EYアドバイザリー・アンド・コンサルティング(EYACC)は、2017年1月にEYグループ国内各社のアドバイザリー部門を旧EYアドバイザリー株式会社に統合し、新たに設立された法人です。

新設されたばかりの会社ということもあり、その動向や実態に興味を持たれる方も多いかと思われます。

ここでは、EYアドバイザリー・アンド・コンサルティング(EYACC)の転職・年収や評判についてお話ししていきたいと思います。

EYアドバイザリー・アンド・コンサルティング(EYACC)の評価

総合評価:2.96

企業名 年収 ホワイト度 転職難易度 成長環境 やりがい・士気
EYACC 3 2.7 3.3 3 2.8
総合コンサル平均 3.4 3.2 3.6 3.6 3.5
コンサル業界平均 3.5 3.2 3.7 3.9 3.7

 

EYアドバイザリー・アンド・コンサルティング(EYACC)の年収は?

ランク(職階)はアナリストからスタートし、コンサルタント、シニアコンサルタント、マネージャー、シニアマネージャー、ディレクター、パートナー、シニアパートナーとなります。

コンサルタントからシニアマネージャーについては、それぞれのランク(職階)に1つから4つのグレードがありますので、そのグレードによっても年収は変わってきます。

タイトル 年収
アナリスト 480万-500万
コンサルタント 500万-550万
シニアコンサルタント 550-700万
マネージャー 700万-1000万
シニアマネージャー 1000万-1400万
ディレクター 1400万-1800万
パートナー 1800万-

パートナーのさらに上の職位がシニアパートナーになるのですが、シニアパートナーになってくると年収も何千万となります。

年収自体は一般企業より高く見えますが、退職金などは現時点ではないため特別高いとは言えないでしょう。

また、他コンサルティングファームの同ランクの人間と比較すると年収面では劣っている傾向にあります。

もし、コンサルティングファームにお勤めで現状に不満があれば、エージェントに相談することをオススメします。

参考記事:外資系コンサルタントが作るハイクラス転職メディア

ただ、ランク(職階)ごとの給与水準が低い反面、プロモーション(昇進)は他のファームに比べ、比較的早いというメリットもあります。

年収に関してはアップオアステイ(昇給または現状維持)という方針をとっているため、原則減給となることはないことから、収入の面で安定性があると言えます。他のファームに比べ、計画的に貯金をしたり、ローンを組み易いと言えるでしょう。

昇格・昇給については、1年に1回の評価会議で決まるようです。

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年収面について、実際に現職/過去に在籍された方のコメントを紹介します。

アップオアステイであるので、給与面は安定

アップオアステイを採用しているので、他のBig4ファームに比べるとベース給は低めに設定されている。ただ、減給がないという保証があるので、給与設定のバランスは取れていると感じている。ボーナスは所属するチームの成績によって変動し、より売り上げを上げているチームには多く支給される。
30代 男性

EYACCの評判は?

EYアドバイザリー・アンド・コンサルティング(EYACC)の評判についてですが、旧EYアドバイザリーとその他グループ会社のアドバイザリー部門を統合するという大規模な組織改革があったため、EYACCとしての確固たるカルチャーがまだ確立されていないと言えます。

代表取締役会長に海外出身の方が就任しており、会長によって決定される施策が絶対という雰囲気があるようです。

海外目線での施策になりますので、日本でのビジネスに適しているのかについては疑問を持っている方も多いようです。

現段階では複数の組織が合併しただけの状態で、重複している組織の一元化など、組織構造の整理は行われていないようです。まだ統合前の各社のカルチャーがそれぞれのチームごとに残っており、全社的にカルチャーが浸透し、ビジョンを共有しようと試みている段階のようです。

また、人材育成や社員のモチベーションコントロールといったところでも物足りなさを感じている方が多いようです。

人材育成に関しては、外部からの経験者採用を積極的に行っている反面、新卒や20代の若手については日系企業のように手取り足取り教育するという文化がなく、自らの力でスキルやノウハウを身に着け、成長していく強い意志が求められます。

モチベーションにダイレクトに関連してくる評価やボーナスについて、決定方法も曖昧な部分が多く、支給時期によってかなり額にばらつきがあるとの声が上がっています。

現時点では、新組織が発足したばかりということもあり、必ずしもEYACCの評価は良いものばかりではありませんが、雨降って地固まるともいうように、収益基盤が安定化し、組織構造も盤石なものとなれば、評判も向上するものと思われます。

組織体制・企業文化について、実際に現職/過去に在籍された方のコメントを紹介します。

組織体制の刷新が行われ、新会社としてのカルチャーを醸成中

組織体制の刷新が行われ、会長もグローバルより着任されたことにより、会社としての経営方針が大きく変わった。旧EYグループの各アドバイザリー部門も統合され、提供できるサービスの幅も広がった。今後の成長が楽しみである。ただ、統合に伴うハレーションも当然発生することが見込まれるので、変化を柔軟に楽しむ心的余裕を持つことが不可欠だろう。
40代 男性

社員にとって福利厚生は少し物足りない

EYACCの福利厚生は以下の通りとなっています。

各種保険 健康保険、厚生年金、雇用保険、団体生命保険 等
諸手当 通勤手当、出張手当のみ
休日休暇 完全週休2日制(土・日)、祝祭日、年末年始休暇
有給休暇、慶弔休暇等、創立記念日
その他 テクニカルトレーニング、ソフトスキルトレーニング、オンライントレーニング、語学トレーニング

EYACCの福利厚生に関しては、他のコンサルティングファームに比べると手薄い印象があります。

以前EYACCにお勤めされていた方からは「福利厚生はほぼ存在しない」という辛口の意見も聞かれました。

最低限の基本的な福利厚生のみと考えておいたほうがよさそうです。

ただ、外資系コンサルティングファームは概して福利厚生は手薄く、その分年収の基本給やボーナスが高く設定されているため、福利厚生に重きを置かない考え方が一般的です。

福利厚生について、実際に現職/過去に在籍された方のコメントを紹介します。

福利厚生はあまり充実していない

最低限の通勤手当や有休は保障されているが、それ以上のものは基本的に期待しないほうが良い。ただ、健康保険組合加盟得点のポイントが毎年付与されるので、それを使って旅行やレジャーを楽しむことができる点は良い。
30代 女性

EYACCは激務度は?

基本的に労働時間はプロジェクトに依存するようですが、ワークライフバランスは他のファームに比べると比較的良いという声があがっています。

プロジェクトが終了またはプロジェクトからリリースされた際に、次のプロジェクトへのアサイン(配属)が決定するまでの間ではまとまった休みも取りやすいようです。

また、シニアコンサルタントまでは残業代を計上する制度もあるため、プロジェクトの予算上残業は発生させないように管理職はタスク量をコントロースすることから、若手は比較的早めに帰れるという雰囲気もあるようです。

激務度について、実際に現職/過去に在籍された方のコメントを紹介します。

ワーク・ライフ・バランスは比較的調整しやすい

ワーク・ライフ・バランスの調整は比較的調整しやすいと言えます。平均的に20時頃には退社できていますし、案件の切れ目にまとまった有休休暇を取得することも可能です。ただ、マネージャー以上で案件を複数掛け持ちしていると、細切れの作業が発生したりしますので、有休は取りづらく、帰宅時間も遅くなる印象です。
20代 女性

入社の時点で英語ができると成長幅も大きくなる

EYACCは、グローバル色が強くなっており、英語を使うプロジェクト・機会がも増えてきているようです。

グローバルで蓄積されているナレッジや新ソリューションの研修を英語で受講することも多くあり、英語が話せることにより習得できるナレッジ・ノウハウは多くなりますし、成長のスピード・幅ともに大きくなると言えるでしょう。

当然のことながら、英語をネイティブレベルで話せる人材がスタッフの大多数を占めているわけではありませんし、英語が出来なくてもグローバルファームで活躍している人は存在しています。英語なんて出来ないから、外資系なんて・・・と少しでも辟易された方は、一度以下の記事をお読みになることをお勧めします。英語はあくまでもビジネスを行うためのツールに過ぎず、それ以上にバリュー(価値)を発揮する働き方はいくらでもありますよ。

参考記事:たかが外資系への転職を不安に思わなくてよい3つの理由

また、上述の通り若手の人材育成においては不十分な側面があるものの、組織の転換期に入社したことで得られる経験やノウハウはとても大きく、他のファームでは得ることができない代物と言えるでしょう。

年収面について、実際に現職/過去に在籍された方のコメントを紹介します。

研修は多く用意されているので、主体的に学習可能

研修は多く用意されており、自由に受講することができる。ただ、内容は監査向けのものが多く、コンサル向けの研修は少ない印象。英語での研修も数多くあるので、英語が堪能であれば学習の幅は広がるだろう。
30代 男性

EYアドバイザリー・アンド・コンサルティング(EYACC)会社概要

名称 EYアドバイザリー・アンド・コンサルティング株式会社
業務開始 2017年 1月
資本金 4億5千万円
人員 1,332名(2017年10月末時点)
代表者 代表取締役会長 アンディー・エムブリー
代表取締役社長 塚原 正彦
本社 〒100-0006 東京都千代田区有楽町一丁目1番2号 東京ミッドタウン日比谷 日比谷三井タワー
Tel:03 3503 3500(代表) Fax:03 3503 2818

参考:EYアドバイザリー・アンド・コンサルティング 企業情報

EYACCの事業内容

テクノロジー ・AI/IoTビジネスデザイン&ディベロップメント支援業務
・製造業に対するBtoB事業戦略・マーケティング戦略策定支援業務
・10年先の未来予測によるR&D新規テーマ創造・評価・再構築
グローバル ・グローバルR&D体制構築支援業務
・新興国におけるフルーガルイノベーション支援業務
・新興市場におけるマーケティング戦略再構築支援業務
コーポレートベンチャーキャピタル ・テクノロジー系スタートアップの探索及び技術価値評価支援業務
・コーポレートベンチャーキャピタルの仕組みづくり支援業務
・投資案件における競争戦略支援業務
組織・人材 ・イノベーション人材育成支援業務
・イノベーションマネジメントの仕組みづくり支援業務
・オープンイノベーション指向の組織設計支援業務

参考:EYアドバイザリー・アンド・コンサルティング 人材採用

EYアドバイザリー・アンド・コンサルティングでは、各法人が相互に連携し、アシュアランス、税務、トランザクション・アドバイザリー、およびアドバイザリーからなる高品質で業種別専門性を備えたプロフェッショナル・サービスを提供しています。

これから各アドバイザリー会社や海外との連携も一層強化され、より外資系らしい雰囲気の会社に変貌を遂げていくでしょう。

BIG4について

ご存知の通り、EYACCはBIG4の一角です。

その他BIG4については以下にまとめていますので、それぞれのファームの特色についてご理解を深めていただくためにも、是非ご一読頂けると幸いです。

また、BIG4ではないですが、アクセンチュアも並列で語られることが多いですね。(たまにBIG5なんて言う人も・・・)

EYACCで働いている人の特徴、転職で求められる経験・スキルは?

現時点でのEYACC社員の構成比は、EYA出身の方が大多数を占めており、その他EYグループ各社のアドバイザリー部門出身の方が残りを占めているようです。
求められる経験やスキルを調査しました。

求められる経験・スキル

  • 経営コンサルタントとしてプロジェクトをマネジメントした経験を有する方(マネージャー以上)
  • コンサルティングファームでの実務経験者
  • 事業会社での経営企画・経理・財務・人事・購買管理・生産管理・販売管理などの実務経験者
  • 事業会社での新規事業開発や海外における事業開発の実務経験者
  • ERP(SAP FI、CO尚可)インプリ・開発経験者
  • WEB開発経験者
  • 情報セキュリティ関連の製品導入/プロジェクト経験、技術スキルを有する方
  • 英語中級以上

参考:EYアドバイザリー・アンド・コンサルティング 中途採用情報

他のコンサルティングファーム同様、今後さらに採用を強化していくと思われます。これからどういった変化を起こすか楽しみな会社ですね。

ベンチャー企業らしい起業家精神あふれる雰囲気のある会社が好きな人にとっても、転職先として魅力的な組織でしょう。

EYACCへの転職を検討している方がすべき1つのこと

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その理由は下記3点です。

  • Webには出てこないEYACCのリアルな情報が手に入る可能性がある
  • EYACCおよびその他ファームの非公開求人を紹介してもらえる
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    EYACCを目指す方へオススメな転職エージェント

    EYACCを目指す方にオススメな転職エージェントは以下3社です。

     ビズリーチType転職エージェントアクシスコンサルティングJAC RecruitmentCAREERCARVERクライス&カンパニー
    総合評価4.84.64.64.64.44.2
    コスト
    求人の量
    求人の質
    提案力
    サポート
    人気度
    公式HP

    ビズリーチ

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