近年急速に広がっている新しい働き方が「副業」という選択肢です。
コンサルタントの実務経験・スキル・知見を活かして副業に挑戦したいと考えている方も多くいらしゃると思います。
コンサルタントとして習得しているスキルは専門性が高く、業界問わず汎用性が効く案件が多いことから、幅広いクライアントでニーズがあります。
また、コンサルタント経験のある方としては、副業で複数の案件を経験することでキャリアの幅が広がり、さらなる収入源を確保することができます。
しかしながら、実際にいざ副業に取り組むとなると、その案件獲得の方法や、実際に副業に取り組む際のデメリットなども気になるところです。
そこで、本記事では、副業を始めるための具体的な方法、案件の見つけ方、単価の相場感、そして副業を成功させるためのポイントを詳しく解説します。
また、おすすめのエージェントやサイトも紹介します。ぜひ最後までご覧ください。
>>フリーコンサルにおすすめの案件紹介エージェント・マッチングサイト9選
副業でコンサルティングの仕事はできる?
副業でコンサルティングの仕事をすることは可能です。
かつては終身雇用や年功序列といった日本型雇用が一般的でしたが、最近では働き方も柔軟になっており、副業を解禁している企業が増えています。
これは、副業を通じて新たなスキルや専門知識を習得し、それを本業に還元してほしいという企業側の目論見もあります。
現在勤めている企業の就業規程や参加している案件の契約条件を確認した上で、副業できるかどう確認しましょう。
また、今まで未経験の方は、これまでのスキルや経験で副業できるのかどうか?と不安に感じられるかもしれません。
ただ、コンサルタントの業務は非常に多くの企業で評価いただけるので、ぜひ安心してください。
コンサルタントとして経験した専門知識が活かせる案件もありますが、そこまで専門性が高い案件でない場合でも論理的思考をもとに課題解決の支援を行うという案件もあります。
この場合、コンサルタントとして勤めた基礎的な知見を持って副業で活躍することができるでしょう。
クライアントによって求められる知見にばらつきがあるため、まず幅広く案件を確認することから始めましょう。
フリーランスコンサルタントが副業するメリット
フリーランスコンサルタントが副業するメリットは、収入源の増加だけでなく、人脈の拡大や時間の有効活用、実践的なスキルアップなど複数あります。
いくつか具体的に確認してみましょう。
副業を通じた人脈の拡大
フリーコンサルタントとして長期的に活躍するためには、幅広い人脈を拡大構築しておく必要があります。
その意味で、副業は新たな人脈を築く貴重な機会になります。
多様な業界のクライアントとの接点を持つことで、将来のビジネスチャンスへとつながる可能性が広がるので、副業を通じて得られる人脈は、独立後の事業拡大にも大きな力となるでしょう。
収入の最大化
当然ながら本業と並行して副業を実施することになります。
具合的には週末や平日夜などの空いた時間を使うことが多く、本業以外に空いた時間を有効に使い、副収入を得ることができます。
コンサルタントの方は、このような時間は知識習得に使っているケースが多いと思いますが、副業のスポットコンサルティングを通じて、新しい業界知識を学ぶ機会になることも、時間対効果としては魅力的と言えるでしょう。
スキルアップとキャリアの多角化
副業では本業の業務内容とは異なる業務内容に取り組むケースがほとんどでしょう。
本業では経験できないような新しい課題に取り組むことが多く、これが実践的なスキルアップにつながります。
また、異なる分野での経験は、コンサルタントとしての視野を広げをつながるため、キャリアの多角化し、より希少性の高い人材へと成長できる可能性があるでしょう。
副業コンサルタントの種類
副業コンサルタントとして活動するうえで、募集案件の種類を確認しておきましょう。
ITコンサルタント
ITコンサルタントは、企業のITシステム開発やサービス導入をサポートする専門家です。
技術的な知識を活かして、システムの統合やクラウドサービスの導入など、幅広い業務を担当します。
ITに関する深い知識が求められるため、この分野での経験や実績がある人は、副業としても活躍の場が多くあります。
特に、IT技術が進化し続ける現代において、正社員案件同様に非常に需要が高いです。
Webマーケティング系コンサルタント
Webマーケティング系コンサルタントは、デジタルマーケティングの専門家です。
SEO、SNS運用、広告運用などを通じて企業の販売促進やCRM強化を支援します。
具体的にWebメディアのディレクションや運用を担当するような実務レベルの案件もあります。
この分野は特に、toC、toB問わず多様な業界で需要があり、副業として活躍の場が広くなっています。
戦略コンサルタント
戦略コンサルタントは、企業の経営戦略やブランド戦略を策定する役割を担います。
企業の長期的な成功を見据え、市場分析や競合分析を基にした提案を行います。
経営や戦略に関する深い知識が必要であり、経営者の視点を持つことが求められます。
そのため特に経営に関する案件遂行経験が豊富な引き出しの種類の多い方が適しており、副業としても提供価値と報酬の高い領域と言えます。
組織・人事コンサルタント
組織・人事コンサルタントは、人事や組織開発に関する専門知識を持ち、企業の人材戦略や組織文化の改善をサポートします。
人的資本経営がトレンドテーマである昨今、市場価値は急速に高まっています。
足元で相談をもらう案件としては離職率の低下や社内コミュニケーションの改善など、企業の内部問題に対処することが多いでしょう。
この分野も業界を問わず需要があることから、副業としても多くの案件が見込めます。
その他専門コンサルタント
財務、経理、採用、流通、税務など、特定の専門分野に特化したコンサルタントも求められています。
これらの分野では、専門的な知識と経験が必要とされ、特定のニーズに応えることができる専門家は貴重です。
クライアントで実務経験者や知見が足りないというニーズに伴い副業が発生します。
専門分野での経験を活かすことで、価値を提供し、その見返りとして収入源を確保することが可能です。
副業コンサルタントの単価相場
副業コンサルタントの単価相場は、働き方によって大きく異なります。
スポットコンサルの場合、1時間あたり1万円〜3万円程度が相場とされています。
これは、一度限りまたは不定期の短時間コンサルティングサービスを提供する際の価格です。
一方で、プロジェクト型で長期にわたるサポートを提供する形態においては、月額10万円〜20万円程度が相場となっています。
経験や求められる専門性や稼動工数が高まると、これらの単価はさらに上昇する傾向にあります。
副業としてコンサルティングを行う際には、自身のスキルや経験を考慮した上で、適切な報酬設定が求められるでしょう。
また、案件によっては、より高額な報酬が期待できることもありますが、業務工数と連動するケースも少なくありません。
副業としての関わり方を整理した上で、案件受託するようにしましょう。
※出典:HiProDirect スポットコンサルティング
※出典:ビザスク アドバイザー
フリーコンサルタントの副業案件例
具体的にどういった案件があるのかイメージできるようにいくつか事例を紹介します。
一般的な副業案件の例として以下のようなものが想定されます。
ITコンサルタント
ITコンサルタントとしての副業は、企業の情報技術戦略の策定や、システムの最適化、セキュリティの強化などを行う仕事が多いでしょう。
例えば、顧客管理システム(CRM)の導入を検討している企業に対して、要件定義からベンダー選定、導入後のフォローまでをサポートする仕事です。
より上流工程からの依頼となれば戦略策定や、ベンダコントロール含めたPMOとなり、実務レベルとなると開発で手を動かすもののみという案件もあるかもしれません。
実際の案件例
案件名 |
金融アカウントのBPO・BPR支援/ITコンサル |
---|---|
業務内容 | ・エンドクライアント課題のヒアリング ・ASIS、TOBEの理解 ・フロー作成 、課題解決案の策定/提示、説明 ・顧客のケイパビリティ説明 ・要件定義(→見積作成依頼) ・見積説明、各種資料作成、その他業務 ・企画案策定、市場調査、提案書作成 |
単価 |
65万円 〜 95万円(月額) |
稼働率 | 50〜80% |
勤務地 | リモート/浅草 |
案件期間 | 即日~2022年7月末(延長可能性あり) |
必須スキル |
【必須スキル】
・業務分析にて必要となる資料の収集や作成スキル ・得意先/内部メンバーとの円滑なコミュニケーションが取れる方 ・不明点に対して、エスカレーションができる方 ・ITスキル -Excel、PowerPoint Wordでの文書資料作成スキル -Excelを使用したフロー作成/データ分析(ピボットテーブルなど) -グラフの作成/関数(IF関数、VLOOKUP関数など)の活用ができる方 【尚可】 ・BPO(特に金融)知見がある方 |
※出典:ハイパフォコンサル
Webマーケティング系コンサル
Webマーケティングコンサルタントは、SEO対策やSNSを利用したプロモーション、オンライン広告キャンペーンの設計など、クライアントのオンラインでの視認性と収益性を高めるためのアドバイスを提供します。
こちらも上流工程だと戦略策定から支援を行い、実務レベルだと運用や発信内容の管理、振り返りを行うケースもあります。
実際の案件例
案件名 |
B2B企業のWebマーケティング支援 / ITサービスのコンサルタント |
---|---|
業務内容 | 依頼先の企業におけるクライアントワークの支援。 運用を実施しているディレクターと共に 顧客へのデジタルマーケティング施策の企画や実施を予定。 |
単価 |
70万円 〜 80万円(月額/税別) |
稼働率 | 20〜40% |
勤務地 | 東京都 新宿区 |
案件期間 | 2021年2月~3月末(延長の可能性あり) |
必須スキル |
【必須スキル】
※下記項目に対して複数の該当が必要 ・ドキュメンテーションスキル ・カスタマージャーニーの設計経験 ・リードジェネレーションの企画実行経験 ・カスタマーサクセスの企画実行経験 ・サイト改善プランの策定(サイト設計、コンテンツ改善) ・デジタル施策の策定(ウェビナー、動画、SNSなど) ・デジタルマーケティングツールの選定とプラニング(MA、SFA、CDP、DMP等) ・広告施策、SEO施策、流入施策等の検討【尚可】 ・マーケティング部門立ち上げの経験 ・デジタルマーケティングツールの導入経験 ・顧客へのプレゼンテーション経験 |
※出典:ハイパフォコンサル
戦略コンサル
戦略コンサルタントは、企業の長期的な成長戦略や、新規事業の立ち上げ、市場分析などを行います。
例えば、スタートアップ企業のビジネスモデルの構築支援や、新市場への進出戦略の策定などが挙げられます。
カウンタパートが経営者や経営企画室となることから、戦略を描くことがミッションとなり、実務は資料作成があるかないかというレベルでしょう。
実際の案件例
案件名 |
オフィス企画・戦略コンサルティング支援/SI企業のコンサルタント |
---|---|
業務内容 |
・SI企業の国内グループ会社をクライアントとし、オフィス企画/戦略に関するコンサルティング支援
・目的: 従業員のエンゲージメント向上等 ・企業のオフィス企画/戦略において、下記業務を想定 -調査研究/資料作成 -コンサルティング、コンサルティング営業等のサポート -各種会議体(対PJメンバー、対クライアント)の参加 |
単価 |
120万円 〜 140万円(月額/税別) |
稼働率 | 20〜40% |
勤務地 | フルリモート |
案件期間 | 2023年1月~長期予定 |
必須スキル |
【必須スキル】
・国内外企業のオフィス企画/戦略の動向に関する知見 ・オフィス企画/戦略のコンサルティングもしくはコンサルティング営業等の実務経験 ・従業員エンゲージ向上の企画/調査/提案等経験【尚可】 ・IT業界のオフィス企画/戦略に関する知見 |
※出典:ハイパフォコンサル
組織・人事コンサル
組織・人事コンサルタントは、人材管理や組織構造の改善、社員研修プログラムの開発など、企業の内部組織に関するコンサルティングを行います。
例えば、人事制度改定、パフォーマンス評価システムの導入や、チームビルディングのワークショップの実施などです。
戦略や方針策定だけでなく、ある程度実務伴走型で、既存従業員へのスキルシェアという観点での支援も求められる傾向にあります。
実際の案件例
案件名 |
SAP人事コンサルタントのコンサルタント |
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業務内容 |
・人事管理のソリューション支援
・HCMからSuccessFactorsへの移行 |
単価 |
120万円 〜 150万円(月額/税別) |
稼働率 | 30〜50% |
勤務地 | 福岡県(出張ベース) |
案件期間 | 2019年1月上旬~3月末(延長予定) |
必須スキル |
【必須スキル】
・HCMの経験【尚可】
・SuccessFactorsへの知見(尚可) |
※出典:ハイパフォコンサル
その他専門コンサル
その他の専門コンサルタントとしては、ファイナンス、法務、環境、ヘルスケアなど、特定の専門分野におけるアドバイスやサポートを提供する仕事などです。
例えば、金融コンサルタントが投資戦略の提案を行ったり、法務コンサルタントが契約書のレビューやリスク管理のアドバイスを行うケースなどです。
こちらは、専門知見をもとに支援を行うことになるため、関わり方なども領域ごとに違いが生まれるため事前確認を行いましょう。
実際の案件例
案件名 |
法務部門の支援|複合サービス事業|リモートのコンサルタント |
---|---|
業務内容 |
・契約書のリーガルチェック
・マニュアル、書式の作成【募集背景】 業務拡大に伴う人員確保のため 上記に伴う法務部員の指導教育(基本担当外) |
単価 |
120万円 〜 200万円(月額/税別) |
稼働率 | 50〜70% |
勤務地 | 東京都新宿区 / フルリモート(在宅) / 西新宿駅 |
案件期間 | 即日~中長期予定 |
必須スキル |
【必須スキル】
・民間企業における法務部門の経験 ※契約書のリーガルチェック1000件以上 ※80~100件/月【尚可】 ・弁護士、司法書士等の法律資格 |
※出典:ハイパフォコンサル
副業コンサルタントのはじめ方
副業としてコンサルティングを行うには、押さえておきたいポイントがいくつかあります。
自分の強みの把握
まず自身の専門性を活かせる分野を見極めることが重要です。
これまでの経験や、これまでのキャリアを振り返り、どのような業界やテーマであれば他者に価値を提供できるかを考えましょう。
その上で案件を確認し、市場ニーズを理解したうえで、自分の強みを活かせる案件を見つけるためにアクションすることが重要です。
忙しい中かと思いますが、まずは経験の棚卸しと自己分析を行い、どの業界や分野で需要があり、自分がどのような価値を提供できるのかを明確にしましょう。
プラットフォームの選定と登録
案件を探すためには、信頼できるプラットフォームを選ぶことが不可欠です。
直近だとエージェント型、サイト型、SNS型など複数のプラットフォームが存在します。
各プラットフォームの特徴を理解し、自分のスキルセットや働き方に合ったものを選びましょう。
登録後はプロフィールを充実させ、自分を魅力的に見せるためのアップデートも行いましょう。
ネットワークの拡大
フリーで案件と獲得し続けるためには、人脈や関係性と言われるネットワークを拡大することが重要です。
コンサルタントとしてのブランドを築くためにも、SNSや業界イベントを利用して、自分の専門性をアピールし、信頼関係を築いていきましょう。
法的・税務的な知識と準備
副業を始める前に、法的な制約や税務の準備は必須です。
副業が許可されているか現職の契約を確認し、副業に関する税金の知識を身につけ、適切な申告を行いましょう。
全てにおいて自分一人で対応することは難しいため、各領域の専門職の方に相談を行うか、副業案件を紹介しているエージェントに相談することで、抑えるべきポイントを理解しましょう。
副業コンサルタントの将来性
これから価値が高まり将来性は明るいと言えます。
高い専門性が必要となる案件において、経験豊富な人材を雇用で確保することはどのような大手企業でも大変な時代になっています。
また、案件の特性によっては「数年間のプロジェクトの間だけ手伝って欲しい」という雇用を前提としない人材活用ニーズが高まっています。
このような社会情勢の変化を背景に、専門性の高いコンサルタントを副業で活用しようという案件が多くなっています。
少子高齢化、生産年齢人口の低下が見込まれる中で、AI活用とともに副業はトレンドとしてもより浸透が進んでいくことが想定されています。
副業に興味を持っている方は、先駆者としていち早く経験を積めるように挑戦しましょう。
副業でコンサルティングする際の注意点
副業でコンサルティングを行う際には、いくつかの重要な注意点があります。
報酬形態と単価相場の理解
案件獲得後、契約開始前に、報酬形態の確認や単価相場との照らし合わせを行いましょう。
スポットコンサルティングの場合、1時間あたり1万円から3万円程度が相場とされています。
また、プロジェクト型の支援の場合は月10万円から20万円程度が一般的です。
これらの相場を踏まえ、自分のスキルや経験に見合った報酬を設定することが大切です。
業務内容についての確認
コンサルタントとしての実務経験がある場合は、その経験を活かして副業に取り組むことができます。
未経験の分野に挑戦する場合でも、本業で培った専門知識や問題解決能力を活用することで、新たな案件獲得のチャンスを広げることが可能です。
一方で、あまりに高いレベルを求められ良いパフォーマンスが発揮できなかったり、本業に支障が出るような負荷がかかっては大変です。
自分の経験を活かせるのか、未経験業務についてそれを補えるだけの時間や努力が捻出できるのか、確認しておきましょう。
時間管理
副業としてコンサルティングを行う場合、本業とのバランスを適切に取ることが求められます。
週末や空いた時間を利用するスポットコンサルティング案件もありますが、プロジェクト型は結構な時間工数を必要とします。
本業に支障をきたさないように時間管理をしっかり行うことができるか、見立てておきましょう。
ポートフォリオの準備
未経験分野への挑戦や新たな案件獲得のためには、これまでの実績をクライアントに提示できるポートフォリオの準備が必要です。
この準備がないと、せっかく動き出して良い案件に出会うことができても、契約に至らないケースも少なくないでしょう。
自身のスキルや経験を適切にアピールできる資料を作成し、信頼を得るための努力を怠らないようにしましょう。
フリーコンサルタントの副業におすすめの案件紹介エージェント
近頃は案件紹介サービスが多くありますが、特におすすめしたい案件紹介エージェント・マッチングサイトを3社ご紹介します。
Pro Connect(プロコネクト)
運営会社 | 株式会社WorkX |
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公式サイト | https://pro-connect.jp/ |
公開案件数 | 非公開(2024年6月15日時点) |
職種 | IT、PMO、戦略、業務改善、その他 |
Pro Connect(プロコネクト)は、ハイクラス案件を得意とするフリーコンサル向け案件マッチングサービスです。
登録に書類審査があるスクリーニング制度を採用しており、ハイクラス人材が登録するサービスとしてクライアント企業からの信頼も得ています。
月あたり平均単価が170万円と高額案件が揃っている上、中間マージンが8~15%と低水準なので、収入面にこだわりたい方にとって嬉しいサービスと言えます。
案件を紹介・マッチングしてもらうエージェント型サービスのほか、クライアント企業と直接コンタクトをとれるプラットフォーム型のサービスもあります。
また、稼働率50%といった副業・ダブルワークとして受けられる案件もあるので、ぜひ一度案件確認ください。
>>プロコネクト(ProConnect)の口コミや評判は?低マージンや案件の特徴を解説
プロフェッショナルハブ
運営会社 | 株式会社エル・ティー・エス リンク |
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公式サイト | プロフェッショナルハブ |
公開案件数 | 非公開(2024年6月15日時点) |
職種 | PM/PMO、IT関連、その他 |
プロフェッショナルハブは、プロフェッショナルという経験豊富な方に向け、案件紹介やキャリアアップの支援を実施し、活躍できるように長期的にサポートすることを謳っています。
プライム上場の大手事業会社やコンサルティングファーム、SIerから直接依頼された、商流が浅く高単価の案件を多く保有しています。
収入面でも満足度の高い案件の紹介を受けることが可能です。
また、多様な案件の取り扱いがあることも特徴で、低稼働、スポット稼働、地方や副業など広い種類の案件から希望に沿った案件紹介を受けることができます。
POD
運営会社 | 株式会社ワークスタイルラボ |
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公式サイト | https://pod.jp/ |
公開案件数 | 664件(2024年6月15日現在) |
職種 | PM/PMO、経営/戦略、IT関連・SAPなど |
POD(Professionals On Demand)は、フリーコンサルタント向けの求人・案件紹介エージェントです。
大手ファーム出身の「コンサルタントサポーター」がキャリア面談により登録者のキャリア・スキルをきちんと把握し、強みを最大限に活かせる案件を紹介してくれます。
業界事情にも詳しいため、クライアント企業との各種調整やマッチング、求職活動における各段階でのサポートなどのサービスが高品質なことで知られています。
クライアント企業との独自ルートにより好条件の直案件を多く獲得しています。
経営・戦略やIT、PMO等を得意領域としていて、フリーの戦略コンサル向けの高単価案件が多数あるので、ぜひ登録をおすすめします。
フリーコンサルタントの副業に関する疑問
ここからはよくある質問について回答を紹介します。
- 土日のみの稼働で副業でコンサルすることは可能?
- 副業でのコンサルとスポットコンサルの違いは?
- 未経験からでも副業でコンサルをすることは可能?
- BIG4など大手コンサルファームでも副業はできる?
- 副業コンサルタントが怪しいといわれるのはなぜ?
土日のみの稼働で副業でコンサルすることは可能?
可能です。
働き方改革の流れの中で、副業が解禁されている企業も増えています。
特にコンサルティングの仕事は、リモート対応やミーティングなど相手に時間を合わせる必要性が少ない案件が多く、その専門性を活かして柔軟な働き方が可能です。
また、スポットコンサルティングの案件も存在し、土日のみの稼働にも適しています。
副業でのコンサルとスポットコンサルの違いは?
工数や業務内容に違いがあります。
副業コンサルタントは、一定の時間を割いて継続的な関係を築きながら業務を行うのに対し、スポットコンサルタントは、一回限りまたは不定期な案件に対して、その都度専門的なアドバイスを提供する形が一般的です。
未経験からでも副業でコンサルをすることは可能?
可能です。
専門的な知見がなくても、日々業務遂行する中で培った論理的思考能力をもとに、顧客の課題解決に貢献できる案件はあります。
また、ITやWebマーケ、その他の専門的な領域のコンサルティングなどの知見や実務経験をもとに貢献することができる案件もあるため、今までの経験を棚卸し、挑戦したい方向性を明確にすることをおすすめします。
BIG4など大手コンサルファームでも副業はできる?
就業規定により可能な企業もあります。
各社方針が異なるため、現在所属している企業の規則を確認ください。
公表されている中では、マッキンゼー&カンパニー、ボストンコンサルティンググループは副業が禁止されています。
一方で、アクセンチュア、ベイン&カンパニー、PwCコンサルティング、EYストラテジー・アンド・コンサルティング、KPMGコンサルティングは副業が認められています。
副業コンサルタントが怪しいといわれるのはなぜ?
パフォーマンスへの懸念が挙げられるかもしれません。
コンサルティングという業務の性質上、そのスキルや経験が明確に証明されていない場合、クライアントはサービスの質が稼働後しかわからないケースが多くあります。
その中で、副業としてのコンサルティングは、本業との兼ね合いで時間が限られているため、プロジェクトに対するコミットメントが十分でないと見なされることもあります。
具体的に貢献できる内容、裏付けとなる経験、対応可能工数を共有し、ギャップのないような契約を目指しましょう。
副業コンサルタントまとめ
副業としてコンサルタント業務を行うニーズはこれからもかなり高まるでしょう。
フリーコンサルタントとして活躍するうえで、新たな収入の確保や、キャリアの可能性を広げる絶好のチャンスと言えます。
一方で、契約後のトラブルを避けるためにも注意すべきポイントは多くあります。
特に、企業が求めているパフォーマンスを発揮できるかどうかがそのトラブル因子になることが多いため、事前に期待値をしっかりすり合わせすることが重要です。
そういった観点で、安心して副業をスタートさせるためには、信頼できる案件紹介サービスへの登録をおすすめします。
今後より浸透が進む副業という働き方において、先駆者としての経験を積むためのパートナーとしてうまく活用ください。