【体験談】社会人から海外大学院留学し成功させるポイント
この記事を読むと分かる事
  • 自費で海外留学をする場合の費用と回収方法
  • 留学準備の進め方
  • 留学後を見据え留学中にすべき事
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大学院で本当にキャリアアップできる?

大学院で本当にキャリアアップできる?

昔から大学院には興味があったけれど、ひとまず就職してから考えようと働きはじめて早数年。本当にやりたいことか分からないまま働き続ける無力感や、海外への憧れを叶えたい閉塞感から、20代のうちに「脱サラしてでも留学」と考える人も多いです。

とはいえ、お金や結婚、それに本当に価値があるのかもわからないままでは行動も起こしにくいもの。

・海外留学には、実際にどれくらいの勉強とお金が必要?

・働きながら大学院の準備をするのは現実的?

・修了後、後悔しないキャリア選びは?

大学卒業後、上場企業総合職をやめて自費留学した筆者が、自らの体験談をベースに卒業後の就活を含めた「成功」のポイントを解説します。

留学費用は一体どれくらい?

留学費用は一体どれくらい?

最初に頭に浮かぶのはお金の問題ですが、勤め先の支援をもらう社費留学は、勉強する内容が本業と関連している必要があり、また留学後に辞めにくいデメリットがあります。

民間財団などの奨学金は、就労経験があると支払能力があるとみなされやすく、奨学金の選考スケジュールに合わせて受験しなければならない側面もあります。

そこで今回は、まずは100%自費で行く場合の費用をご紹介します。

必要経費は500万円〜2000万円!?

留学にかかる総費用は、学費と現地生活費に大きく分けることができます。学費は、アジアやヨーロッパの国立大学ならば比較的安価で、アメリカの私立大学やMBAでは高額になります。次に、現地生活費は、滞在に必要な年数や現地物価、そして日本円との通貨レートにより構成されます。

物価の安いアジア地域や、1年間で修士号の取れるイギリスであれば、数百万円で事足りるケースもあります。一方、アイビーリーグなどアメリカの都市部にある私立大学に進学するのであれば、通貨レートにより2000万円近くまで予算が膨らむと考えてください。

留学前にキャッシュで用意すること

留学費用は、出国前に余裕を持って用意されている必要があります。理由としては、国により本人名義の口座にいくらの預金があるかが滞在ビザの審査に加味される場合があるからです。

また、学生ビザには就労上限があり、そうでなくとも私の周囲では学期中には勉強に追われアルバイトをしていない人が大半でした。生活費を現地のアルバイトで賄うのは現実的ではありません。

とはいえ、新卒で会社勤めをして数年で稼げる金額には限界があります。私の周囲では、20代で留学する日本人の大半が、社費や奨学金、もしくは両親や祖父母から支援を受けているのが現実でした。

回収計画を立てよう

たとえ日々の生活費を節約しても、お金の心配をしていては学業に集中できません。そこで私は、授業がはじまる前に学費や家賃、毎月の生活費といった資金需要をエクセルに書き出し、修了時にどれくらいの預金が残るかを計算しながら生活していました。

ポイントは、修了後にスムーズに働きはじめられるかどうかで、費用に数十から数百万円の差が出るということ。最も円滑な留学後の進路は、在学中にボストン・キャリア・フォーラムやオンライン面接を中心に大手企業の内定をもらい、授業が終わるとすぐに仕事をはじめるパターンです。

修士論文を早めに仕上げるか、就職してからこなす必要がありますが、修了する年の秋からすぐに働きはじめれば履歴書に空白もできません。

留学先で修士論文を仕上げてから就活する方が学業に集中できるという見方もありますが、働きはじめるタイミングが遅れれば遅れるほど、月々数十万円ずつ費用の差が広がることを念頭におきましょう。

留学準備はどう進めるの?

留学準備はどう進めるの?

続いて、準備に際し何を最初に決めるべきか、またエージェントの効果的な使い方や働きながらの準備の進め方を紹介します。まだ勉強したい学位がはっきりと定まっていない時期から願書の作成まで、社会人の留学は計画的に戦略性を持って進めるのが鍵です。

国選びからはじめるのが鉄則

求められる出願条件が異なるので、まずは予算や関心分野から進学先の国を決めましょう。

決め兼ねている場合は、小手試しにTOEFL(アメリカ式)とIELTS(イギリス式)を1回ずつ受験し、より自分にとってスコアを伸ばしやすいと感じる方に焦点を合わせるのも建設的です。

フランスや中国、シンガポールなどにも全て英語で受けられる大学院プログラムがありますが、基本的にはイギリスのみが独自路線を取っていて、第三国の大学院の場合も、アメリカ式のスコアを準備しておけば事足りることがほとんどです。

どこの大学院でも必ず必要な英文履歴書と志望動機書の他、アメリカ式ではGMATという数理処理のスコアが求められるため、大学受験の際に私立文系のみの勉強しかしていなかった人にはハードルが高くなります。

一方イギリスでは、多くの場合書類選考とIELTSスコアのみで出願できるので、業務が忙しい中で準備をしたい人にも門戸が開かれています。

また、早い段階で大学時代の成績証明書を入手するのもおすすめです。大学院受験ではGPAも重要指標になるため、志望校を絞り込む指標になります。同じ大学を卒業していても、GPAが低ければその分他のスコアで補わなければならなかったり、GPAが高ければもう少し上のレベルを視野に入れることも可能です。

エージェントは戦略的に使おう

beoなど、デポジットのみ(実質無料)で利用できる留学代理機関は使わない手はありません。無料セミナーなどで情報を提供してくれる他、出願に際し日本語で対応をしてくれるメリットがあります。

その他、有料のサービスをどこまで使うかですが、英文履歴書と志望動機書の添削サービスは、料金が数万円から数十万円と多様です。身近に留学経験者がいるのであれば、ここでお金をかけずに助けてもらうのもおすすめです。

特にアメリカの大学院を目指すのであれば、これらの書類作成よりもむしろ、GMATのスコアアップのための参考書や予備校に費用をかけるのも一手です。

働きながら推薦状・書類・スコアを準備するコツ

働きながらいかにして準備を進めるかですが、出願からはじまる11月頃から逆算して、1年〜半年ほど前から着手するのが一般的です。まずは語学試験を何度受けられるかの見積もりを立て、その合間に必要書類を作成しましょう。

ただし試験項目の多いアメリカを目指す場合は、より長い準備時間が必要です。

社会人留学の場合、厄介なのは推薦状です。2通必要なうち、1通は大学の指導教官、1通は職場の上司に書いてもらうのが一般的です。しかし、卒業してから時間が経っていたり、職場に秘密で大学院を受けている場合には工夫が必要なので、早めに取り掛かるようにしましょう。

「留学して正解」といえる過ごし方とは?

「留学して正解」といえる過ごし方とは?

海外大学院といっても、大企業からの人気の高い有名MBAでもない限り、その後の就職活動などでどんな評価を受けられるかは自分次第です。卒業後に希望のキャリアチェンジを叶えるために、どんな過ごし方が効果的でしょうか。

自分らしい「コミュニティに入る」こと

「勉強についていけるか心配」という声をよく聞きますが、それよりも留学生活を充実させるために重要なのは、居場所となるコミュニティを見つけることです。

よく「アジア人学生は主張が少ない」といいますが、ユニークな経験を伝えたり、ライティングで価値を発揮したり、自己主張の仕方は様々です。まず自分が何者で何が出来るかをきちんと表現し、相手に自分の存在をわかってもらうこと。

そしてひとつずつ居場所が出来れば、一緒に勉強したり、現地情報を交換したり、留学生活がより前向きに充実したものになります。

所属するものは最大でも3から4つでしょうが、コース・授業・学生団体・寮など、コミュニティはたくさんあります。私の知っているアジア人留学生でも、授業に全然ついていけているように見えないのに、同じ国からきた学生同士で上手く情報交換をして単位を取れている人がいました。

ガス抜きをする日本人コミュニティと、自分の世界を広げるための外国人との付き合いで上手くバランスを取るのがコツです。

就活は計画的に行うこと

日本での大学生活4年間と比べると、大学院生活は一瞬で過ぎます。特に海外ではリーディングの分量が多いのは事実ですが、授業自体は回数が少なく、また長期休暇にまとまった時間が取れるのは日本と変わりません。

私の場合は、在学中から定期的に転職エージェントの情報を更新して求人をチェックしつつ、将来自分が就きたいと思う仕事をイメージしながら大学院生活を過ごしました。

授業のレポートでやりたい仕事と関わりのあるトピックについて分析したり、勉強会や飲み会にも修了後のことを意識して足を運ぶと、思わぬところで将来に繋がる人脈ができたりするものです。在学中の早い段階で、自分が働きたいと思える日本企業1社からオンライン面接で内定をもらえたので、修論の指導教官も計画的に執筆を進めて早めに帰国することに理解を示してくれました。

具体的なビジョンでなくとも、修了後に博士課程に進むのか、就職するのか、ざっくりとでもゴールを設定して毎日を過ごすことが重要です。

留学先の国でそのまま就職したいなら現地企業でインターンやアルバイトの経験を積むべきですし、日本で働くならエージェントと定期的に交流を持ち海外修士を評価してくれる企業の情報を収集しておくのが重要です。

早めに一歩を踏み出そう

早めに一歩を踏み出そう

働きはじめると失うものも増えていく中で、決心する人の多い海外大学院。しかし、留学が勝手に人生を変えてくれる訳ではありません。そのため、入学までの準備と現地での過ごし方を戦略的に行うことが重要です。

現実的には、厳密に自己資金のみで実現する20代は少ないですが、修士号を評価してくれる外資系企業や国際機関への門戸が開けるチャンスです。後悔のないキャリアを歩むため、志のある人は早めに一歩を踏み出してみてください。

以下の記事では、社費留学制度がある企業やMBAについてもまとめています。是非こちらも参考にしてみてください。

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