SAPはドイツに本社を置く世界的なソフトウェア開発会社です。製造業を基幹産業とするドイツにおいて、ERPパッケージを世に出した企業として有名で、SAP社のERPパッケージは日本だけでなく世界各国で利用されています。ドイツで提唱されているIndustrie4.0をけん引しており、ヨーロッパを代表するIT企業としてグローバルに展開しています。

日本法人はSAPジャパンとして1992年に創業し、製造業を中心としたさまざまなクライアントにサービスを提供しています。SAPジャパンとしては、コンサルタントや営業職の募集が多く、SAPパッケージコンサルタントは有資格者としてERPを取り扱う様々な他企業でも重宝される存在になっています。

今回は、SAPジャパンの年収や転職で採用されるために必要な条件を整理しました。

SAPジャパンの年収は高い

SAPジャパンでは、職種としてコンサルタントやプリセールスなどいくつか用意されていますが、ここでは一旦年齢別でのおおよその年収について、独自の調査結果を記載します。

  • 20代:550~700万円程度
  • 30代前半:600~900万円程度
  • 30代後半:800~1300万円程度
  • 40代前半:900~1400万円程度
  • 40代後半:1000~1500万円程度

SAPジャパンの年収は職種や役職によって異なるので、上記はあくまで目安として参考にしてください。実際の支給額は個人の能力によっても異なります。給与レンジは幅がありますが、総じて年収は高いと言えます。

SAPジャパンでは役職をジョブグレードという形で表現しており、ジョブグレードごとに支給される給与金額が異なります。中途入社の際は、ジョブグレードによって基本給が変わるので、前職での経験や能力をアピールすることはもちろん必要ですが、加えて転職エージェントなどを通してしっかり交渉すると良いでしょう。

SAPジャパンの主な事業内容

SAPジャパンは、顧客企業のアプリケーションソフトウェア市場でのマーケットリーダーとして君臨すべく、インメモリやモバイル、クラウドといった技術を駆使ししながら顧客のイノベーションを支援できるようにサービスの提供をしています。コンピューターソフトウェアの開発や販売はもちろん、企業向けの教育やコンサルティングサービスも数多く行っています。

代表的な職種の一つであるコンサルタントにおいては、SAP製品のコンサルタントとして経営判断プロセスの改善をするためのERP製品を通じたソリューション提供が業務になります。

セールス職については、ERP製品や付帯サービスについての法人営業がメインの業務になります。前職がITコンサルタントやSEの方には親和性のある企業と言えます。

競合企業1Salesforce(セールスフォース)の年収・転職情報を分析

競合企業2Oracle(オラクル)の年収・転職情報を分析

SAPジャパンの就業環境や福利厚生について

SAPジャパンは、IT企業という性質から比較的労働時間は長い部類に入ります。特にプロジェクト形式でのERP導入業務であれば、フェーズにもよりますが時期によっては月60時間以上の残業になる場合があります。週末にクライアント都合で仕事が入ることもあるので、ある程度覚悟して入社した方が良いでしょう。

ただ、繁忙期以外であれば有給休暇は希望通り取得することができるので、オンオフはつけやすいようです。また、子育てや介護などの事情で長時間勤務が難しい場合は、負荷の少ないプロジェクトにアサインしてもらえる場合もあり、社員に対する配慮はある会社と言えます。

福利厚生については充実しており、社内のカフェやマッサージルームなどのリラクゼーションの他、自己研さんに利用できるラーニングポータルがあり、スキルアップに努めることができます。

SAPジャパンで必要とされるスキル

SAPジャパンでは、複数の職種について中途採用での人材募集が行われています。よく募集があるのはSAPコンサルタントやプリセールスといった職種になります。SAPが求める人材像として掲げているのは、「率直に話す」「約束を守る」「好奇心を持ち続ける」「違いを受け入れる」「周りの懸け橋になる」という点なので、これらの価値観にフィットすることが前提となります。

具体的に必要とされるスキルは職種によって異なりますが、SAPコンサルタントであれば、ERPパッケージに関する理解の他、クライアント企業となる業種の基幹業務についての知見や経験が即戦力として重宝されます。過去にITコンサルタントやSI企業での業務経験がある方は歓迎されるでしょう。

営業職については、ITやサービス系の製品についてのセールス経験やサービスサポート経験がある方は有利になります。

どの職種でもグローバル企業なので英語などの語学のスキルは必要になります。また、ビジネスを推進するリーダーシップや洞察力、業界の動向を読む分析力が求められます。

SAPジャパンへの転職に向いている人

以上の内容を踏まえると、SAPジャパンへの転職に向いているのは以下の3点の要素を持ち合わせている人と言えます。

  • SAP社の求める人材像に掲げられている価値観にフィットすること
  • ERP製品や導入される業種に関する基幹業務の基本的な理解があること
  • 心身ともにタフであること

SAPジャパンは自由闊達な雰囲気で年収も高いので、激務な時期はあれども働きやすい環境でしょう。IT業界の最先端にいたい方にはおすすめです。

[email protected]で「表では話せない◯◯の話」配信中

line@-pt2

記事が役に立ったら
フォローをお願いします。

ハイキャリアに役立つ情報をお届けします。

Twitterも随時更新しています