丸紅は日本の5大商社の一つであり、みずほグループの一員です。伊藤忠兵衛が持下り行商を開始したことで創業したので、伊藤忠商事と同根です。ここ数年は常に5大商社の4番手を争っている状況です。

丸紅としてはブランドイメージの向上に取り組んでおり、2013年には丸紅スピリットを定めた上で「困難に立ち向かう強い挑戦者」になるべく社員が一丸となって業務に取り組んでいます。

丸紅の特徴として、事業グループが5グループある他、ビジネスモデル別に経営方針を分けている点が挙げられます。強みは穀物産業で、総合商社の中ではトップの取扱量になります。

今回は丸紅の年収や採用されるために必要なスキル等を整理してみました。

丸紅の平均年収は1200万円以上

丸紅の有価証券報告書(2016年3月期)によると、従業員の平均年収は1221万円となっています。民間企業の平均年収は400万円程度なのでかなりの高年収と言えます。具体的に年代別に見ると、以下のような推移のようです。

■新卒~6年目:380~700万円程度
■7年目~10年目:700~1100万円程度
■11年目~15年目:800~1300万円程度
■16年目~20年目:1200~1700万円程度
■21年目~25年目:1400~1800万円程度
■26年目以降:2000万円以上

上記は残業代などの手当が入っていない金額になります。実力によって昇進するスピードが異なり年収差にも多少の開きが出てきます。実際の金額は人によって異なりますので参考程度に留めてください。

基本的には年功序列の給与になっており、新卒から数年はあまり給与が高くありません。管理職に上がるタイミングでベースアップが大きくなります。

中途採用の場合は即戦力として前職の経験を基に特定の事業部門にて成果を出すので給与は高くなるでしょう。日本企業とは思えないくらい高年収の企業と言えます。

丸紅の主な事業内容

丸紅は世界67か国・120か所の拠点を持つグローバル総合商社で、現在5つの事業部門を持っています。具体的には、生活産業グループ、素材グループ、エネルギー・金属グループ、電力・プラントグループ、輸送機グループとなります。

丸紅が最も強みを持つのが、生活産業グループに含まれる穀物ビジネスになります。各事業グループの中に分野別の本部が用意されており、多くの関連会社を含めたビジネス展開を行っています。

丸紅の特徴としては、事業部門ごとで競合を他の商社ではなく当該市場のトッププレーヤーに設定しており、個別ビジネスの伸長を目指しています。

貿易から事業投資の流れを汲まずにセールスやマーケティング、トレーディングを中心としたビジネスを推進しています。そのため、中途採用でも各事業部門でのトッププレーヤーに相当する企業からの転職者や、その分野での新規ビジネス立ち上げや商品企画、販売促進といった内容を手掛けてきた人が歓迎されます。

丸紅の激務度や福利厚生について

丸紅はかつて激務でしたが、今はワークライフバランスの改善が進んでいます。残業時間は大体30~60時間程度のようです。海外とのやりとりがある場合は時差に振り回される場合があり、ケースによっては休日出勤になる場合があります。

残業にはなりませんが、クライアントや会社の上司等との業後の付き合いが非常に多く、業務以外の部分で拘束されることがあります。接待のために業後や休日が犠牲になることがあるので、注意が必要です。

各種休暇制度については整っており、比較的きちんと有給を取得することができますが、部署によっては取得が積極的ではないところもあるようです。上長の姿勢にも左右されます。

その他、育休や時短勤務制度、転勤に伴う別居手当などは整備されているので、総じてワークライフバランスを推進する環境だと言えるでしょう。

丸紅で必要とされるスキル

丸紅の中途採用では、求める人材に強い「個」を挙げており、具体的には「高い志と好奇心を持ち、常にチャレンジとイノベーションを追求する人材」、「自らのミッションを高いレベルで達成するプロフェッショナル人材」「自ら考え、行動し、実行する主体性を持った人材」の三つを挙げています。

中期経営計画「Global Challenge2018」に掲げる通り、2020年には各事業部門がそれぞれの事業分野のトッププレーヤーとの競争に勝ち抜くことを目指しているので、競争を楽しみながらミッション達成に向けて果敢に立ち向かえる人材が求められています。過去に事業創出やビジネス企画の経験がある人は歓迎されるでしょう。

その他、商社らしく体育会系の組織なので、上下関係があることや泥臭く人間関係を構築することに抵抗がない人が合っています。

丸紅への転職に向いている人

以上の内容を踏まえると、丸紅への転職に向いているのは以下の3点の要素を持ち合わせている人と言えます。

  • 特定の事業について事業創出・新規ビジネス企画の経験がある人
  • 泥臭いコミュニケーションや付き合いが好きな人
  • 国内外でスケールの大きい仕事をしたい人

成長し続けながら高年収を得られる日本企業としてはかなり狭き門ですが、入社すれば高年収や多様な経験が保証されるので、かなり良い転職先でしょう。

コネがない中で転職を目指すなら、ビズリーチなどを使って商社への転職に強いヘッドハンターにコンタクトを取るのが良いでしょう。

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