豊田通商は日本の総合商社の一つでトヨタグループの商社企業です。本店は名古屋にあります。トヨタグループらしく、現場ニーズや持続可能な社会にとって最善になるためのサービス提供を掲げています。

現在は単体で3600名ほどの社員が在籍しており、7つの事業分野に分かれて国内外の多種多様な顧客へサービスを提供しています。主軸となる事業分野は自動車に関わる分野で、案件数も多いです。またエネルギー分野にも力を入れています。

今回は豊田通商の年収や中途で採用されるために必要な条件を整理してみました。

豊田通商は総合商社の中では年収最下位だが福利厚生は良い

豊田通商の有価証券報告書(2016年3月期)によると、従業員の平均年収は約990万円となっています。大手総合商社の中では年収が最下位です。

独自に調査した結果、年代別に見ると以下のような推移のようです。

  • 新卒~6年目:350~600万円程度
  • 7年目~10年目:500~800万円程度
  • 11年目~15年目:600~900万円程度
  • 16年目~20年目:850~1100万円程度
  • 21年目~25年目:1000~1300万円程度
  • 26年目以降:1400万円以上

上記は残業手当が含まれていない金額になっています。また、実際の支給金額は各個人の評価結果や採用時の経験や能力によって異なるので、あくまで参考程度に留めて頂ければと思います。

豊田通商は年収だけを見ると他の大手商社よりも給与が少ないですが、トヨタグループであるため福利厚生面がかなり充実しています。HP上も福利厚生の説明ページが別に用意されており、健康管理や休暇取得面、寮や社宅、その他さまざまな制度が明確に説明されています。この点は他の商社とは大きく異なるので、年収だけを見るのではなく制度面も踏まえて転職を検討すると良いでしょう。

豊田通商の主な事業内容

豊田通商では、主軸となる自動車関連の事業をはじめとして、7つの事業本部が用意されており、各種物品の国内外取引や建設工事の請負、保険代理業務など様々な業務を行っております。

7つの事業本部は、具体的には金属、グローバル部品・ロジスティクス、自動車、機械・エネルギー・プラントプロジェクト、化学品・エレクトロニクス、食料・生活産業、アフリカになります。

アフリカ本部は豊田通商がトレーディングや事業投資を通じて長期的に市場開拓をしてきたアフリカでの事業全般を担っています。2017年からできた新しい本部で、地域軸として唯一存在する事業部です。

自動車関連の案件が多いので、おのずと金属や機械関連の事業部でも案件が多くなります。過去にこの分野で製品の取り扱いや事業企画などを経験している方には合っているでしょう。

豊田通商の激務度

豊田通商は大手の総合商社と同じく激務であることは変わりません。業務量が多い事業部では残業も多く月に40~50時間は残業しているようです。ただし、トヨタグループとしてワークライフバランスを重視しているため、過度な労働はモニタリングの対象になります。

他の商社と同じく体育会系の雰囲気はあるので、仕事が終わったあとは社員同士や顧客向けの営業飲み会も多く発生します。

その他社風としては、比較的風通しは良く、上下関係はあっても気軽に不明点を確認したり相談したりできるような環境は整っています。転職しても馴染みやすいでしょう。ただし縦割りの雰囲気があるので、あまり部署間を超えた交流機会はなさそうです。留意した上で転職を検討してください。

豊田通商の中途採用と必要なスキル

豊田通商の中途採用では、7つの事業部いずれかの基幹業務ができる人材を求めています。

採用は事業本部ごとで行われ、対象業種に関する業務上の経験が数年はあること、英語などでの交渉に支障がないことが挙げられています。中途採用者の多くはメーカー勤務者、コンサルや金融機関出身者が占めていますが、NPOなど持続可能な社会の実現に寄与する団体の場合もあります。

実務経験の他、プロジェクトの推進に必要な決断力やリーダーシップがあること、円滑に人間関係を構築できることももちろん求められています。商社らしく体育会系の組織なので、上下関係があることや泥臭く人間関係を構築することに抵抗がない人が合っています。また豊田通商はトヨタグループに属するため、トヨタの利益にならない案件は基本的に受けません。その点は他の商社と異なるでしょう。

豊田通商への転職に向いている人

以上の内容を踏まえると、豊田通商への転職に向いているのは以下の3点の要素を持ち合わせている人と言えます。

  • 過去に自動車や金属・機械など特定の業務経験があること
  • 上下関係や縦割りといった日本型の組織に抵抗がないこと
  • ある程度裁量のある組織で安定して働きたいこと

豊田通商で働くことは、年収額それ以上に社会的にも信用度が上がるので、トヨタのネームバリューを利用しながらキャリアアップしたい人には合っているでしょう。

商社への転職を検討しているのであれば、ビズリーチを利用して商社コネクションを持つヘッドハンターにコンタクトを取るのが良いでしょう。

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