日本HP(ヒューレットパッカード)の年収はいくら?職種・役職別の給与も徹底解説

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ヒューレットパッカード
この記事を読むと分かる事
  • HPの年収と福利厚生
  • HPの仕事内容やオフィス環境
  • HPに採用されるための条件

日本ヒューレット・パッカード株式会社(以下HP)は、シリコンバレー発の米国ヒューレット・パッカード社を母体とし、もともとは横河電機との合弁企業「横河・ヒューレット・パッカード株式会社」として1963年に設立されました。

コンピューター事業やプリンター事業等を経て度重なる合弁や買収を繰り返し、日本ヒューレッド・パッカード社としての設立は1999年からです。

資本金は100億円、エンタープライズ領域に特化したITソリューションカンパニーとして、コンピューター機器やソフトウェア製品の開発・製造・輸入・販売・リース、そして多様なITサービスを提供しています。

近年ではIoTやAI、ブロックチェーンから生まれるデジタルエコノミーの到来で、よりサービス競争は激化している状況なので、優秀な人材は積極的に採用しています。主にシステム開発エンジニアと事業拡大のための営業職がメインの採用職種になります。
今回はHPで中途採用された場合の年収や採用されるための条件について整理しました。

目次

年収は実力と役職次第で1000万円超にも

HPは外資系企業なので年俸制ではありますが、固定給比率が7割程度と比較的高く、成果による変動給分によって高年収になるかどうかが決まります。スタッフレベルでは500万円程度からの支給が標準的な金額になりますが、30代後半以降で管理職になると1000万円超する社員も現れてきます。

参考までに独自調査によるエンジニア職の役職ランク別給与を下記に記載します。実際の支給金額は人によってバラつきがあります。

役職年収
新卒~若手一般社員450~500万円程度
係長級600~700万円程度
課長級750~900万円程度
部長1,000~1,500万円程度
役員2,000万円以上

HPの場合は管理職になると高給になりますが、その分残業も多いので時給換算すると必ずしも高いとは言えない可能性があります。とは言っても、一般的な日系企業よりは多く給与を得られるので、ネームバリューと相まって中途で入社する価値のある企業と言えます。

注意点としては、HPは本社が米国企業なので、日本の業績が良くても本社の業績が良くなければ必ずしも賞与に反映されたり昇給につながったりしないことが挙げられます。業績状況によって変わるので、高給を狙った転職の場合はなるべく固定給分が高くなるように役職が高い状態で入社できるのが望ましいでしょう。

HPの主な事業内容

事業内容

HPはIT環境インフラ整備、ITソリューション、IT機器販売等を手掛ける企業で、ビジネス戦略、技術、サービスを一貫で提供できる企業です。ハイブリッドITとインテリジェントエッジをキーワードとしてサービス提供しています。

ビジネス戦略については、従来からあるITシステムやパッケージソフトウェアをベースとしたものの他に、IoT、AI、ブロックチェーンといった新技術の台頭に伴うハイブリッドIT戦略立案の提供も行っています。

パブリッククラウドや自社データセンターの構築も可能なので、戦略に留まるだけでなく実際にインフラ構築も行うことが可能です。

技術面では、さまざまなITインフラ製品を提供しており、サーバー、ストレージ、ネットワーク、統合システム、マネジメントソフトウェアまでカバーしています。

サービス面を支える人材は有名大学出身者のエリートが多く、年間11,000件以上のクライアントのデジタルトランスフォーメーションを支援しています。ITコンサルティングサービスには最先端のテクノロジー活用やスピーディなシステム設計及び構築、ITサポートが含まれています。

近年は業績が若干苦戦気味ではありますが、これからも圧倒的な知名度や技術力をベースに高品質なサービスを提供していくでしょう。

HPでの福利厚生制度やオフィス環境

HPは外資系企業であることから基本的に実力主義ではありますが、福利厚生については日本企業と同じような制度が多く用意されています。企業年金や独自の健康保険組合、社員食堂などが充実しています。

ただし社員食堂はそこまで価格が安くないので、外に食べに行くのが億劫な社員向けと言えます。オフィスが江東区で近辺に目立った商業施設がないので、その点を補っているようです。

オフィス環境としてはフリーアドレス制を採っており、在宅勤務制度もあります。週1回程度は自宅で作業する社員もいるようです。
こういった制度ですが、所属する部署によっては形式的なもので実態としては利用できない場合があり、硬直化した組織になってしまっている部分もあるそうです。

この点は若手のモチベーションの低下にもつながっている状況です。中途で採用される場合は、入社を決める前に面接やエージェントを通して自分の重視する労働環境や条件を確認した方が良いでしょう。

HPで必要とされるスキルや求める人材像

人材

HPの中途採用で問われるスキルや求める人材像については、採用サイトに記載がされています。HPは会社という組織の中で働ける人材を求めており、過去の経験にとらわれず柔軟に適応して対応できる人、変化をすばやく察知して行動し、チャンスと捉えられる人、向上心がある人、などが挙げられています。

具体的なスキルとしては、パッケージやスクラッチによるシステム開発経験やプロジェクトマネジメント経験、新技術に関する知見や興味関心等が挙げられます。

また、HPでは単独で仕事をするよりは、チームでまとまってシステムを開発したりIT戦略サービスを提供したりすることが多いので、上位者や同僚との積極的なコミュニケーションや自発的な行動力が求められます。

日系企業と異なり受け身だと周りは何も手を差し伸べてくれないので、自分の意見を持ちつつ他者と協働できるスキルが必要です。
何か困ったことやわからないことがある場合は、上位者や周囲の人間に尋ねれば教えてくれるような環境ではあるので、円滑なコミュニケーションにより業務もうまく回せるでしょう。

HPでの採用担当者の視点

外資系企業であるHPへの転職ですが、採用までのフローは適性検査と複数回の面接と一般的な流れで進められます。
複数回の面接で面接官が見るポイントは、即戦力として現場に出した場合にすぐ活躍してくれるか、マネジメントを任せた場合にきちんと対応してくれるか、といった点です。

面接時は、「今期目標を達成するための不足金額を補うためにどのような施策を取るか」などの具体的なシチュエーションに対して適切なソリューションを提案できるかを確認する、顧客の具体的な課題を例に挙げたうえでのソリューション提供例を出すように問われる、といったこともあります。

これらは、HPの実務において大手クライアントである企業や公的機関に対して、深く踏み込んだソリューション提供を常に要求されているからです。実際にHPで働く場合は、対クライアントへの提案力が満足度に影響するため非常に重視されています。
そういう意味では、IT業界出身者だけでなく、戦略系コンサルティング会社出身者も歓迎されると言えるでしょう。

HPへの転職に向いている人

以上の内容を踏まえると、HPへの転職に向いているのは以下の3点の要素を持ち合わせている人と言えます。

  • IT業界もしくは関連業界出身の人
  • 自発的な働き方ができる人
  • 顧客への提案力がある人

HPは成果を出せれば比較的自由に働ける環境でネームバリューも高い企業なので、自身の能力やスキルをさらに伸ばしたい、もっと自分の市場価値を上げたいと考えている場合は合っているでしょう。

HPへの転職を検討している方がすべき1つのこと

ハイクラス求人を扱っている転職エージェントに登録してみてください。
その理由は下記3点です。

  • Webには出てこないHPのリアルな情報が手に入る可能性がある
  • HPおよびその他企業の非公開求人を紹介してもらえる
  • 面接対策や年収アップ交渉をしてもらえるため、効率的に転職活動ができる

HPへの転職を目指す方へのおすすめエージェント

HPを目指す方にオススメな転職エージェントは以下です。

アクシスコンサルティング

アクシスコンサルティング
運営会社アクシスコンサルティング株式会社
公式サイトhttps://www.axc.ne.jp/
公開求人数非公開(2024年6月7日現在)
主な求人職種コンサルティング業界

アクシスコンサルティングは、特にコンサル業界に強みを持ち、約5,000名の現役コンサルを含む約20,000名もの転職志望者の支援をした実績があります。

その実績による信頼からコンサル業界と強いパイプがあり、下記の3つのメリットがあります。

  • 業界を熟知した質の高いサポート
  • 全体の77%が非公開求人
  • 平均支援期間は3年 中長期に渡る支援が受けられる

信念として「生涯のキャリアパートナー」を掲げ、本人のキャリアプランから「今は転職する時期ではない」と判断すれば無理に転職を薦めないなど、視野の広いサポートが受けられるのも特徴です。

ランスタッド

ランスタッド
運営会社ランスタッド株式会社
公式サイトhttps://www.randstad.co.jp/
公開求人数7,876件(2024年6月7日現在)
非公開求人数非公開 ※全求人の80%
主な求人職種ITエンジニア(IT・Web・通信)、事務・管理部門、
技術系(機械・電気・電子・化学)、営業 他

ランスタッドは、オランダで1960年に創業された世界最大級の総合人材サービス企業。39の国と地域で活動し、日本には93の拠点があります。

年収1000万以上を目指すプロフェッショナル向けサービスを提供しています。

世界規模の企業であるため、外資系やグローバル企業への転職支援実績も多数あり、下記の3つのメリットがあります。

  • 市場動向を把握した専任コンサルタントによるマンツーマンサポート
  • 全体の約80%が非公開求人
  • キャリアアップからワークライフバランス重視まで幅広い提案を受けられる

特にハイクラス企業を得意としており、戦略的なキャリア形成のサポートをしてくれます。転職に関する支援サービスはもちろん無料です。

Type転職エージェント

@type
運営会社株式会社キャリアデザインセンター
公式サイトhttps://type.career-agent.jp/
公開求人数10,104件(2024年6月7日現在)
非公開求人数18,548件(2023年7月1日時点)※全求人の約60%
主な求人職種システムエンジニア、管理・マーケティング・経営、
営業、専門職(コンサルタント・金融 ほか)、
Webエンジニア・クリエイター など

Type転職エージェントは総合転職サイトで、年収400万から800万の転職支援を得意としています。

エンジニア転職などにも力を入れているため、開発経験がある方にもオススメしたいエージェントです。

HPを含むキャリアアップを目指す全ての方へ

転職はタイミングが重要です。そして、自分の市場価値を認識することがキャリアアップへの近道です。キャリアおよび年収を上げるなら、売り手市場である今がベストです。

ハイクラス転職に向けて、複数の転職エージェントに登録し比較しするのも転職可能性を高めるポイントです。自分の目的に合ったエージェントを確保し、しっかり活用していきましょう。

皆様の転職が成功することを願っています。

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