コーンフェリージャパンの平均年収はいくら?役職・職種別の給与も徹底解説

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コーンフェリージャパン 年収 評判 就職 転職難易度 解説

コンサルティング業界において現在注目度が高まっているのが組織人材コンサルです。

人材不足の解消・組織の効率化など、VUCAと言われる現代のビジネス環境の大きな変化へ対応し、企業や組織が人材に関する課題を解決するために重要な役割を果たしています。

そんな組織人事コンサルの中でも世界50ヶ国・10000名以上の従業員を構えている組織人材コンサルのパイオニアコーン・フェリー

その日本法人がコーン・フェリー・ジャパンです。

グローバルで培ったデータベースやノウハウ、現地スタッフの知見、AIを用いたアプリケーションの提供まで幅広いサービスを提供しています。

本記事では、コーン・フェリー・ジャパンはどういった企業なのか、気になる待遇や条件、評判・口コミなどを中心に詳しく解説していきます。

目次

コーン・フェリー・ジャパンとはどんな会社?

コーン・フェリー・ジャパンとはどんな会社?

コーン・フェリーは、世界有数の組織人事コンサルティング会社です。

日本オフィスは1979年に設立されています。

世界50カ国に10000人以上(202207月現在)の従業員を構え、大手民間企業、公益企業、非営利団体等のクライアントに対して組織・人事コンサルティングサービスを提供。

前身のヘイグループは、米国フィラデルフィアに本拠を置き1943年に創業されますが、2015年にコーン・フェリーがヘイグループを買収しています。

2019年には、日本コーン・フェリー・インターナショナル株式会社、コーン・フェリー・ヘイグループ株式会社、ならびにフューチャーステップ・ジャパン株式会社を統合し、現在のコーン・フェリー・ジャパン株式会社となります。

1943年創業から現在に至るまで人材・組織開発のパイオニアとして高く評価されています

コーン・フェリー・ジャパンの会社概要

コーン・フェリー・ジャパンの会社概要

コーン・フェリー・ジャパンの企業概要は以下の通りです。

会社名

コーン・フェリー・ジャパン株式会社

従業員数

60名

代表

滝波 純一氏

事業開始年

1979年(日本)、1943年(グローバル)

所在地

千代田区丸の内1-8-1 丸の内トラストタワーN14F 

主要事業

組織コンサルティングサービス

具体的には下記領域における組織コンサルティングサービスを提供。

・組織戦略
・アセスメント&サクセッション・社員意識調査
・人材採用
・リーダーシップ&プロフェッショナル育成
・トータルリワード
・ビジネストランスフォーメーション
Intelligence Cloud
・コーポレートガバナンス・アドバイザリー

公式サイト

https://www.kornferry.com/ja

コーン・フェリー・ジャパンの事業内容

コーン・フェリー・ジャパンの事業内容

コーン・フェリー・ジャパンの提供している具体的なサービス内容は下記のとおりです。

組織戦略

クライアントの人材と文化を念頭に置き、組織のビジネス戦略を明確にし、オペレーションモデル、構造、プロセスに反映させるサービスを提供。

主なサービスは、パフォーマンスの高いエグゼクティブチームの構築、組織設計・分析、ワーク&キャリアアーキテクチャ、人材戦略&パフォーマンス、文化の変革、チェンジマネジメントなどです。

アセスメント&サクセッション

数十年にわたる科学・研究・調査の経験を生かした手法で社内外の人材のアセスメントを実施。

クライアントの人材選定や昇進、能力開発に関する決定をサポートします。

主なサービスは、リーダーシップ&プロフェッショナルアセスメント、後継者計画、トレーニングと認定の実施などです。

人材採用

現地風土を理解したスペシャリストがKorn Ferry Intelligence Cloud を活用した採用支援を提供。

人材採用プロセスのすべての段階をカバーし、市場・業界に関する知識を備えたツールの分析を実施。

主なサービスは、エグゼクティブサーチ、プロフェッショナルサーチ、採用プロセスアウトソーシング(RPO)、プロジェクト採用などです。

リーダーシップ & プロフェッショナル育成

トップチームから新卒採用までの組織内のリーダーシップと専門能力の開発を、テクノロジー・科学によってパーソナライズして提供。

個人とクライアントのポテンシャルを引き出すことができるリーダーとチームの醸成を支援。

主なサービスは、リーダーシップ開発、専門能力開発、トレーニング&認定資格、コーチングなどです。

トータル リワード

報酬制度における豊富な支援実績から、難易度の高い報酬課題でも解決できる包括的なアプローチを提供しています。

主なサービスは、役員報酬、従業員報酬、営業報酬、ワーク・キャリアアーキテクチャの設計などです。

ビジネストランスフォーメーション

「潜在的なギャップを埋める」と形容している手法でクライアントを支援。

クライアントの持つ人材や考え方、スキル、構造、文化を把握した上で、理想的な形の設計。

その実現に向けた計画立案をサポート。

主なサービスは、ワークフォーストランスフォーメーション、ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン、収益成長のスピードUP、人件費の最適化、キャリアトランジション&再就職支援、カスタマーエクスペリエンス構築などです。

Intelligence Cloud

意思決定の動力源を提供するAIを用いたシステムサービス。

40 億のデータポイントを備えた Intelligence Cloud を活用し、知見とアクションをより迅速かつ正確に提供。

主なアプリケーションとしては、ASESS(従業員アセスメント)、ARCHITECT(評価)、LISTEN(調査)、SELL(営業)、PAY(報酬)などです。

コーポレートガバナンス・アドバイザリー

次世代のリーダー選定のサポートサービス。

世界最大規模のCEO データベースとサービス提供実績をもとに、クライアントのリーダーの全体像を構築。

独自ネットワークを利用して、リーダー選びをサポート。

主なサービスは、効果的な取締役会の実現、後継者計画作成、取締役の仲介、CEO のパイプラインの構築、CEO の選定と引き継ぎの支援などです。

コーン・フェリー・ジャパンの社風

コーン・フェリー・ジャパンの社風

コーン・フェリー・ジャパンは、成長意欲の高い方にとって魅力的な社風があります。

直近数年に投稿された口コミからは次にような特徴があるとわかります。

  • 成果や目標達成へのコミットメントが求められる風土である
  • その達成に向けて個人が裁量をもって仕事に取り組める環境が整っている
  • だからこそ積極性が高く、成長意欲の高い方にとっては魅力的な環境である
  • 中途入社する方が多く、ファームカルチャーは薄く、ある種のドライな風土がある

出典:openwork

積極的に自己研鑽できる向上心の高い方や、自己裁量を持った自立自走した働き方を求めている方にはマッチした環境でしょう。

また、米国コーン・フェリーが「人や環境を大切にします」と宣言しています。

コーン・フェリー・ジャパンにおいてもも縄張り争いのようなギスギスした雰囲気がなく、上司やチームメンバーとの関係性も大切にする風土があります。

コーン・フェリー・ジャパンの激務度

コーン・フェリー・ジャパンの激務度

コーン・フェリー・ジャパンはコンサルティング・シンクタンク業界の中では働きやすいといえます。

openworkによると、コーン・フェリー・ジャパンの労働環境は月間平均残業時間は39.7時間、有給休暇取得率は73.3%です。

コンサルティング・シンクタンク業界平均はそれぞれ42.9時間、60.5%なので、コーン・フェリー・ジャパンは業界平均と比べ残業時間は少なめ、有給取得率は10%以上高く程度となっています

口コミを見ても、旧来のコンサルのイメージである過労死寸前までハードワークするような文化はほとんど見られないことがわかります。

クライアントに対して組織コンサルティングサービスを提供していることもあり、業界内でも働き方への意識が高い企業だといえます

コーン・フェリー・ジャパンの平均年収

コーン・フェリー・ジャパンの平均年収

openworkによると回答者の平均年収は1071万円(回答範囲は600万円~2750万円)

その中でもコンサルタント職の平均年収は1356万円(900~2750万円)とのことです。

待遇の満足度という項目について、コンサルティング・シンクタンク業界平均3.7に対しコーンフェリージャパンは4.0。

業界のなかでに納得感のある待遇であるといえます。

コーン・フェリー・ジャパンの選考フローについて

コーン・フェリー・ジャパンでは、組織戦略コンサルティングと人事改革コンサルティングという、2タイプのコンサルタントを募集しています。

この2つのタイプのコンサルタントは、プロジェクトの内外でお互いの強みを持ち寄って協働し、本人の志向性や適性に合わせてキャリア転換を行うこともあるため、選考フローも共通となっています。

1:書類選考

  • 履歴書と職務経歴書の審査を実施
  • 書類選考では、コーン・フェリー アドバイザリー部門のコンサルタントとしてのポテンシャルの有無を確認
  • 必要書類:志望動機 / 現在の職務内容 / これまでの学歴や職歴

2:面接(34回)

  • 自己紹介、志望動機、業務経験について確認
  • ケースインタビュー
    ケースインタビューでは、コンサルタントの基礎スキルである思考力と、ビジネスに関する一般知識の有無を確認
    ケースの内容はその時々で様々ですが、具体的な企業の課題特定や解決策立案、数理的な推論、社会的な事象に対する課題解決など
    ケースでは正しい答えかどうかよりも、自分なりに思考の枠組みを組み立て、粘り強く考えることができるかが重要です
  • 質疑応答も実施し、相互理解を図ります

3:オファー

  • 面接に合格して内定に至れば、入社当初のクラス・採用の条件が提示されます

コーン・フェリー・ジャパンへ転職を目指す方へのおすすめエージェント

コーン・フェリー・ジャパンへ転職を目指す方へのおすすめエージェント

コーン・フェリー・ジャパンをはじめとして、コンサルティングファームへの転職を目指している方には転職エージェントの活用がおすすめです。

今回は、コンサルティングファームへの転職に強いエージェントを3社紹介します。

アクシスコンサルティング

アクシスコンサルティング
運営会社アクシスコンサルティング株式会社
公式サイトhttps://www.axc.ne.jp/
公開求人数非公開(2024年6月7日現在)
主な求人職種コンサルティング業界

アクシスコンサルティングは、コンサルティングファームへの転職はもちろん、コンサルタントから別の業務への転職を検討している方に向けてさまざまなサポートを提供している転職エージェントです。

年収1,000万円オーバーの求人案件も数多く取り扱っています。

約5,000名の現役コンサルタントを含む約75,000名もの支援実績があり、big4をはじめとした大手企業からベンチャー企業まで多くのコンサルティングファームから高い信頼を得ています。

各ファームとの情報交換により採用ニーズや選考方式を熟知しており、業界・企業に精通したキャリアコンサルタントから面接対策を含めた選考プロセス全般で手厚いサポートが受けられます。

「コンサルティング業界に転職したい」と考える方は最初に登録しておくべき転職エージェントといえるでしょう。

リクルートダイレクトスカウト

リクルートダイレクトスカウト
運営会社株式会社リクルート
公式サイトhttps://directscout.recruit.co.jp/
公開求人数298,652件(2024年6月7日現在)
主な求人職種全職種

リクルートダイレクトスカウトは、大手転職サイトのリクルートが運営している転職スカウトサービスです。

求人案件数は15万件以上と業界トップクラスを誇り、都心部はもちろん地方で転職を検討している方にとっても条件にマッチする求人案件が見つかる可能性があります。

入会審査やキャリアコンサルタントとの面談は不要、経歴を登録するだけで約600社の優良企業、5,200名以上の優秀なヘッドハンターからスカウトを受けられます。

年収800〜2,000万円の求人多数、転職後の平均年収は938万円以上(2022年時点、ハイキャリア会員平均)と成功実績も豊富です。

JAC Recruitment

JACリクルートメント
運営会社株式会社 ジェイ エイ シー リクルートメント
公式サイトhttps://www.jac-recruitment.jp/
公開求人数14,740件(2024年6月7日現在)
主な求人職種管理職・エグゼクティブ・スペシャリスト人材(ハイクラス/ミドルクラス)

JAC Recruitmentコンサルティングファームをはじめとした高年収案件を数多く紹介しているエージェントです。

外資系コンサル職などのハイクラス転職に強く、年収600~2,000万円の高収入求人を豊富に取り揃えています。

コンサル業界出身者をはじめとした業界専任コンサルタントが多数在籍しており、企業と求職者を一人のコンサルタントが担当する「両面型」営業スタイルによって満足度の高いマッチングを実現しています。

オリコン顧客満足度ランキングでは「ハイクラス・ミドルクラス転職」部門で5連覇を達成、2022年の年代別転職実績では40代以上の割合が50%を超えていることからハイキャリア転職に適した転職エージェントといえます。

コーン・フェリー・ジャパンに関する質問・疑問

コーン・フェリー・ジャパンに関する質問・疑問

コーン・フェリー・ジャパンへの転職に関する質問をQ&A方式で紹介します。

コーン・フェリー・ジャパンでは英語力が必要?

高い英語力が必要となります。

ポジションやプロジェクトによっては、英語力が必須ではない場合もあるため、具体的な必須要件として英語力についての記載はありません。

しかし、コーン・フェリーはグローバルな企業であり、英語を共通語として使用することあり、業務を円滑に進める上で重要です。

また、国際的なプロジェクトや海外のクライアントとのコミュニケーションがある場合、英語力が必要となります。

過去に募集されていた求人では、下記のように記載されています。

◆仕事の40%は、英語でのコミュニケーションです。
自社内の研修やクライアントとのやり取りは、全て英語で行ないます。担当企業やチームによっては、メールや社内での会話、チームのレポートなども英語で実施。外国籍の社員も多く、グローバルな環境で働けます。

出典:エン転職

コーン・フェリー・ジャパンでは学歴が重視される?

高い学歴を持つ方が入社に至っています。

学歴についての明確な基準は公表されていません。

ただ、新卒採用においてコーン・フェリー・ジャパンの採用実績校は東京大学、京都大学、一橋大学、東京理科大学、大阪市立大学といった、数々の名門大学が名を連ねています。

偏差値の高い大学出身者が多く入社していることから、中途採用でもそういった従業員の方と同水準の論理性やポテンシャルが求められます。

コーン・フェリー・ジャパンの転職難易度は高い?

転職難易度は非常に高いといえます。

組織人材コンサルの人気が高まっていることに加え、グローバルで10000万名以上の従業員を構えるコーン・フェリーは多くの多くの求職者が志望していることから、競争倍率が高まります。

また、ケースインタビューに対応できるだけの高い論理性やコミュニケーションスキルを求められます

日々の自己研鑽はもちろんですが、選考に通過するために入念な対策が必要となります。

コーン・フェリー・ジャパンまとめ

コーン・フェリー・ジャパンまとめ

コーン・フェリー・ジャパンは組織人事コンサルのなかでもグローバルでも日本でも信頼と実績のある企業です。

成果を残すために能動的に行動し、自己研鑽に努めることで、給与や昇給などの評価や柔軟な働き方まで獲得できる可能性にあふれた環境があります

仕事の裁量が大きい分、求められる責任やプレッシャーも大きくなりますが、それも楽しみながら挑戦できる方には非常におすすめです。

今回紹介した口コミや評判を参考にしながら、プロのエージェントと相談して活動をスタートしてください

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