トヨタ自動車の年収はいくら?年代別の給与も徹底解説

トヨタ自動車株式会社Toyota Motor Corporation)は、日本だけでなく世界に名を馳せる巨大自動車メーカー企業です。

企業名だけでなく「かんばん方式」と呼ばれる生産管理方式も有名で、グローバルレベルでナレッジが紹介されることも多々あります。トヨタでの2018年時点で世界販売台数は約1,059万台で世界3位を記録しています。連結では36万人以上の従業員が在籍しており、雇用の創出や維持にも貢献している企業です。

トヨタ自動車のブランド力や規模から考えると年収もすごく高そうですが、実際はどうなのでしょうか。今回はトヨタ自動車の気になる年収や、転職できる人の主な特徴を整理しまとめました。

役職が付けばかなりの年収を得られる

トヨタグループ全体の2019年3月期における平均年収は、851.6万円です。

トヨタ自動車としての年収は残念ながら公開されていませんが、正社員が年代別にどの程度もらえるのかを独自に調査しました。参考としてご確認ください。

  • 新卒~20代:500~650万円程度
  • 30代前半:600~750万円程度
  • 30代後半:690~850万円程度
  • 40代前半:780~1200万円程度
  • 40代後半:1400~1800万円程度

上記の金額は目安であり、実際の支給金額は各個人の評価結果に依存します。役職がついているかどうかも給与金額の差に大きな影響を与えます。なお、賞与は別に支払われます。同業他社と比べても給与はかなり高い水準にあると言えます。

トヨタ自動車では研修や昇進がある程度横並びで行われるため、若手や中堅の頃の年齢では給料に大きな差がつきにくい環境ではあります。ただし、成果を出せばボーナスに反映されるので、基本給与以外のところで頑張った分の報酬が上乗せされるでしょう。

また、総合職のみに限れば30代で1000万超えという話もあります。

トヨタ自動車の賞与は毎年の春の労使交渉で決定されますが、ここ数年は7か月分程と高い水準で支払われています(2019 年は6.7か月分)。そのため、年収のうち賞与の割合が高く、逆に言えば前年度の業績次第では年収が大きく変わる可能性があるとも言えます。

トヨタ自動車の主な事業内容

トヨタ自動車の主な事業内容は、名前の通り自動車の製造・販売全般になります。

創業以来受け継がれている「豊田綱領」の精神を大事にしており、世界に名を馳せる企業でありながらも日本国内の地域や文化、人材を尊重し、ダイバーシティにも重きを置いている企業です。

具体的な職種としては、大きくは事務系と技術系に分かれています。事務系は経営戦略策定やグローバル事業の舵取り、市場調査やマーケット開拓、グローバルサプライチェーンの構築などが業務の例です。

技術系は、自動車の開発における先端研究や先行開発、量産開発や製造・品質管理など、自動車という製品が作られるまでの全ての過程で必要となる技術を生み出し、活用して製品にしていくのが使命です。

他に業務系という秘書業務などを担う業務もありますが、ほとんどが事務系と技術系の採用になります。

いずれの業種も過去に5年以上の関連業務経験が求められるので、未経験から転職し入社するのは非常に難しい状況です。前職での経験を活かせるようなポジションがあるかを確認しましょう。

トヨタ自動車は激務できつい?残業時間や福利厚生の充実度について

トヨタ自動車は、従業員が働きやすい環境を整えることに力を注ぐ企業としても有名です。そのため、従業員の私生活の充実が実現できるように、残業時間もそこまで多くありません。

時期や役職で残業が多い場合でも、社員が適用を申請して会社が承認をすれば45時間分の残業代月17万円が一括支給されます。また、実際の残業時間が45時間を超える場合は残業代を追加支給することになっており、残業の上限時間は80時間と決まっています。

巨大企業かつ安定した収益を上げている企業だからこそできる取り組みと言えます。トヨタ自動車は、外部のコンサルティング会社もよく活用しており、社員が過重労働になるというよりは外部のコンサルタントに任せながら要所でのポイント判断を行うことも多いので、働き方としてはかなりホワイト企業です。

福利厚生については、選択型福利厚生制度「ウェルチョイス」を導入しており、従業員が必要としている福利厚生を自由に選択して恩恵を受けられるようになっています。健康づくりや財産形成、介護や育児などでさまざまなメニューがあり、ライフステージや志向で従業員の必要なものが用意されています。

トヨタ自動車で必要とされるスキル

トヨタ自動車は、ものづくりや技術革新を基盤として豊かな社会の実現を目指している企業なので、この理念に共感できることが前提となります。

そのうえで、事務系も技術系も共通して求められるスキルとしては、チームプレイができること、論理的な思考能力があること、そして語学(英語)です。中途の場合は、募集職種がHP上に掲載されています(http://www.toyota-careers.com/)が、具体的な職種によって必要スキルが異なります。

即戦力としての採用になるので、その対象となるのは募集職種に関わる業務経験が5年以上あることが条件になります。転職エージェントを通した採用でも、募集職種に関わる業務経験はやはり求められるので、まずは空きポジションと必要スキルをしっかり確認してみてください。

トヨタ自動車への転職に向いている人

以上の内容を踏まえると、トヨタ自動車への転職に向いているのは以下の3点の要素を持ち合わせている人と言えます。

  • トヨタ自動車で働くことを通じて社会貢献したいこと
  • 安定した環境で長く腰を据えて働きたいこと
  • チームで団結して目標を達成できること

かなりのホワイト企業でもあり、社会的な知名度も高いため就職・転職先としても人気です。入念に準備の上臨んでください。

トヨタ自動車への転職に向けてすべきこと

ハイクラス求人を扱っている転職エージェントに登録してみてください。
その理由は下記3点です。

  • Webには出てこないトヨタ自動車のリアルな情報が見られる可能性がある
  • トヨタ自動車およびその他企業の非公開求人を紹介してもらえる
  • 面接対策や給与交渉をしてもらえるため、効率的に転職活動ができる

トヨタ自動車の転職に向けたおすすめエージェント

トヨタ自動車を目指す方にオススメな転職エージェントは以下です。

アクシスコンサルティング

アクシスコンサルティング

運営会社アクシスコンサルティング株式会社
公式サイトhttps://www.axc.ne.jp/
公開求人数非公開(2024年4月5日現在)
主な求人職種コンサルティング業界

アクシスコンサルティングは、特にコンサル業界に強みを持ち、約5,000名の現役コンサルを含む約20,000名もの転職志望者の支援をした実績があります。

その実績による信頼からコンサル業界と強いパイプがあり、下記の3つのメリットがあります。

  • 業界を熟知した質の高いサポート
  • 全体の77%が非公開求人
  • 平均支援期間は3年 中長期に渡る支援が受けられる

信念として「生涯のキャリアパートナー」を掲げ、本人のキャリアプランから「今は転職する時期ではない」と判断すれば無理に転職を薦めないなど、視野の広いサポートが受けられるのも特徴です。

 アクシスコンサルティング公式サイト:https://www.axc.ne.jp

ランスタッド

ランスタッド

運営会社ランスタッド株式会社
公式サイトhttps://www.randstad.co.jp/
公開求人数7,665件(2024年4月5日現在)
非公開求人数非公開 ※全求人の80%
主な求人職種ITエンジニア(IT・Web・通信)、事務・管理部門、
技術系(機械・電気・電子・化学)、営業 他

ランスタッドは、オランダで1960年に創業された世界最大級の総合人材サービス企業。39の国と地域で活動し、日本には93の拠点があります。

年収800万以上を目指すプロフェッショナル向けサービスを提供しています。

世界規模の企業であるため、外資系やグローバル企業への転職支援実績も多数あり、下記の3つのメリットがあります。

  • 市場動向を把握した専任コンサルタントによるマンツーマンサポート
  • 全体の約80%が非公開求人 ランスタッドだけの独占求人の数も多い
  • キャリアアップからワークライフバランス重視まで幅広い提案を受けられる

特にハイクラス企業を得意としており、戦略的なキャリア形成のサポートをしてくれます。転職に関する支援サービスはもちろん無料です。

 ランスタッド公式サイト:https://www.randstad.co.jp/professionals/

Type転職エージェント

@type

運営会社株式会社キャリアデザインセンター
公式サイトhttps://type.career-agent.jp/
公開求人数9,608件(2024年4月5日現在)
非公開求人数18,548件(2023年7月1日時点)※全求人の約60%
主な求人職種システムエンジニア、管理・マーケティング・経営、
営業、専門職(コンサルタント・金融 ほか)、
Webエンジニア・クリエイター など

Type転職エージェントは総合転職サイトで、年収400万から800万の転職支援を得意としています。

エンジニア転職などにも力を入れているため、開発経験がある方にもオススメしたいエージェントです。

 Type転職エージェント公式サイト:https://type.career-agent.jp

キャリアアップを目指す全ての方へ

転職はタイミングが重要です。そして、自分の市場価値を認識することがキャリアアップへの近道です。キャリアおよび収入を上げるなら、売り手市場である今がベストです。

ハイクラス転職に向けて、複数の転職エージェントに登録し併用して目的ごとに使いわけるのも転職可能性を高めるポイントです。自分の目的に合ったエージェントを確保し、しっかり活用していきましょう。

皆様の転職が成功することを願っています。