野村證券は高年収?職種・役職別の給与も徹底解説

野村證券は1925年に創立された日本有数の老舗證券会社です。株主である野村ホールディングスは、現りそな銀行の證券部が独立することでできた企業です。2008年にはリーマンブラザーズのアジアパシフィックならびに欧州・中東地域部門を買収し、グローバルプレイヤーとなりました。

野村證券は近年、業績が回復傾向にあることから、中途採用を活発に行っている状況にあります。
今回は、別名「ノルマ證券」と言われるほどの大変さがある野村證券について、具体的な年収や中途採用時に必要となる条件は何なのか整理してみました。

野村證券は外資系銀行並みの年収

野村証券では年齢より成果で給与が決まります。部門ごとで給与は異なりますが、ここでは営業を中心とした場合の役職別年収の例を記載します。

  • 新卒~若手:500~700万円程度
  • 課長代理:700~1000万円程度
  • 課長級:1000~2000万円程度
  • 部長:1700~2500万円程度
  • 役員:2500万円以上

上記は目安の金額で、実際の支給金額は各個人の成果に大きく依存します。年齢に関わらず実力主義であることから、日系の証券会社でありながらも実態は外資系証券と大差ない状況です。
男女差もつけられることがなく、30歳くらいで1500万円以上稼ぐような社員もいます。成果を出せる方にはうってつけの環境です。一方で、成果が伴わない社員には恐ろしいほどに冷たく、最低給与しか支給されない上に上位者からの圧力が厳しい会社でもあります。入社の際はその点の覚悟が必要でしょう。

野村證券の主な事業内容

野村證券は株式や投資信託、債券などの商品を取り扱うとともに、コンサルティングや相続対策提案といったサービスも提供しています。個人向け、法人向けともにサービスを提供しており、採用職種も個人営業部門とホールセール部門で分かれています。

近年では、営業部門スペシャリティコースとしてウェルス・マネジメント/ファイナンシャル・コンサルティングが用意されており、個人や法人を対象として資産の管理・運用・保全に関するコンサルティングが強化されています。また、地域密着型で転職がない営業部門ファイナンシャルアドバイザーも用意されており、一口に証券業といってもさまざまなサービスを提供しています。

なお中途採用の場合、営業の完全未経験者は受け付けていません。したがって、過去に証券会社で働いた経験がある方だけでなく、何らかの業界での営業経験があれば可能性があるでしょう。

野村證券は激務でやばい?労働環境や福利厚生

野村證券は完全実力主義であり、かつ数字が絶対である企業として有名です。労働時間自体が異常に長いということはありませんが、証券会社という性質から朝が早いです。人によっては日経新聞を隅々まで読むために朝5時には出社する場合もあるようです。通常は朝8時までに出社し、帰宅も18時までを徹底されているようです。
ただし業務が忙しい場合や規定時間内に消化できない場合は残業する社員もいます。会社としては残業を減らす傾向にあるようですが、部署の上位者によって強く左右されるので、一概に言えません。ただし、ファイナンシャルアドバイザーとして働く社員は残業がなく、18時にはすぐに帰るそうです。女性の積極的な登用を進めていることもあって、その点は良いところと言えるでしょう。

野村證券では、労働時間ではなく実力の有無がすべてなので、営業成績が悪い社員に対しては怒号が飛びますし、容赦なく叱責の対象になります。あまりの辛さに逃げ出す社員もいるそうです。中途で入社するのであれば、能力があれば特に問題はないと思いますが、営業成績が厳しく評価されることは頭に入れるべきでしょう。

福利厚生は非常に充実しており、家賃補助が7割も支給されます。借り上げ社宅もあります。各種休暇制度も充実しているので、この点はかなり恵まれていると言えます。

野村證券で必要とされるスキルや求める人材像

野村證券の中途採用で問われるスキルや求める人材像については、HP上にある各募集職種に関する説明ページで記載がされています。例えばウェルス・マネジメント業務であれば、広範囲にわたる高いレベルのスキル、協調性、リーダーシップ、チャレンジ精神と誠実さが挙げられています。

ファイナンシャル・コンサルティング業務であれば、広い視点での直接金融の担い手になれること、トップセールスをあげられること、強固な信念に裏打ちされたチャレンジ精神、理想とする営業活動と現実を重ねようとする向上心が挙げられています。これらの条件から推察すると、基本的な知識やスキル以上に、野村證券の地位を保ち、さらに向上させるために強い体力と精神力がある人材を求めていると言えるでしょう。

野村證券への転職に向いている人

以上の内容を踏まえると、野村證券への転職に向いているのは以下の3点の要素を持ち合わせている人と言えます。

  • 金融業界などの営業部門出身の方
  • 成果を出すことにエネルギーを費やせる方
  • 心身ともにタフな方

野村証券は成果を出せれば自由に働ける環境なので、自身の営業能力やスキルをさらに試して進化させたい場合は合っているでしょう。

野村證券への転職を検討している方がすべき1つのこと

ハイクラス求人を扱っている転職エージェントに登録してみてください。
その理由は下記3点です。

  • Webには出てこない野村證券のリアルな情報が手に入る可能性がある
  • 野村證券およびその他企業の非公開求人を紹介してもらえる
  • 面接対策や年収アップ交渉をしてもらえるため、効率的に転職活動ができる

野村證券の転職を目指す方へのおすすめエージェント

野村證券を目指す方にオススメな転職エージェントは以下です。

アクシスコンサルティング

アクシスコンサルティング

運営会社アクシスコンサルティング株式会社
公式サイトhttps://www.axc.ne.jp/
公開求人数非公開(2024年4月5日現在)
主な求人職種コンサルティング業界

アクシスコンサルティングは、特にコンサル業界に強みを持ち、約5,000名の現役コンサルを含む約20,000名もの転職志望者の支援をした実績があります。

その実績による信頼からコンサル業界と強いパイプがあり、下記の3つのメリットがあります。

  • 業界を熟知した質の高いサポート
  • 全体の77%が非公開求人
  • 平均支援期間は3年 中長期に渡る支援が受けられる

信念として「生涯のキャリアパートナー」を掲げ、本人のキャリアプランから「今は転職する時期ではない」と判断すれば無理に転職を薦めないなど、視野の広いサポートが受けられるのも特徴です。

 アクシスコンサルティング公式サイト:https://www.axc.ne.jp

ランスタッド

ランスタッド

運営会社ランスタッド株式会社
公式サイトhttps://www.randstad.co.jp/
公開求人数7,665件(2024年4月5日現在)
非公開求人数非公開 ※全求人の80%
主な求人職種ITエンジニア(IT・Web・通信)、事務・管理部門、
技術系(機械・電気・電子・化学)、営業 他

ランスタッドは、オランダで1960年に創業された世界最大級の総合人材サービス企業。39の国と地域で活動し、日本には93の拠点があります。

年収1000万以上を目指すプロフェッショナル向けサービスを提供しています。

世界規模の企業であるため、外資系やグローバル企業への転職支援実績も多数あり、下記の3つのメリットがあります。

  • 市場動向を把握した専任コンサルタントによるマンツーマンサポート
  • 全体の約80%が非公開求人
  • キャリアアップからワークライフバランス重視まで幅広い提案を受けられる

特にハイクラス企業を得意としており、戦略的なキャリア形成のサポートをしてくれます。転職に関する支援サービスはもちろん無料です。

 ランスタッド公式サイト:https://www.randstad.co.jp/professionals/

Type転職エージェント

@type

運営会社株式会社キャリアデザインセンター
公式サイトhttps://type.career-agent.jp/
公開求人数9,608件(2024年4月5日現在)
非公開求人数18,548件(2023年7月1日時点)※全求人の約60%
主な求人職種システムエンジニア、管理・マーケティング・経営、
営業、専門職(コンサルタント・金融 ほか)、
Webエンジニア・クリエイター など

Type転職エージェントは総合転職サイトで、年収400万から800万の転職支援を得意としています。

エンジニア転職などにも力を入れているため、開発経験がある方にもオススメしたいエージェントです。

 Type転職エージェント公式サイト:https://type.career-agent.jp

野村證券含むキャリアアップを目指す全ての方へ

転職はタイミングが重要です。そして、自分の市場価値を認識することがキャリアアップへの近道です。キャリアおよび年収を上げるなら、売り手市場である今がベストです。

ハイクラス転職に向けて、複数の転職エージェントに登録し比較しするのも転職可能性を高めるポイントです。自分の目的に合ったエージェントを確保し、しっかり活用していきましょう。

皆様の転職が成功することを願っています。