株式会社大和総研は、1989年に設立された日本の総合シンクタンクです。前身は大和証券のリサーチ部門で、現在はリサーチ、コンサルティング業務の他に、大和証券グループ向けのシステム開発業務を行っています。
強みとしては、リサーチやコンサルティング業務から提言される解決策を実行するためのITソリューションを提供できることで、競争力を高めるべく中途採用にも意欲的な企業です。現在はグローバルビジネスにも力を入れており、国内・海外を問わずに幅広く社会や業界、企業に貢献するべくサービスを提供しています。
今回は大和総研の年収や、中途採用で通るための条件を整理してみました。
大和総研の年収は高い?
大和総研には複数の職種があり、職種によって支給される給与金額が多少異なります。ここでは正社員の年齢別にみた平均的な給与推移を記載します。
年齢 | 年収 |
新卒~20代後半 | 450~600万円程度 |
30代前半 | 550~900万円程度 |
30代後半 | 700~1100万円程度 |
40代前半 | 800~1200万円程度 |
40代後半以降 | 900~1400万円程度 |
上記は残業手当が含まれていない金額になっています。また、実際の支給金額は各個人の評価結果や採用時の経験や能力によって異なるので、あくまで参考程度に留めて頂ければと思います。
大和総研は基本的に年功序列型なので、課長代理までは順調に昇格することができます。その後は実力勝負になるので、30代以降の年収は人によって差が出てきます。
中途入社の多くは入社時点から実力勝負での給料になるので、うまく転職エージェントを活用するなどして希望の年収を実現しましょう。賞与・ボーナスについては大和証券グループ全体の業績に左右されるので、会社の業績も重要になります。
大和総研の主な事業内容
大和総研の主な事業内容は、リサーチ、コンサルティング、ITサービスの三つになります。リサーチは、社会・経済全体の方向性を提示するような国内外の経済分析をはじめ、政策分析や金融市場動向、金融税制、環境分野などのリサーチが多いようです。
コンサルティング部門は、証券会社が母体という性質からM&Aの活用、グローバル化の推進、事業ポートフォリオの見直し、官民連携の推進など、戦略の策定から実現支援に向けたワンストップサービスを強みとしており、SI機能を活用しながらサービスを提供しています。
ITサービスについては、リサーチやコンサルティングにより打ち出された戦略や提言を実行するための具体的なシステム開発や導入支援が事業の内容です。グループ会社の大和証券向けシステム開発を数多く手掛けていることから、堅牢性のあるソリューション提供が強みとなっています。
[article id=”5139,2304,1864,” cat_name=”1″ layout=”grid” target=”_blank”]大和総研は激務でやばい?福利厚生の充実度について
大和総研は、総合シンクタンクの中では比較的激務です。職種にもよりますが、システム部門は特に激務になりがちでしょう。納品前などはどの部門でも残業が多くなりがちです。
ただし、大和証券グループの一員であるため、できるだけ残業を少なく業務を効率的に進めるように促す文化はあります。中途で入社する場合は即戦力として機能すれば自主的に残業を減らすことは十分可能です。
大和総研は大和証券グループとして手厚い福利厚生制度を利用できるのが魅力の一つです。社員がいつまでも健康で安心して働けるようにと、さまざまな福利厚生制度が用意されています。残業手当以外は昼食手当や独身寮または住宅補助、出産一時金の給付、短時間勤務や育児休暇、時間外労働の免除制度もあります。仕事と家庭を両立したい社員には優しい制度が充実しています。
大和総研で必要とされるスキル
大和総研は、総合シンクタンクとして金融や環境をはじめとするテーマについて、戦略立案から実行までを幅広く支援できるワンストップサービスを提供するため、社会課題についての興味がある上で変化の激しい情勢に適応できる人材を求めています。
どの職種であっても、自ら改革、創造できる力があること、物事を推進する力があること、自己成長に貪欲なことが求められます。
その他、具体的なスキルとしては、リサーチ部門であれば調査分析研究の経験や事業化支援といった業務に取り組んだ経験があることが挙げられます。コンサルティング部門であれば、実際にコンサルティング会社などでのコンサルティング経験があること、事業会社での経営企画の経験があることなどが挙げられます。システム部門については、金融系のSEやITコンサルティング経験があると歓迎されるでしょう。
大和総研への転職に向いている人
以上の内容を踏まえると、大和総研への転職に向いているのは以下の3点の要素を持ち合わせている人と言えます。
- 自ら成長し変化を厭わずに行動できること
- 安定した環境で社会を動かすような仕事をしたいこと
- 金融分野や経済分野への関心があること
大和総研は自由闊達な組織風土で、重要な仕事もどんどん任される環境にあるので、仕事も面白いはずです。成長意欲が高く向学心のある方に合っている企業でしょう。
大和総研への転職を検討している方がすべき1つのこと
ハイクラス求人を扱っている転職エージェントに登録してみてください。
その理由は下記3点です。
- Webには出てこない大和総研のリアルな情報が手に入る可能性がある
- 大和総研およびその他企業の非公開求人を紹介してもらえる
- 面接対策や年収アップ交渉をしてもらえるため、効率的に転職活動ができる
大和総研への転職を目指す方へのおすすめエージェント
大和総研を目指す方にオススメな転職エージェントは以下です。
転職サイトランキング 転職サポート力 1位 アクシスコンサルティング コンサル転職に強い特化型エージェント
2位 マイナビエージェント 転職支援のサポートが手厚く、案件数は業界トップクラス
3位 ランスタッド 年収1000万円以上を狙う人向けの転職エージェント
アクシスコンサルティング
アクシスコンサルティングは、特にコンサル業界に強みを持ち、約5,000名の現役コンサルを含む約20,000名もの転職志望者の支援をした実績があります。
その実績による信頼からコンサル業界と強いパイプがあり、下記の3つのメリットがあります。
- 業界を熟知した質の高いサポート
- 全体の77%が非公開求人
- 平均支援期間は3年 中長期に渡る支援が受けられる
信念として「生涯のキャリアパートナー」を掲げ、本人のキャリアプランから「今は転職する時期ではない」と判断すれば無理に転職を薦めないなど、視野の広いサポートが受けられるのも特徴です。
アクシスコンサルティング公式サイト:https://www.axc.ne.jp
ランスタッド
ランスタッドは、オランダで1960年に創業された世界最大級の総合人材サービス企業。39の国と地域で活動し、日本には93の拠点があります。
年収1000万以上を目指すプロフェッショナル向けサービスを提供しています。
世界規模の企業であるため、外資系やグローバル企業への転職支援実績も多数あり、下記の3つのメリットがあります。
- 市場動向を把握した専任コンサルタントによるマンツーマンサポート
- 全体の約80%が非公開求人
- キャリアアップからワークライフバランス重視まで幅広い提案を受けられる
特にハイクラス企業を得意としており、戦略的なキャリア形成のサポートをしてくれます。転職に関する支援サービスはもちろん無料です。
ランスタッド公式サイト:https://www.randstad.co.jp/professionals/
Type転職エージェント
Type転職エージェントは総合転職サイトで、年収400万から800万の転職支援を得意としています。
エンジニア転職などにも力を入れているため、開発経験がある方にもオススメしたいエージェントです。
Type転職エージェント公式サイト:https://type.career-agent.jp
大和総研を含むキャリアアップを目指す全ての方へ
転職はタイミングが重要です。そして、自分の市場価値を認識することがキャリアアップへの近道です。キャリアおよび年収を上げるなら、売り手市場である今がベストです。
ハイクラス転職に向けて、複数の転職エージェントに登録し比較しするのも転職可能性を高めるポイントです。自分の目的に合ったエージェントを確保し、しっかり活用していきましょう。
皆様の転職が成功することを願っています。
最後に、当サイトで扱っている他企業の年収や職場環境をまとめている記事を紹介しておきますのでよろしければご覧ください。