国内有数の電機メーカーであるパナソニック。
知名度も高いため、パナソニックの平均年収やボーナスなどが気になる人も多いのではないでしょうか。
この記事では、パナソニックの平均年収やボーナス、年代・職種別の年収や残業時間、福利厚生などをご紹介します。
実際に働いている人の口コミもご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
パナソニックの年収 | |
パナソニックの平均年収 | 909万円※1 |
パナソニックの生涯年収 | 約3億6000万円※2 |
製造業界の平均年収 | 533万円※3 |
日本の平均年収 | 458万円※3 |
パナソニックの新卒年収 | 約350~437万円 |
※最終更新:2023年10月
※1出典:パナソニック ホールディングス株式会社-有価証券報告書
※2 パナソニックの平均年収×40年で算定
※3出典:国税庁-民間給与実態統計調査
パナソニックの平均年収
2022年度の有価証券報告書によると、パナソニックの平均年収は909万円です。
ただ、パナソニックは2022年4月より持株会社制(ホールディングス制)へ移行しています。そのため、2022年度の有価証券報告書に記載されている平均年収は、親会社であるパナソニック ホールディングスのものです。
パナソニック ホールディングス傘下の事業会社の平均年収を実質的に知るには、2022年度以前の有価証券報告書に記載されている平均年収を確認したほうがよいといえるでしょう。
以下は、パナソニック ホールディングスの有価証券報告書に記載されている過去5年間の平均年収です。
年 | 年収 |
2018年度 | 774万円 |
2019年度 | 755万円 |
2020年度 | 744万円 |
2021年度 | 759万円 |
2022年度 | 909万円 |
出典:パナソニック ホールディングス株式会社-有価証券報告書
2019年度から2021年度までは平均年収の幅が744~774万円となっています。
パナソニック ホールディングス傘下の事業会社の平均年収は、実質的には700~800万円程度だと考えることができるでしょう。
パナソニックの将来性・今後の業績予測
パナソニックの将来性や今後の業績予測について解説します。
パナソニックの将来性
パナソニックは将来性のある企業だといえるでしょう。
パナソニックと聞くと、家電を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。
しかし、パナソニックでは事業の多角化が進んでおり、現在では家電の他に住宅設備や電池、通信設備、車載関連商品、食品流通など幅広い分野に進出しています。
幅広い分野に進出する中でも、それぞれの分野で代表的な製品を持っており、長年培った総合的な技術力を持っている点が強みといえます。
また、他社とのコラボレーションも多く実施しており、人気漫画とパナソニックの商品のコラボレーションやプロサッカーチームとコラボレーションした商品化プロジェクトなど、話題性や新規顧客の獲得に積極的です。
さらに、これまで長きにわたって蓄積してきたノウハウをもとに、日々新規事業の開発を進めています。
時代の流れとともに必要とされる製品も移り変わります。既存事業を維持していくだけでは競争力を維持していくことは難しいですが、積極的に新規事業の開発を行うパナソニックでは、更に組織を発展させていくことでしょう。
パナソニックの今後の業績予測
パナソニック ホールディングスは、2024年3月期の連結純利益が前期比32%増の3500億円となる見通しであると発表しました。※1
これは、過去最高水準となります。
パナソニックが属する「くらし事業」においても、2023年度は欧州の空調や国内・海外で電材の伸長により増収増益の見通しです。※2
パナソニックでは多角的な事業展開により安定的に収益を上げることのできる基盤があるため、今後も業績は安定して推移することが予測されます。
※1出典:パナソニック ホールディングス株式会社-2022年度 連結及び単独決算概要・補足資料
※2出典:【解説】パナソニックグループ 2022年度決算・2023年度業績見通しのポイント
パナソニックの職種別平均年収
職種 | 平均年収 |
営業系 (営業、MR、営業企画 他) | 709万円(平均年齢41.8歳) |
企画・事務・管理系 (経営企画、広報、人事、事務 他) | 809万円(平均年齢42.8歳) |
IT系エンジニア (アプリ開発、ITコンサル 他) | 740万円(平均年齢41.4歳) |
電気・電子・機械系エンジニア (電子・回路・機械設計 他) | 725万円(平均年齢43.9歳) |
ライトハウスに投稿された口コミによれば、パナソニックの職種は大きく分けて「営業系」「企画・事務・管理系」「ITエンジニア」「電気・電子・機械系エンジニア」の4種類です。
4職種の平均年収は709~809万円で、100万円の幅がありました。中でも最も平均年収が高いのは企画・事務・管理系の809万円でした。この職種の平均年収が高い理由としては、経営企画など企業の中核を担うポジションが含まれていることが考えられます。
また、代表的な職種である総合職と、昇格時に年収が上がったという口コミが多かった主任、部長の2職種について、ライトハウスの口コミをピックアップしました。
総合職
パナソニックの場合、新卒入社は基本的に総合職となります。
ほぼ年功序列での昇格となり、主任までは順当に上がることができるそうです。
年収は入社3~5年目で400~600万円程度の人が多い印象です。
主任
主任クラスに昇格すると、昇給額が大きくなるという口コミがありました。
早いと30歳前で昇格する人もいるそうです。
ライトハウスに口コミを投稿している主任クラスの人の年収は600~850万円でした。
部長
幹部職になれば年収1500万円を狙えるようになるとの口コミがあり、実際の年収も1200~1500万円でした。
賞与が会社の業績に左右されるため、時には不公平に感じる部分もあるそうですが、基本的には公平感のある評価制度になっているそうです。
パナソニックの年代別平均年収
職種 | 平均年収 |
25~29歳 | 498万円 |
30~34歳 | 570万円 |
35~39歳 | 958万円 |
40~44歳 | 754万円 |
45~49歳 | 847万円 |
50~54歳 | 862万円 |
55~59歳 | 978万円 |
60歳以上 | 807万円 |
ライトハウスには年功序列の要素が大きいという旨の口コミが投稿されており、平均年収を見ても基本的には年齢が上がるにつれて金額も上がっています。
途中で平均年収が逆転している年齢がありますが、年収の高い職種の人が口コミを投稿している可能性があります。
また、最近は実力主義に移行中であり、若手が抜擢されることもあるという口コミも見られたことから、年功序列の中に実力主義の評価体制が混在している環境であることが予想されます。
パナソニックでは等級によってだいたいの年収が定まっており、入社後数年は毎年1万円ずつ給与が上がるそうですが、5年目以降で最初の昇格のチャンスが訪れることから、徐々に年収が上がっていきます。
6,7年目で700万円以上の年収になることが多いそうです。
平均年収動向:過去5年の推移
パナソニックの平均年収動向:過去5年の推移
年 | 年収 |
2018年度 | 774万円 |
2019年度 | 755万円 |
2020年度 | 744万円 |
2021年度 | 759万円 |
2022年度 | 909万円 |
出典:パナソニック ホールディングス株式会社-有価証券報告書
パナソニックの過去5年間の平均年収の推移を上記のグラフと表にまとめました。
2018年度の平均年収は774万円でしたが、2019年度から2020年度にかけては少し年収が下がっています。
コロナ禍の影響で家電工場が稼働停止したことや、デジカメの欧州販売が減少したため、平均年収にも影響が出たものと推測できます。しかし、若干の影響といえるでしょう。
また、2022年度には平均年収が909万円に上がっていますが、先述したとおり、パナソニックは2022年4月より持株会社制(ホールディングス制)へ移行しているため、平均年収が高くなっています。
パナソニックの業績と年収の相関
パナソニックの業績と年収の相関
年 | 平均年収 | 売上 |
2018年度 | 774万円 | 8兆27億円 |
2019年度 | 755万円 | 7兆4906億円 |
2020年度 | 744万円 | 6兆6987億円 |
2021年度 | 759万円 | 7兆3887億円 |
2022年度 | 909万円 | 8兆3789億円 |
出典:パナソニック ホールディングス株式会社-有価証券報告書
上記のグラフと表を見てわかるとおり、パナソニックの業績と平均年収の推移には相関関係があります。
2019年度と2020年度はコロナ禍の影響もあり売上が落ち込み、平均年収も下がっています。
ライトハウスには「賞与は会社の業績に左右される※1」という口コミがあり、業績が悪化したことにより賞与が下がり、平均年収も下がったものと考えられます。
パナソニックが属する「くらし事業」では、欧州の空調や国内・海外で電材の伸長により、2023年度の業績は増収増益となる見通し※2です。そのため、2023年度のパナソニックの平均年収は2022年度よりも上がることが予想されます。
※2出典:【解説】パナソニックグループ 2022年度決算・2023年度業績見通しのポイント
パナソニックの新卒の初任給・年収
パナソニックでは、大卒・院卒向けの総合職と高専卒向けの2種類にて新卒採用を実施しています。
それぞれの初任給・年収についてご紹介します。
大卒・院卒の初任給・年収
大卒・院卒向け新卒採用の募集要項によると、募集職種は「営業系」「事務系」「クリエイティブ系」の3種類です。
職種に関わらず、採用条件や初任給に差はありません。
2023年の実績として、初任給は院卒で月給265,000円、学部卒で月給 241,000円との記載がありました。
賞与は年2回あり、ライトハウスに投稿された口コミによれば、月給の4.5か月分の支給となるそうです。月給の4.5か月分として年収を算出すると、院卒で4,372,500円、学部卒で3,976,500円となります。
上記の金額に通勤手当や残業手当が追加支給されるため、実際にはもう少し年収が上がる可能性があります。
高専卒の初任給・年収
高専卒の場合、生産プロセス技術、設計開発、品質管理、調達などの職種に配属されます。
2023年の実績は専攻科卒で月給 241,000円、本科卒で月給 211,000円でした。
年収は専攻科卒が3,976,500円、本科卒が3,481500円となります。
引用:パナソニックグループ 新卒採用募集要項(パナソニック株式会社)
パナソニックの求人情報
パナソニックでは、新卒採用だけでなく中途採用も行なっています。
ここでは、それぞれの採用情報の一例をご紹介します。
新卒採用情報
職種 | 総合職(事務系・技術系・クリエイティブ系) |
雇用形態 | 正社員 |
勤務地 | 本社、研究所、全国の事業所および海外事業所のいずれか ※将来的に転居を伴う転勤の可能性があります。 |
給与 | 初任給 2023年実績 修士了 月給 265,000円 学部卒 月給 241,000円 ※上記以外の区分での新卒採用者については、これまでのご経験・能力を考慮の上、当社規程に基づき決定いたします。 |
諸手当 | 通勤手当、超勤手当 等 |
昇給・賞与 | 給与改定:年1回(4月) 賞与:年2回(7月、12月) |
通勤補助費 | 有 |
勤務 | 所定労働時間 7時間45分 ※一部フレックスタイム制度有り(標準労働時間/1日7時間45分) ※事業所・部署によって異なる場合があります。 |
休日・休暇 | 完全週休2日制、祝日、年末年始休暇、夏季休暇、慶弔休暇、節目休暇、ファミリーサポート休暇 等 年間休日(毎年126日程度)、年次有給休暇(年間25日付与、初年度のみ入社月に応じ付与) ※事業所・部署によって異なる場合があります。 |
新卒の採用情報の一例として、総合職の募集要項をご紹介します。
パナソニック ホールディングスでは、2024年度の新卒採用として、グループ9社合計で、2023年度より3割増の約1,400人を採用することを発表しています。
各事業会社の採用人数は発表されていませんが、各社ともに採用数を増やすとされているため、パナソニックの採用人数も増えることが予想されます。
また、パナソニックグループでは、各事業会社における全ての職種について、内定時に初期配属が確約されるのが特徴です。自身のスキルや挑戦したい事から自分に合った選考コースを選ぶことができるため、キャリア形成がしやすくなります。
出典:日本経済新聞
中途採用情報
職種 | 【東京】事業会社および傘下社内分社/事業部の経営管理(経理) |
雇用形態 | 正社員 |
勤務地 | 東京都品川区東品川1丁目39番9号 カナルサイドビル |
給与 | 応相談 |
諸手当 | 超勤手当、育英補助給付金、通勤手当等 |
昇給・賞与 | 昇給:年1回(4月) 賞与:年2回(7月、12月) |
通勤補助費 | 有 |
勤務 | 【勤務時間】 9:00〜17:30(実働7.75時間) 【勤務形態】 フレックスタイム勤務制度。リモートワーク制度あり |
休日・休暇 | 完全週休2日制、祝日、年末年始休暇、夏季休暇、慶弔休暇、節目休暇、ファミリーサポート休暇 等 年間休日(毎年126日程度)、年次有給休暇(年間25日付与、初年度のみ入社月に応じ付与) ※事業所・部署によって異なる場合があります。 |
引用:パナソニック株式会社-募集要項(【東京】事業会社および傘下社内分社/事業部の経営管理(経理))
パナソニックでは、複数の職種にてキャリア採用を実施しています。
パナソニックは貢献領域別に5つの分社体制をとっていますが、ここでは、直轄部門の事業部の経営管理(経理)の募集要項をご紹介します。
メーカー、商社、金融機関等での経理業務の経験や日商簿記2級の資格が応募の必須要件となっています。また、海外勤務の経験やTOEIC650点以上が歓迎要件となっており、グローバルな視点を持って会社に貢献できる人材が求められているのだと考えられます。
さらに、パナソニックでは、通常のキャリア採用に加え、一度パナソニックグループに入社した後に別のキャリア経験を積んだ人材を再び受け入れるカムバックキャリアの受け入れも行なっています。
また、育児・介護、配偶者転勤等のやむを得ない事情により退職した人材向けに、指定の条件を満たす場合に利用できる社員再就職制度もあり、多様な人材が活躍できる取り組みが推進されていることが伺われます。
パナソニックの会社概要
会社名 | パナソニック株式会社 |
代表者 | 代表取締役 社長執行役員 CEO 品田正弘 |
設立 | 2022年4月1日 |
本社所在地 | 東京都港区東新橋1-5-1 パナソニック東京汐留ビル |
資本金 | 非公開 |
従業員数 | 約94,000人 |
主な事業内容 | 家電・空質空調・食品流通・電気設備・デバイス等の開発・製造・販売 |
平均年齢 | 43.6歳 |
平均勤続年数 | 18.3年 |
※最終更新日:2023年10月17日
パナソニック株式会社は、パナソニック ホールディングス株式会社傘下の総合電機メーカーです。
1918年に松下幸之助が設立した「松下電気器具製作所」が始まりで、1935年からは「松下電器産業株式会社」を社名としていましたが、2008年10月1日付で「パナソニック株式会社」へと変更しています。
2022年4月1日付でパナソニックグループが持株会社体制へ移行したことにより、現在のパナソニック株式会社は、白物家電や空質空調事業を行っていた部門が事業会社化したものです。
パナソニックの同業界競合他社との年収比較
会社名 | 平均年収 | 2022年度売上高 |
パナソニック※1 | 909万円 | 8兆3789億円 |
ソニー※2 | 1102万円 | 11兆5398億円 |
日立製作所※3 | 916万円 | 10兆8811億円 |
三菱電機※4 | 827万円 | 5兆36億円 |
※1出典:パナソニック-有価証券報告書
※2出典:ソニー- 有価証券報告書
※3出典:日立製作所- 有価証券報告書
※4出典:三菱電機- 有価証券報告書
電機メーカーの中で代表的な4社を比較しました。
平均年収が最も高かったのはソニーで、売上高も最も高いという結果になりました。
上記の表からもわかるとおり、売上高が高い企業はそれに比例して平均年収も高くなっています。
パナソニックの平均年収は4社の中では3番目という結果になりましたが、売上高との相関関係を考えれば、他社と比較しても決して低いわけではありません。
パナソニックの給与・評価制度
パナソニックの評価制度は、毎年期初に上司と一緒に目標設定を行い、年度末時点での目標達成度やプロセスなどに応じて5段階で評価される制度になっています。
定期的に目標達成の進捗確認やフィードバックを目的とした面談が実施され、すり合わせができることが特徴です。
評価が昇格・賞与に影響する仕組みになっており、役職によっては上司からの評価に加え昇進試験が必要となっています。
ライトハウスに投稿された口コミによれば、近年は年功序列から実力主義への変革を行っており、若くても実力があれば昇格のチャンスがあるそうです。ただ、年功序列の風土も残っているため昇格スピードは部署によって異なるようです。
パナソニックの残業時間と残業手当
パナソニックでは「健康経営」を掲げており、健康経営推進プロジェクトとして健康保険組合や産業医、労働組合と連携して健康啓発イベントや食堂・ヘスルメニュー整備などを実施しています。
マネジメントツールを利用した労働時間管理も厳しく行われており、平均月間所定外労働時間は2021年で16時間、2022年で17時間※1となっています。
日本企業の平均残業時間である22.2時間※2を下回る結果となりました。
管理職になるまでは、残業代は100%支給されます。
20時を超える残業は基本的に禁止されており、ライトハウスでも残業時間やワークライフバランスに満足しているという声が多数見られます。
ただ、部署によっては残業時間に差があるという口コミもあったため、注意が必要です。
※1出典:パナソニック株式会社-健康レポート
※2出典:ライトハウス パナソニック株式会社の口コミ一覧
パナソニックのボーナス・賞与
パナソニックでは、7月と12月の年2回賞与が支給されます。
賞与額は評価によって決まるため、個人の目標達成度合いなどに応じて変動します。
賞与は月給の4.5か月分の支給となりますが、ライトハウスに投稿された口コミによれば、賞与は業績連動のため、業績が良い年は増額になるそうです。
年間で375万円の賞与が支給されたという口コミもありました。
パナソニックの福利厚生について
公式サイトの募集要項には、以下の福利厚生が記載されていました。
- 持株制度
- 財形貯蓄制度
- 企業年金制度
- カフェテリアプラン(選択型福利厚生制度)
- 社内製品従業員購入制度
- 独身寮
- 社宅・住宅費補助
- 保養施設
- 医療施設
基本的な福利厚生が完備されている中でも、パナソニックが特に力を入れているのが「DEI」です。
「多様な社員の安定したウェルビーイングを実現」することを掲げ、育児や介護などと仕事の両立を支援する制度が充実しているのが大きな特徴です。
パナソニックグループでは、状況に応じてリモートワークとフレックスの組み合わせや週4日勤務とリモートワークの組み合わせなどが利用できるよう、トライアルが始まっています。
また、副業やボランティア・自己学習など、自律したキャリア形成に向けてチャレンジしたい社員向けて週4日勤務を選択できる制度なども整備されています。
多様な社員一人ひとりのチャレンジを後押しするために選択肢が拡大されているところは、人材を重要な資本として捉える考え方を大切にしてきたパナソニックグループならではの環境だといえるでしょう。
パナソニックの年収と働きがいに対する評判・口コミ
パナソニックの年収と働きがいに関する評判・口コミについて、実際にパナソニックでの勤務経験がある人からの情報をまとめました。
良い評判・口コミと悪い評判・口コミをそれぞれご紹介しますので、ぜひチェックしてみてください。
パナソニックの年収と働きがいに対する良い評判・口コミ
男性・新卒入社 設計
挑戦的な若手に対しては機会を積極的に与えられる。能力のある人材は昇格も早く、早い人は30代前半で管理職になる人もいる。
女性・新卒入社 設計
コロナ以降リモートワークが定着して、出社が必要な業務がない日はリモートワークが多いです。急な変更も連絡すれば可能です。育児、子供の送り迎え、通院、その他私用で中抜けをする方も多く、有休同様にも取りやすい雰囲気です。時短勤務は制度上ありますが、取得されている方はあまり見かけないです。コアタイム無しフレックスで乗り切っている方が多いです。年配の方は早朝開始して毎日早く終わるが多くいます。リモートワークメインか出社メインか選択し、リモートワークメインの場合は、出社日の交通費は実費支給となります。出社メインは原則月の半分以上出社する必要があります。
年収や福利厚生などの待遇面の満足度が高いという声が多くありました。
パナソニックでは「DEI」に力を入れていることもあり、コアタイム無フレックスやリモートワークなどの活用により、各社員が自身の働きやすい環境を選択しやすくなっていることが伺えます。
また、近年では年功序列から実力主義へシフトされていることもあり、挑戦する機会や若手が昇格するチャンスがあるという声も寄せられていました。
パナソニックの年収と働きがいに対する悪い評判・口コミ
男性・新卒入社 商品技術
勤務時間に関しては部署によってかなり変わる。
特に設計開発部門に関しては業務量が大変多いためそれに伴い残業時間は膨大になる。
男性・中途入社
少し古い体制も残ってはおります、頑張れば必ず評価されるばかりではありません。年功序列の部分も少なからずあると思いますが大企業の宿命かと思われます。
適正な労働時間管理に力を入れているパナソニックですが、勤務時間は部署によって異なり、業務量が多い部門に関しては残業時間が膨大になるとの口コミがありました。
社員全体の月の平均残業時間は16~17時間ですが、あくまでも平均であり、業務内容などによっては残業が多い場合もあるようです。
また「若手にも機会が与えられ、若くして昇格する人もいる」という声があった一方で「まだ古い体制は残っており、頑張りを必ず評価されるわけではない」という声もあがっていました。
年功序列の風土が長かったこともあり、実力主義の風土が定着するには少し時間がかかる可能性があるといえるでしょう。
パナソニックへの転職におすすめ転職エージェント
パナソニックは電機メーカー中でも国内有数の大企業です。待遇も良く、転職先として人気があります。
中途採用は即戦力採用となり、実務経験が求められるため、転職難易度の高い企業だといえるでしょう。
パナソニックへの転職可能性を高めるためには、自分のスキルやこれまでの経験を活かせる求人を見極めることが重要です。
複数ある求人の中から自分に合ったものを見つけるのは難しいため、転職エージェントを利用することをおすすめします。スキルや経験に合った求人を紹介してくれるだけでなく、パナソニックの非公開求人を保有している可能性もあります。
パナソニックへ転職する際におすすめの転職エージェントを3社ご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
- リクルートダイレクトスカウト
- doda
- マイナビエージェント
リクルートダイレクトスカウト
オリコン顧客満足度Ⓡ2年連続総合No.1を誇るリクルートダイレクトスカウト。パナソニックへの転職でリクルートダイレクトスカウトを利用する主なメリットとしては、以下の3点が挙げられます。
- ハイクラス求人に特化した転職サービス
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また、在籍する4300名のヘッドハンターが、登録情報をもとに求人を提案してくれます。非公開求人も含めて提案してもらえるため、自分だけで探していると出会えない求人と出会うことができ、可能性を広げられるでしょう。
さらに、スカウトはヘッドハンターだけでなく、企業から直接届くこともあります。直接コンタクトを取ることができるため、効率的に転職活動を進めることができます。
リクルートダイレクトスカウトの基本情報 | |
運営会社 | 株式会社リクルート |
公開求人数 | 543,606件(2023年11月18日現在) |
非公開求人数 | 非公開 |
主な求人職種 | 全職種 |
対応地域 | 全国 |
料金 | 無料 |
公式サイト | https://directscout.recruit.co.jp/ |
doda
引用:doda
CMでもおなじみのdodaは、業界トップクラスの登録者数を誇ります。パナソニックへ転職するにあたり、以下の点でおすすめです。
- 複数のサービスを利用可能
- セミナーやイベントが充実
- サポートが手厚い
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dodaの基本情報 | |
運営会社 | パーソルキャリア株式会社 |
公開求人数 | 220,178件(2023年11月18日現在) |
非公開求人数 | 約3.6万件 |
主な求人職種 | 全職種 |
対応地域 | 全国 |
料金 | 無料 |
公式サイト | https://doda.jp/ |
マイナビエージェント
引用:マイナビエージェント
マイナビエージェントは、手厚いサポートを受けられることから人気の転職エージェントです。主な特徴は以下の3点です。
- 各業界に詳しいアドバイザー
- 企業担当アドバイザーからのバックアップ
- 転職回数別・年代別のサポート
マイナビエージェントに在籍するキャリアアドバイザーは様々な業界の転職市場に詳しく、自分に合った業界・業種を紹介してもらえます。
キャリアアドバイザーからの手厚いサポートに加え、社内の雰囲気など求人票からは読み取れない情報を企業担当アドバイザーが共有してくれるため、より自分とマッチした求人を探しやすくなります。
また、転職回数や年代別にサポートしてもらえるため、それぞれの悩みに合わせて効率的に転職活動を進めることができます。
マイナビエージェントの基本情報 | |
運営会社 | 株式会社マイナビ |
公開求人数 | 48,405件(2023年11月18日現在) |
非公開求人数 | 約1.9万件 |
主な求人職種 | 全職種 |
対応地域 | 全国 |
料金 | 無料 |
公式サイト | https://mynavi-agent.jp/ |
パナソニックの年収に関するQ&Aをご紹介します。
パナソニックの年収は低い?
パナソニックの年収は高いといえます。
パナソニックの平均年収は909万円※1で、日本の平均年収である458万円※2を大きく上回ります。
また、同業他社と比較しても決して低い給与水準ではありません。
※1出典:パナソニック ホールディングス株式会社-有価証券報告書
※2出典:国税庁-民間給与実態統計調査
パナソニックの高卒での初年度の年収は?
パナソニックの採用サイトによれば、2023年の高卒の初年度の月給は179,000円※1でした。
ライトハウスに投稿された口コミによると、賞与は月給の4.5か月分※2となるため、年収は2,953,500円です。ここに残業手当が追加支給となります。
※1出典:パナソニックグループ採用情報
パナソニックの院卒での初年度の年収は?
院卒の場合、月給265,000円が2023年の実績でした。
そこに賞与が加わるため、初年度の年収は4,372,500円になります。
残業手当が追加支給されるため、実際にはもう少し年収が上がる可能性があります。
パナソニックで年収1000万は可能?
パナソニックで年収1000万円を目指すことは可能です。
課長以上になれば年収が1000万円以上になるようです。
パナソニックで年収2000万を超えることは可能?
パナソニックでは、役職や評価次第で年収2000万円を超えることも可能です。
ライトハウスには、年収3000万円の人の口コミもありました。
パナソニックの年収まとめ
この記事では、パナソニックの平均年収やボーナス、実際に働いている人からの口コミなどをご紹介しました。
パナソニックは給与や福利厚生が手厚く、転職先として人気の企業です。
転職難易度が高いことが予想されるため、パナソニックへの転職を検討している人は転職エージェントを利用することをおすすめします。
エージェントによって特徴が異なるため、自分に合ったサービスを選んで納得のいく転職活動をしましょう。