【高年収は大手だけ?】SIerランキングと上位企業に転職するコツ

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今回は、SIerで働いている方、SIerに興味のある方に向けた記事です。

SIerランキングを様々な観点(年収、利益、年齢、従業員数)から整理しました。

真面目さん

SIerってなんか泥臭く働いていそう・・・

SIerにハイクラス企業のイメージを持っている人は少ないと思います。

私もその一人でした。ただ、IT系コンサルティングファームやBIG4のIT部隊には、SIer出身者が数多く在籍し、活躍しています。

新卒採用においては、高学歴の学生にも人気の職種であり、優秀な人材も多いです。

金欲さん

そうだ!俺みたいな優秀な人材もいるんだぞ!

真面目さん

ハァ・・・こういう人がいるから・・・・

今後も成長が見込まれる将来性のある業界で、安定した給与レンジを持つ大手SIer。

そんなSIerの年収は一体どうなっているのか?

今回は、IT業界で長らく働いてきた方にSIerランキングを作成頂きました。上位SIerに転職するコツやポイントも載せています。

早速、転職のコツを確認する

目次

5chのSIerランキングと本サイトの指標

SIerとして働いていると、自社が業界の中でどの程度のレベルにあるのか、気になるものですよね。

そこでSIer企業を年収、利益、平均年齢、従業員数でランキング化してみました。

5chのランキング

まずは参考までに5ch(旧2ch)に掲載されていたランキングをチェックしてみましょう。

順位企業名
1位Oracle、Cisco、SAP
2位NTTデータ、日立製作所
3位日本IBM、NTTコミュニケーションズ、野村総研(NRI)、富士通
4位アクセンチュア、NEC、日本HP
5位新日鉄住金ソリューションズ(NSSOL)、電通国際情報サービス(ISID)、みずほ情報総研(MHIR)、日本総研(JRI)、大和総研(DIR)
6位三菱UFJインフォメーションテクノロジー(MUIT)、ニッセイ情報テクノロジー、

伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)、NTTコムウェア、日本ユニシス

7位アビームコンサルティング、JSOL、JR東日本情報システム(JEIS)、

日立システムズ(HISYS)、日立ソリューションズ(HISOL)、農中情報システム

8位NECソリューションイノベータ、SCSK、東洋ビジネスエンジニアリング、フコク情報システム(FIS)
9位TIS、オージス総研、富士通エフサス、シンプレクス、

タタコンサルタンシーサービシズ、東京海上日動システムズ

10位オービック、三菱UFJトラストシステム、三菱総研DCS、兼松エレクトロニクス、都築電気、日興システムソリューションズ、キャノンITソリューションズ

あくまで5chの情報なので不明瞭なところもありますが、上場していない企業や外国の企業も入れたランキングなので、興味深いものになっています。

金欲さん

この謎のランキング、学生の時よく見てたなぁ。AC(アクセンチュア)とかもSIer扱いなんだよね。

SIerの種類(メーカ・ユーザ・独立)

ここでまずSIerの種類について確認しておきましょう。

SIerの中には、「メーカー系」「ユーザー系」「独立系」の3種類があります。

メーカー系コンピューターなどのハードウェアを製造販売するメーカーから派生して作られたSIerのこと
ユーザー系大手企業などにある情報システム部門から派生し独立して作られたSIerのこと
独立系親会社を持たず、資本的に独立している企業のこと

そのほかにも企業構造が複雑化していたり、業務が多岐にわたっている場合や外資系の企業などは、この3つの分類に当てはまらない場合もあります。

大手SIer企業ランキング

ランキングを作るための指標(年収・利益・従業員・平均年齢)

ランキングを作るための指標(年収・利益・従業員・平均年齢)

今回は年収、利益、従業員、平均年齢でランキングを作ってみました。

転職で気になるのはやはりこの4つの項目。自分が実際に働く企業を選ぶ際には、ぜひ参考にしてみてください。

大手SIerへの転職のコツ

SIerの年収ランキング

メーカー系

順位企業名年収
1位日立製作所8,680千円
2位都築電気8,510千円
3位NEC8,330千円
4位富士通8,100千円
5位NECネッツエスアイ7,490千円

ユーザー系

順位企業名年収
1位電通国際情報サービス(ISID)9,720千円
2位新日鉄住金ソリューションズ8,290千円
3位伊藤忠テクノソリューションズ8,120千円
4位NTTデータ8,070千円
5位TIS7,870千円
6位インフォコム7,790千円
7位ネットワンシステムズ7,610千円
8位テクマトリックス7,430千円
9位兼松エレクトロニクス(KEL)7,190千円
10位JFEシステムズ7,170千円

独立系

順位企業名年収
1位オービック8,230千円
2位大塚商会8,050千円
3位東洋ビジネスエンジニアリング7,880千円
4位日本ユニシス7,500千円
5位SCSK7,210千円
6位インターネットイニシアティブ(IIJ)6,520千円
7位NSD6,160千円
8位トランスコスモス4,530千円

金欲さん

年収そこそこって感じだな!

SIerランキング上位企業への転職は現実的か?

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SIerへの転職を目指すなら、魅力的なのは上位企業です。

上位企業なら上流工程を担当することが多いのでクライアントと向き合いながら仕事をすることができますし、納期や給与の面でもかなり余裕を持った働き方ができます。

SIerランキング上位企業に転職するためには、どうしたらいいでしょうか。

同業からの転職は十分可能性がある

まず同業から転職にチャレンジする場合は、十分可能性があると言えます。

そもそもIT業界は人手不足であることが多く、転職してきたとしても教育係として社員を割ける余裕がないところがほとんどです。

そのため技術や経験をもった実力のある即戦力人材を採用したいというのが、人事担当者の本音と言えます。

同業の場合は技術も経験も十分ですし、採用担当者からしても安心して採用することができるでしょう。

また同業から転職する場合は、しっかりと転職先のプロジェクトの傾向について調べておくことが大切です。

例えば、メーカー系ならどんなメーカーの仕事が多く、どんなスキルが必要とされているのかなど、転職を考えている企業については一通り調べ、一覧にしておきましょう。

ここまで調べておくと、転職先ではどんなスキルや経験を持った人材が求められているのかわかるようになりますし、履歴書作成の際にもアピールポイントがつかみやすくなります。

また面接の際も、転職先のプロジェクトの傾向に自分のスキルや経験を合わせて説明することができれば、人事担当者からも注目してもらえるようになります。

他業界からはポテンシャルがあれば採用される可能性がある

他業界からの転職となると、どうしても同業種よりは難しくなると言わざるを得ません。

IT業界は人材不足が続いており、社内教育に余力をさけないという場合も数多くあります。

人事担当者としては、できるだけ即戦力で働ける人材が欲しいというのが本音でしょう。

しかし逆から言えば「即戦力で働ける人材」であるということをしっかりアピールできれば、目につく人材になるということになります。

転職先のプロジェクトについて活かせるスキルや経験をアピールできれば、転職の可能性はぐっと高まるでしょう。

例えば「Web系のエンジニアだったが、独学でアプリ開発もしている」とアピールできれば、人事担当者にアプリ開発へのモチベーションが高い積極的な人材と取ってもらえるでしょう。

金欲さん

即戦力が有利だが、ポテンシャル採用をしている企業も多い。人手不足が深刻だからな!

SIer求人は多く年収やキャリアUPのチャンス

SIerに限らず、IT企業やIT系転職全般に言えることですが、年収やキャリアを上げる転職をするなら求人数が増大している今がチャンスです。

以下記事にてエンジニア特化のエージェントについても紹介していますのでご参照ください。

>>【美女に聞く】レバテックキャリアの評判とエンジニア未経験転職の実際
>>【悪評?】ワークポートの評判・口コミをIT業界関係者が解説

今後もIT関連市場は拡大すると考えられます。

もしキャリアに不安があれば、一度エージェントに相談してみましょう。

転職エージェントを活用してみる

近年のIT分野の高まりによってSIer業界でも求人数が増加しています。

でも「納期のために仕事が忙しくて残業が多く、とても転職活動なんてできない…」というかたもいらっしゃるかもしれません。

そんな場合におすすめなのが、転職サイトや転職エージェントの活用です。

転職サイトにおいて登録は無料ですし、複数のサイトに登録しておくことも一つの方法で多数の視点から自分に合った求人を見つけやすくなります。

転職エージェントも併せて利用すれば、面談で相談した内容をもとにぴったりの案件を紹介してくれますし、面接の日取りなども調整してくれるのでストレスなく転職活動を進めていくことができます。

興味がある方は、エージェントと接してみて、自分の希望を応援してくれる担当者と転職活動をしてみるのがオススメです。

複数のエージェントに登録する時間が取れない方は、Type転職エージェントがオススメです。

総合転職サイトでありながら、IT関連転職の求人を多く用意しており、サポートも手厚いと評判です。

Type転職エージェント公式サイト:https://type.career-agent.jp

金欲さん

IT人材の需要は高い。SIerでの業務経験は今後のキャリア形成に役立つはずだ!

SIerランキング上位企業に転職する3つのコツ

SIerランキング上位企業に転職する3つのコツ

上述したような大手SIerに転職するためには、どんなことに気を付けたらよいのでしょうか。

  • 企業に繋がる人脈を作る
  • 能力を担保する資格を取る
  • 経験・能力を整理する

企業に繋がる人脈を作る

まずは人脈を作ることです。

転職では、相手企業の状況をどれだけ把握できたかがポイントになります。

企業状況を把握するためにも、人脈をどんどん広げていくようにしましょう。

どんなプロジェクトを進めているのか、どんな人材を求めているのか、はたまた働き方はホワイトかブラックかなどは、企業のウェブページからはなかなかわかりませんが、口コミからはその実情がよくわかります。

人脈があれば、縁故採用に近い形で採用が決まる場合も多いです。

もし、人脈がなければ、勉強会に足を運んだり、転職エージェント等に相談してみるのが良いでしょう。

転職先の相手に安心してもらえる資格を取る

また資格も重要です。

IT業界ではこれまで携わってきたプロジェクトが実力の証明になると考えられがちですが、転職では、エンジニアではない役員や人事担当者もいます。

そうした方々に自分の能力を証明するためには、資格を履歴書に明記しておく方が有利なこともあります。

もし転職先へのアピールになる資格があるのならば、取得しておくと良いでしょう。

OracleSAPなどの実務に生きる特化した資格、PMPのようなマネジメント系の資格がオススメです。

相手企業が望む経験・能力をアピール可能な経歴書を作る

経歴書は、最初に人事担当者の目に触れるもの。ぜひ相手の心をつかむような経歴書にしておきたいです。

まずは相手企業のプロジェクトをチェックして、どんなプロジェクトが行われ、どんなスキルが求められているのか確認するようにしましょう。

自分に応用できそうなスキルがあれば、積極的に経歴書にアピールポイントとして書いておくことで人事担当者の目に留まりやすくなります。

金欲さん

人脈があれば要望も伝えられるし、採用角度も高くなるのでオススメだ。

SIerの営業利益ランキング

メーカー系

順位企業名営業利益
1位日立製作所¥550,527百万
2位富士通¥120,612百万
3位NEC¥107,306百万
4位NECネッツエスアイ¥14,111百万
5位パナソニックインフォメーションシステムズ¥4,394百万
6位都築電気¥1,773百万

ユーザー系

順位企業名営業利益
1位NTTコミュニケーションズ¥118,200百万
2位NTTデータ¥100,800百万
3位TIS¥24,436百万
4位新日鉄住金ソリューションズ¥19,269百万
5位NTTコムウェア¥8,900百万
6位電通国際情報サービス(ISID)¥6,488百万
7位兼松エレクトロニクス(KEL)¥6,390百万
8位インフォコム¥4,427百万
9位ニッセイ情報テクノロジー¥4,017百万
10位伊藤忠テクノソリューションズ¥2,794百万

独立系

順位企業名営業利益
1位大塚商会¥39,684百万
2位SCSK¥31,785百万
3位オービック¥26,108百万
4位日本ユニシス¥12,525百万
5位トランスコスモス¥9,725百万
6位NSD¥6,378百万
7位インターネットイニシアティブ(IIJ)¥6,140百万
8位東洋ビジネスエンジニアリング¥531百万

金欲さん

売上に対する利益率は抜群に高いぞ!

SIerの平均年齢ランキング

メーカー系

順位企業名平均年齢(歳)
1位日立製作所41.2
2位NECネッツエスアイ42.2
3位NEC42.9
4位富士通43.3
5位都築電気43.5

ユーザー系

順位企業名平均年齢(歳)
1位テクマトリックス37.0
2位NTTデータ37.6
3位ネットワンシステムズ38.7
4位新日鉄住金ソリューションズ39.4
5位伊藤忠テクノソリューションズ39.9
6位電通国際情報サービス(ISID)40.6
7位兼松エレクトロニクス(KEL)41.2
8位インフォコム42.3
9位JFEシステムズ43.5
10位TIS46.3

独立系

順位企業名平均年齢(歳)
1位トランスコスモス35.9
2位オービック36.0
3位インターネットイニシアティブ(IIJ)36.3
4位NSD37.7
5位東洋ビジネスエンジニアリング40.1
6位大塚商会40.4
7位SCSK41.9
8位日本ユニシス44.2

金欲さん

やはり、大手SIerの平均年齢は高いな!

SIerの従業員数ランキング

メーカー系

順位企業名従業員数(人)
1位日立製作所308,178
2位富士通156,515
3位NEC98,726
4位NECネッツエスアイ7,664
5位都築電気2,283

ユーザー系

順位企業名従業員数(人)
1位NTTデータ109,954
2位TIS19,720
3位伊藤忠テクノソリューションズ8,127
4位新日鉄住金ソリューションズ5,959
5位電通国際情報サービス(ISID)2,635
6位ネットワンシステムズ2,280
7位JFEシステムズ1,770
8位兼松エレクトロニクス(KEL)1,007
9位インフォコム1,007
10位テクマトリックス1,007

独立系

順位企業名従業員数(人)
1位トランスコスモス18,703
2位CSK11,929
3位大塚商会8,538
4位日本ユニシス8,020
5位NSD3,393
6位インターネットイニシアティブ(IIJ)3,108
7位オービック1,983
8位東洋ビジネスエンジニアリング551

ランキング上位に、規模の大きい大手以外の企業も入ってくるのがIT業界の面白い所ですね。

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