フューチャーアーキテクトは「経営とITをデザインする」のキャッチフレーズで知られる独立系のコンサルティングファームで、ITを武器とした課題解決型のコンサルティングサービスを提供しています。
従業員数は795名で、多くの中小・中堅企業や大企業をクライアントとしています。経営・業務・システムの3つの複合的視点を持って課題解決に取り組み、クライアント企業の社外CIO的見地から経営改革における最適なソリューションを選択する点が特徴的です。
設立は1989年ですが、2016年4月にフューチャーグループのホールディングス化に伴ってグループ中核企業としての役割を担うようになりました。
今回はフューチャーアーキテクトの年収や中途採用時のポイントなどをまとめました。
フューチャーアーキテクトの年収は高いのか?
フューチャーアーキテクトのおおよその年収は下記のとおりです。実際の支給額は、年齢や経験、役職によって変わってきます。
【フューチャーアーキテクトの年収例】
- アソシエイトコンサルタント:400~600万円程度
- コンサルタント:450~650万円程度
- シニアコンサルタント:500~700万円程度
- マネージャー:600~900万円程度
- エグゼクティブマネージャー:800~1000万円程度
- ディレクター:900~1200万円程度
- プリンシパル:1000~1400万円程度
給与水準は外資系コンサルティング会社よりは低いですが、国内のSI企業よりは高いので、比較的高水準と言えるでしょう。
会社の業績や評価結果に応じてボーナスも支給されます。給与形態は基本的には年功序列ですが、年俸制でランクに応じて報酬額が決まります。
なお、フューチャーアーキテクトにはキャリアパスとしてアーキテクトとエキスパートの2種類があり、どちらを選んでキャリアを積むかによっても支給額が変わります。
フューチャーアーキテクトの主な事業内容と三つの特徴
フューチャーアーキテクトは、設立後から次世代の先端技術を活用したシステム系のコンサルティング会社として、技術力の高さを武器に成長してきた企業です。
よく似たITコンサルとしては、ベイカレントコンサルティングや スカイライトコンサルティングがあります。
各業界のCIOへ次世代の経営システムに関する提言を行うほどの圧倒的な存在感を有しており、三位一体の改革(経営戦略・業務改革・システム改革)、中立のポジション、高品質・高スピードという三つの特徴を掲げています。
また、単なるITのコンサルティングではなくITを活かした経営の実現をするべく、プロジェクト実施の際は構想策定、システム計画から開発、運用・保守までの各フェーズをクライアントと一体となって行うのも特徴です。
開発フェーズでは、クライアントに最適なシステムインテグレーターやメーカーと共に機能を実装する形を取ることもあります。
最近の動向
フューチャーがベイカレを訴訟するというニュースが入ってきました。まだ、結果は出ていませんが、訴訟の詳細は以下からご確認ください。
フューチャーアーキテクトは激務でやばい?労働時間は長いのか?
システム導入プロジェクトが多いため長期プロジェクトがほとんどで、働き方はクライアント先への常駐がメインになります。そのため、働き方もクライアント先のルールに合わせることになります。
残業時間はプロジェクトやフェーズによって異なりますが、傾向としてはテストフェーズやシステム本稼働前は残業が多くなります。繁忙期はクライアントからの要望に応じて深夜残業や休日出勤が発生することあります。
ただし、プロジェクトが落ち着いた後やプロジェクト完了後に次の案件を担当するまでの間、長期休暇を取得することが可能です。メリハリをつけながら、忙しい時期は割り切って仕事に取り組むことが必要です。
フューチャーアーキテクト以外の年収及び職場環境情報を確認する>>
フューチャーアーキテクトで求められる人材
フューチャーアーキテクトは経営とITをデザインするコンサルティング会社で、職種としてはアーキテクトとITコンサルタントの二つに分かれています。
職種問わず挙げられている必須スキルは以下の通りです。
- 顧客に対する要件定義・システム設計・開発を担当した経験
- オープン系システム設計・開発で利用されるプログラミング知識(ソースコードレビューができるレベル)
- エンタープライズIT領域で選択されるテクノロジー、ソフトウェア、ハードウェア、サービスに対する基本知識
その他、過去の提案やプロジェクトにおいて創意工夫し、手段にとらわれず目的達成のアイデアを発信し、成し遂げた経験があると尚良いとされています。
面接ではなぜコンサルタントになりたいのか、コンサルタントになったら何を実現したいかを論理的かつ簡潔に説明できることが重要です。
フューチャーアーキテクトへの中途入社に向いている人
フューチャーアーキテクトへの中途入社には下記三つの要素を持つ方には向いているでしょう。
- システム導入などのIT系バックグラウンドがある
- 単なるシステム導入ではなく経営戦略や業務改革を含めた複合的視点を持てる
- 論理的思考能力などコンサルティングに必要な基本的スキルを持っている
システムエンジニアの中でも、上流から下流までを一貫して担いながらクライアントに高い付加価値を提供したい方には合っている企業です。
IT経験がある方には、以下記事もキャリアアップに役立つと思います。
【ITで食べていく】転職・フリーランスの優良エージェント徹底比較
フューチャーアーキテクトへの転職を検討している方がすべきこと
ミドルクラス及びハイクラス求人を扱っている転職エージェントに登録してみてください。
その理由は下記3点です。
- Webには出てこないフューチャーアーキテクトのリアルな情報が手に入る可能性がある
- フューチャーアーキテクトおよびその他ファームの非公開求人を紹介してもらえる
- 面接対策や年収アップ交渉をしてもらえるため、効率的に転職活動ができる
フューチャーアーキテクトへの転職を検討している方がすべき1つのこと
ハイクラス求人を扱っている転職エージェントに登録してみてください。
その理由は下記3点です。
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フューチャーアーキテクトへの転職を目指す方へのおすすめエージェント
フューチャーアーキテクトを目指す方にオススメな転職エージェントは以下です。
アクシスコンサルティング
運営会社 | アクシスコンサルティング株式会社 |
公式サイト | https://www.axc.ne.jp/ |
公開求人数 | 非公開(2024年6月7日現在) |
主な求人職種 | コンサルティング業界 |
アクシスコンサルティングは、特にコンサル業界に強みを持ち、約5,000名の現役コンサルを含む約20,000名もの転職志望者の支援をした実績があります。
その実績による信頼からコンサル業界と強いパイプがあり、下記の3つのメリットがあります。
- 業界を熟知した質の高いサポート
- 全体の77%が非公開求人
- 平均支援期間は3年 中長期に渡る支援が受けられる
信念として「生涯のキャリアパートナー」を掲げ、本人のキャリアプランから「今は転職する時期ではない」と判断すれば無理に転職を薦めないなど、視野の広いサポートが受けられるのも特徴です。
ランスタッド
運営会社 | ランスタッド株式会社 |
公式サイト | https://www.randstad.co.jp/ |
公開求人数 | 7,876件(2024年6月7日現在) |
非公開求人数 | 非公開 ※全求人の80% |
主な求人職種 | ITエンジニア(IT・Web・通信)、事務・管理部門、 技術系(機械・電気・電子・化学)、営業 他 |
ランスタッドは、オランダで1960年に創業された世界最大級の総合人材サービス企業。39の国と地域で活動し、日本には93の拠点があります。
年収1000万以上を目指すプロフェッショナル向けサービスを提供しています。
世界規模の企業であるため、外資系やグローバル企業への転職支援実績も多数あり、下記の3つのメリットがあります。
- 市場動向を把握した専任コンサルタントによるマンツーマンサポート
- 全体の約80%が非公開求人
- キャリアアップからワークライフバランス重視まで幅広い提案を受けられる
特にハイクラス企業を得意としており、戦略的なキャリア形成のサポートをしてくれます。転職に関する支援サービスはもちろん無料です。
Type転職エージェント
運営会社 | 株式会社キャリアデザインセンター |
公式サイト | https://type.career-agent.jp/ |
公開求人数 | 10,104件(2024年6月7日現在) |
非公開求人数 | 18,548件(2023年7月1日時点)※全求人の約60% |
主な求人職種 | システムエンジニア、管理・マーケティング・経営、 営業、専門職(コンサルタント・金融 ほか)、 Webエンジニア・クリエイター など |
Type転職エージェントは総合転職サイトで、年収400万から800万の転職支援を得意としています。
エンジニア転職などにも力を入れているため、開発経験がある方にもオススメしたいエージェントです。
フューチャーアーキテクトを含むキャリアアップを目指す全ての方へ
転職はタイミングが重要です。そして、自分の市場価値を認識することがキャリアアップへの近道です。キャリアおよび年収を上げるなら、売り手市場である今がベストです。
ハイクラス転職に向けて、複数の転職エージェントに登録し比較しするのも転職可能性を高めるポイントです。自分の目的に合ったエージェントを確保し、しっかり活用していきましょう。
皆様の転職が成功することを願っています。