万円程度 |
ディレクター | 1700~2400万円程度 |
マネージングディレクター | 2000~3000万円程度 |
ドイツ銀行では外資系金融では定番の年俸制が採られています。
上記には賞与が含まれています。完全実力主義の企業で、かつ日本国内では法人相手のサービスを提供するため給与水準は高くなります。
ランクがアソシエイトなどのスタッフレベルでも、実力がある社員では2000万円程度の収入を得ている人もいるそうです。同業他社と比べても給与はかなり高い方で、場合によっては倍程度になることもあるようです。
外資系金融らしく高い年収を得られる企業と言えます。
ドイツ銀行の主な事業内容
日本におけるドイツ銀行の主な事業内容は、コーポレート向けの金融サービス全般になります。
具体的には、外国為替やキャッシュマネジメント、貿易金融を含むコーポレート・バンキングサービス全般、不動産ファイナンス、社債や証券の管理サービスといった内容が挙げられます。
業務内容の多くは新聞の一面に載るようなディールやセンシティブかつ金額の大きい案件になるので、仕事を通じて達成感を味わう機会は多数あります。業界や大企業を動かすような案件をやりたい方には合っている企業でしょう。
なお、ドイツ本国においては、民間金融機関は公的金融機関よりも市場シェアを取れない構造になっているため、上位行としての寡占化は進んでおらず、本国での経営不振が日本法人に影響を及ぼすタイミングが時折存在します。
ここ数年はホールセール証券部門に注力してきましたが、金融危機以降の規制強化の煽りを受けて業務が縮小されている一方、代替収益源に乏しいため、グループ全体での業務の最適化による収益構造の改善が見込まれているようです。
ドイツ銀行は激務でやばい?労働環境について
ドイツ銀行は多くの外資系金融機関と同様、かなり労働時間は長い企業になります。ドイツという国柄、丁寧さや几帳面さを持ち合わせて仕事をするタイプの社員が多く、結果だけでなくその過程にも誠実さが求められることが多いです。
労働時間という観点では、特にスタッフレベルでの転職をする場合は上位者の指示に基づいて大量の資料作成やその他の業務をこなすことが多く、長時間労働に耐えうる体力やストレス耐性が必要とされる場面が多々あります。
組織風土としては、グローバル企業なので国籍も含め様々なバックグラウンドの社員で構成され、わからないことを情報収集することが気軽にできる雰囲気があります。中途入社も多く、比較的すぐに雰囲気になじむことができるようです。
ハードな環境で果敢に成長しながらキャリアを積みたい方には合っている企業でしょう。
ドイツ銀行の仕事で要求されるスキルやキャリアの積み方
ドイツ銀行では、金融サービスを提供するという性質上、マーケットの状況を冷静に分析し情報に基づいて論理的な判断を下す能力が求められます。金融系の知識や経験があることはもちろん、語学に長けることも必要です。
また、個人として成長するために努力を欠かさないだけでなく、チームとの連携を行えるコミュニケーション力が必要とされています。大型案件などは利害関係者も増えるため、円滑な人間関係を構築できることが必要です。
激務だとしても学べることは多いため、一つのキャリアステージとして割り切って入社する人が多いですが、長期間腰を据えて働こうとする場合はハイスキルはもちろん社内のパワーバランスをうまく見極められることも必要となるでしょう。
ドイツ銀行への転職に向いている人
ドイツ銀行への転職に向いているのは、主に以下の三つの要素を持ち合わせている人材と言えます。
- 金融機関で投資銀行業務などの専門業務に従事したことがあること
- 成長意欲が高く主体的に吸収する姿勢があること
- 激務に耐えうる体力と精神力があること
ドイツ銀行での経験やネームバリューは他社に今後転職する際も確実に役に立ちます。グローバル企業でしっかり自分を鍛えたい場合は合っているでしょう。
ドイツ銀行への転職を検討している方がすべき1つのこと
ハイクラス求人を扱っている転職エージェントに登録してみてください。
その理由は下記3点です。
- Webには出てこないドイツ銀行のリアルな情報が手に入る可能性がある
- ドイツ銀行およびその他企業の非公開求人を紹介してもらえる
- 面接対策や年収アップ交渉をしてもらえるため、効率的に転職活動ができる
ドイツ銀行への転職を目指す方へのおすすめエージェント
ドイツ銀行を目指す方にオススメな転職エージェントは以下です。
転職サイトランキング 転職サポート力 1位 アクシスコンサルティング コンサル転職に強い特化型エージェント
2位 マイナビエージェント 転職支援のサポートが手厚く、案件数は業界トップクラス
3位 ランスタッド 年収1000万円以上を狙う人向けの転職エージェント
アクシスコンサルティング
アクシスコンサルティングは、特にコンサル業界に強みを持ち、約5,000名の現役コンサルを含む約20,000名もの転職志望者の支援をした実績があります。
その実績による信頼からコンサル業界と強いパイプがあり、下記の3つのメリットがあります。
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アクシスコンサルティング公式サイト:https://www.axc.ne.jp
ランスタッド
ランスタッドは、オランダで1960年に創業された世界最大級の総合人材サービス企業。39の国と地域で活動し、日本には93の拠点があります。
年収1000万以上を目指すプロフェッショナル向けサービスを提供しています。
世界規模の企業であるため、外資系やグローバル企業への転職支援実績も多数あり、下記の3つのメリットがあります。
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特にハイクラス企業を得意としており、戦略的なキャリア形成のサポートをしてくれます。転職に関する支援サービスはもちろん無料です。
ランスタッド公式サイト:https://www.randstad.co.jp/professionals/
Type転職エージェント
Type転職エージェントは総合転職サイトで、年収400万から800万の転職支援を得意としています。
エンジニア転職などにも力を入れているため、開発経験がある方にもオススメしたいエージェントです。
Type転職エージェント公式サイト:https://type.career-agent.jp
ドイツ銀行を含むキャリアアップを目指す全ての方へ
転職はタイミングが重要です。そして、自分の市場価値を認識することがキャリアアップへの近道です。キャリアおよび年収を上げるなら、売り手市場である今がベストです。
ハイクラス転職に向けて、複数の転職エージェントに登録し比較しするのも転職可能性を高めるポイントです。自分の目的に合ったエージェントを確保し、しっかり活用していきましょう。
皆様の転職が成功することを願っています。