コンサルタントは数ある職種のなかでも高年収が期待でき、1,000万円クラスの収入を得るケースも珍しくありません。
一口にコンサルタントといっても専門分野によって年収相場は異なり、特に金融に特化した金融コンサルタントは実力次第で年齢にかかわらず高年収を得られる可能性があります。
これからコンサルタント業界への転職を目指すにあたって、安定性をもとめ大手企業を目指したいと考える方も多いでしょう。
そこでおすすめなのが、みずほフィナンシャルグループのみずほリサーチ&テクノロジーズです。
本記事では、みずほリサーチ&テクノロジーズの年収相場や事業内容、実際に勤務した経験のある人からの口コミや評判などを中心に解説していきます。
みずほリサーチ&テクノロジーズの特徴
みずほリサーチ&テクノロジーズ株式会社は、リサーチ・コンサルティング・ITデジタルに関する強みを活かしたソリューションを提供しているコンサルティング会社です。
2021年に、みずほ情報総研、みずほ総合研究所、みずほトラストシステムズの3社が統合された会社であり、みずほフィナンシャルグループのひとつとして金融の枠にとらわれない新たなビジネス領域へと拡大していくために新たな社名となって誕生しました。
みずほリサーチ&テクノロジーズには、金融資本市場やマクロ経済、行政による金融政策などに精通した専門性の高いエコノミストおよびコンサルティング人材が在籍しており、クライアントは民間企業だけでなく官公庁や研究開発機関まで多岐にわたります。
また、金融や経済分野だけでなく、これからの持続的な社会を支えるITデジタル技術の優れた知見を有していることも大きな特徴です。
みずほリサーチ&テクノロジーズでは、これらの専門性を発揮し社会に貢献していくことを目指しています。
みずほリサーチ&テクノロジーズの会社概要
みずほリサーチ&テクノロジーズの会社概要は以下の通りです。
会社名 |
みずほリサーチ&テクノロジーズ株式会社 |
---|---|
従業員数 |
4,294人(2022年4月1日現在) |
資本金 |
16億2,750万円 |
国内拠点 |
〒101-8443 東京都千代田区神田錦町2-3 |
主要事業 |
コンサルティング事業 |
公式サイト |
みずほリサーチ&テクノロジーズの役職ごとの年収
みずほリサーチ&テクノロジーズは金融やITデジタルの分野に強みをもつコンサルティング事業を提供していることから、特に専門性の高い人材が求められます。
コンサルタントとして採用された後はさまざまな業務の経験を積み重ね、アナリストからコンサルタント、マネージャーといったようにキャリアアップをしていきます。
以下の表にある通り、みずほリサーチ&テクノロジーズの年収はコンサルタント業界で見ると決して高い部類とはいえません。
しかし、実力や実績次第では若いうちから年収1,000万円クラスに到達することも十分可能であるため、平均的な会社員と比較すると十分高いといえるでしょう。
また、職種によっても年収相場は大きく変わってきます。openworkによる口コミベースでの職種別の平均年収は以下の通りです。
職種 | 平均年収 |
---|---|
エンジニア・SE |
300~1550万円 |
専門職 |
450~850万円 |
コンサルタント |
400~1200万円 |
プロジェクトマネージャー |
800~1240万円 |
出典:openwork
みずほリサーチ&テクノロジーズの事業内容
みずほリサーチ&テクノロジーズでの、それぞれの事業内容をもう少し詳しく解説しましょう。
まず、リサーチ分野においては、マクロ経済や金融資本市場の分析・予測、金融経済および社会に関する政策・制度に関するリサーチなどを手掛けており、部門内に在籍しているエコノミストや研究員による調査リポートも定期的に公表しています。
コンサルティング分野では、経営戦略やリスクマネジメント、IT戦略といった民間企業向けのソリューションはもちろん、官公庁向けの政策立案支援、研究開発機関向けの専門的かつ高度な知見の共有、人事部門向けの人材育成セミナーや研修なども実施。
さらに、ITデジタルに関する分野では、サイバーセキュリティ対策や情報化・デジタルビジネス戦略、デジタルガバナンスの強化、金融業向け・一般法人向けのバックオフィス業務改革ソリューションなども総合的に提供しています。
事業分野 | 事業内容 |
---|---|
リサーチ |
マクロ経済や金融資本市場の分析・予測、金融経済および社会に関する政策・制度に関するリサーチ |
コンサルティング |
経営戦略・リスクマネジメント、IT戦略、官公庁向け・研究開発機関向けのコンサルティング、人材育成セミナーおよび研修など |
ITデジタル |
サイバーセキュリティ対策や情報化・デジタルビジネス戦略、デジタルガバナンスの強化、バックオフィス業務改革ソリューションなど |
みずほリサーチ&テクノロジーズの福利厚生について
みずほリサーチ&テクノロジーズはみずほグループの会社ということもあり、大手ならではの充実した福利厚生が魅力です。
たとえば、育児休業や介護休業はもちろんのこと、出産前後にも利用できる産前産後休業、結婚休暇や、家族の看病のために利用できる看護休暇なども充実。
子どもが急に熱を出して休まなければならないときでも、年次有給休暇とは別に休みを貰えるというのは大きな魅力といえるでしょう。
休暇以外の福利厚生制度としては、通勤交通費全額支給のほか、ランチ代の補助や健康管理、自己啓発に関する出費の補助制度などもあります。
外資系コンサルティング会社の場合、年収相場は高いものの福利厚生制度は手薄なケースもあるため、他社と比較しても魅力的で大きな強みになります。
みずほリサーチ&テクノロジーズの業績
みずほリサーチ&テクノロジーズの場合、統合からまだ2年程度と歴史が浅いですが、以下のように売上高は増加傾向にあります。
なお、以下の表にある統合前の2020年、2019年の業績はみずほ情報総研のデータです。
決算末日 | 売上高 | 純利益 |
---|---|---|
2022年3月31日 |
1245億7100万円 |
62億8300万円 |
2021年3月31日 |
1154億7200万円 |
81億2200万円 |
2020年3月31日 |
1224億4100万円 |
28億9700万円 |
2019年3月31日 |
1496億6300万円 |
5億3800万円 |
みずほリサーチ&テクノロジーズはやばい会社なのか?
みずほリサーチ&テクノロジーズに関する情報を調べてみると、「やばい」「転職しないほうが良い」といったネガティブな意見を目にすることもあります。
典型的な理由として挙げられるのは、みずほ銀行のシステム開発や運用も担っていることです。
近年、みずほ銀行では大規模なシステム障害が頻発しており、そのたびにATMやオンライン取引が使用できないなどの問題が発生しています。
システム障害が発生すると、それを解決するために多くの関係者が駆り出されることになり、ときには長時間労働を強いられることもあるようです。
また、次回以降に同様の事態を招かないようにするために心理的なプレッシャーも大きくなります。
配属される部署やチームによっては、肉体的・精神的な負担が増大する可能性もあることから「やばい」「転職しないほうが良い」といった意見が出てくると考えられます。
みずほリサーチ&テクノロジーズへ転職するならコンサル特化型のサービスがおすすめ
転職活動を成功させるためには、コンサル特化型の転職エージェントサービスを活用するのがおすすめです。
アクシスコンサルティング
運営会社 | アクシスコンサルティング株式会社 |
公式サイト | https://www.axc.ne.jp/ |
公開求人数 | 非公開(2024年6月7日現在) |
主な求人職種 | コンサルティング業界 |
アクシスコンサルティングは、大手コンサルティングファームを中心にコンサルティング業界への転職をサポートしているエージェントです。
みずほリサーチ&テクノロジーズ以外にも、アクセンチュアやデロイトトーマツといった大手外資系ファームへの転職支援実績も豊富で、年収1,000万円以上の求人案件も少なくありません。
創業から約20年と中堅的な位置にあるエージェントですが、これまで7万5,000人以上の転職支援実績があることから信頼性は高いといえるでしょう。
コトラ
運営会社 | 株式会社コトラ |
公式サイト | https://www.kotora.jp/ |
公開求人数 | 24,938件(2024年6月7日現在) |
非公開求人数 | 21,965件(2023年7月1日時点)※全求人の8割以上 |
主な求人職種 | 金融系職種、コンサル、IT・Web系職種、 製造系職種、経営幹部・管理系職種 |
みずほリサーチ&テクノロジーズのような金融に特化したコンサルタントを目指すのであれば、金融業界に強みをもつ転職エージェントであるコトラもおすすめです。
金融や会計、財務といった分野に特化した専門のコンサルティング案件を多数取り扱っており、年収1,000万円クラスの求人案件も数多くあります。
東京都内およびその周辺地域の求人案件はもちろん、関西や中部地方といった全国に対応しているほか、海外での採用を前提とした案件も紹介可能です。
パソナキャリア
運営会社 | 株式会社パソナ |
公式サイト | https://www.pasonacareer.jp/ |
公開求人数 | 38,217件(2024年6月7日現在) |
主な求人職種 | 全職種(ハイクラス求人に特化) |
パソナキャリアはその名の通り、人材派遣会社大手のパソナが運営してる転職エージェントです。
オリコン顧客満足度調査において、2019年から2022年まで連続して総合1位を獲得した実績もあります。
求人案件の約半数が年収800万円以上の高単価求人であり、みずほリサーチ&テクノロジーズのような金融業界に特化したコンサルティングファームを多数紹介しています。
みずほリサーチ&テクノロジーズに関する質問・疑問
みずほリサーチ&テクノロジーズの採用大学のレベルは?
採用実績のほとんどはMARCH以上の大学となっています。
みずほリサーチ&テクノロジーズの難易度は高い?
メガバンク系列の企業で知名度も高いことから応募者が多いほか、一定以上の学歴が求められることから難易度は決して低いとはいえません。
中途採用においても、コンサルタントおよび事業会社での実務経験やスキルが求められます。
金融やITに特化した専門的な知識やスキルを身につけておかないと内定は難しいでしょう。
みずほリサーチ&テクノロジーズの離職率はどのくらい?
具体的なデータはありませんが、有給消化率が高く大手で安定感もあることから、離職率は高くありません。
みずほリサーチ&テクノロジーズには適性試験はある?
リクルートのテストセンター(言語、非言語、性格)とTAL性格検査があります。
みずほリサーチ&テクノロジーズにはどんな人が向いている?
金融業界を志望している方で、問題や課題を解決し人の役に立ちたいと考える方におすすめです。
みずほリサーチ&テクノロジーズまとめ
みずほリサーチ&テクノロジーズは大手ということもあり、安定感があり福利厚生も充実しています。
一方、みずほ銀行の相次ぐシステム障害などによってネガティブな印象を抱く方も多く、実際に障害対応によって長時間労働を強いられるケースもあるようです。
激務とはいえ、コンサルタントである以上は高年収が期待できることから、転職先候補のひとつとして検討してみる価値は大いにあるでしょう。
みずほリサーチ&テクノロジーズへの転職を成功させるために、今回紹介した転職エージェントをぜひ活用してみてください。